突然ですが、9/1からモンゴルに行くことにしました。みなさんもいかがでしょうか?というお誘いです。

モンゴル「星空」ゲル・キャンプツアー7日間

今回参加予定のツアーは、(株)ワイルド・ナビゲーション社主催・星ナビ協賛の「モンゴル「星空」ゲル・キャンプツアー7日間」です。

モンゴル「星空」ゲル・キャンプツアー7日間
http://www.wild-navi.co.jp/tour/mongolia_darksky7/

星空・ゲル・乗馬・世界遺産のハラホリン(カラコルム)など、いろいろ盛り沢山なツアーなのですが、目玉はなんといっても、モンゴルの大平原の中「ゲル(中国ではパオ、モンゴルの遊牧民が伝統的に使用している移動式・組み立て式の簡易住居)」に4泊し満天の星をめいっぱい楽しめることです。



ゲルの天井からは星空が。

「7日間コース」の出発日程は7/3、8/11、9/1の3通りあるのですが、筆者は9/1のツアーに参加するつもりです。9月上旬は北緯47度のモンゴル現地ではもう秋の気配の濃く漂う季節で、気温が低い分だけ星空もよりよい条件で見られるものと思います。

月回りは新月から上弦。ゲルに宿泊するのは2,3,4,5の4日間。夕焼けの地平線に細い月が浮かぶ姿が楽しみです。

このツアーは、最少催行人数2名、5名以上の申込があった際は、ツアー・アドバイザによる「エスコート」が付くことになります。

小さくて見にくいですが、クリックすれば元webページにジャンプします。http://www.wild-navi.co.jp/tour/mongolia_darksky7/

ツアー・アドバイザのリスト。そうそうたる顔ぶれですが、不肖・天リフ編集長も名を連ねさせていただきました^^;;; 9/1のコースに5名以上の参加者がなかった場合でも、一般枠で参加するつもりですが、無事5名を越えれば、全力で「エスコート(*)」として参加させていただきます^^

(*)「エスコート」の役割ですが、ツアコン・観光ガイドは別の専門資格ですので、それとは異なります。主に、望遠鏡などを使用した星空案内や星空撮影のサポートを担当します。現地には8cmポルタ望遠鏡とスカイメモRS赤道儀があるそうです。

モンゴルの星空の見どころ

漆黒の夜空

https://www.lightpollutionmap.info/#zoom=5.296666666666663&lat=7257275&lon=11817249&layers=B0FFFFFTFFFF

なんといってもモンゴルの魅力は暗い空。おなじみ「lightpolutionMap.info」で見ると首都のウランバートルを除くほぼ全域でSQM=22、ボートルスケールclass1(excellent dark sky:超絶星空)です。

ただし、人口の半分、150万人が住む首都ウランバートルは例外。でも、今回のツアーは、ウランバートルの西250km離れた場所まで移動するため(*)、空の暗さはモンゴルクオリティそのまま。日本国内では決して見ることができないような星空に出会えることでしょう。

(*)最近モンゴルのゲル星ツアーが増えてきているそうですが、ウランバートルから50km程度の近郊のゲルに宿泊するものが多く、このツアーはその意味でもオススメです。

北緯47度の北天を満喫する

宿泊するエリアの北緯は約47度。稚内よりもさらに北、樺太南部に相当します。上の画像のような北斗七星の下方通過が見られることでしょう。

北斗七星の反対にあるカシオペヤ座付近の地平高度も、九州と比べれば15度近くも高くなります。「北の大地」の星空は、日本からとはまったく別の感覚を味わえるはずです。

凄いぜ、モンゴルの流星群。

8月11日発のツアーは「ペルセウス座流星群」狙いの日程ですが、日本よりもずっと輻射点が高くなるため、月明かりはあるものの壮観な眺めでしょう。7月のツアーなら、薄明終了前後にカペラが下方通過する姿が見られるはずです。

暁のオリオンと冬の星座

オリオン座が立った状態で昇ってくるのが高緯度地域の特徴。

9月にもなれば、明け方には冬の星座が顔を出します。澄んだ空気のモンゴルでは、薄明の空の色も澄み渡るはず。人口の光が全くない場所では、早い時間の薄明の美しさは筆舌に尽くしがたいものがあります。

