スペクトルの観測・五藤テレスコープ
五藤テレスコープ社のブログ「昇交点」に、「太陽スペクトル観測装置」の試作品について触れられています。同社は今年5月に「天体スペクトル観測入門キット」を発売していますが、それが好評であったこともあり関連製品として検討されているようです。
スペクトル観測入門。五藤テレスコープが販売中の「天体スペクトル観測キット」に続く「太陽スペクトル観測装置」の試作品を原村で展示。「展示や文献で見たことがあっても実際に見たことがない方が大半だったことみたいです」胎内でも展示予定。
昇交点よりピックアップhttps://t.co/1lJW4AsWad
— 天リフ編集部 (@tenmonReflexion) August 8, 2018
昇交点・原村星まつり・天文教育研究会
https://blog.goo.ne.jp/gototelesco/e/dcc8d7333c43846d6e8f5cb62c317265
あと、最近力を入れている天体スペクトル観測製品第2段として「太陽スペクトル観測装置」の試作品も持ち込みました。本機は太陽スペクトルに特化しているため、アマチュアより天文教育分野や科学館等の運用を想定しています。実際にデモしたところこれが予想上に好評でした。感想を聞いてみると太陽スペクトルは展示や文献で見たことがあっても実際に見たことがない方が大半だったことみたいです。
「土星の輪」や「天の川」を自分の眼で見ることは宇宙の姿を直感的に捉える素晴らしい体験ですが、「スペクトル」とその中にある暗線・輝線を見る体験はそれとはまた違った科学的な体験です。
近代の科学、特に物理学と化学に大きな進歩をもたらした「スペクトル」の精密観測。それは、宇宙や身の回りの物質が何ができているのかを明らかにしました。そのことはどんな教科書にも書かれているのですが、実はそれを「体験」したことのある人は多くないのではないでしょうか。
編集子が中学生?の頃、理科の時間でこんな「直視分光器」に触れたことがあります。太陽光のフラウンフォーファー暗線や、炎色反応の輝線を体験しましたが、かなり鮮烈で印象的な体験でした。この製品はオークションでしか見つけられませんでしたが、今の学校ではこのような教材はあまり使われていないのでしょうか。
昇交点・天体スペクトル観測入門キット販売について
https://blog.goo.ne.jp/gototelesco/e/562315f2198e49eacf8fbe89c03f36c9
「スペクトル観測キット」を発売。100本/mmの31.7mm径回折格子と解析ソフト「RSpec(日本語版)」をセット。デジカメやCMOSカメラに接続し本格的分光観測が可能。税別4.8万円。オリジナル手引書「「はじめての分光観測」が付属(A4・34P)
五藤テレスコープよりピックアップhttps://t.co/XUlQJFkUwq pic.twitter.com/HBEQp41LkV
— 天リフ編集部 (@tenmonReflexion) May 15, 2018
こちらは五藤テレスコープが5月に発売した製品「天体スペクトル観測入門キット」。回折格子を使用した観測用機材と、そのデータを科学的に分析するためのソフトウェアのセット商品です。最近の高感度のカメラを使用することで、かなり本格的な観測が可能になっています。
このツールを使って、前提知識なしにいくつかの明るい恒星を観測してそのスペクトルを比較してみる。何がどう違っているのか、それはなぜなのか。そういった体験はサイエンスという手法や考え方を学び、未知なるものを自分の力で解き明かす得難い経験になるに違いありません。
初回ロットが即完売した人気商品「スペクトル観測キット」、JAPOS(日本公開天文台協会)全国大会でデモ中。スペクトル観測は宇宙の謎を解く強力なツール。サイエンスのプロセスを学ぶのに最適。
ちなみにスペクトル観測キットはこちら。https://t.co/XUlQJFkUwq https://t.co/9zbWZUfgQI— 天リフ編集部 (@tenmonReflexion) June 26, 2018
先に発売された「天体スペクトル観測入門キット」は、担当者の予想を大きく上回る反響と売れ行きだったそうです。
近年、星空の美しさや素晴らしさはかなり広く一般の人にも浸透してきていると感じていますが、そんな中であえて「硬派」なツールの製品化に取り組んでいる五藤テレスコープ。
