みなさんこんにちは。星、見てますか?天リフの読者層(=日本の主にマニアな天文ファン層)のボリュームゾーンは40代から60代までの中高年層。そろそろ、老眼が気になってきますね・・眼も若い頃ほど鋭敏でもなくなり、肉眼で見上げる星空の輝きに若干の物足りなさを感じられているのではないでしょうか。

ところで・・・・

最近、編集子がとてもお気に入りの動画があります。こちらになります。



ハズキルーペ様と天リフには何の関係もないのですが、この動画、「商品コンセプトを明快に伝える」という意味で、素晴らしい仕上がりになっています。何度見てもホレボレします。

夜空の星は本当に小さくてよく見えなぁーーーい!!

そう感じたことはありませんか?

ハズキルーペは、加齢で小さな文字がよく見えなくなった人に対して「双眼の拡大鏡」を提供するというコンセプト。これと極めて近い位相のコンセプトにあるのが、「星空用の双眼の拡大鏡」とでも呼ぶべき、これからご紹介する「星座双眼鏡」なのです。

何て広い視野なんだ・・!

凄いぜ! 星座双眼鏡!

渡辺謙さんのような男前でなくてすみません^^;;;菊川怜さんのような美女が登場しなくてすみません^^;;;動画じゃなくてすみません^^;;;;;(*)

 (*)予算と制作力があれば、この動画の「星座双眼鏡」バージョンを作りたい・・・・

スコープテック&ヒノデ 星座双眼鏡とは

いきなり滑った出だしでしたが、ここからはまじめに行きます。

スコープテック&ヒノデ 星座双眼鏡
http://scopetown.jp/prod_st_seiza.html

スコープテック&ヒノデ 星座双眼鏡(以下「星座双眼鏡」と表記します)は、発売済みの製品「星座望遠鏡」を2個連結し、双眼鏡として使用できるようにした製品。

単体の星座望遠鏡二個に「双眼化キット」を購入しても同じシステムを組むことができます。分解・組立はとても簡単。「ブリッジ」と呼ばれる八の字型の金具に、リングで星座望遠鏡を取り付けるだけ。あるときは組み立てて双眼で使用し、またあるときはばらして2人でそれぞれ見るような使い方もできます。

星座望遠鏡の視野の広さ。オリオン座がすっぽり入る大きさです。画像はイメージです。星座望遠鏡で撮影したものではありません。

元になった製品「星座望遠鏡」ですが、低倍率(1.8倍)の「ガリレオ式」望遠鏡。実視界24度(*)という広い視野が特長。これはオリオン座もカシオペヤのWもすっぽり視野に入る広さ。倍率をごく低く抑えて広い視野を確保し、肉眼で見た星空の雰囲気を損なわず、さらにシャープに見えるというのがコンセプト。

(*)ガリレオ式望遠鏡の性質により、見かけ視野の広さは眼の位置によって異なります。メガネを着用して覗く場合など、アイポイントが遠くなる場合は視野は狭くなります。

肉眼のチカラを増幅する・ヒノデ広視界小型双眼鏡5x20-A4と星座望遠鏡

星座望遠鏡については、天リフのこちらの過去記事で詳しくご紹介しています。こちらもぜひご参照ください。

 

新たにレンズキャップが付属するようになりました。なくさないように鏡胴に留めるリングが付属。ブラブラしてジャマに感じるのなら簡単に取り外すこともできます。



 

「ブリッジ」には1/4インチのネジが切られていて、一般的な双眼鏡用の三脚取付金具を使用することができます。手ぶれはほとんど気にならない倍率ですが、視野を固定できることは観望会で星座を子供達に見てもらうようなケースで有用でしょう。

収納ケースが付属します。双眼化キットには、このケースも付属します。ケース込みで重量は235g。これはスマホより少し重く、軽量なコンデジ程度。気軽に荷物の中に「プラスワン」できる大きさと重さです。

実視レビュー

コリメートによる映像サンプル

「星座双眼鏡」そのものは「星座望遠鏡」を二個並べて双眼にしたシステムなので、片眼での見え味は同じです。こちらについては前出のこの記事をぜひご参照いただきたいのですが、イメージをよりつかんでいただけるようにスマホのコリメートで撮像してみました。

左が星座望遠鏡(双眼鏡)なし。右が星座望遠鏡(双眼鏡)を通したもの。画像はどちらもノートリミング。肉眼で実際に覗いた感じもこれとほぼ同じです。星空がこのくらい大きく広く見える。その感触をこれで掴めるのではないかと思います。

一つ注意が必要なのが実視野。「ガリレオ式」のこの製品は、接眼レンズと眼の距離が長くなるほど視界が狭くなります。スマホのカメラはかなり接眼レンズに近づけられるため上の画像のように広くなっています。編集子がメガネをかけて覗いたときの視野を黄色の円で示しています。

