みなさんこんにちは!ご愛用の赤道儀は何ですか?無線コントロール、使ってますか?
今回はビクセン社より「ワイヤレスユニット」と「SX2赤道儀(SX赤道儀ケース入り)」をお借りすることができました。早速レビューしていきましょう!
概要についてはこちらの動画をぜひごらんください。8分強の短い動画ですが、実際の操作感がわかるようにしてみました。
ワイヤレスユニットとは?
ビクセンの現行品の赤道儀は、基本的に「赤道儀本体」と「コントローラ」をケーブル(RS232Cシリアルケーブルと同じ形状のD-Sub9ピン端子)で接続する形になっています。コントローラには、上下左右のキーとST4ガイドポートを備えた廉価版の「スターブックワン」と、大型の液晶モニタと専用キー群が配置された自動導入対応の上位版「スターブックテン」の2種類があります。
自動導入に対応しない「スターブックワン」はともかくとして、「スターブックテン」は操作が容易で使いやすく、21世紀以降の自動導入対応赤道儀の中では、随一の操作性ではないか(*1)と個人的には評価しています。しかし、スマートフォンや無線通信(WiFi)が高機能化・高速化し広く普及した現在においては、いささか「古さ」が否めなくなっていました(*2)。
(*1)大型の液晶パネル、イルミネーション付きのボタン、分かりやすい日本語表示など。
(*2)今となっては精細度がもう一歩の画面表示、太くて硬いケーブル接続、単体販売価格8.8万円(2022/5調べ)というお値段、ディスコンになったままの「アドバンスユニット」など。
そこで登場したのがこの「ワイヤレスユニット」です。ケーブルの代わりに小さな無線通信ユニットを赤道儀本体に装着し、コントローラはスマホ(タブレット)を使用します。行動範囲をケーブルに縛られることなく、軽快なタッチ操作で赤道儀がコントール可能になりました。
アプリ・スターブックワイヤレス
ワイヤレスユニットは本体のみでは用をなさず、必ずスマートフォン(タブレット)のアプリとセットで使用しますが、そのアプリが「スターブックワイヤレス」。iOS/iPadOS/Androidに対応し、無料でダウンロード・使用が可能です。
スターブックワイヤレスの機能や操作性は、基本的に「スターブックテン」を継承しているので、スターブックテンを使用したことのある方なら、マニュアルなしでもすんなり使い始めることが可能でしょう。
スマートフォンやタブレットの「タッチパネル」を生かしたユーザーインターフェースも工夫されています。特筆すべきは架台の微動操作。画面に表示された「十字キー」をタップするのではなく、画面のどの場所であっても、タッチ+スライドでスライドした方向に微動します。
この操作はなかなかに使いやすく、少し慣れれば画面を見ない「ブラインド」での微動が可能。暗い天体を見る際に、スマホの画面を見なくても操作できるのはとても便利です(*)。
(*)赤道儀コントローラ全般にいえることですが、スマホ画面の向きと視野内の天体の向きは通常は一致しないので「どの方向に指を動かせば架台がどちらの方向に動くか」は意識する必要があります。また、スターブックテンでは上下・左右キーの同時押しでナナメに動かすことができましたが、スターブックワイヤレスは「赤緯または赤経方向」のどちらかに動作が限定されているようです。
一つ気になったのが、星図を拡大表示したときの表示品質。上の画像のように、写真画像がオーバーレイされ、天の川や著名な天体の形状が「ある程度」わかるのはいいのですが、拡大率を上げるとこのように粗い画像になってしまい、星図上の星や天体の表示が埋もれがちになってしまうのが残念なところ。
その他、使用した「バージョン1.01」では「ASCOM」「indi」に未対応(*)なため、スターブックテンで可能だった「ステラナビゲータ」や「ASIAIR」などの外部ツールとの連動がまだできません。
(*)ASCOMはステラナビゲータなどで使用されているシリアル通信ベースの汎用天体望遠鏡制御インターフェース、indiはASIAIRなどで使用されているネットワーク通信ベースの汎用天体望遠鏡制御インターフェースです。いずれも将来バージョンで対応予定だそうです。