この製品を生かした科学教育の実践が広がることに大いに期待したいと思います。 https://reflexions.jp/tenref/orig/2018/08/09/6002/スペクトルの観測・五藤テレスコープhttps://reflexions.jp/tenref/orig/wp-content/uploads/sites/4/2018/08/c29bf57d9c70ddcf8990a1dac14536c3-1024x570.pnghttps://reflexions.jp/tenref/orig/wp-content/uploads/sites/4/2018/08/c29bf57d9c70ddcf8990a1dac14536c3-150x150.pngアクセサリ五藤テレスコープ社のブログ「昇交点」に、「太陽スペクトル観測装置」の試作品について触れられています。同社は今年5月に「天体スペクトル観測入門キット」を発売していますが、それが好評であったこともあり関連製品として検討されているようです。 https://twitter.com/tenmonReflexion/status/1027129011585994752 昇交点・原村星まつり・天文教育研究会 https://blog.goo.ne.jp/gototelesco/e/dcc8d7333c43846d6e8f5cb62c317265 あと、最近力を入れている天体スペクトル観測製品第2段として「太陽スペクトル観測装置」の試作品も持ち込みました。本機は太陽スペクトルに特化しているため、アマチュアより天文教育分野や科学館等の運用を想定しています。実際にデモしたところこれが予想上に好評でした。感想を聞いてみると太陽スペクトルは展示や文献で見たことがあっても実際に見たことがない方が大半だったことみたいです。 「土星の輪」や「天の川」を自分の眼で見ることは宇宙の姿を直感的に捉える素晴らしい体験ですが、「スペクトル」とその中にある暗線・輝線を見る体験はそれとはまた違った科学的な体験です。 近代の科学、特に物理学と化学に大きな進歩をもたらした「スペクトル」の精密観測。それは、宇宙や身の回りの物質が何ができているのかを明らかにしました。そのことはどんな教科書にも書かれているのですが、実はそれを「体験」したことのある人は多くないのではないでしょうか。 編集子が中学生?の頃、理科の時間でこんな「直視分光器」に触れたことがあります。太陽光のフラウンフォーファー暗線や、炎色反応の輝線を体験しましたが、かなり鮮烈で印象的な体験でした。この製品はオークションでしか見つけられませんでしたが、今の学校ではこのような教材はあまり使われていないのでしょうか。 昇交点・天体スペクトル観測入門キット販売について https://blog.goo.ne.jp/gototelesco/e/562315f2198e49eacf8fbe89c03f36c9 https://twitter.com/tenmonReflexion/status/996222329179926528 こちらは五藤テレスコープが5月に発売した製品「天体スペクトル観測入門キット」。回折格子を使用した観測用機材と、そのデータを科学的に分析するためのソフトウェアのセット商品です。最近の高感度のカメラを使用することで、かなり本格的な観測が可能になっています。 このツールを使って、前提知識なしにいくつかの明るい恒星を観測してそのスペクトルを比較してみる。何がどう違っているのか、それはなぜなのか。そういった体験はサイエンスという手法や考え方を学び、未知なるものを自分の力で解き明かす得難い経験になるに違いありません。 https://twitter.com/tenmonReflexion/status/1011409812054163456 先に発売された「天体スペクトル観測入門キット」は、担当者の予想を大きく上回る反響と売れ行きだったそうです。 近年、星空の美しさや素晴らしさはかなり広く一般の人にも浸透してきていると感じていますが、そんな中であえて「硬派」なツールの製品化に取り組んでいる五藤テレスコープ。 この製品を生かした科学教育の実践が広がることに大いに期待したいと思います。編集部山口 千宗kojiro7inukai@gmail.comAdministrator天文リフレクションズ編集長です。天リフOriginal
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