ブログ「あぷらなーと」に、ダークファイルのみを使用してディザリングの効果を検証するシミュレーション結果が掲載されています。

あぷらなーと・ディザリングはなぜ「効く」のか?
https://apranat.exblog.jp/30079071/
※左:①シフトなし 中:②追尾エラー再現型 右:③ディザリング再現型 https://apranat.exblog.jp/30079071/
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この検証の概要は、ホットピクセルのみが写ったダークファイル20コマを、3つのパターン、①「シフトなし」②追尾エラーを模した「リニア型」③「ディザリングを模した「スネーク型」 で、コンポジット時に「シフト」してそれらを比較するというものです。その結果、見事に縞ノイズが再現され、ディザリングの効果が明らかになる結果が得られました。

「縞ノイズ」の原因が追尾エラーなどによる一定方向の写野シフトが原因であることは様々な方がこれまで検証されていますが、それを単純化されたモデルと実ダークファイルで再現したことが素晴らしい。縞ノイズの原因に対する説が、別の角度で検証されたと言うべきでしょう。



また、この手法(ダークファイルのみを使用したシミュレーション)を使用すれば、よりノイズ・違和感の少ないディザリングの「パターン」が検証できるかもしれません。私見ですが、スネークの半径を大きくする、スネークの歩みに乱数を加えるなどで、よりノイズが低減するような気がします。



https://apranat.exblog.jp/30079071/

 

「上下が一致していない画像は左・中・右のどの列でしょう?」

さらに「縞ノイズ」がなぜ「違和感」を感じるかという問題を、エントロピーという物理上の概念と、人間の認知の2つの側面で考察されています。こちらも大変興味深いので、ぜひ元記事をごらんになってください。

  ディザリング効果のシミュレーションhttps://reflexions.jp/tenref/orig/wp-content/uploads/sites/4/2018/10/f0346040_00071428-1024x503.jpghttps://reflexions.jp/tenref/orig/wp-content/uploads/sites/4/2018/10/f0346040_00071428-150x150.jpg編集部画像処理ブログ「あぷらなーと」に、ダークファイルのみを使用してディザリングの効果を検証するシミュレーション結果が掲載されています。 あぷらなーと・ディザリングはなぜ「効く」のか? https://apranat.exblog.jp/30079071/   この検証の概要は、ホットピクセルのみが写ったダークファイル20コマを、3つのパターン、①「シフトなし」②追尾エラーを模した「リニア型」③「ディザリングを模した「スネーク型」 で、コンポジット時に「シフト」してそれらを比較するというものです。その結果、見事に縞ノイズが再現され、ディザリングの効果が明らかになる結果が得られました。 「縞ノイズ」の原因が追尾エラーなどによる一定方向の写野シフトが原因であることは様々な方がこれまで検証されていますが、それを単純化されたモデルと実ダークファイルで再現したことが素晴らしい。縞ノイズの原因に対する説が、別の角度で検証されたと言うべきでしょう。 また、この手法(ダークファイルのみを使用したシミュレーション)を使用すれば、よりノイズ・違和感の少ないディザリングの「パターン」が検証できるかもしれません。私見ですが、スネークの半径を大きくする、スネークの歩みに乱数を加えるなどで、よりノイズが低減するような気がします。   「上下が一致していない画像は左・中・右のどの列でしょう?」 さらに「縞ノイズ」がなぜ「違和感」を感じるかという問題を、エントロピーという物理上の概念と、人間の認知の2つの側面で考察されています。こちらも大変興味深いので、ぜひ元記事をごらんになってください。  編集部発信のオリジナルコンテンツ