天リフギャラリーFB分室」に、観測衛星「ヒッパルコス」のデータを使用し、500個以上の恒星データを立体視可能にした「夏の大三角」の画像が投稿されています。

「平行法」でご覧ください。
「交差法」でご覧ください。
天リフギャラリーFB分室・伊東伸明さんの投稿
https://www.facebook.com/groups/243516746052579/permalink/1340583983012511/

「ヒッパルコス」のデータによると、最も近いわし座のアルタイルまでが約17光年、こと座ベガが約25光年なのに対して、デネブはなんと約3200光年。他の2つよりも圧倒的に遠くにあります。宇宙空間の中での夏の大三角は極めて鋭い細い三角形なのです。上の立体視画像でぜひご確認ください!

ヒッパルコス

Wikipedia ヒッパルコス(天文学者)
https://ja.wikipedia.org/wiki/ヒッパルコス
WIlipedia ヒッパルコス(人工衛星)
https://ja.wikipedia.org/wiki/ヒッパルコス_(人工衛星)

ヒッパルコスは古代ギリシャの有名な天文学者ですが、三角測量に対して大きな貢献があったとされています。そのヒッパルコスの名前のついた観測衛星ヒッパルコスは1989年に打ち上げられ、大気の影響を受けない宇宙空間から星の位置(年周視差)を精密に測定することで、2万個以上もの星の距離を誤差10%の精度で観測しました。

これより、恒星の進化や天の川銀河の構造の解明が大きく進み、より高精度な観測を行う「ガイア計画」や「JASMINE計画」のプロジェクトに繋がりました。

天体の立体視について

立体写真website・ステレオ写真の見方1 「平行法」
https://www.stereoeye.jp/howto/parallel.html

「立体視」を2枚の画像から体験するには少し慣れが必要です。初めての方は上のリンクをご参考に!

宇宙を立体視する3D映像

上は天体の立体視画像についての事例を紹介した過去記事です。立体視画像の制作はかなり大変なのですが、独特の臨場感と面白さがあります。

まとめ

いかがでしたか?

何気なく目にしている「夏の大三角」ですが、その立体的な配置を知った後では、宇宙の広大さと不思議さを改めて実感しますね!(*)

(*)夏の大三角の中では一番地味なデネブが、その実体は他を圧倒する絶対光度をもつ大質量星。ベガやアルタイルは星の中では普通の星ですが、たまたまご近所さんにいるので明るく見えているだけなのです。

次に夏の大三角をごらんになる際は、ぜひ立体構造もイメージしてみてくださいね!

https://reflexions.jp/tenref/orig/wp-content/uploads/sites/4/2022/07/ed14e457bdf3ea0ed5bde22ce0c47281.jpghttps://reflexions.jp/tenref/orig/wp-content/uploads/sites/4/2022/07/ed14e457bdf3ea0ed5bde22ce0c47281-150x150.jpg編集部特選ピックアップ立体視「天リフギャラリーFB分室」に、観測衛星「ヒッパルコス」のデータを使用し、500個以上の恒星データを立体視可能にした「夏の大三角」の画像が投稿されています。 天リフギャラリーFB分室・伊東伸明さんの投稿 https://www.facebook.com/groups/243516746052579/permalink/1340583983012511/ 「ヒッパルコス」のデータによると、最も近いわし座のアルタイルまでが約17光年、こと座ベガが約25光年なのに対して、デネブはなんと約3200光年。他の2つよりも圧倒的に遠くにあります。宇宙空間の中での夏の大三角は極めて鋭い細い三角形なのです。上の立体視画像でぜひご確認ください! ヒッパルコス Wikipedia ヒッパルコス(天文学者) https://ja.wikipedia.org/wiki/ヒッパルコス WIlipedia ヒッパルコス(人工衛星) https://ja.wikipedia.org/wiki/ヒッパルコス_(人工衛星) ヒッパルコスは古代ギリシャの有名な天文学者ですが、三角測量に対して大きな貢献があったとされています。そのヒッパルコスの名前のついた観測衛星ヒッパルコスは1989年に打ち上げられ、大気の影響を受けない宇宙空間から星の位置(年周視差)を精密に測定することで、2万個以上もの星の距離を誤差10%の精度で観測しました。 これより、恒星の進化や天の川銀河の構造の解明が大きく進み、より高精度な観測を行う「ガイア計画」や「JASMINE計画」のプロジェクトに繋がりました。 天体の立体視について 立体写真website・ステレオ写真の見方1 「平行法」 https://www.stereoeye.jp/howto/parallel.html 「立体視」を2枚の画像から体験するには少し慣れが必要です。初めての方は上のリンクをご参考に! https://reflexions.jp/tenref/orig/2019/09/16/9386/ 上は天体の立体視画像についての事例を紹介した過去記事です。立体視画像の制作はかなり大変なのですが、独特の臨場感と面白さがあります。 まとめ いかがでしたか? 何気なく目にしている「夏の大三角」ですが、その立体的な配置を知った後では、宇宙の広大さと不思議さを改めて実感しますね!(*) (*)夏の大三角の中では一番地味なデネブが、その実体は他を圧倒する絶対光度をもつ大質量星。ベガやアルタイルは星の中では普通の星ですが、たまたまご近所さんにいるので明るく見えているだけなのです。 次に夏の大三角をごらんになる際は、ぜひ立体構造もイメージしてみてくださいね!編集部発信のオリジナルコンテンツ