今朝のツイートから。
国立天文台天文情報センターの縣(あがた)秀彦さんより。

昨日ご紹介した「鳥取県は星取県」は、鳥取県観光交流局が中心になっているプロジェクトですが、こちらの「長野県は宇宙県」は国立天文台野辺山宇宙電波観測所(NAOJ)を中心とした、いわば天文学者からの発信。



長野県は宇宙県連絡協議会 

はじめに

長野県は日本の中でも特に宇宙と関わりが強い県です。美しい星空はもとより、多くのプラネタリウム、天文同好会、宇宙航空産業、多くの天文研究施設、また、長野県出身の油井宇宙飛行士の活躍もありました。そこで、「長野県は宇宙県」を合言葉として、長野県がもつ「宇宙に近い」というすばらしい資産をみなさんに理解していただくとともに、この長野県の魅力を広く伝えていくといった、「宇宙」を観光・教育資産として活かしていく活動を推進します
このような活動を推進するため、まずは長野県内の天文研究施設を中心とした連絡協議会を立ち上げました。今後、長野県内で進めていく観光振興や教育活動に、天文・宇宙を積極的に取り入れてもらうための素材や情報などを提供したいと思います。

(文字装飾:編集部)

「長野県は宇宙県」連絡協議会HPより。
参加機関・コアメンバーはNAOJに加えて、東大の木曽観測所、信州大の観測天文学グループ、国立長野高専などが名前を連ねています。

長野県は宇宙県 HP

憲章

長野県がもつ「宇宙に近い」というすばらしい資産を多くの人たちと共有し、 その魅力を広く伝えていくことにより、長野県の地域振興、人材育成、観光、天体観測環境維持に 寄与することを目的とする。また、参加する団体・個人は、 この目的のために、お互いの特徴を認めつつ、協力をし活動する。

(2016.11.23 松本宣言)

昨年11月に行われた「第1回長野県は宇宙県ミーティング」で採択された松本宣言。

「宇宙に近い」という長野県の特徴?を軸に、地域振興・人材育成・観光・天体観測環境維持に取り組もうというもの。

参考リンク)
日本経済新聞
「長野県は宇宙県」合言葉に連携,野辺山観測所など23日初会合
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFB07H0Z_X01C16A1L31000/

「長野県は宇宙県」サマー・スタンプラリー・イベント


(画面キャプチャ・編集部)

冒頭でご紹介したツイートは、今年の夏実施される「長野県は宇宙県」サマースタンプラリーイベントの件。

クラウドファウンド形式を取っていて、3000円〜10万円までの「支援金」を公募し、参画施設の招待券やグッズなど、金額毎に設定された「リターン」がもらえるというもの。

「リターン」の内容をざっと見ると「○るさと○税」とは若干違って「リターン目当て」を狙ったものではなく、参画施設やイベントへの招待券、記念品など、「支援に対するお礼」のような位置づけのようです。
本日(5/24)11時現在、66,000円の支援金が集まっています。

このサマー・スタンプラリーイベントの協力団体には現在27以上が名を連ねていて、他に計50にもなる予定とのこと。ほしまつりや天体観望会、星空解説会など、多数のイベントが計画されているようです。

 


いかがでしたか?

「星取県」に「宇宙県」。いろんな県が増えてきますね^^
今年の夏が大いに盛り上がるといいですね。

 

関連記事)

http://reflexions.jp/blog/ed_tenmon/archives/573 編集部天文コラム今朝のツイートから。 国立天文台天文情報センターの縣(あがた)秀彦さんより。 日経新聞で取り上げて頂きました。是非、ご支援よろしくお願いします! 「長野県は宇宙県」サマー・スタンプラリー・イベントを実施したい! - CAMPFIRE(キャンプファイヤー) https://t.co/IGjnb9qLBW @ohayo_campさんから — 縣秀彦 (@agata_naoj) 2017年5月23日 昨日ご紹介した「鳥取県は星取県」は、鳥取県観光交流局が中心になっているプロジェクトですが、こちらの「長野県は宇宙県」は国立天文台野辺山宇宙電波観測所(NAOJ)を中心とした、いわば天文学者からの発信。 長野県は宇宙県連絡協議会  はじめに 長野県は日本の中でも特に宇宙と関わりが強い県です。美しい星空はもとより、多くのプラネタリウム、天文同好会、宇宙航空産業、多くの天文研究施設、また、長野県出身の油井宇宙飛行士の活躍もありました。そこで、「長野県は宇宙県」を合言葉として、長野県がもつ「宇宙に近い」というすばらしい資産をみなさんに理解していただくとともに、この長野県の魅力を広く伝えていくといった、「宇宙」を観光・教育資産として活かしていく活動を推進します。 このような活動を推進するため、まずは長野県内の天文研究施設を中心とした連絡協議会を立ち上げました。今後、長野県内で進めていく観光振興や教育活動に、天文・宇宙を積極的に取り入れてもらうための素材や情報などを提供したいと思います。 (文字装飾:編集部) 「長野県は宇宙県」連絡協議会HPより。 参加機関・コアメンバーはNAOJに加えて、東大の木曽観測所、信州大の観測天文学グループ、国立長野高専などが名前を連ねています。 長野県は宇宙県 HP 憲章 長野県がもつ「宇宙に近い」というすばらしい資産を多くの人たちと共有し、 その魅力を広く伝えていくことにより、長野県の地域振興、人材育成、観光、天体観測環境維持に 寄与することを目的とする。また、参加する団体・個人は、 この目的のために、お互いの特徴を認めつつ、協力をし活動する。 (2016.11.23 松本宣言) 昨年11月に行われた「第1回長野県は宇宙県ミーティング」で採択された松本宣言。 「宇宙に近い」という長野県の特徴?を軸に、地域振興・人材育成・観光・天体観測環境維持に取り組もうというもの。 参考リンク) 日本経済新聞 「長野県は宇宙県」合言葉に連携,野辺山観測所など23日初会合 http://www.nikkei.com/article/DGXLASFB07H0Z_X01C16A1L31000/ 「長野県は宇宙県」サマー・スタンプラリー・イベント (画面キャプチャ・編集部) 冒頭でご紹介したツイートは、今年の夏実施される「長野県は宇宙県」サマースタンプラリーイベントの件。 クラウドファウンド形式を取っていて、3000円〜10万円までの「支援金」を公募し、参画施設の招待券やグッズなど、金額毎に設定された「リターン」がもらえるというもの。 「リターン」の内容をざっと見ると「○るさと○税」とは若干違って「リターン目当て」を狙ったものではなく、参画施設やイベントへの招待券、記念品など、「支援に対するお礼」のような位置づけのようです。 本日(5/24)11時現在、66,000円の支援金が集まっています。 このサマー・スタンプラリーイベントの協力団体には現在27以上が名を連ねていて、他に計50にもなる予定とのこと。ほしまつりや天体観望会、星空解説会など、多数のイベントが計画されているようです。   いかがでしたか? 「星取県」に「宇宙県」。いろんな県が増えてきますね^^ 今年の夏が大いに盛り上がるといいですね。   関連記事) http://reflexions.jp/blog/ed_tenmon/archives/573編集部発信のオリジナルコンテンツ