この記事の内容星見屋.com Presents!
小型軽量で高感度。撮影に「電視」に大活躍の「天体用CMOSカメラ」。でもデジタルカメラとはいろいろ勝手が違います。まずは取りあえず使ってみよう!というわけで、まずはファーストライトまでの記録です。

 

勝手が違う「天体用CMOS」カメラ

天体用CMOSカメラはデジタルカメラと違って本体に付いているのは実質USBコネクタだけ。ファインダー・モニターはおろか、スイッチすら一つもありません。

ASI294MCのセンサー部

パソコンなど「母艦」が必須

このため、カメラを制御するための何らかの「母艦」が必要。パソコン、Androidタブレットなどが使用できますが、この連載では利用者の多いWindowsを使用します。



編集子はマカーなのですが、天体用のアプリはWindowsが圧倒的に優位。ライブスタックできるカメラアプリ「SharpCap」もMacには対応していません。マカーとしてはつらいところですが仕方ありません。

Macでどこまでできるかはまた別の機会で検証したいと思っています。

ちなみに、古いMac(MBA2011mid)にWindows7をインストールするのが今回一番大変で、1日がかりの大仕事でした・・・古いマシンを流用するならWindowsPCを推奨します^^;;

望遠鏡に取り付けてみた

Long Pern D85にASI294MCを接続したところ

望遠鏡に取り付けてみました。

CMOSカメラは本体に「Tマウント(42mm ピッチ0.75mm)」の雄ネジが切ってあって、これに各種リングを接続して望遠鏡と接続します。

アイピースと共通の2インチスリーブ・1.25インチスリーブのアダプターが付属しているため、大抵の望遠鏡には何も追加で購入しなくても接続が可能です。

しかしこのカメラ、「上はどっちだ?」。
デジカメなら一目で分かるんですが、まん丸のASIではそれすらも分かりません。横位置の場合、この接続位置が正立像でした。

カメラを窓から遠くのマンションの給水塔に向けてみました。
おお、なんか写ってるぞ。

ASI294のフランジバックは6.5mmと短いので、けっこう引き出さなくてはなりません。5インチスリーブでは不足だったので、眼視用の延長筒と1.25インチのアイピースアダプタ経由で接続してピントが出ました。

ピント合わせはパソコンの画面を見ながら行うのですが、このとおりパソコンのポジションをうまくとらないといけません。画面が大きいのはありがたいのですが。

キャプチャソフトSharpCap

今回はライブスタックが可能な「SharpCap」というソフトを使用しました。ZWO社のCMOSカメラに対応したキャプチャソフトは多数あるのですが、「ライブスタック」が可能ということでまず入れてみました。

カメラに対する全てのコントロールはこのSharpCapの画面で行うのですが、シャッターボタンは?シャッター速度の設定は?感度の設定はどこ?戸惑うばかり。忘れていた「初心者のキモチ」がふつふつと湧いてきます^^;

真ん中の黒いエリアにたぶんカメラの画像が出るはずだということは分かるんですが^^;

シャッターはどこで切るのか

黒いエリアの上、緑の線を引いたあたりが「シャッター」に相当する機能。「StartCapture」で撮影開始。Stopで停止。

「StartCapture」をクリックすると表示されるダイアログ。
「Single Frame」が1コマ撮影。 連続撮影することを想定した造りになっていて、ひたすら連写・枚数設定の連写・インターバル撮影が可能になっています。

カメラの設定は右のパネルで

露出時間、Gain(ゲイン)、表示画像の調整など、デジカメの各種撮影メニューにありそうな機能は、右の「Camera Control Panel」に入っています。

CMOSカメラでは「ISO感度」という設定は存在しません。それに相当するのが「Gain(ゲイン)」。画像信号をどのくらい「増幅するか」を意味します。

「Expose(露出)」と「Gain」のスライダーの2つがわかれば、取りあえず画面に画像が出てきます。露出がカメラで慣れた「1/500秒」とかでなく、ミリ秒表記だったりするのですが、まあだいたいは分かるでしょう。

ファイルはどこに保存されるの?

