【大募集】ZTF彗星(C/2022 E3)共同撮影のご提案
みなさん、こんにちは!
明るく大きくなってきた、ZTF彗星(C/2022 E3)はごらんになりましたか?「星ナビ2月号」でも話題になった「共同撮影」のご提案・大募集です。
2023/2/14追記)
津村さんより各所に最終成果画像が公開されております。本記事に詳細の画像処理プロセスを追記予定ですが、数日ほどお待ちください^^;;
2023/2/20追記)
画像処理プロセスのレポートを公開しました!
目次
津村光則さんからの提案
こちらはFacebookの某グループへの、日本の彗星撮影の第一人者・津村光則さんのご投稿です。この提案に天リフものっかることにしました!「彗星のイオンの尾は淡い」「尾の動きが速く、一人で長時間露光してもブレてしまう」。
そこで!「共同撮影」です!
追記2023/1/28)
津村さんが共同撮影よびかけのフリップを作成されました!こちらもご参照ください!
経過報告(更新中)
画像は引き続き募集中です!
全応募画像(Google フォト)
全応募画像(Google フォト)
https://photos.app.goo.gl/5cpW6PcQJpN1RVtG6
更新が追いついていない画像があります。申し訳ありません。順次アップ予定です。
これらに加えて、以下の画像も公開予定です。
- PixInsihtのStarAlignmentで位置合わせした全画像
- 「暫定処理」のレイヤー付きpsdファイル
これらの画像はパブリックドメインです。ご自由にダウンロードし、画像処理を行っていただいて問題ありません。ガンガンどうぞ!なお、SNS等に公開される場合は本記事のリンクないしはハッシュタグ#ZTF共同撮影 を必ず添えてくださいね!
1/22 4:00-4:05(JST)の部
完成画像・10名分スタック(2/14)
1/21 4:00-4:05(JST)の部
2名分の応募画像暫定処理版(2/9)
中沢治久さん、天リフ編集長分のスタック+強調処理
募集要項
概要
- 特定の時間を決めて、「最大5分間以内」で撮影した彗星の画像を持ち寄ります。
- 機材はフルサイズの換算焦点距離で400mm〜600mmとします。
- 画像の処理方法は任意ですが、応募はjpeg形式の「完成画像」とします。「ノイズ覚悟でかなり強調した画像」が推奨。
- 画像の構図(角度・縦横・中心など)は自由ですが、なるべく彗星の全体が広く入る構図が推奨。
- 持ち寄った画像は、インターネット上に公開し共有します。元画像の著作権は撮影者に帰属します。
- とりあえず不肖天リフ編集長が応募された全画像のスタックを行いますが、応募・公開された画像はどなたでも自由にスタック・追加処理が可能とします。(ただし、ネットに公開する際は本記事へのリンクを貼ってください。また、スタックされた画像はGPLライセンスに準拠する(*)パブリックドメインとし、誰でも利用可能とします。ただしフォトコンへ等の応募はご遠慮ください。)
(*)『「自己責任で使え」「著作権の表示は消すな」「複製・改変・再配布・販売等は自由にやれ」「再配布する物もGPLライセンスにしろ」なライセンスだよ』参考.https://wa3.i-3-i.info/word13200.html
第一回募集
さしあたっては、以下の2つの時刻の画像を募集します。応募状況によっては日時を追加するかもしれません。
- 2023年1月21日4:00〜4:05(JST)
- 2023年1月22日4:00〜4:05(JST)
応募先は以下の3つのいずれかでお願いします。
- tenrefinfo@gmail.comに、タイトル「#ZTF共同撮影」でメールで送信する。
- Twitterにハッシュタグ「#ZTF共同撮影」で投稿する
- Facebookページ「天文リフレクションズ」のこちらの投稿にコメントで画像を貼り付ける
なお、非公開グループですがFacebookグループ「デジタル天体写真」の津村光則さんの上記投稿へのコメントでの貼り付けもOKです。
ご応募の際は、なるべく以下の情報をご記載ください。大事なことは「お名前」と「画像が指定の時間帯に撮影されたかどうか」の2点です。後はまあ適当でOKです^^
- メール応募の場合、お名前(ハンドル名可)
- 使用した光学系、カメラ
- 撮影開始時刻、終了時刻、露光時間
- 撮影地(市区町村程度でOK)
多くの皆様のご応募をお待ちしています。!
