ここ数日、当ブログのアクセスの大半が星喰い問題になっております。前記事以降に出てきた新たな情報を加味して、現時点の状況をQA形式で整理したいと思います。

Q.星喰い問題って何なの?

A.カメラ側の特定の設定時に発生する、星のような「ごく小さな点像」のエッジが削り取られたようになってしまう現象です。

弊サイト参考リンク)
【SONY A7】怒りの星喰い現象・4秒から発現との情報

【星喰い】SONYにはニッチマーケットの声を聞く耳があるだろうか?

Q.どんな設定で発生するの?

A.長秒露出時・バルブモード時に発生しますが、ファームのバージョンと設定によって異なり、完全には解明されていません。

7IIシリーズ(2017.6.8リリース以前の最新)4秒以上の長秒露出またはバルブモード時に発生します。
初代7シリーズでは、バルブモード時のみで発生します。
7IIシリーズでの最新ファーム(2017.6.8リリース)での発生条件(まったく発生しない、等含めて)は不明です。

Q.一般撮影では問題にならない?

A.ほぼ問題になりません。夜景の中のごく小さい点光源をピクセル等倍で比較すれば差異が認められる程度です。

Q.どんな条件で発生するの?

A.隣接画素間の輝度差が顕著に高い場合に発生します。
星喰い現象を増幅または軽減させる要素を列挙しました。

増幅 軽減
より低画素(Sシリーズ)

シャープな(エッジの鋭い)星像

  • 高解像度レンズ
  • ローパス外し
  • バチピン状態
より高画素(Rシリーズ)

ダルな(エッジの甘い)星像

  • レンズの収差
  • ローパスフィルタ
  • ソフトフィルター
  • ピンボケ

Q.星喰いがあると天体撮影には使えないの?

A.機材構成・対象・個人の価値観によって一概にはいえませんが、ネット上での見解・事例等を編集部なりに推測・補足すると以下の通りです。
(星像半径の定量評価やローパス有無での実写確認がない中での感覚的・主観的目安です。あくまで参考程度でお願いしいます)

ほぼ問題なく
使える
 高画素機(R)+ソフトフィルターを使用した星景
若干不利だが
個人の価値観と個別事案の範囲
 星像半径の大きな光学系による淡い広がった天体
ローパス外しを行わない、ないしは高画素機での星景
明白な問題で
使う気になれない。
星像半径の小さい光学系による星野写真
低画素機(S)での星景写真
(特にローパス外し、ソフトフィルターなしの場合)

Q.α7IIシリーズの最新ファーム(6/8版)で解消されたってほんと?

A.現時点(2017.6.10)では確認できていません
ソニーからの公式発表では「長秒時NR設定がOFF時の画質の向上」以外の情報はありません。未確認の情報ですが「数値などで具体的な修正点をご案内できる情報はないが、ノイズ補正レベルの最適化を図った」という情報もあります。
デジカメInfoの記事では「天体写真を撮影する方は、これで安心してこれらのカメラを使用することができますね。」という表現がありますが、dpreviewのスレッドを見る限りでは、実写によって検証された事例はまだ不十分で、今後のさらなる検証を待つ必要があると考えられます。

参考リンク)
ソニーHP 本体アップデート情報
http://support.d-imaging.sony.co.jp/www/cscs/update/?cat=ilc

ちなみに、無印7II(ver4.0)では「長秒時NR設定がOFF時の画質の向上」の項目は記載されていません。

dpreview Star Eater Problem
https://www.dpreview.com/forums/post/59675364

デジカメInfo
新ファームでα6300のオーバーヒート問題が大きく改善
http://digicame-info.com/2017/06/6300-3.html

Q.初代α7シリーズでの状況は?

A.弊編集部で使用しているα7S(ver2.0)ではバルブモードでのみで星喰い現象が発生しています。2016.7.26にリリースされているver3.20でどのような状況であるかは未確認です。
4秒問題が初代シリーズでも発生するのかどうか未確認

Q.α9での状況は?

A.次のアップデート1.02で7IIシリーズ相当の対応が入るとの情報があります。(上記デジカメInfoのリンク参照)

Q.今後の見通しは?

A.推測でしかありませんが、新ファームで進展を見たのであればSONYが(ニッチ)顧客の声を聞き入れたという意味でおおいに評価・期待できますが、問題の解消状況の続報を待つ必要があると思われます。

また、アップデートにおいてもう少し多くの情報が開示されることが望まれます。今回仮に全面的に解決しておらず何らか制限が残っていたとしても、その内容が明らかになっていれば検証も評価もよりスムーズに進み、そのプロセスはユーザからの信頼を高めるに違いありません。