とりあえず撮影したものの・・
ん?結果はどこに保存されているんでしょう?

デスクトップにフォルダが自動的に作成され保存されていました。保存場所は設定でも変更できるようなので、SDカードに保存することも可能でしょう。

また、EXIFというものが存在しないため、画像名と同じ名前の撮影時のカメラの設定などが書かれたファイルが別途出力されています。

ファイル形式はpngかFITS

保存されるファイルの形式は、SharpCapの場合pngかFITSのどちらかです。pngは8bitなので14bitのダイナミックレンジを生かすにはFITSにするべきでしょう。

Wikipedia FITS
https://ja.wikipedia.org/wiki/FITS

FITS形式とは、主に天文などの科学技術用途で使用される画像ファイルフォーマット。浮動小数点が扱える、直交座標以外の座標系が使えるなどの特徴があります。その反面、Photoshopのような「普通の」写真を扱うソフトではサポートされていません。

筆者はふだんPhotoshopを使っているのですが、PhotoshopではFITSを扱えないため、何らかのFITSを扱えるソフトが必要になります。

png形式で出力した画像の強拡大。RGGBのベイヤー配列がそのままモノクロデータとして記録されています。

SharpCapのデフォルトの保存形式はpngですが、実はベイヤー配列のセンサーの輝度情報ママです。この画像をカラー化するには「ディベイヤー」処理が必要になります。

このへんの事情にどう対応するかについては現在検討中^^
次回報告予定です。



お月様でファーストライト!

ASI294MCで月を撮影中

いろいろ課題を残していますが^^;;とりあえずベランダからお月様を撮影してみました。

ライブビューで月を「電視」by ASI294MC

カメラ三脚に雲台を付けただけのナンチャッテ撮影。

実はパソコンを撮影現場に持ち出すことも初体験。
パソコンを載せる「台」がないと作業不能であることを思い知りました。遠征の時に忘れないようにしないと・・

USBケーブルに思いのほか剛性があって、コードをうまく結束しておかないと長時間露出のときに困りそうですね^^

 

おっ。取りあえず月が入りました!

露出と月の傾きを合わせてパチリ。

[ZWO ASI294MC]
Debayer Preview=On
Pan=0
Tilt=0
Output Format=AVI files (*.avi)
Binning=1
Capture Area=4144×2822
Colour Space=RAW8
High Speed Mode=Off
Turbo USB=80(Auto)
Flip=None
Frame Rate Limit=Maximum
Gain=200
Exposure=0.001561
Timestamp Frames=Off
White Bal (B)=95
White Bal (R)=52
Brightness=8
Gamma=50
Auto Exp Max Gain=285
Auto Exp Max Exp M S=30000
Auto Exp Target Brightness=100
Mono Bin=Off
Apply Flat=None
Subtract Dark=None
Display Brightness=1
Display Contrast=1
Display Gamma=1
TimeStamp=2017-11-27T09:16:51.7428386Z

↑このごちゃごちゃしたデータはカメラから出力されるCameraSettings.txtファイルの中身です。

 

とりあえずナンチャッテ成果物。
ディベイヤーもしていないので拡大すると網戸状です^^;;
戸惑いながらもなんとかここまで到達。まずはおめでとう!

下が今回使用したLongPerng D85三枚玉アポ。上はFSQ106ED。

 

 

ナンチャッテ撮影の割には良く写っているのは、使った望遠鏡がいいからです^^
下が今回使用した、星見屋さんからお借りしているLong Perng D85三枚玉アポ。TOA級の収差補正との触れ込みの小型屈折。見え味最高です。

D104アポクロマート鏡筒を販売開始
http://www.geocities.jp/kitakaru_obs/TelescopeShop/D104catalogue2017.pdf

こちらについても、じっくりレビューしていく予定なのでお楽しみに!

