アストロアーツHPで星ナビ2023年1月号の内容が告知されています。発売は12月5日月曜日です。

今月の内容は!?

特別付録は2023年の現象がまとまった「星空ハンドブック2023」。毎年恒例の「星のゆく年くる年」で、2022年の振り返りと2023年の準備はバッチリです!

星ナビ1月号は「星空ハンドブック2023」と「星のゆく年くる年」
https://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/12773_hoshinavi

■表紙

今回の表紙は北山輝泰さん撮影の「皆既食中に天王星が潜入」。1分30分ごとに11枚撮影したカットを比較明合成したものです。皆既食に天王星が潜入する様子がよくわかります。

今月の表紙は北山輝泰さん撮影の11.8皆既月食+天王星食。11コマの比較明合成です。鏡筒はEdgeHD800、カメラはα7SIII。ISO400で露出時間3.2秒。StarEaterの発現しない上限である「3.2秒」での撮影がシブイ。

今回の月食は全国的に好天に恵まれたこともあり、多くの方が楽しまれたことと思います。本誌の「星ナビギャラリー」の掲載には〆切の関係で間に合わなかったようですが、来月号に読者の数多くの作品が掲載されるものと思われます。



■星のゆく年 天文トピック総まとめ2022(解説/谷川正夫・中野太郎・塚田 健・川村 晶)

「皆既月食×天王星食」や月と全惑星が集合する「惑星パレード」なども話題になった2022年。JWSTの打ち上げや星座100周年など、天文学や天文普及分野でも話題の多い1年でした。「天文現象」、「天文学・宇宙開発」、「天文普及」、「望遠鏡・カメラ」の4カテゴリで紹介。最新天文トピックをチェックしながら、今年一年の天文活動を振り返ってみませんか?

1月号の恒例記事、まずは「星のゆく年」。レナード彗星(C/2021 A1)、春の惑星の大集合、11.8皆既月食×天王星食などの天文現象、JWSTやリュウグウのサンプル解析など天文学と宇宙開発、プラネタリウム100周年やコロナから日常に戻りつつある中での各地の星のイベント、望遠鏡・カメラの新製品などが盛りだくさん。

■星のくる年 天文現象ピックアップ2023(解説/浅田英夫)

 

2023年の天文界は、私たちにどんな天文ショーを見せてくれるでしょうか。部分月食や部分日食・好条件のふたご座流星群・明るくなりそうな彗星など2023年も楽しみが目白押し。撮影や観望を120%楽しむためには事前のチェックが大切です。年が明ける前に確認しておきましょう!

そして楽しみな2023年「くる年」。2023年の天文現象の総ざらいです。「〇〇食」は3月24日の金星食(九州南部以南)、9月21日のアンタレス食(全国)、4月20日の部分日食(千葉から九州南部までの太平洋側)などがありますが、地域限定だったり条件が微妙なものが多い印象。一方で惑星同士の接近は、元旦早々の夕空の5惑星の集結、1月23日の金星と土星(0.7度)、3月2日の金星と木星(0.5度)、6月2〜3日の火星のプレセペ星団通過などが楽しみです。

一番のハイライトは1月12日に近日点を通過するZTF(ズィーティーエフ)彗星ではないでしょうか。明るさの予想は5等級ですが、2月には周極星となって一晩中観測できます。「天文現象の少ない年は大彗星が現れる」というジンクス?もあり、新彗星にも淡い期待(*)もしたいところですね!

(*)自動観測機器が進化した昨今、明るくなるような彗星は近日点通過のかなり前に発見されてしまうことも多くなってきています。

■楽しい電視観望 縮小コリメート法で眼視から電視に転向(体験記/大石 賢)

眼視派だった天文ファンが電視観望の楽しさに目覚めたレポートです。縮小コリメート法での電視観望にはメリット多数。体験記を書かれた大石さんは、手持ちの機材では観望が難しかったディープスカイにも挑戦しているとのこと。手持ちの機材と電視観望機材を組み合わせて電視観望を始めてみませんか?

