リコーイメージングから、全天球カメラ「THETA」シリーズのフラグシップモデル「Z1」の発売がアナウンスされています。発売は3月下旬、公式ストア価格は税込126,900円です。

THETA360.com THETA Z1
https://theta360.com/ja/about/theta/z1.html
https://theta360.com/ja/about/theta/z1.html

THETA Z1の概要

スペックの詳細は製品ページで確認頂いただくとして、最大の特徴はセンサーが「裏面照射型1インチ」となり、より高画質で低照度に強くなったこと。従来機の「THETA V」は1/2.3インチでしたから、面積比で4倍以上になっています。

追記2019/2/26)

デジカメWatch 1型センサー+新レンズで高性能化した360度カメラ「RICOH THETA Z1」
https://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/1171551.html

各部の詳細、ケース・キャップなどのアクセサリ、星景を含む作例画像などが紹介されています。

追記2019/2/26終わり)

さらに、待望のraw画像保存が可能になり、低照度下で強い強調をかける星景写真・天体写真への適性が大幅に向上していることが期待されます。レンズのF値は2.1。THETA Vが2.0なので若干暗くなっていますが、1/3絞り分以下なので、大きな影響はないでしょう。

これまでのTHETAの限界

従来のTHETA(S、SC、V)でも1コマ30秒の長時間露出が可能で、それなりに星景写真を撮影することができました。

小石原撮影風景 – Spherical Image – RICOH THETA

ショボい画像で恐縮ですが、筆者が撮影した比較明合成の全天球画像。

小石原全天タイムラプス – Spherical Image – RICOH THETA

こちらはタイムラプス。カクカクしていてすみません^^;;

1/2.3インチセンサーの従来のTHETAでも、とりあえず天の川は写ります。しかし、画質はコンデジ品質で不満。そのため、THETAはもっぱら昼間のスナップ用途にしか使用していませんでした。

フルサイズ一眼でのステッチとその限界

石垣市明石海岸 – Spherical Image – RICOH THETA

「ステッチング」の手間をいとわなければ、全天パノラマ星景はかなりの高画質で撮影することができます。この作例は、フルサイズ一眼に24mm の広角レンズで撮影し、ICEでステッチしたもの。レンズの絞りはF2.0と開け気味にして、「大吟醸ステッチ」の30秒露出・60枚パノラマです。撮影にはほぼ20分かかります。

ここまで手間を掛けなくても、全周魚眼で2枚ステッチ・対角魚眼で4枚ないしは6枚ステッチで全天画像は作成できます。しかし「一発撮り」できないのは同じ。ましてや動画撮影は不可能です。

THETA Z1への期待

もし筆者がTHETA Z1を手にしたとしても、ガチ撮りの全天パノラマは、やっぱりフルサイズ一眼でステッチするしょう。

でも、これまであきらめていた(*)「その場の雰囲気と星空の両方を写し込むための360°星景」や「カジュアルな360°記録写真(夜)」が撮れるに違いない。

(*)撮るのに時間がかかるのもあるのですが、後処理の手間を考えてしまって、よほど気合が入らないとパノラマは撮れませんでした^^;;

もしかしたら、Rawデータをうまく処理すれば、フルサイズの魚眼ステッチとあまり変わらないレベルになるかも。そんな期待が膨らみます(*)。

(*)天リフ記事用の機材・風景スナップにも大いに期待が^^

というわけで「万難を排して入手するぞ」宣言をしたいと思います。

まとめ

公式ストア価格は税込126,900円でTHETA Vの倍以上。これはけっこうキテますが、正直いってバーゲンプライスだと感じました。1インチセンサー・200gを切る軽量・13万円以下の全天球カメラはこの世に「THETA Z1」しか存在しません。