重箱の隅をつつくようなヲタク共との付き合いはいろいろな意味でしんどいとは思いますが、最高の品質の達成を望む気持ちは同じかと思います。

 

http://reflexions.jp/tenref/orig/wp-content/uploads/sites/4/2017/06/f422e49e9554dc198939ce63f52d81da-1024x872.pnghttp://reflexions.jp/tenref/orig/wp-content/uploads/sites/4/2017/06/f422e49e9554dc198939ce63f52d81da-150x150.png編集部機材星喰いここ数日、当ブログのアクセスの大半が星喰い問題になっております。前記事以降に出てきた新たな情報を加味して、現時点の状況をQA形式で整理したいと思います。 Q.星喰い問題って何なの? A.カメラ側の特定の設定時に発生する、星のような「ごく小さな点像」のエッジが削り取られたようになってしまう現象です。 弊サイト参考リンク) 【SONY A7】怒りの星喰い現象・4秒から発現との情報 【星喰い】SONYにはニッチマーケットの声を聞く耳があるだろうか? Q.どんな設定で発生するの? A.長秒露出時・バルブモード時に発生しますが、ファームのバージョンと設定によって異なり、完全には解明されていません。 7IIシリーズ(2017.6.8リリース以前の最新)4秒以上の長秒露出またはバルブモード時に発生します。 初代7シリーズでは、バルブモード時のみで発生します。 7IIシリーズでの最新ファーム(2017.6.8リリース)での発生条件(まったく発生しない、等含めて)は不明です。 Q.一般撮影では問題にならない? A.ほぼ問題になりません。夜景の中のごく小さい点光源をピクセル等倍で比較すれば差異が認められる程度です。 Q.どんな条件で発生するの? A.隣接画素間の輝度差が顕著に高い場合に発生します。 星喰い現象を増幅または軽減させる要素を列挙しました。 増幅 軽減 より低画素(Sシリーズ) シャープな(エッジの鋭い)星像 高解像度レンズ ローパス外し バチピン状態 より高画素(Rシリーズ) ダルな(エッジの甘い)星像 レンズの収差 ローパスフィルタ ソフトフィルター ピンボケ Q.星喰いがあると天体撮影には使えないの? A.機材構成・対象・個人の価値観によって一概にはいえませんが、ネット上での見解・事例等を編集部なりに推測・補足すると以下の通りです。 (星像半径の定量評価やローパス有無での実写確認がない中での感覚的・主観的目安です。あくまで参考程度でお願いしいます) ほぼ問題なく 使える  高画素機(R)+ソフトフィルターを使用した星景 若干不利だが 個人の価値観と個別事案の範囲  星像半径の大きな光学系による淡い広がった天体 ローパス外しを行わない、ないしは高画素機での星景 明白な問題で 使う気になれない。 星像半径の小さい光学系による星野写真 低画素機(S)での星景写真 (特にローパス外し、ソフトフィルターなしの場合) Q.α7IIシリーズの最新ファーム(6/8版)で解消されたってほんと? A.現時点(2017.6.10)では確認できていません。 ソニーからの公式発表では「長秒時NR設定がOFF時の画質の向上」以外の情報はありません。未確認の情報ですが「数値などで具体的な修正点をご案内できる情報はないが、ノイズ補正レベルの最適化を図った」という情報もあります。 デジカメInfoの記事では「天体写真を撮影する方は、これで安心してこれらのカメラを使用することができますね。」という表現がありますが、dpreviewのスレッドを見る限りでは、実写によって検証された事例はまだ不十分で、今後のさらなる検証を待つ必要があると考えられます。 参考リンク) ソニーHP 本体アップデート情報 http://support.d-imaging.sony.co.jp/www/cscs/update/?cat=ilc ちなみに、無印7II(ver4.0)では「長秒時NR設定がOFF時の画質の向上」の項目は記載されていません。 dpreview Star Eater Problem https://www.dpreview.com/forums/post/59675364 デジカメInfo 新ファームでα6300のオーバーヒート問題が大きく改善 http://digicame-info.com/2017/06/6300-3.html Q.初代α7シリーズでの状況は? A.弊編集部で使用しているα7S(ver2.0)ではバルブモードでのみで星喰い現象が発生しています。2016.7.26にリリースされているver3.20でどのような状況であるかは未確認です。 (4秒問題が初代シリーズでも発生するのかどうか未確認) Q.α9での状況は? A.次のアップデート1.02で7IIシリーズ相当の対応が入るとの情報があります。(上記デジカメInfoのリンク参照) Q.今後の見通しは? A.推測でしかありませんが、新ファームで進展を見たのであればSONYが(ニッチ)顧客の声を聞き入れたという意味でおおいに評価・期待できますが、問題の解消状況の続報を待つ必要があると思われます。 また、アップデートにおいてもう少し多くの情報が開示されることが望まれます。今回仮に全面的に解決しておらず何らか制限が残っていたとしても、その内容が明らかになっていれば検証も評価もよりスムーズに進み、そのプロセスはユーザからの信頼を高めるに違いありません。 重箱の隅をつつくようなヲタク共との付き合いはいろいろな意味でしんどいとは思いますが、最高の品質の達成を望む気持ちは同じかと思います。  編集部発信のオリジナルコンテンツ