電視観望の可能性を広げる「縮小コリメート法」による活用事例の紹介。静岡県在住の大石賢(おおいし まさる)さんによる6ページのレポートです。電視観望は「小型望遠鏡+小サイズセンサー」で楽しまれる方が多いのですが、大口径・長焦点の光学系(ミューロン210)に、焦点距離32mmの接眼レンズとCCTVレンズ(CSマウントレンズ)を付けた小センサーのCMOSカメラ(Neptune-CII)を組み合わせることで、「焦点距離452mmF2.2」という電視観望向けの明るい光学系となります。

カメラと接眼レンズを固定するアダプタに工夫と若干の工作が必要になりますが(詳細は記事に紹介されています)、17等級台の暗い天体が8秒程度の露出時間で確認できるとのこと。元々眼視派の大石さんにとっては「肉眼と口径の限界を超える」ことが可能な理想的なシステム。同等の光学系をすでにお持ちの方には特に参考になることでしょう。

◎天リフ独断ピックアップ

■広告ピックアップ

山梨県の「清里高原ホテル」「サンメドウズ清里スキー場」で開催される、近隣の宿泊施設とコラボした星空観察ツアーです。運営は一般社団法人「星つむぎの村」を中心とした「スターラウンド八ヶ岳実行委員会」。多くの方が星空を体験できる機会になるといいですね!

スターラウンド八ヶ岳
https://star-yatsugatake.com
一般社団法人 星つむぎの村
https://hoshitsumugi.org

■銀ノ星 四光子の記憶236「皆既月食は双眼鏡で」(撮影・文飯島裕)

飯島裕さんのロングラン連載。今月はなんと皆既月食をモノクロフィルムで撮る。しかもカメラは二眼レフ+7×35mmの双眼鏡のコリメート式、赤道儀はSWAT-350 V-spec Premium  。全てがアンバランスなようでも「それが面白そうだから」。趣味人の精神、ここにありです。

飯島さんは双眼鏡を使用して肉眼でも楽しまれたそうです。軽妙なショートエッセイとモノクロのリザルト(*)はぜひ本誌でごらんください!

(*)マジ、モノクロです。天王星も写っています。赤くないのに皆既月食です。想像力をかきたてます!

こちらの動画は先日「天リフ超会議」で飯島さんにご講演いただいたものです。飯島ファン・四光子ファンなら「絶対に見逃さないよ!」

■ネットよ今夜もありがとう

今月は事情により休載とのことです。来月号をお楽しみに!



■星ナビギャラリー

今回のトップ下は西宮市在住のKさんの「夜明けの受け月」。星ナビ2022年10月号の記事を読まれて「弦の水平反転」現象を撮影されたそうです。Kさんは月をテーマにした印象的な作品を多く発表されている方。極細の月と大阪平野の朝焼けが美しい作品です。

個人的イチオシはTさんの「高くならない金星」。「日の出1時間前」の102日分の撮影画像を重ね合わせた労作。2022年は実は金星の高度がずっと低く、しかも明け方の空だったので「ごぶさた感」があるのですが、そんな中で金星を追い続けた方がいらっしゃったとは!その発想と努力に敬意を表したいと思います。

■綴じ込み特別付録「星空ハンドブック2023」

2023年の毎月の星図と主な天文現象、惑星の動き、天体出没表などをまとめた便利なハンドブック。星撮りや観望など、フィールドで使いやすいサイズです。

こちらも恒例。2023年版の「星空ハンドブック」です。星ナビギャラリーの項でもご紹介しましたが、ここしばらく地平高度が低かった金星が2023年は5月頃には夕方の空に高く見えるようになります。金星と地球は会合周期の関係で、約8年で星空のだいたい同じ季節に同じ位置に見えるのですが、そんな小さな発見を感じながら、このガイドブックを眺めるのも興味深いことでしょう。

■Observer’s NAVI 2023年の注目現象(解説/佐藤幹哉・高橋 進・早水 勉・吉本勝己)

小惑星による恒星食、変光星、彗星、流星群について、2022年の成果と2023年の注目トピックをまとめました。「そろそろ観測にも挑戦したい」と思っている天文ファンにもおすすめ。

毎月掲載されている観測者向けのレポートとガイド「Obserber’s NAVI」。2021年1月号、2022年1月号と新年号では増ページが続いていましたが、2023年はさらに増量、なんと10ページに。特に「小惑星による恒星食」が4ページもあり、昨今のCMOSカメラによる動画観測の広がりを感じます。

なお、2023年はペルセウス座流星群もふたご座流星群も好条件!ぜひ暗い空の下で流星の乱舞を見たいものですね。しかも最近は超・低価格の家庭用監視カメラでも流星を動画で撮影することができます。自宅に設置したカメラて火球監視しつつ、遠征して流星を見るようなスタイルも可能かも。

こちらのライブイベント「天リフ超会議」もぜひご参考に!

まとめ

いかがでしたか?

