アストロアーツHPで星ナビ2021年8月号の内容が告知されています。発売は7月5日月曜日です。

今月の内容は!?

スマホアプリ「星空ナビ」とともに夏の星空を見上げる「綴じ込み特別付録」付き。特集では「ペルセウス座流星群」のポイントや撮影方法を紹介します。

星ナビ8月号は「星空ナビと楽しむ夏の星空」と「ペルセウス座流星群」
http://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/12079_hoshinavi

■表紙

沼澤茂美さんによる「期待されるペルセウス座流星群」です。今年のペルセウス座流星群は8年ぶりとなる最高条件です。

表紙は沼澤茂美さんによる、「期待を込めて作成」されたペルセウス座流星群の画像。撮影日時などのデータの記載はありませんが、記事中にあるように動画から切り出して比較明合成したのでしょうか。

今年のペルセウス座流星群は、極大予想時刻(2021年8月13日午前4時ごろ)の放射点が高く、月明の影響もないという8年ぶりの好条件です。天候に恵まれれば素晴らしい流星の乱舞を見ることができるでしょう。



今月の星ナビはこのペルセウス座流星群の特集記事が2本、18ページ。たっぷりお楽しみください!

■8年ぶりの好条件 ペルセウス座流星群をとことん楽しむ

夏の風物詩、ペルセウス座流星群。新月期&極大を夜半過ぎに迎える「最高条件の流星群」に向けて、準備は済んでいますか? 肉眼観察のおもしろさや写真・動画の撮り方など、ペルセウス座流星群のさまざまな楽しみ方を紹介します。

表紙の沼澤茂美さんによる10ページ記事。「流星・流星群とは?」「極大時刻って何で決まるの?」といった基本的な疑問と解説にはじまって、流星群の当日の夜から朝までの星空の見え方、肉眼・写真・動画による観測・記録の仕方まで幅広くカバー。初めての方でもこの記事を読めば一通りの知識(*1*2)を把握して「流星群本番」に備えることができるでしょう。

(*1)記事中「ふたご座流星群の流星は白色で色を伴わないものがほとんど」との記載がありますが、筆者の認識は若干異なります。ペルセウス座流星群・ふたご座流星群ともに典型的な流星は「(緑〜白色〜オレンジ色の)流星の頭部」に続いて緑色の「短痕」を引くものが多く、結果的に静止画で撮影すると「光り始めが緑で消える直前にオレンジ」であるかのように写ります。確かにふたご座流星群よりもペルセウス座流星群の方が短痕は顕著ですが、動画で撮ればふたご座流星群も美しい緑色の姿(短痕)を捉えることができます。

(*2)もうひとつ、記事中では動画撮影における4K動画の優位性が書かれていますが、筆者の経験ではISO8万overの高感度域(α7S、α7SIIIを使用)では「動画として鑑賞する場合(本誌にあるようなフレーム単位で切り出して比較明合成する場合はその限りではありません)」4Kの優位性はあまり感じられませんでした。4K記録は画像ファイルがかなり大きくなるため、長時間の撮影では使い分けた方が良いでしょう。むしろ重要なのはシャッター速度の選択です。動きの速い明るい流星は1/30秒前後の短時間露光で撮ることで頭部や短痕の変化の詳細を捉えられる一方で、背景の星空はかなりノイジーになります。ソニー機では1/4秒まで露出を長くでき、この場合星空の画質は大幅に向上しますが、流星は線状になってしまい動感がやや失われます(これも本誌にあるような動画からの比較明合成を行う場合は1/4秒が正解になります)。

