「やってみれば分かるだろう」決断のリモート観測所と天体写真の未来
だいこもん(@pochomskii)様のブログ「天文はかせ幕下」で、南米チリのリモート観測所の共同利用に踏み切った経緯が綴られています。
リモートに対する懸念と決断
南米チリのリモート観測所については、つい先日特選ピックアップでご紹介したところだったのですが、その環境の1サイトを3名で共同利用されるそうです。
この記事では、「それってほんとに楽しいの?」「普段の遠征撮影が色あせるのでは?」という、利用する側の立場からの注目すべき自問自答がなされていて、アマチュア天体写真の琴線に触れるものになっています。
「熟慮熟考を重ね」た結果、「やってみれば分かるだろう」という結論なのですが、パイオニアとしての第一歩を踏み出されるご決断、おおいにリスペクトしたいと思います^^
↓こちらは先日の丹羽さんの記事のピックアップです。
アマチュア天文界の未来
天体写真を始めて10年のだいこもん(@pochomskii)様は、10年を「一部のガチマニアに独占されていた『スゴイ天体写真』が,だんだんと庶民へ解放されていく過程」であると総括されています。
リモート観測所は、それに「理想的な空」と「1桁長い露出時間」を追加してくれることになります。「だれもが『スゴイ天体写真』を量産できるようになる未来」に手が届いた瞬間。それが今です。
一方で、「レベルが上がれば上がるほど,天体写真は『似通った結果』へ収束していく」のも、ディープスカイ天体写真では本質的に避けられません。「天体写真は誰が撮っても同じ」になる未来が見えているのに、なぜその未来へ自分は向かうのか?
「だれもが『スゴイ天体写真』を量産できるようになる未来」。そんな未来に対して、だいこもん(@pochomskii)様がどんな期待を持たれているのか?ぜひ元記事をじっくりお読みになってください!
まとめ
いかがでしたか?
目指せ,特選ピックアップ!
— だいこもん (@pochomskii) July 12, 2022
目指されたピックアップがこういう形だったのかどうかは不明ですが、必然的にピックアップさせていただきました。3日後だったら、まとめて一つのピックアップになったでしょう。なんだか運命を感じます^^;
筆者の全く個人的な話で恐縮ですが、天体写真に熱中していた1970年後半ごろ、結局離脱してダークマター入りしてしまった理由がまさに「誰が撮っても同じになる天体写真を撮る理由はあるのか(あらんや)」でした。
もちろん現在は「理由はもちろんある」と確信しています。意識的であれ無意識的であれ、さまざまな方がそれぞれの形で「天体写真を撮る理由」を示されているのが現在です。そして「リモート観測所」がもたらす未来では、それらがさらに意識的に、そして豊かになっているはずです。
そんな世界をしっかり見とどけて発信していきたいと思います。
https://reflexions.jp/tenref/orig/2022/07/14/14007/https://reflexions.jp/tenref/orig/wp-content/uploads/sites/4/2022/07/4ad5275180fc379f79e4e64e7a0f1e95-1024x690.jpghttps://reflexions.jp/tenref/orig/wp-content/uploads/sites/4/2022/07/4ad5275180fc379f79e4e64e7a0f1e95-150x150.jpg特選ピックアップリモート観測所だいこもん(@pochomskii)様のブログ「天文はかせ幕下」で、南米チリのリモート観測所の共同利用に踏み切った経緯が綴られています。 https://snct-astro.hatenadiary.jp/entry/2022/07/13/203416 リモートに対する懸念と決断 南米チリのリモート観測所については、つい先日特選ピックアップでご紹介したところだったのですが、その環境の1サイトを3名で共同利用されるそうです。 この記事では、「それってほんとに楽しいの?」「普段の遠征撮影が色あせるのでは?」という、利用する側の立場からの注目すべき自問自答がなされていて、アマチュア天体写真の琴線に触れるものになっています。 「熟慮熟考を重ね」た結果、「やってみれば分かるだろう」という結論なのですが、パイオニアとしての第一歩を踏み出されるご決断、おおいにリスペクトしたいと思います^^ ↓こちらは先日の丹羽さんの記事のピックアップです。 https://reflexions.jp/tenref/orig/2022/07/12/13973/ アマチュア天文界の未来 天体写真を始めて10年のだいこもん(@pochomskii)様は、10年を「一部のガチマニアに独占されていた『スゴイ天体写真』が,だんだんと庶民へ解放されていく過程」であると総括されています。 リモート観測所は、それに「理想的な空」と「1桁長い露出時間」を追加してくれることになります。「だれもが『スゴイ天体写真』を量産できるようになる未来」に手が届いた瞬間。それが今です。 一方で、「レベルが上がれば上がるほど,天体写真は『似通った結果』へ収束していく」のも、ディープスカイ天体写真では本質的に避けられません。「天体写真は誰が撮っても同じ」になる未来が見えているのに、なぜその未来へ自分は向かうのか? 「だれもが『スゴイ天体写真』を量産できるようになる未来」。そんな未来に対して、だいこもん(@pochomskii)様がどんな期待を持たれているのか?ぜひ元記事をじっくりお読みになってください! まとめ いかがでしたか? https://twitter.com/pochomskii/status/1546783403965820928 目指されたピックアップがこういう形だったのかどうかは不明ですが、必然的にピックアップさせていただきました。3日後だったら、まとめて一つのピックアップになったでしょう。なんだか運命を感じます^^; 筆者の全く個人的な話で恐縮ですが、天体写真に熱中していた1970年後半ごろ、結局離脱してダークマター入りしてしまった理由がまさに「誰が撮っても同じになる天体写真を撮る理由はあるのか(あらんや)」でした。 もちろん現在は「理由はもちろんある」と確信しています。意識的であれ無意識的であれ、さまざまな方がそれぞれの形で「天体写真を撮る理由」を示されているのが現在です。そして「リモート観測所」がもたらす未来では、それらがさらに意識的に、そして豊かになっているはずです。 そんな世界をしっかり見とどけて発信していきたいと思います。 編集部山口 千宗kojiro7inukai@gmail.comAdministrator天文リフレクションズ編集長です。天リフOriginal
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