3/4(日)まで開催中のCP+2018。天リフ編集部も昨日(3/1)に行ってきました!何回かに分けてまとめをレポートします!

第1回はビクセン編です。

FL55SS

BORG55FL、高橋FS-60CBとガチ勝負の小型屈折鏡筒です。メーカー希望小売価格108000円(税別)。

焦点距離303mmF5.5。専用フラットナー装着で313mmF5.7、専用レデューサ装着で239mmF4.3。焦点距離的にはBORG55より少し長く、FS-60CBより少し短い。

スポット図も公開されています。この通りの性能だとするとかなりよさげ。実写作例が楽しみ。

【編集部ショートコメント】
実写性能で他社製品を上回れば大いに存在価値のある鏡筒。接眼部の造りの丁寧さ、眼視も含めた「望遠鏡」としての魅力は高橋FS-60CBに軍配。BORGとは口径も含めてガチかぶりなのでコメントできません・・・BORG沼を回避したい人には好適か?

モバイルポルタ

従来品ミニポルタの上位機種的な位置づけのコンパクトな経緯台。フォーク部が折りたためることがウリ。70mm鏡筒搭載モデルで希望小売価格40,000円。

セットモデルは他にモバイルポルタ-A62SSモバイルポルタ-VMC95Lが発表されています。

当初は単体販売はなく、「夏前(火星大接近前)」には単体発売を考えているとのことでした。

実際にフォーク角度の変更を試してみましたが「何をどうやっていいのかいまいちよく分からない」のが実感です。これは組立時・取り畳み時も同様。この架台でデビューした入門者がフォーク角度の「調整」を使いこなすには、十分な練習が必要になる気がします。また、鏡筒を付けた状態だと、カックンしそうであぶなっかしい気もします。

【編集部ショートコメント】
入門者用の望遠鏡をスッキリしたデザインで持ち運びを考慮したことは大いに評価できますが、ミニポルタの改良版でありそれ以上の期待はしないほうがいいでしょう。

※ポルタ在庫切れ問題について

現在ポルタのメーカ在庫がなくなっていて9月まで入荷が未定との情報があるのですが、これについて直接お尋ねしてみました。

「ポルタの在庫切れは事実、理由は量販店から大量の注文があったため」「夏前(火星大接近前)にはなんとかしたいと努力している」「ミニポルタ発売とは無関係(ミニポルタの販売のためにポルタの生産を縮小しているのでは全くない)」とのことでした。

その他の新製品、参考出品

全周エンコーダー

注目のAXJ赤道儀用のエンコーダー。価格、発売時期とも現時点ではなんともいえないとのことです。決して安くないパーツですので、これを装着することによる性能と使い勝手の向上、そして価格が市場にどのように受け入れられるのかを精査している、という状況でしょうか。

ファインダーアイピース100

6月発売。十字線入りの焦点距離100mmの超低倍率アイピース。

実際に覗いてみましたが、見かけ視界はかなり狭いです。(40度のクラシックアイピースよりもさらに狭い)「ちょっとお気楽観望にも使えるかも?」とは期待しないほうがよさそう。

低価格の天体望遠鏡では、アイピースが2本しか付属しないことが多く、低倍率でも倍率が高めで導入には苦労するもの。ファインダー調整なんてまじめにしてないし・・
そんなケースをこの製品は想定したのでしょうか?でもそれなら、上のリンクのような、普通の低倍率のアイピースを買った方がずっと幸せになれる気がします。

バローレンズ

バローレンズ。3倍は参考出品。
火星大接近に向けて「もっと大きく見たい!」というニーズに低価格で応えることを目指したのでしょう。

接眼側は42mmTリングになっているので、アダプタ経由でカメラが取り付けられるのに注目。これはお手軽直小撮影を意識したものでしょう。

左はR200SS用のエクステンダーPH。「PH」と冠されているので、かなり性能を重視したラインナップになるものと推測されます。発売されれば、800mmF4のR200SSの撮影用途を大きく広げるものになるでしょう。

HRアイピース3.4mm

HR3.4mm
https://www.vixen.co.jp/product/37135_8/

火星大接近にむけて、高性能単焦点アイピースHRシリーズで一番焦点距離の長い「3.4mm」が追加されました。これまで、長めの鏡筒ではちょっと倍率が高くなりすぎだったのですが、3.4mmの登場は福音です。

