アストロアーツHPで星ナビ2025年2月号の内容が告知されています。発売は1月4日 土曜日です。

今月の内容は!?

特集では、星の最期の姿「超新星残骸」の魅力に迫ります。美しく星が滲む「ソフトフィルター」使いこなしも必見。

星ナビ2月号は「ときめく超新星残骸」と「美しく星が滲むソフトフィルター」https://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/13884_hoshinavi

■表紙

今回の表紙は白尾元理さん撮影の「土星食」。2024年12月8日の土星食は全国的にも条件がよく、多くの人が見上げました。2025年、土星の環は16年ぶりの消失シーズンを迎えます。

今月の表紙は、まだ記憶に新しい昨年12月8日の土星食です。今回の食では、出現時は月の明るい縁との輝度差が大きかったため、写真で両方をキレイに撮るのはかなり難度が高かったのですが、さすが月面の名手の白尾さん、お見事な階調処理ですね!



土星食は天リフでもライブ配信しましたが、その際の動画では月縁は完全に白飛びしています。

■優美な星のラストシーン ときめく超新星残骸(解説/佐野栄俊)

星が最期に見せるドラマティックな姿、超新星残骸。かに星雲や網状星雲、ガム星雲など、天体写真の対象としても人気の高い超新星残骸はどのように生まれ、どのような姿をしているのでしょうか? 天文学者が科学的な成果を交えながら紹介していきます。

みんな大好き、超新星残骸。天体写真の対象としても大人気ですが、そんな超新星残骸がもっと面白く・好きになる10ページ。解説は岐阜大学・宇宙科学研究室の佐野栄俊さん。

岐阜大学・宇宙科学研究室
https://www1.gifu-u.ac.jp/~sslab/index.html

そんなとき、ある書籍で「星の一生が元素を作った」という記述を見つけて、身震いするような感動に包まれたことを今でも覚えています。
広大で時間のスケールも異なる宇宙と、ちっぽけな自分が、目に見えなくてもどこかで確実に繋がっている−−。そのつながりの一端でも解明できたら、どんなにすばらしいことだろう。そう思って、天文学者の道を表しました。

本誌記事からの抜粋ですが、この「超新星残骸」に対して抱く感覚は、我々天文アマチュアにとっても共感度の高いものでしょう。研究者として超新星残骸の謎の解明に取り組まれている佐野さんのこの解説記事では、超新星残骸の物理的な成り立ちから最新の観測トピックスまでが分かりやすくまとめられていて、非常に読み応えのあるものとなっています。ぜひご一読をオススメします!

■美しく星を滲ませる 最新ソフトフィルターを使いこなす(解説/北山輝泰)

星景写真で最も使われているアクセサリの「ソフトフィルター」。現在、多くの用品メーカーから個性豊かな星景写真用ソフトフィルターが発売されています。それぞれのフィルターによる作例を見比べて、「自分の作品に適した滲みはどれか」考えてみませんか?

最近の高性能レンズ・カメラでは「星が小さく写りすぎる」ため、撮影された画像と肉眼での印象が大きく異なってしまいます。そのため、より肉眼での印象に近づけるためのアイテムが「ソフトフィルター」です。

本記事では「滲みの強弱」という選択肢だけでなく「自分の作品に適した滲みはどれか」という、一歩進んだレベルで、4つのソフトフィルター製品が実写例とともに解説されています。

ケンコー「リアプロソフトン」
https://www.kenko-tokina.co.jp/lp/rear-prosofton/
マルミ光機「ホワイトパウダーミスト」
https://www.marumi-filter.co.jp/filternow/news/wpm/
よしみカメラ「スターミスト」
https://yoshimi.ocnk.net/product/391
ケンコー「ハーフプロソフトン」
https://www.kenko-tokina.co.jp/imaging/filter/soft/4961607390467.html

◎天リフ独断ピックアップ

■広告ピックアップ・ケンコー リアプロソフトン

ケンコー・トキナー リアプロソフトン特設ページ
https://www.kenko-tokina.co.jp/lp/rear-prosofton/

本誌記事でも取り上げられている製品ですが、シートタイプのレンズ後端に装着するタイプのフィルターです。作例はKAGAYAさん撮影のオーロラ。3種の強度の製品がセットになっていて滲み具合を選択できる、比較的厚みが薄い(0.17mm)ので超広角レンズの周辺の像悪化が少ない(*)などのメリットがあります。

