みなさんこんにちは!星景写真に「ソフトフィルター」使ってますか?

今回、ケンコー・トキナー様から、最近発売された「星景写真用」と銘打ったソフトフィルター「プロソフトンクリア」をサンプル提供いただきました。これまで同社のソフトフィルターの定番といえば「プロソフトンA」だったのですが、それとどう違うのか?じっくりレビューしてみました!

なぜソフトフィルターを使うの?

EOS5D MarkIII シグマ24mmF1.4Art  F2.8 20秒 ISO6400 トリミング

なぜ、星空の写真では「ソフトフィルター」を使うのでしょうか。上の画像を見てください。みなさんご存じの「北斗七星」ですが、フィルターなし(左)では「北斗七星?どれ?」状態です。デジタル時代の高性能レンズは、「星が小さすぎて星座がよく見えなぁぁーい!」のです(*)。



(*)星はほぼ面積のない「点」です。レンズとセンサーが高性能になればなるほど、星は小さく写ります。このため人間の視覚で感じる「星の明るさ」と乖離してしまうのです。

一方、右はソフトフィルターを使用した場合。ソフトフィルターは、画像をわざと「ボカす(にじませる)」はたらきがあります。このため、明るい星ほど大きく写り、星座を構成する星がよくわかるようになるのです。

ソフトフィルターの問題

ソフトフィルターを使用することで明るい星が強調されるのはいいのですが、逆に街灯りのような明るい光があると強烈に滲んでしまいます。時と場合によってはそれが好結果になることもなくはないのですが、上の画像のように街灯りが完全に白つぶれしてしまったり、画面全体がぼんやりと明るくなってしまい、星空が台無しになってしまうことも(*)。

(*)マニアックな視点で見るとソフトフィルターの副作用には他にもいくつかあります。興味のある方は後でご紹介する成澤広幸さんの動画をごらんください!

星景写真にベストバランスの「プロソフトンクリア」

発売以来、星景写真の愛好家に高い評価を受けている「プロソフトンクリア」の商品コンセプトはとてもシンプル。「効果弱め」。ずばり、この一点です。

従来品の「プロソフトンA」が、星空の撮影では若干効果が強すぎることは、以前から指摘されていました。上の動画は星景写真家・タイムラプスクリエーターの成澤広幸さんの動画ですが、このへんの事情を含めて、星景写真におけるソフトフィルターの使い方の勘所が実にわかりやすく解説されています(*)。

(*)もう必見級です。正直、これ見たらもうこの先の記事は読まなくてもいいくらいです^^;;;本記事のサムネイルは成澤さんに許諾をいただいてオマージュしました^^

このくらいがちょうどいい」。まさにその通り。筆者も「プロソフトンクリア」は星空を撮るのに最適なフィルターであると力強く断言したいと思います。

比較作例

EOS5D MarkIII シグマ24mmF1.4Art  F2.8 20秒 ISO3200

では、比較作例をごらんいただきましょう。フィルターなし・プロソフトンクリア・プロソフトンAの比較です。話題のネオワイズ彗星を撮影してみました。

明るい星の滲み方、淡い彗星の写り方、地上の灯火の様子のいずれも、プロソフトンクリアは「フィルターなしとプロソフトンAの中間くらい」にあることがわかるでしょう。

EOS5D MarkIII シグマ24mmF1.4Art  F2.8 20秒 ISO3200 プロソフトンクリア使用

「プロソフトンクリア」の作例を大きな画像で。北斗七星がほどよく目立ち、地上の灯火の滲みもほどほどに抑えられています。灯りのない部分の風景はその名のとおり「クリア」。ソフトフィルターの使用で風景がなんとなく眠たくなる(ぼんやりする)のを嫌う人も多かったのですが、プロソフトンクリアならその副作用はぐっと小さくなります。

スターリーナイトフィルターと併用する

薄型のフィルター枠ですが、2枚重ねするとそれなりの厚みになります。

ケンコーからは最近、効果がマイルドで使いやすい光害カットフィルター「スターリーナイト(Starry Night)フィルター」が発売されています。こちらも星景写真の常用フィルターといってよい製品。この2つを併用するとどうなるのでしょうか。

EOS5D MarkIII シグマ24mmF1.4Art  F2.8 20秒 ISO1600 フィルターなし

まずこちらはフィルターなし。これも北斗七星。同じ対象ばかりで恐縮です^^;;;

このロケーションはイカ漁船の集魚灯の明かりが強烈なのですが、北斗七星がすっかり漁り火に埋もれてしまいました。

EOS5D MarkIII シグマ24mmF1.4Art  F2.8 20秒 ISO1600 プロソフトンクリア+スターリーナイトフィルター 現像時に-0.35EV露出補正。カラーバランスはフィルターなしと同じになるように調整。

こちらはプロソフトンクリア+スターリーナイトフィルターの2枚重ね。北斗七星もはっきりわかるようになりました。スターリーナイトフィルターは元々劇的な効果のあるタイプのフィルターではないのですが、光害抑制効果ははっきりあると感じました(*)。若干の光害がある場所での撮影ではスターリーナイトフィルターとの2枚重ねは汎用性の高い組み合わせだと感じました(ただし後述しますがケラレには要注意です)。