■赤道儀で追尾して比較明合成 流星群の放射点写真を撮る

天文ファン憧れの「流星雨」写真。今年のペルセ群こそ憧れの写真を撮影してみませんか? 2021年のペルセ群を撮影するための作戦を立て、準備をはじめましょう。

2001年のしし座流星群の強烈な印象を、デジタルカメラで再現したいというモチベーションで流星撮影に取り組まれている川村浩輝さんによるディープな解説。平常状態の流星群では「流星雨」らしく撮るためには、一晩中撮影を行いその画像を「比較明」合成することになります。背景も風景も美しく表現するには、星空と流星を別々に処理したり、日周運動で大きく移動する風景を事前にしっかりシミュレーションする必要があります。本記事は今月が「計画・撮影編」で、来月が「画像処理編」となるようです。星景写真のベテランの川村さんならではの具体的で緻密なガイドです。

■綴じ込み特別付録 「星空ナビ」と楽しむ夏の星空 星空ダイアリー2021夏

観測シーズンを迎える土星・木星や、惑星の集合、流星群など、この夏は天文イベントが満載です。観望の頼れる相棒であるスマホアプリ「星空ナビ」と一緒に、この夏は星空散歩に出かけましょう!

綴じ込み付録。アプリ「星空ナビ」とリンクした7,8月の星空ガイド。QRコードから該当する天文現象などの解説画面を直接起動できるという仕組み。冊子のガイドブックとスマホアプリを連携させる新しい試みといえるでしょう。

冊子の構成は1週間1ページのカレンダー形式+図版などの解説となっています。多くのカレンダーで反映されていない、オリンピックによる2021年だけの祝日移動にも対応しています。今年の夏のカレンダーはこれでキマリ!

◎天リフ独断ピックアップ

■KAGAYA通信・ベスト版写真集

7/22に発売されるKAGAYAさんのベスト版写真集。これまでの選りすぐりの150点。「制作に半年」「やれることを全て注ぎ込んだ」KAGAYAさんのメッセージを、ぜひ本誌でごらんください!

(*)筆者はもちろん予約済み。6/10までの予約者は「直筆サイン入り」になります。熊本博物館の写真展もぜひ行ってみたいと思います。

■広告ピックアップ・ステラLiteシリーズ

なんと、ステラナビゲータ・ステラショット・ステライメージの3本に「Lite」シリーズが登場。7月20日発売予定。ステラナビゲータの場合4,950円と半額以下です。ダウンロード版ならさらにお安くなります。非常に多機能なステラシリーズですが、Liteシリーズで足りる範囲ならこれまでよりはるかに敷居が低くなりますね。HPからざっくり相違点を書き出してみました。詳細はリンク先でご確認ください!

ステラナビゲータLite
https://www.astroarts.co.jp/products/stllite/stlnav/comparison-j.shtml

拡張恒星、PGC等のカタログデータには非対応。写真星図モード・マルチバンド星図モード・望遠鏡の制御機能・GPS同期・GearBox・星図への画像マッピング・ステラクラウドへの画像投稿などに非対応。

ステラショットLite
https://www.astroarts.co.jp/products/stllite/stlshot/index-j.shtml

GearBoxには非対応で、GearBoxの使用を前提とするカメラ(ソニー機など)は使用できません。星図の日時変更、オートガイダー制御、スケジュール撮影、モザイク撮影、待ち伏せ撮影、ディザリング撮影などの高度な撮影オプションも非対応。

ステライメージLite
https://www.astroarts.co.jp/products/stllite/stlimg/index-j.shtml

ライト版ではメトカーフコンポジットと詳細編集モードが除かれています。画像調整パネルでの詳細編集モード相当の設定変更も非対応。



■ネットよ今夜もありがとう

今月は「KY博士」さんの「KY博士の写真館(*)」と、Taizoさんの「もっと宇宙の話をしよう!」です。どちらも天リフブログではおなじみ。

(*)ブログは「KY博士の日記」。

KY博士さんはキャリア30年以上の大ベテラン。「リバーサルフィルムをルーペで覗いた時の感動の再現」を目指されています。筆者はブログを拝見していましたが、HPも「濃い」ことが今回わかりました。天体写真の歴史がそこにあります。