(*)ただし「Leeフィルター」よりは若干厚みがあるため、レンズによっては星像が変化する場合があります。

■2月の注目・火星食(2月10日)と土星食(2月1日)

2月には惑星の月による掩蔽(地方によっては接近)が2回もあります。どちらもかなりエクストリームなチャレンジになりますが「天文体験」としての面白さはどちらもかなり高レベルです。

2月10日の火星食は、日本海側の地方でギリギリ食の直後に月没となりますが(*)、月と火星がどんどん接近する中で地平線に沈んでいくのは、仮に潜入の瞬間が見られないとしてもエキサイティングなイベントになることでしょう。

(*)本誌掲載の限界線は観測地を「標高0m」として計算されているものと思われますが、西空が開けた標高の高い場所では、限界線がさらに南側に下がるかもしれません。

2月1日の土星食は白昼で、しかも月齢3.9の細い月(つまり太陽との離角もさほど大きくない)に隠される厳しい条件ですが、しっかり極軸のあった自動導入機であればさほど導入は難しくはないでしょう。本誌にも書かれているように、土星食を観測しそのまま薄暮の夕空の月と土星を見れば「月の運動」を実感することもできます。

いずれにせよ、掩蔽とならなくても月と惑星の接近は心躍るもの。たとえ食は見られなくてもその日には月に注目です!

■ネットよ今夜もありがとう

今月は秋月白兎さんの「水晶宮〜のんびりブログ」。ブログの開設は2024年8月と最近ですが、作家活動もされているとのことで、読ませる文章に注目。ジャンルは天体写真に加えて「ガンプラ」「愛猫の思い出話」など多彩。



水晶宮〜のんびりブログ
https://suisyoukyuu-nonnbiri.com/

2月には新刊が刊行されるそうです。ご興味のある方は本ブログ秋月白兎さんのTwitter(現X)に注目!

■星ナビギャラリー

今回のトップ下は田中さんの「M77とNGC1055」。くじら座にある、それぞれ特徴的な形状をもった2つの銀河です。口径的には、130mmと小型ともいえる屈折望遠鏡による撮影ですが、暗い空でLRGBたっぷり8時間40分の露光で、ディテールも淡い周囲のハロも見事に写し出されています。

個人的注目は蒔田さんのNGC253。こちらはリモート撮影サービス(*1)の口径50cmの巨砲で4時間弱の露光時間ですが、素晴らしいディテールです。選評では「国内の小口径機では太刀打ちができないのではと思えてきます」と弱気?なコメントですが、「(さらに)太刀打ちができないHST」が稼働して20年以上経過しても、なおアマチュア天体写真が隆盛を極めていることを考えると、杞憂に近いといえるのではないでしょうか。(*2)。

(*1)「リコリモ」による撮影と思われます

(*2)「国内/海外」「小口径/大口径」「遠征撮影/リモート撮影」の3つの要素それぞれに分けて考える必要があるでしょう。ディテールを追求するディープスカイ天体写真では、口径による分解能よりも重要なのはむしろシーイングと単位角面積当たりの光子数です。大口径の海外リモート環境ではどちらも優位となりますが「国内の小口径機」でも「太刀打ち」は不可能ではありません。「(前提が違いすぎる機材による投稿作品が増えると)選者は辛い」という点においては完全合意ですが^^;;;

■エーゲ海の風 意外と身近なギリシア神話(解説/早水 勉)

プラネタリウムや星座解説でよく耳にするギリシア神話。実は現代でも、ギリシア神話に由来する慣用句やマークなどがたくさんあります。その中から、現代社会に根付くギリシア神話を紹介していきます。

間もなく完結の「エーゲ海の風」。今回は私たちの日常に溶け込んでいる「ギリシア神話由来」の事物の紹介。あの団体のマーク、あの士業のバッジ、あの学校の校章、あの企業のロゴ、全部ギリシア神話由来。〜の木馬、〜の箱、〜腱、これらの慣用句も。種明かしはぜひ本誌で!