専用コントローラ組み込み型の製品とは異なり、ストア経由で簡単にアップデートが可能なアプリ版コントローラでは、いかにユーザーのニーズを素早く汲み上げて製品に反映させるかの「進化のスピード」が製品の価値を決めると言っても過言ではありません。その意味では、ワイヤレスアプリ時代の製品間の競争は、リリースされてからが勝負になります。今後のビクセン社の動向に注目・期待したいところです。
ビクセンSX2赤道儀とSXP赤道儀
今回、ワイヤレスユニットとセットで「SX2赤道儀」をお借りしました。筆者は同社の「SXP赤道儀」を8年ほど使用していることもあり、簡単に比較をしてみました。
SXP赤道儀はM8/35mm間隔のネジ穴が8個あり、さまざまな規格のアリガタやパーツを装着可能ですが、SX2赤道儀はビクセン規格アリガタ専用品となっています(社外品パーツに換装することでM8/35mm間隔ネジ仕様に変更可能)。
実用的には充分ではあるのですが、細かな部分でSX2は「廉価モデル」だと感じるところがいくつかあります。上の極軸望遠鏡用のキャップもその一つ。
とはいえ、全体的には外形もほぼ同じであり、知らない人に外見だけで「どちらが上位機種か」と訊いてもたぶん分からないでしょう。SX2は実は「できる子」だったのかもしれません^^
ビクセンの赤道儀は、「2軸駆動ポータブル赤道儀」ともいえる「AP赤道儀」から、中級機の位置づけとなる、SX2/SXD2/SXPなどの「SXシリーズ」、そして上位モデルの「SXP2/AXJ/AXD2(*)」まで、数多くの機種があります。
(*)SXP2赤道儀は系列的にはSXシリーズなのですが、赤経軸支持体の形状はAXJシリーズに近く、価格的にも「上位モデル」と位置づけても間違いではないでしょう。
この中で「SX2赤道儀」は「自動導入が(理論的には)可能なエントリモデル(最下位機種)」の位置づけでした。しかし、スターブックテン・極軸望遠鏡・ウェイトなどの別売パーツを追加しSXD2相当にグレードアップすると、逆にSXD2よりも高くなってしまうなど、製品の「微妙な立ち位置」に疑問の声があったことも事実です(*)。
(*)「ビクセン SX2 SXD2 比較」で検索するといろいろ出てきます。
ところが、今回「ワイヤレスユニット」の登場によって、SX2赤道儀の位置づけは大幅に変わることになります。ワイヤレスユニットとセットの「SX2赤道儀 WL」の量販店価格は17.8万円。この価格で自動導入が実現するのです。 ビクセンの自動導入赤道儀の大幅な低価格化を実現したのが、ワイヤレスユニットであるともいえるでしょう。
今回は追尾精度などの実戦的な品質まで比較することはできませんでしたが、実際のところ剛性感はあまり変わらないように感じました。少なくとも、お手軽な眼視観望であればSX2赤道儀+ワイヤレスユニットがあれば充分(*)ではないでしょうか。
(*)逆に、眼視観望用途なら極軸望遠鏡も欲しいところですが・・(写真用途ならステラショットやASIAIRが使えるようになれば極軸支援機能が使えるので)
ビクセン・SX赤道儀ケース
今回お借りしたSX2赤道儀が収納されていたケースです。「プラパール」という軽量素材が使用されており、ケースのみの重量は3kg強。空の状態で持つと、思わず「軽っ!」と感じます。
筆者はSX2赤道儀の収納・運搬用に、↑のカメラ照明機材収納用のケース「COMET(コメット) 布ケース CB用」を使用しているですが、それと比較して重量も軽い上に堅牢性も高く「マジ欲しい」レベルの良い製品と感じました。
しかし難点は価格。量販店価格46,500円と倍以上。18万円弱のSX2赤道儀には・・あまりに大きすぎる出費。しかし、もし今自分が新たに赤道儀とケースを購入するなら、3万円なら間違いなくこちらにしますし、長く使うことを考えると(*)・・・相当に悩むと思います。
(*)「COMET(コメット) 布ケース」を車のトランクに収納した場合、どうしても局所的な衝撃がかかることがあるのか、極軸上下微動軸の飾りカバーを割ってしまいました。SXシリーズは赤緯・赤経軸は頑丈な筐体に守られているため衝撃による狂いの心配は比較的少ないとはいえ、しっかりしたハードケースには大きなメリットがあるのではと感じました。
まとめ
いかがでしたか?