Taizoさんはブログ開設からの日はまだ浅いものの、それまでのご経験の蓄積を一気に放出されている感のある記事群は必見。綿密な計画と緻密な行動、読みやすく楽しい記事をいつも興味深く拝見しています。

■星ナビギャラリー

今月のトップ下はH内さんの「M16わし星雲」。U.D.A.のリモート天文台での撮影。AOOならではのわし星雲のグラデーションに、RGBカラーによる散開星団の星々の色表現が。右上のA井さんの網状星雲、右下のM松さんの彼岸花星雲と、スリートップがナローバンド。

筆者のイチオシはH田さんの「寅の刻の星見遊山」。星ナビギャラリーに「ぬこ様」が初降臨。偶然のタイミングでしっかり姿を捉えられた臨機応変の撮影技術はさすがですね!

筆者も一度撮影地でぬこ様とご一緒したことがあったのですが・・・星と一緒に撮ることはできませんでした^^;;

 

■星と街と人の新たな指針 15年ぶりの光害対策ガイドライン改訂

星空を観る人は特に気になる「光害」。「光害対策ガイドライン」改訂や星空保護区、星空に優しい照明など、最近の光害対策における取り組みを報告します。

今年の3月、環境省の「光害対策ガイドライン」が15年ぶりに改訂されました。新しいガイドラインでは、「光害」の影響を低減することの重要性、特に「低色温度の推奨」と「都市部を含む全ての環境での上方光束の低減」が明記されています。この記事はその改訂作業に6名の委員の一人として携わった東洋大学の越智信彰准教授による4ページの解説。

光害対策ガイドライン(令和3年3月改訂版) [PDF 4.6 MB]
https://www.env.go.jp/press/files/jp/115913.pdf

具体的な各地の取り組みとして、神津島・岡山県井原市(美星町)の「星空保護区」認定と、「光害対策型照明器具」が紹介されています。神津島の対策前後の夜の風景の違いは感動的。星空を保護する地道な活動の大きな成果といえるでしょう。

■新連載 天体撮影お悩み相談 第1回 星像のブレを解決しよう

手探りで天体写真を始めたけど、いまひとつ期待通りに撮れないことがありませんか? 初心者がミスしやすいポイントを事前に知っておけば失敗が少なくなるはず。今回は「星像のブレ」をテーマにお悩みを解決します。

新連載。天体写真における、初歩的な失敗などの「お悩み」を毎回取り上げていく構成。第1回は「星像のブレを解消しよう」。三脚の設置やシャッターの切り方、極軸をざっくりでもより正確に合わせる方法など。ベテランにとっては「あるある」ネタかもしれませんが、基本をしっかり網羅的に押さえておくことは超重要。息の長い連載になるといいですね!

■エーゲ海の風 第23回 星座神話を形作った 古代ギリシアの解説書

現代に伝わる基本的な48星座は、長い古代ギリシア時代から古代ローマ初期にかけて徐々に成立していったものです。古代ギリシア時代の星座解説書を紹介します。

著書「アルマゲスト」に記されたプトレマイオス(AD83〜168ごろ)の48星座。現代の88星座のうち、北天の主な星座の元になったものです。しかし、その「元ネタ」はそのはるか前から伝承されてきたものでした。現存しないもの・現存するもの含め、BC(紀元前)8世紀のヘシオドスの「アストロノミア」から、アラトスの「ファイノメナ」、エラストテネスの「カタステリスモイ」、 ヒュギーヌスの「天文詩」など、数々の「星座の解説書」を辿っていきます。

「ギリシア神話は古代の鍋料理(たくさんの具材を同じ鍋にまとめて放りこんだもの)」との言葉で締めくくられていますが、星座にまつわる神話は矛盾のオンパレード。それをあるがままにつぶさに紐解く、早水さんのライフワークです。

まとめ

いかがでしたか?