星のギリシア神話研究 星座を彩る物語と文化 ~エーゲ海の風~
https://www.astroarts.co.jp/products/aegean_sea/index-j.shtml

■ 天文外史 災いを招く不吉な星? イメージ先行の火星騒動史(解説/塚田 健)

2025年1月、2年2か月ぶりに地球が火星に近づきます。火星は、人類の歴史において様々な“騒ぎ”をもたらしてきました。観望好機を迎えたこの機会に、人類と赤き星が織りなしてきた歴史の一端を、特に日本の歴史に焦点を当てて紐解いてみましょう。

来る1月12日に地球に接近する火星。今回はあまり接近しない(距離約9608万km・最大視直径約14.6秒)ので大きな話題にはなっていませんが、それでも最大光度マイナス1.5等とシリウスよりも明るい「最も明るい赤い星」であることには変わりありません。

火星は惑星唯一の「赤い色」と、地球に最も近い外惑星としての速い動きと光度変化から「不吉」なものと認識されてきました。本記事では人類史に火星がもたらした、さまざまなエピソードが紹介されています。

国立天文台・火星が地球に最接近(2025年1月)
https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2025/01-topics05.html

星の街道をゆく 岡山・山陰編 国鉄型振り子式車両「やくも」で宇宙旅(紀行/中山満仁)

星と宇宙を感じる旅に出かける「星の街道をゆく」。今回は晴れの国や星取県など、星空の街としても盛り上がる「岡山・山陰地方」が舞台。憧れの列車に乗って、 寒さを吹き飛ばすほど熱い 宇宙の旅へ出かけます。

天文雑誌の軒を借りた鉄道紀行、岡山・山陰編。岡山県生涯学習センター・米子児童文化センター・島根県立美術館・安野光雅美術館などを巡る旅。

「国鉄型振り子式車両が定期運行で使われている最後の列車、特急やくも」というのは、その筋の人には堪えられない魅力なのでしょう^^ 鉄道に興味のない人もある人も、プラネタリウムと天文施設の話題で読み進められる記事です^^

まとめ

いかがでしたか?

新しい年2025年を迎えました。ミレニアムからはや四半世紀、宇宙の時間から見ればほんの一瞬ですが、人間にとっては四半世紀は言うまでもなく長い時間です。「広大で時間のスケールも異なる宇宙と、ちっぽけな自分が、目に見えなくてもどこかで確実に繋がっている−−」この感覚こそが、天文趣味の醍醐味ではないでしょうか。今年も皆さんにとってよい年となりますように!

そんな中でも毎日一度は天文リフレクションズ、毎月5日は天文雑誌!今月号も楽しみですね!

星ナビ2月号は「ときめく超新星残骸」と「美しく星が滲むソフトフィルター」https://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/13884_hoshinavi

※アストロアーツ様より告知文・内容サンプル画像の転載許可をいただいています。

天文ガイドも合わせて読みたいですね!!

 