スマートフォンの普及によって、天体望遠鏡のコントローラーが専用品からスマホによる操作に置き換わってきました。「ワイヤレスユニット」の登場で、ビクセンユーザーもその恩恵を得られるようになったといえるでしょう。
国内で多くのユーザーに使用されているビクセン製品が、その方向に舵を切ったことはユーザーにとっても大いに歓迎ではないかと思います。その意味では、ビクセンの赤道儀は新たなスタートラインに立ったのだと言えます。今後、アプリがより使いやすく進化することと、周辺機器を含めた統合的な操作環境の提供に期待したいところです。
- 本記事は 株式会社ビクセン様より機材の貸与を受け、天文リフレクションズ編集部が独自の費用と判断で作成したものです。文責は全て天文リフレクションズ編集部にあります。
- 記事に関するご質問・お問い合わせなどは天文リフレクションズ編集部宛にお願いいたします。
- 製品の購入およびお問い合わせは製品を取り扱う販売店様にお願いします。
- 使用した「スターブックワイヤレス」はiOS用バージョン1.01です。
- 記事中の製品仕様および価格は執筆時(2022年5月)のものです。
- 本記事によって読者様に発生した事象については、その一切について編集部では責任を取りかねますことをご了承下さい。
- 特に注記のない画像は編集部で撮影したものです。
- 記事中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標です。
https://reflexions.jp/tenref/orig/2022/05/20/13768/https://reflexions.jp/tenref/orig/wp-content/uploads/sites/4/2022/05/fc6927a4cd7fc6f068de9eb5d3ae4aff-2-1024x577.jpghttps://reflexions.jp/tenref/orig/wp-content/uploads/sites/4/2022/05/fc6927a4cd7fc6f068de9eb5d3ae4aff-2-150x150.jpg編集部マウントマウントみなさんこんにちは!ご愛用の赤道儀は何ですか?無線コントロール、使ってますか?
今回はビクセン社より「ワイヤレスユニット」と「SX2赤道儀(SX赤道儀ケース入り)」をお借りすることができました。早速レビューしていきましょう!
https://youtu.be/AM0RgObpRPY
概要についてはこちらの動画をぜひごらんください。8分強の短い動画ですが、実際の操作感がわかるようにしてみました。
ワイヤレスユニットとは?
Vixen 天体望遠鏡 ワイヤレスユニット
https://www.vixen.co.jp/product/25029_5/
ビクセンの現行品の赤道儀は、基本的に「赤道儀本体」と「コントローラ」をケーブル(RS232Cシリアルケーブルと同じ形状のD-Sub9ピン端子)で接続する形になっています。コントローラには、上下左右のキーとST4ガイドポートを備えた廉価版の「スターブックワン」と、大型の液晶モニタと専用キー群が配置された自動導入対応の上位版「スターブックテン」の2種類があります。
自動導入に対応しない「スターブックワン」はともかくとして、「スターブックテン」は操作が容易で使いやすく、21世紀以降の自動導入対応赤道儀の中では、随一の操作性ではないか(*1)と個人的には評価しています。しかし、スマートフォンや無線通信(WiFi)が高機能化・高速化し広く普及した現在においては、いささか「古さ」が否めなくなっていました(*2)。
(*1)大型の液晶パネル、イルミネーション付きのボタン、分かりやすい日本語表示など。
(*2)今となっては精細度がもう一歩の画面表示、太くて硬いケーブル接続、単体販売価格8.8万円(2022/5調べ)というお値段、ディスコンになったままの「アドバンスユニット」など。
そこで登場したのがこの「ワイヤレスユニット」です。ケーブルの代わりに小さな無線通信ユニットを赤道儀本体に装着し、コントローラはスマホ(タブレット)を使用します。行動範囲をケーブルに縛られることなく、軽快なタッチ操作で赤道儀がコントール可能になりました。
