アストロアーツHPで、星ナビ2020年7月号の内容が告知されています。発売は6月5日金曜日です。

今月の内容は!?

特集の「おうちで天文」では自宅や近所での星空の楽しみ方を紹介。一方「オーストラリア遠征記」では、星ナビギャラリーでお馴染みの3人が南天の星空とともに遠征の様子をレポートします。

星ナビ7月号は「おうちで天文」と「オーストラリア遠征記」
http://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/11280_hoshinavi

■表紙

三本松尚雄さんが撮影した、南十字とコールサックです。本誌では、表紙写真を撮影した三本松さん自身によるオーストラリア遠征のレポートを掲載しています。

合言葉は「南十字星」。三本松尚雄さんによるオーストラリアで撮影した南十字星ですが、アクルックス(みなみじゅうじ座α星、右下)の青い輝きに注目(*)。本誌記事の「星嵐のオーストラリア」も必読。

(*)地球大気が照らされて青く見えるのか、星の近傍のガス星雲の輝きなのか、どちらなのでしょうね。なんとなく後者のような気がします。



■今、頭上に輝く星空を見上げる おうちで天文(解説・作例/藤井龍二・山口千宗・川村晶、レポート◎畑中俊平・宮川治)

外出自粛が推奨されている今、天文ファンの皆さんはどう過ごしていますか?予定していた遠征や天文イベントがなくなり気落ちしている人もいると思いますが、家からでも楽しめるのが天文趣味のいいところ。自宅の窓やベランダ、散歩をしながらの星見や、YouTubeやZoomでの星見会といった新しい楽しみ方までまとめて紹介します。

合言葉は「#うち天」。コロナが変えてしまった社会と人々の暮らし。遠征に行くのもなかなか難しい状況ですが、「けれども、地球の外に広がる宇宙は何も変わっていない」。そんな時だからこそやれる遊び方もあるのではないか。そんな「おうちで天文#うち天」特集です。

「窓ぎわ観測」「ベランダ撮影」「お散歩星景」そして「オンライン星見会」。若者から超ベテランまで、そこに星があれば・星がなくても楽しめる事例が満載。天リフ編集長は「ベランダ撮影」編を担当させていただきました。ぜひご一読ください!記事の補足を以下に公開しています!

https://reflexions.jp/tenref/orig/2020/06/05/11164/

■Deepな天体写真 豪州遠征記1 星嵐のオーストラリア(報告・撮影◎三本松尚雄・崎山義夫・荒井俊也)

「星ナビギャラリー」でお馴染みの3人が2月、オーストラリアに14日間の撮影遠征に出かけました。2月の南半球といえば星空を見る最適期。大マゼラン雲、ηカリーナ、南十字など一度は撮影したい天体が目白押しです。第1回の今回は、遠征で撮った美しい天体写真とともに、渡航前の撮影戦略を中心に報告します。

日本のトップクラスのド○○(伏せ字)の3氏(記事は3氏ですが、もう一人超ド○態のTさんを加えた4人のご一行)によるオーストラリア遠征記。悪天候に見舞われながらも、天使はド変○に微笑みました^^

これでもかといわんばかりの南天の星空と、各人が持ち込んだ機材への思いと悪戦苦闘がたっぷり詰まっています。マニア必読の6ページ、合言葉は「ド○○」次回も楽しみですね!