双眼視の効果

星座「双眼鏡」はその名の通り両目で見るもの。2つの眼で見ると、近景・中景が「立体視」の効果でよりリアルに見えるのはもちろん、人間の脳内の画像処理効果で片眼で見るよりもはるかにくっきりと、より細かなところまで感じられるようになります。

実際に星空を星座双眼鏡で見るとわかるのですが、光量の少ない暗い星空ではこの双眼視の効果は絶大。単眼でははっきりしなかった暗い星が浮き出るように見えてきて、自分の眼がさらに良くなったように感じます。

元になった製品「星座望遠鏡」の最大のメリットは「眼が良くなったように星空を感じることができる」だと編集子は考えているのですが、双眼になるとその効果がさらに増幅します。これは昼間の風景でもある程度感じることはできるのですが、ぜひ星空を実際に見て感じて欲しいと思います。

どんな人に向いているのか

年齢、コメントは編集部が創作したものです。登場する人物とは全く関係ありません。また実際に使用する場合、星座双眼鏡は手で支持して使用する必要があります。フリー素材「PAKUTASO」を使用しています。https://www.pakutaso.com

 

お約束の・・・脳内ユーザーの声^^

星座双眼鏡のメリットは「肉眼より視野は狭いけど、肉眼より少し大きく、よりくっきり見える」。星空を愛するすべての人にオススメできると思います!

まとめ

いかがでしたか。肉眼のチカラを増幅する「星座望遠鏡」が、双眼視でさらにパワーアップ。24度の広い視野で「両目で見る」星空は、あなたの星空体験を+αしてくれるはず。星空を眺める楽しみを倍増してくれるこのアイテムは、初心者からベテランまで広く楽しめるものといえるでしょう。

星座双眼鏡、だーい好き!(はーと)