アプリ・スターブックワイヤレス
ワイヤレスユニットは本体のみでは用をなさず、必ずスマートフォン(タブレット)のアプリとセットで使用しますが、そのアプリが「スターブックワイヤレス」。iOS/iPadOS/Androidに対応し、無料でダウンロード・使用が可能です。
スターブックワイヤレスの機能や操作性は、基本的に「スターブックテン」を継承しているので、スターブックテンを使用したことのある方なら、マニュアルなしでもすんなり使い始めることが可能でしょう。
スマートフォンやタブレットの「タッチパネル」を生かしたユーザーインターフェースも工夫されています。特筆すべきは架台の微動操作。画面に表示された「十字キー」をタップするのではなく、画面のどの場所であっても、タッチ+スライドでスライドした方向に微動します。
この操作はなかなかに使いやすく、少し慣れれば画面を見ない「ブラインド」での微動が可能。暗い天体を見る際に、スマホの画面を見なくても操作できるのはとても便利です(*)。
(*)赤道儀コントローラ全般にいえることですが、スマホ画面の向きと視野内の天体の向きは通常は一致しないので「どの方向に指を動かせば架台がどちらの方向に動くか」は意識する必要があります。また、スターブックテンでは上下・左右キーの同時押しでナナメに動かすことができましたが、スターブックワイヤレスは「赤緯または赤経方向」のどちらかに動作が限定されているようです。
一つ気になったのが、星図を拡大表示したときの表示品質。上の画像のように、写真画像がオーバーレイされ、天の川や著名な天体の形状が「ある程度」わかるのはいいのですが、拡大率を上げるとこのように粗い画像になってしまい、星図上の星や天体の表示が埋もれがちになってしまうのが残念なところ。
その他、使用した「バージョン1.01」では「ASCOM」「indi」に未対応(*)なため、スターブックテンで可能だった「ステラナビゲータ」や「ASIAIR」などの外部ツールとの連動がまだできません。
(*)ASCOMはステラナビゲータなどで使用されているシリアル通信ベースの汎用天体望遠鏡制御インターフェース、indiはASIAIRなどで使用されているネットワーク通信ベースの汎用天体望遠鏡制御インターフェースです。いずれも将来バージョンで対応予定だそうです。
専用コントローラ組み込み型の製品とは異なり、ストア経由で簡単にアップデートが可能なアプリ版コントローラでは、いかにユーザーのニーズを素早く汲み上げて製品に反映させるかの「進化のスピード」が製品の価値を決めると言っても過言ではありません。その意味では、ワイヤレスアプリ時代の製品間の競争は、リリースされてからが勝負になります。今後のビクセン社の動向に注目・期待したいところです。
ビクセンSX2赤道儀とSXP赤道儀
今回、ワイヤレスユニットとセットで「SX2赤道儀」をお借りしました。筆者は同社の「SXP赤道儀」を8年ほど使用していることもあり、簡単に比較をしてみました。
SXP赤道儀はM8/35mm間隔のネジ穴が8個あり、さまざまな規格のアリガタやパーツを装着可能ですが、SX2赤道儀はビクセン規格アリガタ専用品となっています(社外品パーツに換装することでM8/35mm間隔ネジ仕様に変更可能)。
実用的には充分ではあるのですが、細かな部分でSX2は「廉価モデル」だと感じるところがいくつかあります。上の極軸望遠鏡用のキャップもその一つ。
とはいえ、全体的には外形もほぼ同じであり、知らない人に外見だけで「どちらが上位機種か」と訊いてもたぶん分からないでしょう。SX2は実は「できる子」だったのかもしれません^^
ビクセンの赤道儀は、「2軸駆動ポータブル赤道儀」ともいえる「AP赤道儀」から、中級機の位置づけとなる、SX2/SXD2/SXPなどの「SXシリーズ」、そして上位モデルの「SXP2/AXJ/AXD2(*)」まで、数多くの機種があります。
(*)SXP2赤道儀は系列的にはSXシリーズなのですが、赤経軸支持体の形状はAXJシリーズに近く、価格的にも「上位モデル」と位置づけても間違いではないでしょう。