モンゴル観光

筆者はモンゴルは初めてなので、何の観光案内ものできないのですが、星ナビ先発隊が撮影した写真をいくつかご紹介しておきます。



組立テントであるゲルには風呂がないなど(*)、一般的なホテル観光とは違い、よりワイルドなものです。でも、このツアーの「食事」は本格的なコース料理が出るそうです。上の画像は朝食バイキング。

(*)ツアー案内文には「夕食後に蒸したタオルをご用意いたしますので、ゲル内に備えたモンゴル式屏風を使って体を拭いてサッパリしましょう」とあります。湿度も気温も高くないので、無問題でしょう。初日、最終日はウランバートルのホテル泊なのでお風呂には入れます。

モンゴルといえば馬。乗馬も体験できるそうです。騎馬民族の血?が目覚めてしまったらどうしよう^^;;

おー。ラクダだ。ラクダ星景撮りたいですね^^

大平原の中にはこんな岩山も。手前はツアー・アドバイザのお一人の福島さん。

右がツアー・アドバイザのお一人、星ナビに「やみくも天文同好会」を連載中の、藤井龍二さん。左は星ナビ川口編集長。

まとめ

いかがでしたか?

晴天率も高く、日本クオリティを超越した素晴らしい星空が期待できるモンゴル。さて、今回はどんな星空ツアーになるでしょうか?

筆者は例によってSWAT赤道儀とシグマ105mmで、銀河座標モザイクの続きにチャレンジしますが、晴れて参加者5名になればそちらの優先度は下げて「参加者様のエスコート」に全力投球します!

「これから星空デビュー」の方から「ガチガチ星マニア」まで、ぜひふるってご参加お待ちしています!

モンゴル「星空」ゲル・キャンプツアー7日間
http://www.wild-navi.co.jp/tour/mongolia_darksky7/

※5日間コースもあります!

モンゴル ● 8/3、9/21発モンゴル「星空」ゲル・キャンプツアー5日間


  • 記事に掲載したツアーに関する情報は2019/5/25時点のものです。お申し込みになられる場合は、ツアーのHPの内容をじゅうぶんにご確認くださるようお願いいたします。
  • ツアーに関する問い合わせ、お申込は、催行会社様宛にお願いいたします。
  • 記事中の現地での写真は2018年に星ナビ編集長川口雅也さんが撮影されたものです。
  • 文中の会社名、商品名等は各社の商標または登録商標です。