パソコンへのソフトのインストール

順序が前後しましたが、パソコンへのソフトのインストールは簡単です。

基本は、パソコンにカメラを制御するためのドライバと、カメラ機能に相当するキャプチャソフトの2つをインストールします。

付属のCDを使用してもいいのですが、ZWOのホームページに最新の一覧がわかりやすく出ていますのでここからダウンロード・インストールします。10分もかかりません。

ZWOホームページ
http://astronomy-imaging-camera.com/software/

ドライバ

天体用CMOSカメラはパソコンから見るとUSBデバイスの一つ。まずは「ネイティブドライバ」をインストールします。

インストールは「次へ」の連打で難なく終了。

キャプチャソフト

ドライバを入れたら次はキャプチャソフトをインストール。このソフトが「カメラ」代わりになります。

今回はライブスタックの機能が強力な「Sharp Cap」を選択しました。無料です()。このほかにも、惑星用、星雲星団用、ガイド用などさまざまなソフトウェアが用意されています。

)v2.9までは無料、v3.0からは一部機能を使用する場合は有料となるそうです。詳細は確認中です。

SharpCap
http://www.sharpcap.co.uk/sharpcap/downloads

SharpCapは英語。いろいろメニューやオプションがあって、ぱっと見ではよくわからない・・こまかいことはさておき、まあなんとかなるかと楽観。

PCにカメラをUSBで接続し、SharpCapを立ち上げます。
「cameras」メニューを開くと・・
お、ASI294MCを認識してますね!
とりあえずこれでカメラが使えるようになります。

まとめ

天体用CMOSカメラはデジタルカメラと比較していろいろと勝手が違うため最初は戸惑いますが、慣れれば特に難しいところはありません。

ただし、望遠鏡やカメラレンズとの接続・ピント位置の確認、ソフトのインストールや使い方の確認など、昼間のうちに一通り試して確認しておく必要があるでしょう。

また、撮影現場の暗い場所でパソコンを使うことになるので、パソコンの台やイス、灯りを遮蔽するための布や箱なども事前に準備しておきましょう。

次回はまずベランダから、天体「電視」と撮影にチャレンジしてみる予定です。

 