この中で「SX2赤道儀」は「自動導入が(理論的には)可能なエントリモデル(最下位機種)」の位置づけでした。しかし、スターブックテン・極軸望遠鏡・ウェイトなどの別売パーツを追加しSXD2相当にグレードアップすると、逆にSXD2よりも高くなってしまうなど、製品の「微妙な立ち位置」に疑問の声があったことも事実です(*)。
(*)「ビクセン SX2 SXD2 比較」で検索するといろいろ出てきます。
ところが、今回「ワイヤレスユニット」の登場によって、SX2赤道儀の位置づけは大幅に変わることになります。ワイヤレスユニットとセットの「SX2赤道儀 WL」の量販店価格は17.8万円。この価格で自動導入が実現するのです。 ビクセンの自動導入赤道儀の大幅な低価格化を実現したのが、ワイヤレスユニットであるともいえるでしょう。
今回は追尾精度などの実戦的な品質まで比較することはできませんでしたが、実際のところ剛性感はあまり変わらないように感じました。少なくとも、お手軽な眼視観望であればSX2赤道儀+ワイヤレスユニットがあれば充分(*)ではないでしょうか。
(*)逆に、眼視観望用途なら極軸望遠鏡も欲しいところですが・・(写真用途ならステラショットやASIAIRが使えるようになれば極軸支援機能が使えるので)
ビクセン・SX赤道儀ケース
ビクセン・SX赤道儀ケース
https://www.vixen.co.jp/product/89226_6/
今回お借りしたSX2赤道儀が収納されていたケースです。「プラパール」という軽量素材が使用されており、ケースのみの重量は3kg強。空の状態で持つと、思わず「軽っ!」と感じます。
筆者はSX2赤道儀の収納・運搬用に、↑のカメラ照明機材収納用のケース「COMET(コメット) 布ケース CB用」を使用しているですが、それと比較して重量も軽い上に堅牢性も高く「マジ欲しい」レベルの良い製品と感じました。
しかし難点は価格。量販店価格46,500円と倍以上。18万円弱のSX2赤道儀には・・あまりに大きすぎる出費。しかし、もし今自分が新たに赤道儀とケースを購入するなら、3万円なら間違いなくこちらにしますし、長く使うことを考えると(*)・・・相当に悩むと思います。
(*)「COMET(コメット) 布ケース」を車のトランクに収納した場合、どうしても局所的な衝撃がかかることがあるのか、極軸上下微動軸の飾りカバーを割ってしまいました。SXシリーズは赤緯・赤経軸は頑丈な筐体に守られているため衝撃による狂いの心配は比較的少ないとはいえ、しっかりしたハードケースには大きなメリットがあるのではと感じました。
まとめ
いかがでしたか?
スマートフォンの普及によって、天体望遠鏡のコントローラーが専用品からスマホによる操作に置き換わってきました。「ワイヤレスユニット」の登場で、ビクセンユーザーもその恩恵を得られるようになったといえるでしょう。
国内で多くのユーザーに使用されているビクセン製品が、その方向に舵を切ったことはユーザーにとっても大いに歓迎ではないかと思います。その意味では、ビクセンの赤道儀は新たなスタートラインに立ったのだと言えます。今後、アプリがより使いやすく進化することと、周辺機器を含めた統合的な操作環境の提供に期待したいところです。
本記事は 株式会社ビクセン様より機材の貸与を受け、天文リフレクションズ編集部が独自の費用と判断で作成したものです。文責は全て天文リフレクションズ編集部にあります。
記事に関するご質問・お問い合わせなどは天文リフレクションズ編集部宛にお願いいたします。
製品の購入およびお問い合わせは製品を取り扱う販売店様にお願いします。
使用した「スターブックワイヤレス」はiOS用バージョン1.01です。
記事中の製品仕様および価格は執筆時(2022年5月)のものです。
本記事によって読者様に発生した事象については、その一切について編集部では責任を取りかねますことをご了承下さい。
特に注記のない画像は編集部で撮影したものです。
記事中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標です。編集部山口
千宗kojiro7inukai@gmail.comAdministrator天文リフレクションズ編集長です。天リフOriginal
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