時刻についての注意!
カメラの時計は、まめに時刻合わせしていないと、数分程度は普通に狂っています!
EXIFの時刻をうのみにしないようにしましょう!撮影後でもいいので、カメラの時刻と正確な現在の時刻を比較して、正しい時刻になるように考慮してください!以下の天リフ撮影の画像の場合、2分時計が進んでいたのでEXIF上の04:02〜04:07のデータを使用しています。
#ZTF共同撮影 天リフ編集部撮影。焦点距離380mmですがこの程度はOK^^;カメラの時刻はよくずれるので、事後でもいいので時計のずれを確認して、撮影時刻を補正しましょう^^
2023年1月21日04:00:18〜FSQ106ED 645RD(380mmF3.6) α7S(天体改造) 30秒9枚 ISO6400 SXP赤道儀彗星追尾、恒星基準スタック https://t.co/Ihf9scFq2v pic.twitter.com/nZlLfJfvXW— 天リフ編集部 (@tenmonReflexion) January 26, 2023
まとめ
いかがでしたか?!
ホンネを言うと、5分刻みで全ての時間帯をカバーして、彗星の形状の変化を「高画質」で追い続けられると面白いのですが、、それを今やると事務局が死ぬので見送りました^^;;
上の動画は天リフ編集部で撮影した21日AM3:19〜6:04(JST)までのタイムラプスですが、将来はこういう動画の「超高画質版」を、天文アマチュアの力を結集して共同製作できるといいなあ、それがラクにできるようなシステム(やり方)を誰か考えてくれないかなあ、と夢想しています^^;
そのほかの彗星画像ピックアップ
PixInsight公式YouTubeチャンネル
ちょっと黙ってしまうくらいスゴイタイムラプス映像。PixInsigtのスタッフがスペインで撮影されたそうです。毎日晴れるのが羨ましすぎる、、、、、
天リフVideo
1月21日と1月31日のタイムラプス、約3時間分。共同撮影でもっとS/Nを上げるのが夢^^
参考)彗星画像にスケールを入れる方法
「観測的な」目的の彗星画像では、正確な日付・時刻を添えることだけでなく「角度のスケール」を明示することでより観測目的に適合したものとなります。本項ではその方法をご紹介します。
星の離角から計算する
津村さん作成の「彗星画像にスケールを入れる方法」です。彗星の画像は角度のスケールが入っていると大きさや尾の長さを比較しやすくなります。共同撮影応募画像には入れて頂く必要はありませんが、ご参考まで。
焦点距離と画角から計算する
光学系の焦点距離がわかっている場合は、画角から角度スケールを計算することができます。
焦点距離がわかっているとき、以下のサイトなどで縦横の画角を知ることができます。
Ke!san・カメラの画角の計算
https://keisan.casio.jp/exec/system/1378259716
たとえば、フルサイズセンサーのEOS6Dに105mmレンズを装着した場合、
- 長辺画素数=5472
- 水平(長辺)画角=19.4552度
となるため、1度当たりの画素数は5472÷19.4552≒281 となります。
Photoshop等でこのドット数の長さの線を引けば、それが1度のスケールとなります。
ただし、光学系の焦点距離は公称値と実測値は必ずしも一致しません。公称値をそのまま使用すると数%の誤差が生じることに注意が必要です。例えばASI AIRでplate solveを実行するとより正確な焦点距離を知ることができます。 https://reflexions.jp/tenref/orig/2023/01/26/14843/https://reflexions.jp/tenref/orig/wp-content/uploads/sites/4/2023/01/fc6927a4cd7fc6f068de9eb5d3ae4aff-1-1024x696.jpghttps://reflexions.jp/tenref/orig/wp-content/uploads/sites/4/2023/01/fc6927a4cd7fc6f068de9eb5d3ae4aff-1-150x150.jpgイベント・セミナーみなさん、こんにちは! 