※本連載では星見屋.com様に取材協力をいただいていますが、文責は全て天文リフレクションズ編集部にあります。記事に関するご質問・お問い合わせなどは天文リフレクションズ編集部宛にお願いいたします。 https://reflexions.jp/tenref/orig/wp-content/uploads/sites/4/2017/11/PB270001-1024x576.jpghttps://reflexions.jp/tenref/orig/wp-content/uploads/sites/4/2017/11/PB270001-150x150.jpg編集部レビュー天体用カメラ天体用カメラこの記事の内容星見屋.com Presents! 小型軽量で高感度。撮影に「電視」に大活躍の「天体用CMOSカメラ」。でもデジタルカメラとはいろいろ勝手が違います。まずは取りあえず使ってみよう!というわけで、まずはファーストライトまでの記録です。   勝手が違う「天体用CMOS」カメラ 天体用CMOSカメラはデジタルカメラと違って本体に付いているのは実質USBコネクタだけ。ファインダー・モニターはおろか、スイッチすら一つもありません。 パソコンなど「母艦」が必須 このため、カメラを制御するための何らかの「母艦」が必要。パソコン、Androidタブレットなどが使用できますが、この連載では利用者の多いWindowsを使用します。 編集子はマカーなのですが、天体用のアプリはWindowsが圧倒的に優位。ライブスタックできるカメラアプリ「SharpCap」もMacには対応していません。マカーとしてはつらいところですが仕方ありません。 Macでどこまでできるかはまた別の機会で検証したいと思っています。 ちなみに、古いMac(MBA2011mid)にWindows7をインストールするのが今回一番大変で、1日がかりの大仕事でした・・・古いマシンを流用するならWindowsPCを推奨します^^;; 望遠鏡に取り付けてみた 望遠鏡に取り付けてみました。 CMOSカメラは本体に「Tマウント(42mm ピッチ0.75mm)」の雄ネジが切ってあって、これに各種リングを接続して望遠鏡と接続します。 アイピースと共通の2インチスリーブ・1.25インチスリーブのアダプターが付属しているため、大抵の望遠鏡には何も追加で購入しなくても接続が可能です。 しかしこのカメラ、「上はどっちだ?」。 デジカメなら一目で分かるんですが、まん丸のASIではそれすらも分かりません。横位置の場合、この接続位置が正立像でした。 カメラを窓から遠くのマンションの給水塔に向けてみました。 おお、なんか写ってるぞ。 ASI294のフランジバックは6.5mmと短いので、けっこう引き出さなくてはなりません。5インチスリーブでは不足だったので、眼視用の延長筒と1.25インチのアイピースアダプタ経由で接続してピントが出ました。 ピント合わせはパソコンの画面を見ながら行うのですが、このとおりパソコンのポジションをうまくとらないといけません。画面が大きいのはありがたいのですが。 キャプチャソフトSharpCap 今回はライブスタックが可能な「SharpCap」というソフトを使用しました。ZWO社のCMOSカメラに対応したキャプチャソフトは多数あるのですが、「ライブスタック」が可能ということでまず入れてみました。 カメラに対する全てのコントロールはこのSharpCapの画面で行うのですが、シャッターボタンは?シャッター速度の設定は?感度の設定はどこ?戸惑うばかり。忘れていた「初心者のキモチ」がふつふつと湧いてきます^^; 真ん中の黒いエリアにたぶんカメラの画像が出るはずだということは分かるんですが^^; シャッターはどこで切るのか 黒いエリアの上、緑の線を引いたあたりが「シャッター」に相当する機能。「StartCapture」で撮影開始。Stopで停止。 「StartCapture」をクリックすると表示されるダイアログ。 「Single Frame」が1コマ撮影。 連続撮影することを想定した造りになっていて、ひたすら連写・枚数設定の連写・インターバル撮影が可能になっています。 カメラの設定は右のパネルで 露出時間、Gain(ゲイン)、表示画像の調整など、デジカメの各種撮影メニューにありそうな機能は、右の「Camera Control Panel」に入っています。 CMOSカメラでは「ISO感度」という設定は存在しません。それに相当するのが「Gain(ゲイン)」。画像信号をどのくらい「増幅するか」を意味します。 「Expose(露出)」と「Gain」のスライダーの2つがわかれば、取りあえず画面に画像が出てきます。露出がカメラで慣れた「1/500秒」とかでなく、ミリ秒表記だったりするのですが、まあだいたいは分かるでしょう。 ファイルはどこに保存されるの? とりあえず撮影したものの・・ ん?結果はどこに保存されているんでしょう? デスクトップにフォルダが自動的に作成され保存されていました。保存場所は設定でも変更できるようなので、SDカードに保存することも可能でしょう。 また、EXIFというものが存在しないため、画像名と同じ名前の撮影時のカメラの設定などが書かれたファイルが別途出力されています。 ファイル形式はpngかFITS 保存されるファイルの形式は、SharpCapの場合pngかFITSのどちらかです。pngは8bitなので14bitのダイナミックレンジを生かすにはFITSにするべきでしょう。 Wikipedia FITS https://ja.wikipedia.org/wiki/FITS FITS形式とは、主に天文などの科学技術用途で使用される画像ファイルフォーマット。浮動小数点が扱える、直交座標以外の座標系が使えるなどの特徴があります。