2022年もあと少し。みなさんにとって2022年はどんな年だったでしょうか。人生80年とすれば、アラカン世代はあと20年、ロスジェネ世代は30〜40年、U30は50年以上。人生の(推定)残り時間はそれぞれですが、2023年も楽しく健康に天文ライフを過ごしたいものです。

そんな中でも毎日一度は天文リフレクションズ、毎月5日は天文雑誌!1月号も楽しみですね!

星ナビ1月号は「星空ハンドブック2023」と「星のゆく年くる年」
https://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/12773_hoshinavi


※アストロアーツ様より告知文・内容サンプル画像の転載許可をいただいています。

天文ガイドも合わせて読みたいですね!!

 

 

https://reflexions.jp/tenref/orig/wp-content/uploads/sites/4/2022/12/fc6927a4cd7fc6f068de9eb5d3ae4aff-1024x538.jpghttps://reflexions.jp/tenref/orig/wp-content/uploads/sites/4/2022/12/fc6927a4cd7fc6f068de9eb5d3ae4aff-150x150.jpg編集部雑誌・書籍星ナビアストロアーツHPで星ナビ2023年1月号の内容が告知されています。発売は12月5日月曜日です。 今月の内容は!? 特別付録は2023年の現象がまとまった「星空ハンドブック2023」。毎年恒例の「星のゆく年くる年」で、2022年の振り返りと2023年の準備はバッチリです! 星ナビ1月号は「星空ハンドブック2023」と「星のゆく年くる年」 https://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/12773_hoshinavi ■表紙 今月の表紙は北山輝泰さん撮影の11.8皆既月食+天王星食。11コマの比較明合成です。鏡筒はEdgeHD800、カメラはα7SIII。ISO400で露出時間3.2秒。StarEaterの発現しない上限である「3.2秒」での撮影がシブイ。 今回の月食は全国的に好天に恵まれたこともあり、多くの方が楽しまれたことと思います。本誌の「星ナビギャラリー」の掲載には〆切の関係で間に合わなかったようですが、来月号に読者の数多くの作品が掲載されるものと思われます。 ■星のゆく年 天文トピック総まとめ2022(解説/谷川正夫・中野太郎・塚田 健・川村 晶) 1月号の恒例記事、まずは「星のゆく年」。レナード彗星(C/2021 A1)、春の惑星の大集合、11.8皆既月食×天王星食などの天文現象、JWSTやリュウグウのサンプル解析など天文学と宇宙開発、プラネタリウム100周年やコロナから日常に戻りつつある中での各地の星のイベント、望遠鏡・カメラの新製品などが盛りだくさん。 ■星のくる年 天文現象ピックアップ2023(解説/浅田英夫)   そして楽しみな2023年「くる年」。2023年の天文現象の総ざらいです。「〇〇食」は3月24日の金星食(九州南部以南)、9月21日のアンタレス食(全国)、4月20日の部分日食(千葉から九州南部までの太平洋側)などがありますが、地域限定だったり条件が微妙なものが多い印象。一方で惑星同士の接近は、元旦早々の夕空の5惑星の集結、1月23日の金星と土星(0.7度)、3月2日の金星と木星(0.5度)、6月2〜3日の火星のプレセペ星団通過などが楽しみです。 一番のハイライトは1月12日に近日点を通過するZTF(ズィーティーエフ)彗星ではないでしょうか。明るさの予想は5等級ですが、2月には周極星となって一晩中観測できます。「天文現象の少ない年は大彗星が現れる」というジンクス?もあり、新彗星にも淡い期待(*)もしたいところですね! (*)自動観測機器が進化した昨今、明るくなるような彗星は近日点通過のかなり前に発見されてしまうことも多くなってきています。 ■楽しい電視観望 縮小コリメート法で眼視から電視に転向(体験記/大石 賢) 電視観望の可能性を広げる「縮小コリメート法」による活用事例の紹介。静岡県在住の大石賢(おおいし まさる)さんによる6ページのレポートです。電視観望は「小型望遠鏡+小サイズセンサー」で楽しまれる方が多いのですが、大口径・長焦点の光学系(ミューロン210)に、焦点距離32mmの接眼レンズとCCTVレンズ(CSマウントレンズ)を付けた小センサーのCMOSカメラ(Neptune-CII)を組み合わせることで、「焦点距離452mmF2.2」という電視観望向けの明るい光学系となります。 