東京オリンピックの閉会式が8月8日、パラリンピックの開会式が8月24日。幸いにもペルセウス座流星群の極大日(8月12/13日)はその間。諸問題なく、無事に見上げられることを祈るばかりです。

そんな中でも毎日一度は天文リフレクションズ。そして毎月5日は天文雑誌!8月号も楽しみですね!

星ナビ8月号は「星空ナビと楽しむ夏の星空」と「ペルセウス座流星群」
http://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/12079_hoshinavi

※アストロアーツ様より告知文・内容サンプル画像の転載許可をいただいています。

天文ガイドも合わせて読みたいですね!!

 

 

https://reflexions.jp/tenref/orig/wp-content/uploads/sites/4/2021/07/5e17f08d65e1dbe7c73c93ef323c43ab-1024x576.jpghttps://reflexions.jp/tenref/orig/wp-content/uploads/sites/4/2021/07/5e17f08d65e1dbe7c73c93ef323c43ab-150x150.jpg編集部雑誌・書籍アストロアーツHPで星ナビ2021年8月号の内容が告知されています。発売は7月5日月曜日です。 今月の内容は!? スマホアプリ「星空ナビ」とともに夏の星空を見上げる「綴じ込み特別付録」付き。特集では「ペルセウス座流星群」のポイントや撮影方法を紹介します。 星ナビ8月号は「星空ナビと楽しむ夏の星空」と「ペルセウス座流星群」 http://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/12079_hoshinavi ■表紙 表紙は沼澤茂美さんによる、「期待を込めて作成」されたペルセウス座流星群の画像。撮影日時などのデータの記載はありませんが、記事中にあるように動画から切り出して比較明合成したのでしょうか。 今年のペルセウス座流星群は、極大予想時刻(2021年8月13日午前4時ごろ)の放射点が高く、月明の影響もないという8年ぶりの好条件です。天候に恵まれれば素晴らしい流星の乱舞を見ることができるでしょう。 今月の星ナビはこのペルセウス座流星群の特集記事が2本、18ページ。たっぷりお楽しみください! ■8年ぶりの好条件 ペルセウス座流星群をとことん楽しむ 表紙の沼澤茂美さんによる10ページ記事。「流星・流星群とは?」「極大時刻って何で決まるの?」といった基本的な疑問と解説にはじまって、流星群の当日の夜から朝までの星空の見え方、肉眼・写真・動画による観測・記録の仕方まで幅広くカバー。初めての方でもこの記事を読めば一通りの知識(*1*2)を把握して「流星群本番」に備えることができるでしょう。 (*1)記事中「ふたご座流星群の流星は白色で色を伴わないものがほとんど」との記載がありますが、筆者の認識は若干異なります。ペルセウス座流星群・ふたご座流星群ともに典型的な流星は「(緑〜白色〜オレンジ色の)流星の頭部」に続いて緑色の「短痕」を引くものが多く、結果的に静止画で撮影すると「光り始めが緑で消える直前にオレンジ」であるかのように写ります。確かにふたご座流星群よりもペルセウス座流星群の方が短痕は顕著ですが、動画で撮ればふたご座流星群も美しい緑色の姿(短痕)を捉えることができます。 (*2)もうひとつ、記事中では動画撮影における4K動画の優位性が書かれていますが、筆者の経験ではISO8万overの高感度域(α7S、α7SIIIを使用)では「動画として鑑賞する場合(本誌にあるようなフレーム単位で切り出して比較明合成する場合はその限りではありません)」4Kの優位性はあまり感じられませんでした。4K記録は画像ファイルがかなり大きくなるため、長時間の撮影では使い分けた方が良いでしょう。むしろ重要なのはシャッター速度の選択です。動きの速い明るい流星は1/30秒前後の短時間露光で撮ることで頭部や短痕の変化の詳細を捉えられる一方で、背景の星空はかなりノイジーになります。