  https://reflexions.jp/tenref/orig/wp-content/uploads/sites/4/2025/01/fc6927a4cd7fc6f068de9eb5d3ae4aff-1024x529.jpghttps://reflexions.jp/tenref/orig/wp-content/uploads/sites/4/2025/01/fc6927a4cd7fc6f068de9eb5d3ae4aff-150x150.jpg編集部雑誌・書籍星ナビアストロアーツHPで星ナビ2025年2月号の内容が告知されています。発売は1月4日 土曜日です。 今月の内容は!? 特集では、星の最期の姿「超新星残骸」の魅力に迫ります。美しく星が滲む「ソフトフィルター」使いこなしも必見。 星ナビ2月号は「ときめく超新星残骸」と「美しく星が滲むソフトフィルター」https://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/13884_hoshinavi ■表紙 今月の表紙は、まだ記憶に新しい昨年12月8日の土星食です。今回の食では、出現時は月の明るい縁との輝度差が大きかったため、写真で両方をキレイに撮るのはかなり難度が高かったのですが、さすが月面の名手の白尾さん、お見事な階調処理ですね! 土星食は天リフでもライブ配信しましたが、その際の動画では月縁は完全に白飛びしています。 ■優美な星のラストシーン ときめく超新星残骸(解説/佐野栄俊) みんな大好き、超新星残骸。天体写真の対象としても大人気ですが、そんな超新星残骸がもっと面白く・好きになる10ページ。解説は岐阜大学・宇宙科学研究室の佐野栄俊さん。 岐阜大学・宇宙科学研究室https://www1.gifu-u.ac.jp/~sslab/index.html そんなとき、ある書籍で「星の一生が元素を作った」という記述を見つけて、身震いするような感動に包まれたことを今でも覚えています。広大で時間のスケールも異なる宇宙と、ちっぽけな自分が、目に見えなくてもどこかで確実に繋がっている−−。そのつながりの一端でも解明できたら、どんなにすばらしいことだろう。そう思って、天文学者の道を表しました。 本誌記事からの抜粋ですが、この「超新星残骸」に対して抱く感覚は、我々天文アマチュアにとっても共感度の高いものでしょう。研究者として超新星残骸の謎の解明に取り組まれている佐野さんのこの解説記事では、超新星残骸の物理的な成り立ちから最新の観測トピックスまでが分かりやすくまとめられていて、非常に読み応えのあるものとなっています。ぜひご一読をオススメします! ■美しく星を滲ませる 最新ソフトフィルターを使いこなす(解説/北山輝泰) 最近の高性能レンズ・カメラでは「星が小さく写りすぎる」ため、撮影された画像と肉眼での印象が大きく異なってしまいます。そのため、より肉眼での印象に近づけるためのアイテムが「ソフトフィルター」です。 本記事では「滲みの強弱」という選択肢だけでなく「自分の作品に適した滲みはどれか」という、一歩進んだレベルで、4つのソフトフィルター製品が実写例とともに解説されています。 ケンコー「リアプロソフトン」https://www.kenko-tokina.co.jp/lp/rear-prosofton/ マルミ光機「ホワイトパウダーミスト」https://www.marumi-filter.co.jp/filternow/news/wpm/ よしみカメラ「スターミスト」https://yoshimi.ocnk.net/product/391 ケンコー「ハーフプロソフトン」https://www.kenko-tokina.co.jp/imaging/filter/soft/4961607390467.html ◎天リフ独断ピックアップ ■広告ピックアップ・ケンコー リアプロソフトン ケンコー・トキナー リアプロソフトン特設ページhttps://www.kenko-tokina.co.jp/lp/rear-prosofton/ 本誌記事でも取り上げられている製品ですが、シートタイプのレンズ後端に装着するタイプのフィルターです。作例はKAGAYAさん撮影のオーロラ。3種の強度の製品がセットになっていて滲み具合を選択できる、比較的厚みが薄い(0.17mm)ので超広角レンズの周辺の像悪化が少ない(*)などのメリットがあります。 (*)ただし「Leeフィルター」よりは若干厚みがあるため、レンズによっては星像が変化する場合があります。 ■2月の注目・火星食(2月10日)と土星食(2月1日) 2月には惑星の月による掩蔽(地方によっては接近)が2回もあります。どちらもかなりエクストリームなチャレンジになりますが「天文体験」としての面白さはどちらもかなり高レベルです。 2月10日の火星食は、日本海側の地方でギリギリ食の直後に月没となりますが(*)、月と火星がどんどん接近する中で地平線に沈んでいくのは、仮に潜入の瞬間が見られないとしてもエキサイティングなイベントになることでしょう。 (*)本誌掲載の限界線は観測地を「標高0m」として計算されているものと思われますが、西空が開けた標高の高い場所では、限界線がさらに南側に下がるかもしれません。 2月1日の土星食は白昼で、しかも月齢3.9の細い月(つまり太陽との離角もさほど大きくない)に隠される厳しい条件ですが、しっかり極軸のあった自動導入機であればさほど導入は難しくはないでしょう。本誌にも書かれているように、土星食を観測しそのまま薄暮の夕空の月と土星を見れば「月の運動」を実感することもできます。 いずれにせよ、掩蔽とならなくても月と惑星の接近は心躍るもの。