  https://reflexions.jp/tenref/orig/wp-content/uploads/sites/4/2019/05/2e7c3207a7008b1afa22d69c1989cb3f-1024x675.jpghttps://reflexions.jp/tenref/orig/wp-content/uploads/sites/4/2019/05/2e7c3207a7008b1afa22d69c1989cb3f-150x150.jpg編集部イベント・セミナー突然ですが、9/1からモンゴルに行くことにしました。みなさんもいかがでしょうか?というお誘いです。 モンゴル「星空」ゲル・キャンプツアー7日間 今回参加予定のツアーは、(株)ワイルド・ナビゲーション社主催・星ナビ協賛の「モンゴル「星空」ゲル・キャンプツアー7日間」です。 モンゴル「星空」ゲル・キャンプツアー7日間 http://www.wild-navi.co.jp/tour/mongolia_darksky7/ 星空・ゲル・乗馬・世界遺産のハラホリン(カラコルム)など、いろいろ盛り沢山なツアーなのですが、目玉はなんといっても、モンゴルの大平原の中「ゲル(中国ではパオ、モンゴルの遊牧民が伝統的に使用している移動式・組み立て式の簡易住居)」に4泊し満天の星をめいっぱい楽しめることです。 「7日間コース」の出発日程は7/3、8/11、9/1の3通りあるのですが、筆者は9/1のツアーに参加するつもりです。9月上旬は北緯47度のモンゴル現地ではもう秋の気配の濃く漂う季節で、気温が低い分だけ星空もよりよい条件で見られるものと思います。 このツアーは、最少催行人数2名、5名以上の申込があった際は、ツアー・アドバイザによる「エスコート」が付くことになります。 ツアー・アドバイザのリスト。そうそうたる顔ぶれですが、不肖・天リフ編集長も名を連ねさせていただきました^^;;; 9/1のコースに5名以上の参加者がなかった場合でも、一般枠で参加するつもりですが、無事5名を越えれば、全力で「エスコート(*)」として参加させていただきます^^ (*)「エスコート」の役割ですが、ツアコン・観光ガイドは別の専門資格ですので、それとは異なります。主に、望遠鏡などを使用した星空案内や星空撮影のサポートを担当します。現地には8cmポルタ望遠鏡とスカイメモRS赤道儀があるそうです。 モンゴルの星空の見どころ 漆黒の夜空 なんといってもモンゴルの魅力は暗い空。おなじみ「lightpolutionMap.info」で見ると首都のウランバートルを除くほぼ全域でSQM=22、ボートルスケールclass1(excellent dark sky:超絶星空)です。 ただし、人口の半分、150万人が住む首都ウランバートルは例外。でも、今回のツアーは、ウランバートルの西250km離れた場所まで移動するため(*)、空の暗さはモンゴルクオリティそのまま。日本国内では決して見ることができないような星空に出会えることでしょう。 (*)最近モンゴルのゲル星ツアーが増えてきているそうですが、ウランバートルから50km程度の近郊のゲルに宿泊するものが多く、このツアーはその意味でもオススメです。 北緯47度の北天を満喫する 宿泊するエリアの北緯は約47度。稚内よりもさらに北、樺太南部に相当します。上の画像のような北斗七星の下方通過が見られることでしょう。 北斗七星の反対にあるカシオペヤ座付近の地平高度も、九州と比べれば15度近くも高くなります。「北の大地」の星空は、日本からとはまったく別の感覚を味わえるはずです。 8月11日発のツアーは「ペルセウス座流星群」狙いの日程ですが、日本よりもずっと輻射点が高くなるため、月明かりはあるものの壮観な眺めでしょう。7月のツアーなら、薄明終了前後にカペラが下方通過する姿が見られるはずです。 暁のオリオンと冬の星座 9月にもなれば、明け方には冬の星座が顔を出します。澄んだ空気のモンゴルでは、薄明の空の色も澄み渡るはず。人口の光が全くない場所では、早い時間の薄明の美しさは筆舌に尽くしがたいものがあります。 モンゴル観光 筆者はモンゴルは初めてなので、何の観光案内ものできないのですが、星ナビ先発隊が撮影した写真をいくつかご紹介しておきます。 組立テントであるゲルには風呂がないなど(*)、一般的なホテル観光とは違い、よりワイルドなものです。でも、このツアーの「食事」は本格的なコース料理が出るそうです。上の画像は朝食バイキング。 (*)ツアー案内文には「夕食後に蒸したタオルをご用意いたしますので、ゲル内に備えたモンゴル式屏風を使って体を拭いてサッパリしましょう」とあります。湿度も気温も高くないので、無問題でしょう。初日、最終日はウランバートルのホテル泊なのでお風呂には入れます。 モンゴルといえば馬。乗馬も体験できるそうです。騎馬民族の血?が目覚めてしまったらどうしよう^^;; おー。ラクダだ。ラクダ星景撮りたいですね^^ 大平原の中にはこんな岩山も。手前はツアー・アドバイザのお一人の福島さん。 右がツアー・アドバイザのお一人、星ナビに「やみくも天文同好会」を連載中の、藤井龍二さん。左は星ナビ川口編集長。 まとめ いかがでしたか? 晴天率も高く、日本クオリティを超越した素晴らしい星空が期待できるモンゴル。さて、今回はどんな星空ツアーになるでしょうか? 筆者は例によってSWAT赤道儀とシグマ105mmで、銀河座標モザイクの続きにチャレンジしますが、晴れて参加者5名になればそちらの優先度は下げて「参加者様のエスコート」に全力投球します! 「これから星空デビュー」の方から「ガチガチ星マニア」まで、ぜひふるってご参加お待ちしています! モンゴル「星空」ゲル・キャンプツアー7日間 http://www.wild-navi.co.jp/tour/mongolia_darksky7/ ※5日間コースもあります! http://www.wild-navi.co.jp/tour/mongolia_darksky5/ 記事に掲載したツアーに関する情報は2019/5/25時点のものです。お申し込みになられる場合は、ツアーのHPの内容をじゅうぶんにご確認くださるようお願いいたします。 ツアーに関する問い合わせ、お申込は、催行会社様宛にお願いいたします。 記事中の現地での写真は2018年に星ナビ編集長川口雅也さんが撮影されたものです。 文中の会社名、商品名等は各社の商標または登録商標です。  編集部発信のオリジナルコンテンツ