ソニー機では1/4秒まで露出を長くでき、この場合星空の画質は大幅に向上しますが、流星は線状になってしまい動感がやや失われます(これも本誌にあるような動画からの比較明合成を行う場合は1/4秒が正解になります)。 ■赤道儀で追尾して比較明合成 流星群の放射点写真を撮る 2001年のしし座流星群の強烈な印象を、デジタルカメラで再現したいというモチベーションで流星撮影に取り組まれている川村浩輝さんによるディープな解説。平常状態の流星群では「流星雨」らしく撮るためには、一晩中撮影を行いその画像を「比較明」合成することになります。背景も風景も美しく表現するには、星空と流星を別々に処理したり、日周運動で大きく移動する風景を事前にしっかりシミュレーションする必要があります。本記事は今月が「計画・撮影編」で、来月が「画像処理編」となるようです。星景写真のベテランの川村さんならではの具体的で緻密なガイドです。 ■綴じ込み特別付録 「星空ナビ」と楽しむ夏の星空 星空ダイアリー2021夏 綴じ込み付録。アプリ「星空ナビ」とリンクした7,8月の星空ガイド。QRコードから該当する天文現象などの解説画面を直接起動できるという仕組み。冊子のガイドブックとスマホアプリを連携させる新しい試みといえるでしょう。 冊子の構成は1週間1ページのカレンダー形式+図版などの解説となっています。多くのカレンダーで反映されていない、オリンピックによる2021年だけの祝日移動にも対応しています。今年の夏のカレンダーはこれでキマリ! ◎天リフ独断ピックアップ ■KAGAYA通信・ベスト版写真集 7/22に発売されるKAGAYAさんのベスト版写真集。これまでの選りすぐりの150点。「制作に半年」「やれることを全て注ぎ込んだ」KAGAYAさんのメッセージを、ぜひ本誌でごらんください! (*)筆者はもちろん予約済み。6/10までの予約者は「直筆サイン入り」になります。熊本博物館の写真展もぜひ行ってみたいと思います。 写真集へのサイン3日目。今日は1250冊にサインしました。 明日も心を込めてサインします。 (『starry nights』6/10まで予約特典のサイン本になります) pic.twitter.com/KnCe2kKxXq — KAGAYA work (@kagaya_work) July 1, 2021 ■広告ピックアップ・ステラLiteシリーズ なんと、ステラナビゲータ・ステラショット・ステライメージの3本に「Lite」シリーズが登場。7月20日発売予定。ステラナビゲータの場合4,950円と半額以下です。ダウンロード版ならさらにお安くなります。非常に多機能なステラシリーズですが、Liteシリーズで足りる範囲ならこれまでよりはるかに敷居が低くなりますね。HPからざっくり相違点を書き出してみました。詳細はリンク先でご確認ください! ステラナビゲータLite https://www.astroarts.co.jp/products/stllite/stlnav/comparison-j.shtml 拡張恒星、PGC等のカタログデータには非対応。写真星図モード・マルチバンド星図モード・望遠鏡の制御機能・GPS同期・GearBox・星図への画像マッピング・ステラクラウドへの画像投稿などに非対応。 ステラショットLite https://www.astroarts.co.jp/products/stllite/stlshot/index-j.shtml GearBoxには非対応で、GearBoxの使用を前提とするカメラ(ソニー機など)は使用できません。星図の日時変更、オートガイダー制御、スケジュール撮影、モザイク撮影、待ち伏せ撮影、ディザリング撮影などの高度な撮影オプションも非対応。 ステライメージLite https://www.astroarts.co.jp/products/stllite/stlimg/index-j.shtml ライト版ではメトカーフコンポジットと詳細編集モードが除かれています。画像調整パネルでの詳細編集モード相当の設定変更も非対応。 ■ネットよ今夜もありがとう 今月は「KY博士」さんの「KY博士の写真館(*)」と、Taizoさんの「もっと宇宙の話をしよう!」