(*)漁火は最近はLEDが多いのでスターリーナイトフィルターの得意分野ではありませんが、この画面には含まれていない港の灯りはナトリウム灯が主体で、こちらはスターリーナイトフィルターの得意分野です。

EOS5D MarkIII シグマ24mmF1.4Art  F2.8 20秒 ISO1600 プロソフトンA+StarryNightフィルター 現像時に-0.35EV露出補正。カラーバランスはフィルターなしと同じになるように調整。

プロソフトンクリアをプロソフトンAに換装。北斗七星はさらに目立つようになりましたが、漁火も激しい。この作例の場合、どちらを良しとするかは表現意図次第でしょう(*)。

(*)光害が強い場所ほど、星を目立たせるには効果の強いフィルターを使いたいのですが、逆に光害の滲みが大きくなります。悲しいトレードオフなのですが、臨機応変に使い分けるしかありません。

確かにいえることは、プロソフトンクリアの方がよりオールラウンドだが、プロソフトンAの存在価値がなくなったわけではない、ということでしょうか。

EOS5D MarkIII シグマ24mmF1.4Art  F2.8 20秒 ISO1600

フィルターを2枚重ねする場合、最周辺がほんのすこしケラレることがあります。上の画像は作例画像を強く強調したものですが、隅がほんの少し陰っていることがわかります。筆者の感覚ではこの程度なら許容範囲ですが、お使いのレンズによってはもっとケラレるかもしれません。自分の基準に照らしてどうなのかは、一度試写して確認しておくとよいでしょう。

ソフトフィルターの表面はどうなっているのか

プロソフトンクリアとプロソフトンAは、フィルターとして物理的に何が違うのでしょうか。接写画像を比較してみました。

共通しているのは、どちらもガラスの表面に不規則な浮き彫りのような模様が入っていることです。模様の形状は肉眼で見る限りは同じように感じました。厚みが違うのかもしれません。このあたりは公表もされていませんし、知ったところでどうなんだという話なのですが、ご参考までということで^^

一ついえるのは、暗い撮影現場では2枚のフィルターは枠の刻印を見ない限り判別不能ということです。2枚持ちして使い分けるときは注意です(*)。

(*)実際に撮影してみると今どっちを使っているのかわからなくなることがありました。老化のせい?^^;;;

「プロソフトンA」も活用しよう!

筆者は訳あって(*)「プロソフトンA」を2枚も持っています。「ちょうどいい滲み加減」のプロソフトンクリアを使ってみると、これからは星景撮影はほぼ「プロソフトンクリア」中心になりそう。困った。2枚もあるプロソフトンAをどうしてくれよう・・・

(*)撮影地に置き忘れたと思って買い足したのですが、実はバッグの中から出てきた、というお話。

成澤さんの動画では「プロソフトンAは本来は人物撮影用だった」とのくだりがありますが、そこでふとひらめきました。じゃあ、人物を撮ってみよう!

EOS 5DMarkIII シグマ50mmF1.4Art F2.8

撮ってみました。むさくるしいおっさんですみません。左上からフィルターなし、プロソフトンクリア、プロソフトンA、そして2枚も持っているプロソフトンAの2枚重ねです。

この画像をみると、プロソフトンクリアの「効果の弱さ」がよくわかります。フィルターなしとほとんど変わりません。「絞りを開けた状態のオールドレンズ」と「カリカリ描写のArtレンズ」ほども違いませんね。ソフトフィルターらしい、ぼんやりと滲んだ効果がはっきり見て取れるのはプロソフトンA。2枚重ねするとさらに幻想的^^です。

逆に、人物撮影用のソフトフィルターはこんなにもソフト効果が強いのです。これを星空撮影に「流用」していたのですから「効果強すぎ」なのも当然。星空メインで撮るなら、もうプロソフトンクリア一択です。

これまで「プロソフトンA」を使っていた方は、身近な人物をソフトフィルター入りで撮ってみるのはいかがでしょうか。奥さまや家族、恋人や友人など、じぶんにとって大事な人・大好きな人を、ちょっとまじめに撮ってみるのも、楽しい経験になるかもしれませんよ!

まとめ

北斗七星とネオワイズ彗星。プロソフトンクリア使用。EOS5D MarkIII シグマ24mmF1.4Art  F2.8 20秒 ISO6400

いかがでしたか?

「ほどよい滲み具合」の「プロソフトンクリア」。これから星景写真を始める方には絶対これがオススメ。すでにソフトフィルターをお持ちの方も、リプレースする価値のある製品だと感じました!

一方で、フロント装着型のソフトフィルターには、出目金レンズで使えない・四隅の輝星が楕円になってしまう、などのデメリットもあります。目的に応じて上手に使い分けるのがフィルターワークの勘所。ソフトフィルターをすでに活用されている方は、この機会に「リア装着型フィルター」や「ハーフソフトフィルター」など、さまざまなバリエーションをあらためて研究してみるのもいいかもしれませんね。

いずれにしても、より星空撮影に適したソフトフィルターが登場したのは大歓迎です。うまく使って素晴らしい作品をゲットして下さいね!


  • 本記事は株式会社ケンコー・トキナー様よりサンプル提供を受け、天文リフレクションズ編集部が独自の費用と判断で作成したものです。文責は全て天文リフレクションズ編集部にあります。
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