【MTF比較】ニコンの2本の新レンズが凄そうな件。
噂どおり、ニコンから2本の新製品が登場しました。
デジカメWatch
ニコン、円周魚眼と対角線魚眼で撮れる「AF-S Fisheye NIKKOR 8-15mm f/3.5-4.5E ED」
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/1062057.html
ニコン、ナノクリスタルコート採用の「AF-S NIKKOR 28mm f/1.4E ED
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/1062054.html
価格とスペックはほぼ噂どおりなのですが、注目すべきはMTF曲線。かなりイケてます。いや、編集子の目が節穴でなければ・・相当にイケてます。
まずは28mmF1.4。
前回の記事では「天文用には不人気」と評した焦点距離ですが。。。
ニコンイメージング AF-S NIKKOR 28mm f/1.4E ED |
キヤノン EF35mm F1.4L II USM |
天文用途には大絶賛中のBRレンズを使用したキヤノンのEF35mmF1.4LIIと比較してみました。
何これ?凄い。
焦点距離が違うので、やや理不尽な比較ではあるのですが、驚いたことにBRレンズの35mmに負けていません。いや・・・勝っているようにも見える・・
広角で、S(放射方向)とM(同心円方向)のMTFがここまで揃ったレンズは見たことがない。
2017/6/1追記)
読者の方より指摘がありました。
サムヤン21mm F1.4 ED AS UMC CSとサムヤンPREMIUM MF 14mm F2.4のMTFはさらに超絶です。
同じ1.4ラインの35mmF1.4G、24mmF1.4Gとも一線を画するMTFです。
このMTFどおりの性能を発揮するのであれば、D810Aと組み合わせて超絶な広角星野が撮れるのでは・・
続いて魚眼ズーム。
ニコンイメージング AF-S Fisheye NIKKOR 8-15mm f/3.5-4.5E ED |
キヤノンEF35mm F1.4L II USM EF8-15mm F4L フィッシュアイ USM仕様 |
キヤノンの類似製品と比較して、明らかに優秀。
解放時の値で見ると、ほぼ全域で上回っているだけでなく、28mmF1.4E同様、周辺部のM(同心円方向)の画質悪化が非常に少ないのが特徴です。
これは、天体写真で特に嫌われる「周辺の流れ」が少ないことを意味します。F値が微妙に違うので厳密な比較ではありませんが、それを差し引いてもワイド側の高性能ぶりには驚かされますね。
いかがでしたか。
いや、いかがなものか。驚いた。
比較的ひっそりと出た?この2本のレンズ、実は広角レンズも新時代に突入したのでしょうか。
実写画像を引き続き待ちたいと思います。
そして天文系ヒトバシラーの出現にも・・・
https://reflexions.jp/tenref/orig/2017/05/31/660/カメラレンズ噂どおり、ニコンから2本の新製品が登場しました。 デジカメWatch ニコン、円周魚眼と対角線魚眼で撮れる「AF-S Fisheye NIKKOR 8-15mm f/3.5-4.5E ED」 http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/1062057.html ニコン、ナノクリスタルコート採用の「AF-S NIKKOR 28mm f/1.4E ED http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/1062054.html 価格とスペックはほぼ噂どおりなのですが、注目すべきはMTF曲線。かなりイケてます。いや、編集子の目が節穴でなければ・・相当にイケてます。 まずは28mmF1.4。 前回の記事では「天文用には不人気」と評した焦点距離ですが。。。 ニコンイメージング AF-S NIKKOR 28mm f/1.4E ED キヤノン EF35mm F1.4L II USM 天文用途には大絶賛中のBRレンズを使用したキヤノンのEF35mmF1.4LIIと比較してみました。 何これ?凄い。 焦点距離が違うので、やや理不尽な比較ではあるのですが、驚いたことにBRレンズの35mmに負けていません。いや・・・勝っているようにも見える・・ 広角で、S(放射方向)とM(同心円方向)のMTFがここまで揃ったレンズは見たことがない。 2017/6/1追記) 読者の方より指摘がありました。 サムヤン21mm F1.4 ED AS UMC CSとサムヤンPREMIUM MF 14mm F2.4のMTFはさらに超絶です。 同じ1.4ラインの35mmF1.4G、24mmF1.4Gとも一線を画するMTFです。 このMTFどおりの性能を発揮するのであれば、D810Aと組み合わせて超絶な広角星野が撮れるのでは・・ 続いて魚眼ズーム。 ニコンイメージング AF-S Fisheye NIKKOR 8-15mm f/3.5-4.5E ED キヤノンEF35mm F1.4L II USM EF8-15mm F4L フィッシュアイ USM仕様 キヤノンの類似製品と比較して、明らかに優秀。 解放時の値で見ると、ほぼ全域で上回っているだけでなく、28mmF1.4E同様、周辺部のM(同心円方向)の画質悪化が非常に少ないのが特徴です。 これは、天体写真で特に嫌われる「周辺の流れ」が少ないことを意味します。F値が微妙に違うので厳密な比較ではありませんが、それを差し引いてもワイド側の高性能ぶりには驚かされますね。 いかがでしたか。 いや、いかがなものか。驚いた。 比較的ひっそりと出た?この2本のレンズ、実は広角レンズも新時代に突入したのでしょうか。 実写画像を引き続き待ちたいと思います。 そして天文系ヒトバシラーの出現にも・・・ 編集部山口 千宗kojiro7inukai@gmail.comAdministrator天文リフレクションズ編集長です。天リフOriginal
ほんと凄いですねー
あてになら無いようで、あてになる・・・
サムヤンのMTF問題もほんうの所どうだったんですかねー
サムヤン21mm F1.4 ED AS UMC CSとサムヤンPREMIUM MF 14mm F2.4は異常なほどMTFは良いですよねー。実物はどうなんでしょうか?
これを切り口にMTFの信頼性を記事を書いてほしいですねー
サムヤン超絶MTFの件、本文に追記しました。
失念してました^^;
MTF通りの性能なのかどうか、確かに検証してみたいところですね。
作例画像を見つけたらご紹介できればと思います。