明るく大きくなってきた、ZTF彗星(C/2022 E3)はごらんになりましたか?「星ナビ2月号」でも話題になった「共同撮影」のご提案・大募集です。 2023/2/14追記) 津村さんより各所に最終成果画像が公開されております。本記事に詳細の画像処理プロセスを追記予定ですが、数日ほどお待ちください^^;; 2023/2/20追記) 画像処理プロセスのレポートを公開しました! https://reflexions.jp/tenref/orig/2023/02/20/14892/ 津村光則さんからの提案 こちらはFacebookの某グループへの、日本の彗星撮影の第一人者・津村光則さんのご投稿です。この提案に天リフものっかることにしました!「彗星のイオンの尾は淡い」「尾の動きが速く、一人で長時間露光してもブレてしまう」。 そこで!「共同撮影」です! 追記2023/1/28) 津村さんが共同撮影よびかけのフリップを作成されました!こちらもご参照ください! 経過報告(更新中) 画像は引き続き募集中です! 全応募画像(Google フォト) 全応募画像(Google フォト) https://photos.app.goo.gl/5cpW6PcQJpN1RVtG6 更新が追いついていない画像があります。申し訳ありません。順次アップ予定です。 これらに加えて、以下の画像も公開予定です。 PixInsihtのStarAlignmentで位置合わせした全画像 「暫定処理」のレイヤー付きpsdファイル これらの画像はパブリックドメインです。ご自由にダウンロードし、画像処理を行っていただいて問題ありません。ガンガンどうぞ!なお、SNS等に公開される場合は本記事のリンクないしはハッシュタグ#ZTF共同撮影 を必ず添えてくださいね! 1/22 4:00-4:05(JST)の部 完成画像・10名分スタック(2/14) 1/21 4:00-4:05(JST)の部 2名分の応募画像暫定処理版(2/9) 中沢治久さん、天リフ編集長分のスタック+強調処理 募集要項 概要 特定の時間を決めて、「最大5分間以内」で撮影した彗星の画像を持ち寄ります。 機材はフルサイズの換算焦点距離で400mm〜600mmとします。 画像の処理方法は任意ですが、応募はjpeg形式の「完成画像」とします。「ノイズ覚悟でかなり強調した画像」が推奨。 画像の構図(角度・縦横・中心など)は自由ですが、なるべく彗星の全体が広く入る構図が推奨。 持ち寄った画像は、インターネット上に公開し共有します。元画像の著作権は撮影者に帰属します。 とりあえず不肖天リフ編集長が応募された全画像のスタックを行いますが、応募・公開された画像はどなたでも自由にスタック・追加処理が可能とします。(ただし、ネットに公開する際は本記事へのリンクを貼ってください。また、スタックされた画像はGPLライセンスに準拠する(*)パブリックドメインとし、誰でも利用可能とします。ただしフォトコンへ等の応募はご遠慮ください。) (*)『「自己責任で使え」「著作権の表示は消すな」「複製・改変・再配布・販売等は自由にやれ」「再配布する物もGPLライセンスにしろ」なライセンスだよ』参考.https://wa3.i-3-i.info/word13200.html 第一回募集 さしあたっては、以下の2つの時刻の画像を募集します。応募状況によっては日時を追加するかもしれません。 2023年1月21日4:00〜4:05(JST) 2023年1月22日4:00〜4:05(JST) 応募先は以下の3つのいずれかでお願いします。 tenrefinfo@gmail.comに、タイトル「#ZTF共同撮影」でメールで送信する。 Twitterにハッシュタグ「#ZTF共同撮影」で投稿する Facebookページ「天文リフレクションズ」のこちらの投稿にコメントで画像を貼り付ける なお、非公開グループですがFacebookグループ「デジタル天体写真」の津村光則さんの上記投稿へのコメントでの貼り付けもOKです。 ご応募の際は、なるべく以下の情報をご記載ください。大事なことは「お名前」と「画像が指定の時間帯に撮影されたかどうか」の2点です。