です。どちらも天リフブログではおなじみ。 (*)ブログは「KY博士の日記」。 KY博士さんはキャリア30年以上の大ベテラン。「リバーサルフィルムをルーペで覗いた時の感動の再現」を目指されています。筆者はブログを拝見していましたが、HPも「濃い」ことが今回わかりました。天体写真の歴史がそこにあります。 Taizoさんはブログ開設からの日はまだ浅いものの、それまでのご経験の蓄積を一気に放出されている感のある記事群は必見。綿密な計画と緻密な行動、読みやすく楽しい記事をいつも興味深く拝見しています。 ■星ナビギャラリー 今月のトップ下はH内さんの「M16わし星雲」。U.D.A.のリモート天文台での撮影。AOOならではのわし星雲のグラデーションに、RGBカラーによる散開星団の星々の色表現が。右上のA井さんの網状星雲、右下のM松さんの彼岸花星雲と、スリートップがナローバンド。 筆者のイチオシはH田さんの「寅の刻の星見遊山」。星ナビギャラリーに「ぬこ様」が初降臨。偶然のタイミングでしっかり姿を捉えられた臨機応変の撮影技術はさすがですね!   ■星と街と人の新たな指針 15年ぶりの光害対策ガイドライン改訂 今年の3月、環境省の「光害対策ガイドライン」が15年ぶりに改訂されました。新しいガイドラインでは、「光害」の影響を低減することの重要性、特に「低色温度の推奨」と「都市部を含む全ての環境での上方光束の低減」が明記されています。この記事はその改訂作業に6名の委員の一人として携わった東洋大学の越智信彰准教授による4ページの解説。 光害対策ガイドライン(令和3年3月改訂版) https://www.env.go.jp/press/files/jp/115913.pdf 具体的な各地の取り組みとして、神津島・岡山県井原市(美星町)の「星空保護区」認定と、「光害対策型照明器具」が紹介されています。神津島の対策前後の夜の風景の違いは感動的。星空を保護する地道な活動の大きな成果といえるでしょう。 ■新連載 天体撮影お悩み相談 第1回 星像のブレを解決しよう 新連載。天体写真における、初歩的な失敗などの「お悩み」を毎回取り上げていく構成。第1回は「星像のブレを解消しよう」。三脚の設置やシャッターの切り方、極軸をざっくりでもより正確に合わせる方法など。ベテランにとっては「あるある」ネタかもしれませんが、基本をしっかり網羅的に押さえておくことは超重要。息の長い連載になるといいですね! ■エーゲ海の風 第23回 星座神話を形作った 古代ギリシアの解説書 著書「アルマゲスト」に記されたプトレマイオス(AD83〜168ごろ)の48星座。現代の88星座のうち、北天の主な星座の元になったものです。しかし、その「元ネタ」はそのはるか前から伝承されてきたものでした。現存しないもの・現存するもの含め、BC(紀元前)8世紀のヘシオドスの「アストロノミア」から、アラトスの「ファイノメナ」、エラストテネスの「カタステリスモイ」、 ヒュギーヌスの「天文詩」など、数々の「星座の解説書」を辿っていきます。 「ギリシア神話は古代の鍋料理(たくさんの具材を同じ鍋にまとめて放りこんだもの)」との言葉で締めくくられていますが、星座にまつわる神話は矛盾のオンパレード。それをあるがままにつぶさに紐解く、早水さんのライフワークです。 まとめ いかがでしたか? 東京オリンピックの閉会式が8月8日、パラリンピックの開会式が8月24日。幸いにもペルセウス座流星群の極大日(8月12/13日)はその間。諸問題なく、無事に見上げられることを祈るばかりです。 そんな中でも毎日一度は天文リフレクションズ。そして毎月5日は天文雑誌!8月号も楽しみですね! 星ナビ8月号は「星空ナビと楽しむ夏の星空」と「ペルセウス座流星群」 http://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/12079_hoshinavi ※アストロアーツ様より告知文・内容サンプル画像の転載許可をいただいています。 天文ガイドも合わせて読みたいですね!!    編集部発信のオリジナルコンテンツ