たとえ食は見られなくてもその日には月に注目です! ■ネットよ今夜もありがとう 今月は秋月白兎さんの「水晶宮〜のんびりブログ」。ブログの開設は2024年8月と最近ですが、作家活動もされているとのことで、読ませる文章に注目。ジャンルは天体写真に加えて「ガンプラ」「愛猫の思い出話」など多彩。 ブログを始めました。というか再開ですね。懐かしのauoneブログ以来です。よろしければご覧ください。三毛猫ミーコの思い出話① 「猫襲来」 https://t.co/27z3LRZN7o — 秋月白兎@物書き&星撮り&ガンプラ (@ngc2041) August 19, 2024 水晶宮〜のんびりブログhttps://suisyoukyuu-nonnbiri.com/ 2月には新刊が刊行されるそうです。ご興味のある方は本ブログと秋月白兎さんのTwitter(現X)に注目! ■星ナビギャラリー 今回のトップ下は田中さんの「M77とNGC1055」。くじら座にある、それぞれ特徴的な形状をもった2つの銀河です。口径的には、130mmと小型ともいえる屈折望遠鏡による撮影ですが、暗い空でLRGBたっぷり8時間40分の露光で、ディテールも淡い周囲のハロも見事に写し出されています。 個人的注目は蒔田さんのNGC253。こちらはリモート撮影サービス(*1)の口径50cmの巨砲で4時間弱の露光時間ですが、素晴らしいディテールです。選評では「国内の小口径機では太刀打ちができないのではと思えてきます」と弱気?なコメントですが、「(さらに)太刀打ちができないHST」が稼働して20年以上経過しても、なおアマチュア天体写真が隆盛を極めていることを考えると、杞憂に近いといえるのではないでしょうか。(*2)。 (*1)「リコリモ」による撮影と思われます (*2)「国内/海外」「小口径/大口径」「遠征撮影/リモート撮影」の3つの要素それぞれに分けて考える必要があるでしょう。ディテールを追求するディープスカイ天体写真では、口径による分解能よりも重要なのはむしろシーイングと単位角面積当たりの光子数です。大口径の海外リモート環境ではどちらも優位となりますが「国内の小口径機」でも「太刀打ち」は不可能ではありません。「(前提が違いすぎる機材による投稿作品が増えると)選者は辛い」という点においては完全合意ですが^^;;; ■エーゲ海の風 意外と身近なギリシア神話(解説/早水 勉) 間もなく完結の「エーゲ海の風」。今回は私たちの日常に溶け込んでいる「ギリシア神話由来」の事物の紹介。あの団体のマーク、あの士業のバッジ、あの学校の校章、あの企業のロゴ、全部ギリシア神話由来。〜の木馬、〜の箱、〜腱、これらの慣用句も。種明かしはぜひ本誌で! 星のギリシア神話研究 星座を彩る物語と文化 ~エーゲ海の風~ https://www.astroarts.co.jp/products/aegean_sea/index-j.shtml ■ 天文外史 災いを招く不吉な星? イメージ先行の火星騒動史(解説/塚田 健) 来る1月12日に地球に接近する火星。今回はあまり接近しない(距離約9608万km・最大視直径約14.6秒)ので大きな話題にはなっていませんが、それでも最大光度マイナス1.5等とシリウスよりも明るい「最も明るい赤い星」であることには変わりありません。 火星は惑星唯一の「赤い色」と、地球に最も近い外惑星としての速い動きと光度変化から「不吉」なものと認識されてきました。本記事では人類史に火星がもたらした、さまざまなエピソードが紹介されています。 国立天文台・火星が地球に最接近(2025年1月)https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2025/01-topics05.html 星の街道をゆく 岡山・山陰編 国鉄型振り子式車両「やくも」で宇宙旅(紀行/中山満仁) 天文雑誌の軒を借りた鉄道紀行、岡山・山陰編。岡山県生涯学習センター・米子児童文化センター・島根県立美術館・安野光雅美術館などを巡る旅。 🤗というわけで令和7年新春の星ナビ2月号に星の街道をゆくが掲載されます。ちょっとネタバレしてましたがあの国鉄型特急電車の最後のプラネタリウム旅です。新年のプラネタリウム初めに鉄道旅行気分で是非ご覧くださいませ。 https://t.co/4vgLvNXMKb — 天燈茶房亭主mitsuto1976 (@mitsuto1976) December 11, 2024 「国鉄型振り子式車両が定期運行で使われている最後の列車、特急やくも」というのは、その筋の人には堪えられない魅力なのでしょう^^ 鉄道に興味のない人もある人も、プラネタリウムと天文施設の話題で読み進められる記事です^^ まとめ いかがでしたか? 新しい年2025年を迎えました。ミレニアムからはや四半世紀、宇宙の時間から見ればほんの一瞬ですが、人間にとっては四半世紀は言うまでもなく長い時間です。「広大で時間のスケールも異なる宇宙と、ちっぽけな自分が、目に見えなくてもどこかで確実に繋がっている−−」この感覚こそが、天文趣味の醍醐味ではないでしょうか。今年も皆さんにとってよい年となりますように! そんな中でも毎日一度は天文リフレクションズ、毎月5日は天文雑誌!今月号も楽しみですね! 星ナビ2月号は「ときめく超新星残骸」と「美しく星が滲むソフトフィルター」https://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/13884_hoshinavi ※アストロアーツ様より告知文・内容サンプル画像の転載許可をいただいています。 天文ガイドも合わせて読みたいですね!!    編集部発信のオリジナルコンテンツ