その反面、Photoshopのような「普通の」写真を扱うソフトではサポートされていません。 筆者はふだんPhotoshopを使っているのですが、PhotoshopではFITSを扱えないため、何らかのFITSを扱えるソフトが必要になります。 SharpCapのデフォルトの保存形式はpngですが、実はベイヤー配列のセンサーの輝度情報ママです。この画像をカラー化するには「ディベイヤー」処理が必要になります。 このへんの事情にどう対応するかについては現在検討中^^ 次回報告予定です。 お月様でファーストライト! いろいろ課題を残していますが^^;;とりあえずベランダからお月様を撮影してみました。 カメラ三脚に雲台を付けただけのナンチャッテ撮影。 実はパソコンを撮影現場に持ち出すことも初体験。 パソコンを載せる「台」がないと作業不能であることを思い知りました。遠征の時に忘れないようにしないと・・ USBケーブルに思いのほか剛性があって、コードをうまく結束しておかないと長時間露出のときに困りそうですね^^   おっ。取りあえず月が入りました! 露出と月の傾きを合わせてパチリ。 Debayer Preview=On Pan=0 Tilt=0 Output Format=AVI files (*.avi) Binning=1 Capture Area=4144x2822 Colour Space=RAW8 High Speed Mode=Off Turbo USB=80(Auto) Flip=None Frame Rate Limit=Maximum Gain=200 Exposure=0.001561 Timestamp Frames=Off White Bal (B)=95 White Bal (R)=52 Brightness=8 Gamma=50 Auto Exp Max Gain=285 Auto Exp Max Exp M S=30000 Auto Exp Target Brightness=100 Mono Bin=Off Apply Flat=None Subtract Dark=None Display Brightness=1 Display Contrast=1 Display Gamma=1 TimeStamp=2017-11-27T09:16:51.7428386Z ↑このごちゃごちゃしたデータはカメラから出力されるCameraSettings.txtファイルの中身です。   とりあえずナンチャッテ成果物。 ディベイヤーもしていないので拡大すると網戸状です^^;; 戸惑いながらもなんとかここまで到達。まずはおめでとう!     ナンチャッテ撮影の割には良く写っているのは、使った望遠鏡がいいからです^^ 下が今回使用した、星見屋さんからお借りしているLong Perng D85三枚玉アポ。TOA級の収差補正との触れ込みの小型屈折。見え味最高です。 D104アポクロマート鏡筒を販売開始 http://www.geocities.jp/kitakaru_obs/TelescopeShop/D104catalogue2017.pdf こちらについても、じっくりレビューしていく予定なのでお楽しみに! パソコンへのソフトのインストール 順序が前後しましたが、パソコンへのソフトのインストールは簡単です。 基本は、パソコンにカメラを制御するためのドライバと、カメラ機能に相当するキャプチャソフトの2つをインストールします。 付属のCDを使用してもいいのですが、ZWOのホームページに最新の一覧がわかりやすく出ていますのでここからダウンロード・インストールします。10分もかかりません。 ZWOホームページ http://astronomy-imaging-camera.com/software/ ドライバ 天体用CMOSカメラはパソコンから見るとUSBデバイスの一つ。まずは「ネイティブドライバ」をインストールします。 インストールは「次へ」の連打で難なく終了。 キャプチャソフト ドライバを入れたら次はキャプチャソフトをインストール。このソフトが「カメラ」代わりになります。 今回はライブスタックの機能が強力な「Sharp Cap」を選択しました。無料です(注)。このほかにも、惑星用、星雲星団用、ガイド用などさまざまなソフトウェアが用意されています。 注)v2.9までは無料、v3.0からは一部機能を使用する場合は有料となるそうです。詳細は確認中です。 SharpCap http://www.sharpcap.co.uk/sharpcap/downloads SharpCapは英語。いろいろメニューやオプションがあって、ぱっと見ではよくわからない・・こまかいことはさておき、まあなんとかなるかと楽観。 PCにカメラをUSBで接続し、SharpCapを立ち上げます。 「cameras」メニューを開くと・・ お、ASI294MCを認識してますね! とりあえずこれでカメラが使えるようになります。 まとめ 天体用CMOSカメラはデジタルカメラと比較していろいろと勝手が違うため最初は戸惑いますが、慣れれば特に難しいところはありません。 ただし、望遠鏡やカメラレンズとの接続・ピント位置の確認、ソフトのインストールや使い方の確認など、昼間のうちに一通り試して確認しておく必要があるでしょう。 また、撮影現場の暗い場所でパソコンを使うことになるので、パソコンの台やイス、灯りを遮蔽するための布や箱なども事前に準備しておきましょう。 次回はまずベランダから、天体「電視」と撮影にチャレンジしてみる予定です。   ※本連載では星見屋.com様に取材協力をいただいていますが、文責は全て天文リフレクションズ編集部にあります。記事に関するご質問・お問い合わせなどは天文リフレクションズ編集部宛にお願いいたします。編集部発信のオリジナルコンテンツ