・本記事は日の出光学様より機材の貸与を受け、天文リフレクションズ編集部が独自の費用と判断で作成したものです。文責は全て天文リフレクションズ編集部にあります。

・記事に関するご質問・お問い合わせなどは天文リフレクションズ編集部宛にお願いいたします。

・製品の購入およびお問い合わせはスコープタウン様宛にお願いいたします。

・本記事によって読者様に発生した事象については、その一切について編集部では責任を取りかねますことをご了承下さい。

・特に注記のない画像は編集部で撮影したものです。

・記事中の製品仕様および価格は執筆時(2018年9月)のものです。

・記事中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標です。 スコープテック&ヒノデ 星座双眼鏡https://reflexions.jp/tenref/orig/wp-content/uploads/sites/4/2018/09/thumb-1-1024x576.jpghttps://reflexions.jp/tenref/orig/wp-content/uploads/sites/4/2018/09/thumb-1-150x150.jpg編集部レビュー双眼鏡双眼鏡みなさんこんにちは。星、見てますか?天リフの読者層(=日本の主にマニアな天文ファン層)のボリュームゾーンは40代から60代までの中高年層。そろそろ、老眼が気になってきますね・・眼も若い頃ほど鋭敏でもなくなり、肉眼で見上げる星空の輝きに若干の物足りなさを感じられているのではないでしょうか。 ところで・・・・ 最近、編集子がとてもお気に入りの動画があります。こちらになります。 https://youtu.be/wObXLdAjC0w ハズキルーペ様と天リフには何の関係もないのですが、この動画、「商品コンセプトを明快に伝える」という意味で、素晴らしい仕上がりになっています。何度見てもホレボレします。 夜空の星は本当に小さくてよく見えなぁーーーい!! そう感じたことはありませんか? ハズキルーペは、加齢で小さな文字がよく見えなくなった人に対して「双眼の拡大鏡」を提供するというコンセプト。これと極めて近い位相のコンセプトにあるのが、「星空用の双眼の拡大鏡」とでも呼ぶべき、これからご紹介する「星座双眼鏡」なのです。 何て広い視野なんだ・・! 凄いぜ! 星座双眼鏡! 渡辺謙さんのような男前でなくてすみません^^;;;菊川怜さんのような美女が登場しなくてすみません^^;;;動画じゃなくてすみません^^;;;;;(*)  (*)予算と制作力があれば、この動画の「星座双眼鏡」バージョンを作りたい・・・・ スコープテック&ヒノデ 星座双眼鏡とは いきなり滑った出だしでしたが、ここからはまじめに行きます。 スコープテック&ヒノデ 星座双眼鏡 http://scopetown.jp/prod_st_seiza.html スコープテック&ヒノデ 星座双眼鏡(以下「星座双眼鏡」と表記します)は、発売済みの製品「星座望遠鏡」を2個連結し、双眼鏡として使用できるようにした製品。 単体の星座望遠鏡二個に「双眼化キット」を購入しても同じシステムを組むことができます。分解・組立はとても簡単。「ブリッジ」と呼ばれる八の字型の金具に、リングで星座望遠鏡を取り付けるだけ。あるときは組み立てて双眼で使用し、またあるときはばらして2人でそれぞれ見るような使い方もできます。 元になった製品「星座望遠鏡」ですが、低倍率(1.8倍)の「ガリレオ式」望遠鏡。実視界24度(*)という広い視野が特長。これはオリオン座もカシオペヤのWもすっぽり視野に入る広さ。倍率をごく低く抑えて広い視野を確保し、肉眼で見た星空の雰囲気を損なわず、さらにシャープに見えるというのがコンセプト。 (*)ガリレオ式望遠鏡の性質により、見かけ視野の広さは眼の位置によって異なります。メガネを着用して覗く場合など、アイポイントが遠くなる場合は視野は狭くなります。 https://reflexions.jp/tenref/orig/2018/02/23/3798/ 星座望遠鏡については、天リフのこちらの過去記事で詳しくご紹介しています。こちらもぜひご参照ください。   新たにレンズキャップが付属するようになりました。なくさないように鏡胴に留めるリングが付属。ブラブラしてジャマに感じるのなら簡単に取り外すこともできます。   「ブリッジ」には1/4インチのネジが切られていて、一般的な双眼鏡用の三脚取付金具を使用することができます。手ぶれはほとんど気にならない倍率ですが、視野を固定できることは観望会で星座を子供達に見てもらうようなケースで有用でしょう。 収納ケースが付属します。双眼化キットには、このケースも付属します。ケース込みで重量は235g。これはスマホより少し重く、軽量なコンデジ程度。気軽に荷物の中に「プラスワン」できる大きさと重さです。 実視レビュー コリメートによる映像サンプル 「星座双眼鏡」そのものは「星座望遠鏡」を二個並べて双眼にしたシステムなので、片眼での見え味は同じです。こちらについては前出のこの記事をぜひご参照いただきたいのですが、イメージをよりつかんでいただけるようにスマホのコリメートで撮像してみました。 左が星座望遠鏡(双眼鏡)なし。右が星座望遠鏡(双眼鏡)を通したもの。画像はどちらもノートリミング。肉眼で実際に覗いた感じもこれとほぼ同じです。星空がこのくらい大きく広く見える。その感触をこれで掴めるのではないかと思います。 一つ注意が必要なのが実視野。「ガリレオ式」のこの製品は、接眼レンズと眼の距離が長くなるほど視界が狭くなります。スマホのカメラはかなり接眼レンズに近づけられるため上の画像のように広くなっています。編集子がメガネをかけて覗いたときの視野を黄色の円で示しています。 双眼視の効果 星座「双眼鏡」はその名の通り両目で見るもの。2つの眼で見ると、近景・中景が「立体視」の効果でよりリアルに見えるのはもちろん、人間の脳内の画像処理効果で片眼で見るよりもはるかにくっきりと、より細かなところまで感じられるようになります。 実際に星空を星座双眼鏡で見るとわかるのですが、光量の少ない暗い星空ではこの双眼視の効果は絶大。単眼でははっきりしなかった暗い星が浮き出るように見えてきて、自分の眼がさらに良くなったように感じます。 元になった製品「星座望遠鏡」の最大のメリットは「眼が良くなったように星空を感じることができる」だと編集子は考えているのですが、双眼になるとその効果がさらに増幅します。これは昼間の風景でもある程度感じることはできるのですが、ぜひ星空を実際に見て感じて欲しいと思います。 どんな人に向いているのか   お約束の・・・脳内ユーザーの声^^ 星座双眼鏡のメリットは「肉眼より視野は狭いけど、肉眼より少し大きく、よりくっきり見える」。星空を愛するすべての人にオススメできると思います! まとめ いかがでしたか。肉眼のチカラを増幅する「星座望遠鏡」が、双眼視でさらにパワーアップ。24度の広い視野で「両目で見る」星空は、あなたの星空体験を+αしてくれるはず。星空を眺める楽しみを倍増してくれるこのアイテムは、初心者からベテランまで広く楽しめるものといえるでしょう。 星座双眼鏡、だーい好き!(はーと) ・本記事は日の出光学様より機材の貸与を受け、天文リフレクションズ編集部が独自の費用と判断で作成したものです。文責は全て天文リフレクションズ編集部にあります。 ・記事に関するご質問・お問い合わせなどは天文リフレクションズ編集部宛にお願いいたします。 ・製品の購入およびお問い合わせはスコープタウン様宛にお願いいたします。 ・本記事によって読者様に発生した事象については、その一切について編集部では責任を取りかねますことをご了承下さい。 ・特に注記のない画像は編集部で撮影したものです。 ・記事中の製品仕様および価格は執筆時(2018年9月)のものです。 ・記事中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標です。編集部発信のオリジナルコンテンツ