カメラと接眼レンズを固定するアダプタに工夫と若干の工作が必要になりますが(詳細は記事に紹介されています)、17等級台の暗い天体が8秒程度の露出時間で確認できるとのこと。元々眼視派の大石さんにとっては「肉眼と口径の限界を超える」ことが可能な理想的なシステム。同等の光学系をすでにお持ちの方には特に参考になることでしょう。 ◎天リフ独断ピックアップ ■広告ピックアップ 山梨県の「清里高原ホテル」「サンメドウズ清里スキー場」で開催される、近隣の宿泊施設とコラボした星空観察ツアーです。運営は一般社団法人「星つむぎの村」を中心とした「スターラウンド八ヶ岳実行委員会」。多くの方が星空を体験できる機会になるといいですね! スターラウンド八ヶ岳 https://star-yatsugatake.com 一般社団法人 星つむぎの村 https://hoshitsumugi.org ■銀ノ星 四光子の記憶236「皆既月食は双眼鏡で」(撮影・文/飯島裕) 飯島裕さんのロングラン連載。今月はなんと皆既月食をモノクロフィルムで撮る。しかもカメラは二眼レフ+7×35mmの双眼鏡のコリメート式、赤道儀はSWAT-350 V-spec Premium  。全てがアンバランスなようでも「それが面白そうだから」。趣味人の精神、ここにありです。 飯島さんは双眼鏡を使用して肉眼でも楽しまれたそうです。軽妙なショートエッセイとモノクロのリザルト(*)はぜひ本誌でごらんください! (*)マジ、モノクロです。天王星も写っています。赤くないのに皆既月食です。想像力をかきたてます! こちらの動画は先日「天リフ超会議」で飯島さんにご講演いただいたものです。飯島ファン・四光子ファンなら「絶対に見逃さないよ!」 ■ネットよ今夜もありがとう 今月は事情により休載とのことです。来月号をお楽しみに! ■星ナビギャラリー 今回のトップ下は西宮市在住のKさんの「夜明けの受け月」。星ナビ2022年10月号の記事を読まれて「弦の水平反転」現象を撮影されたそうです。Kさんは月をテーマにした印象的な作品を多く発表されている方。極細の月と大阪平野の朝焼けが美しい作品です。 個人的イチオシはTさんの「高くならない金星」。「日の出1時間前」の102日分の撮影画像を重ね合わせた労作。2022年は実は金星の高度がずっと低く、しかも明け方の空だったので「ごぶさた感」があるのですが、そんな中で金星を追い続けた方がいらっしゃったとは!その発想と努力に敬意を表したいと思います。 ■綴じ込み特別付録「星空ハンドブック2023」 こちらも恒例。2023年版の「星空ハンドブック」です。星ナビギャラリーの項でもご紹介しましたが、ここしばらく地平高度が低かった金星が2023年は5月頃には夕方の空に高く見えるようになります。金星と地球は会合周期の関係で、約8年で星空のだいたい同じ季節に同じ位置に見えるのですが、そんな小さな発見を感じながら、このガイドブックを眺めるのも興味深いことでしょう。 ■Observer's NAVI 2023年の注目現象(解説/佐藤幹哉・高橋 進・早水 勉・吉本勝己) 毎月掲載されている観測者向けのレポートとガイド「Obserber's NAVI」。2021年1月号、2022年1月号と新年号では増ページが続いていましたが、2023年はさらに増量、なんと10ページに。特に「小惑星による恒星食」が4ページもあり、昨今のCMOSカメラによる動画観測の広がりを感じます。 なお、2023年はペルセウス座流星群もふたご座流星群も好条件!ぜひ暗い空の下で流星の乱舞を見たいものですね。しかも最近は超・低価格の家庭用監視カメラでも流星を動画で撮影することができます。自宅に設置したカメラて火球監視しつつ、遠征して流星を見るようなスタイルも可能かも。 こちらのライブイベント「天リフ超会議」もぜひご参考に! まとめ いかがでしたか? 2022年もあと少し。みなさんにとって2022年はどんな年だったでしょうか。人生80年とすれば、アラカン世代はあと20年、ロスジェネ世代は30〜40年、U30は50年以上。人生の(推定)残り時間はそれぞれですが、2023年も楽しく健康に天文ライフを過ごしたいものです。 そんな中でも毎日一度は天文リフレクションズ、毎月5日は天文雑誌!1月号も楽しみですね! 星ナビ1月号は「星空ハンドブック2023」と「星のゆく年くる年」 https://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/12773_hoshinavi ※アストロアーツ様より告知文・内容サンプル画像の転載許可をいただいています。 天文ガイドも合わせて読みたいですね!!    編集部発信のオリジナルコンテンツ