まとめ

ビクセンからはそのほかにも多数の新製品が発表されています。

ビクセン2018年度新製品のお知らせ
https://www.vixen.co.jp/post/180227a/

EDレンズを搭載した双眼鏡「フォレスタII」シリーズなど、もっとじっくり見たかったのですが・・・これはまた別の機会でしっかり見てきたいと思います。

http://reflexions.jp/tenref/orig/wp-content/uploads/sites/4/2018/03/IMG_7262-1024x512.jpghttp://reflexions.jp/tenref/orig/wp-content/uploads/sites/4/2018/03/IMG_7262-150x150.jpg編集部望遠鏡3/4(日)まで開催中のCP+2018。天リフ編集部も昨日(3/1)に行ってきました!何回かに分けてまとめをレポートします! 第1回はビクセン編です。 FL55SS BORG55FL、高橋FS-60CBとガチ勝負の小型屈折鏡筒です。メーカー希望小売価格108000円(税別)。 https://twitter.com/tenmonReflexion/status/969047401062268929 焦点距離303mmF5.5。専用フラットナー装着で313mmF5.7、専用レデューサ装着で239mmF4.3。焦点距離的にはBORG55より少し長く、FS-60CBより少し短い。 https://twitter.com/tenmonReflexion/status/969047414689562624 スポット図も公開されています。この通りの性能だとするとかなりよさげ。実写作例が楽しみ。 【編集部ショートコメント】 実写性能で他社製品を上回れば大いに存在価値のある鏡筒。接眼部の造りの丁寧さ、眼視も含めた「望遠鏡」としての魅力は高橋FS-60CBに軍配。BORGとは口径も含めてガチかぶりなのでコメントできません・・・BORG沼を回避したい人には好適か? モバイルポルタ 従来品ミニポルタの上位機種的な位置づけのコンパクトな経緯台。フォーク部が折りたためることがウリ。70mm鏡筒搭載モデルで希望小売価格40,000円。 セットモデルは他にモバイルポルタ-A62SS、モバイルポルタ-VMC95Lが発表されています。 https://twitter.com/tenmonReflexion/status/969039654010810368 当初は単体販売はなく、「夏前(火星大接近前)」には単体発売を考えているとのことでした。 https://twitter.com/tenmonReflexion/status/969039675988918272 実際にフォーク角度の変更を試してみましたが「何をどうやっていいのかいまいちよく分からない」のが実感です。これは組立時・取り畳み時も同様。この架台でデビューした入門者がフォーク角度の「調整」を使いこなすには、十分な練習が必要になる気がします。また、鏡筒を付けた状態だと、カックンしそうであぶなっかしい気もします。 【編集部ショートコメント】 入門者用の望遠鏡をスッキリしたデザインで持ち運びを考慮したことは大いに評価できますが、ミニポルタの改良版でありそれ以上の期待はしないほうがいいでしょう。 ※ポルタ在庫切れ問題について 現在ポルタのメーカ在庫がなくなっていて9月まで入荷が未定との情報があるのですが、これについて直接お尋ねしてみました。 「ポルタの在庫切れは事実、理由は量販店から大量の注文があったため」「夏前(火星大接近前)にはなんとかしたいと努力している」「ミニポルタ発売とは無関係(ミニポルタの販売のためにポルタの生産を縮小しているのでは全くない)」とのことでした。 その他の新製品、参考出品 全周エンコーダー https://twitter.com/tenmonReflexion/status/969050454469394432 注目のAXJ赤道儀用のエンコーダー。価格、発売時期とも現時点ではなんともいえないとのことです。決して安くないパーツですので、これを装着することによる性能と使い勝手の向上、そして価格が市場にどのように受け入れられるのかを精査している、という状況でしょうか。 ファインダーアイピース100 https://twitter.com/tenmonReflexion/status/969050830832746496 6月発売。十字線入りの焦点距離100mmの超低倍率アイピース。 実際に覗いてみましたが、見かけ視界はかなり狭いです。(40度のクラシックアイピースよりもさらに狭い)「ちょっとお気楽観望にも使えるかも?」とは期待しないほうがよさそう。 低価格の天体望遠鏡では、アイピースが2本しか付属しないことが多く、低倍率でも倍率が高めで導入には苦労するもの。ファインダー調整なんてまじめにしてないし・・ そんなケースをこの製品は想定したのでしょうか?でもそれなら、上のリンクのような、普通の低倍率のアイピースを買った方がずっと幸せになれる気がします。 バローレンズ https://twitter.com/tenmonReflexion/status/969064683612205056 バローレンズ。3倍は参考出品。 火星大接近に向けて「もっと大きく見たい!」というニーズに低価格で応えることを目指したのでしょう。 接眼側は42mmTリングになっているので、アダプタ経由でカメラが取り付けられるのに注目。これはお手軽直小撮影を意識したものでしょう。 左はR200SS用のエクステンダーPH。「PH」と冠されているので、かなり性能を重視したラインナップになるものと推測されます。発売されれば、800mmF4のR200SSの撮影用途を大きく広げるものになるでしょう。 HRアイピース3.4mm HR3.4mm https://www.vixen.co.jp/product/37135_8/ 火星大接近にむけて、高性能単焦点アイピースHRシリーズで一番焦点距離の長い「3.4mm」が追加されました。これまで、長めの鏡筒ではちょっと倍率が高くなりすぎだったのですが、3.4mmの登場は福音です。 まとめ ビクセンからはそのほかにも多数の新製品が発表されています。 ビクセン2018年度新製品のお知らせ https://www.vixen.co.jp/post/180227a/ EDレンズを搭載した双眼鏡「フォレスタII」シリーズなど、もっとじっくり見たかったのですが・・・これはまた別の機会でしっかり見てきたいと思います。編集部発信のオリジナルコンテンツ