THETA Z1の登場で、低照度下での高画質の360度パノラマ(静止画も動画も)がより手軽になることに期待です。

 

http://reflexions.jp/tenref/orig/wp-content/uploads/sites/4/2019/02/3be3d0b942e0f33e707ce6ec8f76303e-1024x632.pnghttp://reflexions.jp/tenref/orig/wp-content/uploads/sites/4/2019/02/3be3d0b942e0f33e707ce6ec8f76303e-150x150.png編集部新着天文機材特選ピックアップリコーイメージングから、全天球カメラ「THETA」シリーズのフラグシップモデル「Z1」の発売がアナウンスされています。発売は3月下旬、公式ストア価格は税込126,900円です。 THETA360.com THETA Z1 https://theta360.com/ja/about/theta/z1.html THETA Z1の概要 スペックの詳細は製品ページで確認頂いただくとして、最大の特徴はセンサーが「裏面照射型1インチ」となり、より高画質で低照度に強くなったこと。従来機の「THETA V」は1/2.3インチでしたから、面積比で4倍以上になっています。 追記2019/2/26) デジカメWatch 1型センサー+新レンズで高性能化した360度カメラ「RICOH THETA Z1」 https://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/1171551.html 各部の詳細、ケース・キャップなどのアクセサリ、星景を含む作例画像などが紹介されています。 追記2019/2/26終わり) さらに、待望のraw画像保存が可能になり、低照度下で強い強調をかける星景写真・天体写真への適性が大幅に向上していることが期待されます。レンズのF値は2.1。THETA Vが2.0なので若干暗くなっていますが、1/3絞り分以下なので、大きな影響はないでしょう。 これまでのTHETAの限界 従来のTHETA(S、SC、V)でも1コマ30秒の長時間露出が可能で、それなりに星景写真を撮影することができました。 小石原撮影風景 - Spherical Image - RICOH THETA ショボい画像で恐縮ですが、筆者が撮影した比較明合成の全天球画像。 小石原全天タイムラプス - Spherical Image - RICOH THETA こちらはタイムラプス。カクカクしていてすみません^^;; 1/2.3インチセンサーの従来のTHETAでも、とりあえず天の川は写ります。しかし、画質はコンデジ品質で不満。そのため、THETAはもっぱら昼間のスナップ用途にしか使用していませんでした。 フルサイズ一眼でのステッチとその限界 石垣市明石海岸 - Spherical Image - RICOH THETA 「ステッチング」の手間をいとわなければ、全天パノラマ星景はかなりの高画質で撮影することができます。この作例は、フルサイズ一眼に24mm の広角レンズで撮影し、ICEでステッチしたもの。レンズの絞りはF2.0と開け気味にして、「大吟醸ステッチ」の30秒露出・60枚パノラマです。撮影にはほぼ20分かかります。 ここまで手間を掛けなくても、全周魚眼で2枚ステッチ・対角魚眼で4枚ないしは6枚ステッチで全天画像は作成できます。しかし「一発撮り」できないのは同じ。ましてや動画撮影は不可能です。 THETA Z1への期待 もし筆者がTHETA Z1を手にしたとしても、ガチ撮りの全天パノラマは、やっぱりフルサイズ一眼でステッチするしょう。 でも、これまであきらめていた(*)「その場の雰囲気と星空の両方を写し込むための360°星景」や「カジュアルな360°記録写真(夜)」が撮れるに違いない。 (*)撮るのに時間がかかるのもあるのですが、後処理の手間を考えてしまって、よほど気合が入らないとパノラマは撮れませんでした^^;; もしかしたら、Rawデータをうまく処理すれば、フルサイズの魚眼ステッチとあまり変わらないレベルになるかも。そんな期待が膨らみます(*)。 (*)天リフ記事用の機材・風景スナップにも大いに期待が^^ というわけで「万難を排して入手するぞ」宣言をしたいと思います。 まとめ 公式ストア価格は税込126,900円でTHETA Vの倍以上。これはけっこうキテますが、正直いってバーゲンプライスだと感じました。1インチセンサー・200gを切る軽量・13万円以下の全天球カメラはこの世に「THETA Z1」しか存在しません。 THETA Z1の登場で、低照度下での高画質の360度パノラマ(静止画も動画も)がより手軽になることに期待です。  編集部発信のオリジナルコンテンツ