後はまあ適当でOKです^^ メール応募の場合、お名前(ハンドル名可) 使用した光学系、カメラ 撮影開始時刻、終了時刻、露光時間 撮影地(市区町村程度でOK) 多くの皆様のご応募をお待ちしています。! 時刻についての注意! カメラの時計は、まめに時刻合わせしていないと、数分程度は普通に狂っています! EXIFの時刻をうのみにしないようにしましょう!撮影後でもいいので、カメラの時刻と正確な現在の時刻を比較して、正しい時刻になるように考慮してください!以下の天リフ撮影の画像の場合、2分時計が進んでいたのでEXIF上の04:02〜04:07のデータを使用しています。 #ZTF共同撮影 天リフ編集部撮影。焦点距離380mmですがこの程度はOK^^;カメラの時刻はよくずれるので、事後でもいいので時計のずれを確認して、撮影時刻を補正しましょう^^ 2023年1月21日04:00:18〜FSQ106ED 645RD(380mmF3.6) α7S(天体改造) 30秒9枚 ISO6400 SXP赤道儀彗星追尾、恒星基準スタック https://t.co/Ihf9scFq2v pic.twitter.com/nZlLfJfvXW — 天リフ編集部 (@tenmonReflexion) January 26, 2023 まとめ いかがでしたか?! ホンネを言うと、5分刻みで全ての時間帯をカバーして、彗星の形状の変化を「高画質」で追い続けられると面白いのですが、、それを今やると事務局が死ぬので見送りました^^;; 上の動画は天リフ編集部で撮影した21日AM3:19〜6:04(JST)までのタイムラプスですが、将来はこういう動画の「超高画質版」を、天文アマチュアの力を結集して共同製作できるといいなあ、それがラクにできるようなシステム(やり方)を誰か考えてくれないかなあ、と夢想しています^^; そのほかの彗星画像ピックアップ PixInsight公式YouTubeチャンネル ちょっと黙ってしまうくらいスゴイタイムラプス映像。PixInsigtのスタッフがスペインで撮影されたそうです。毎日晴れるのが羨ましすぎる、、、、、 天リフVideo 1月21日と1月31日のタイムラプス、約3時間分。共同撮影でもっとS/Nを上げるのが夢^^ 参考)彗星画像にスケールを入れる方法 「観測的な」目的の彗星画像では、正確な日付・時刻を添えることだけでなく「角度のスケール」を明示することでより観測目的に適合したものとなります。本項ではその方法をご紹介します。 星の離角から計算する 津村さん作成の「彗星画像にスケールを入れる方法」です。彗星の画像は角度のスケールが入っていると大きさや尾の長さを比較しやすくなります。共同撮影応募画像には入れて頂く必要はありませんが、ご参考まで。 焦点距離と画角から計算する 光学系の焦点距離がわかっている場合は、画角から角度スケールを計算することができます。 焦点距離がわかっているとき、以下のサイトなどで縦横の画角を知ることができます。 Ke!san・カメラの画角の計算 https://keisan.casio.jp/exec/system/1378259716 たとえば、フルサイズセンサーのEOS6Dに105mmレンズを装着した場合、 長辺画素数=5472 水平(長辺)画角=19.4552度 となるため、1度当たりの画素数は5472÷19.4552≒281 となります。 Photoshop等でこのドット数の長さの線を引けば、それが1度のスケールとなります。 ただし、光学系の焦点距離は公称値と実測値は必ずしも一致しません。公称値をそのまま使用すると数%の誤差が生じることに注意が必要です。例えばASI AIRでplate solveを実行するとより正確な焦点距離を知ることができます。編集部山口 千宗kojiro7inukai@gmail.comAdministrator天文リフレクションズ編集長です。天リフOriginal
無関係ですが、「天体用cmosカメラ掲示板」のYAMASHITAさんがブログをはじめられました。
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