■6月21日 全国で部分日食(解説/浅田英夫、解説・作例/谷川正夫)

このごろ日本では、昨年1月、12月、今回と立て続けに3回日食が起こり、珍しい現象という印象が薄らいでいますが、これは本当に稀なこと。実は今回を逃すと、日本で観測できる見ごたえのある日食は10年後の2030年6月! 絶対見ておきたい今回の日食の観測概要、安全に観測・撮影するためのノウハウを解説します。

合言葉は「次は2030年」。近くでは台湾で金環日食が見られる今年6月21日の日食ですが、コロナで観測ツアーは全滅。でも日本国内でも沖縄本島で最大食分0.837の深い部分日食になります。食の全貌と楽しみ方をたっぷりガイド。それこそ「#うち天」で楽しみたいですね。しかも観測しやすい日曜日の夕方。東京では食の最大は17時10分、食分0.47、地平高度20°。大きめのランドマークと合わせて撮るのも面白そう。

ちなみにこの後10年間は日本国内では「日食ロス」に近い状態がつづきます。全国で見られる日食は2030年6月1日の北海道金環日食を待たなくてはなりません。10年後の自分に想いを馳せつつ、メモリアルな日食にしたいものですね!あとはお天気次第・・です!

■天文外史 刻々の100年<後編>”秒”の意識と天文学(解説/井上 毅)

「時の記念日」の誕生から100年を迎える今年6月。後編では「1秒」の定義の変化、マルチメッセンジャー天文学、GPSなど、人々の生活や現在の科学とも深く関係する「時」を「1秒」に注目して紹介していきます。

合言葉は「1秒」。時の記念日100周年の特別企画記事の後編。時間を測る手段が、古代日本の水時計「漏刻」から「原子時計」、そして「光格子時計」にと進化する中で、地球の自転を基準に決められていた「時間の定義」も変遷していきました。

その結果、今や最も正確に測定できる物理量の一つとなった「時間」を武器に、宇宙を解き明かす最新の観測技術が登場。木曽「トモエゴゼン」による動画掃天観測や、1秒・ミリ秒の世界で勝負する「マルチメッセンジャー天文学」など。

これらの2つの観点から、時と科学、そして人々との生活の関係をあらためて見直した、ユニークな天文学の読み物です。

◎広告ピックアップ

■星ナビ電子版

折角なので見開きの「宇宙物理たんbot」の「独占インタビュー」記事も残しています^^

合言葉は「ワイヤレス」。1987年発売の「EM-10」赤道儀から33年、2002年発売の「EM-10TEMMA2」から18年。第3世代のTEMMAシリーズの第一弾「EM-11TEMMA3」が満を侍して発売されました。ポイントは「ワイヤレス」と「外部アプリ(SkySafari6Plus以上)制御」の2つです。スマホからアプリで無線制御が単体のみで可能となり、一気に世界標準をキャッチアップしたといえるかもしれません。

◎天リフ独断ピックアップ

■今後を見据えてピンチをチャンスに・新型コロナウイルスに負けず星空を届けよう(レポート●高梨直紘)

合言葉は「オンライン」。パオナビ(PAONAVI)掲載の「おうちで天文#うち天」記事の一つです。日本各地で天文施設の休館やイベントの中止が相次ぐ中、オンラインでの活動がおのずと注目される結果になりました。コロナ以前から様々なネット活動に取り組まれてきた方々が、この状況下でどんな活動を展開したかの紹介です。

■ネットよ今夜もありがとう

今月はチャオさんの「月への階段」と、レジェンド板垣公一さんの「SUPERNOVA」です。

「チャオ」さんのブログは筆者は初見。花、月、日常のさりげない風景などで綴られた、チャオさんの視点と生活を彩る好奇心が伝わってくるようなブログ。

ご存じ板垣さんのHPは、「メール添付ができない」というトラブルの対処として立ち上げられ、長らくそのままになっていたものだそうです。今回の掲載をきっかけに「修理」して多くの人に見てもらえるものにしたいとのこと。トップは本号の記事「”秒”の意識と天文学」でも取り上げられている、超新星(残骸)SN1987AのHST画像。最終更新は「2020-05-31」。まさにon goingですね!(*)



(*)URLはぜひAタグでリンクに・・

■星ナビギャラリー

今月のトップ下はKさんの「峠の千本桜」。「教科書に出てきそうな安定した構図」との選評、桜のディテールも大伸ばしして飾りたくなるような素晴らしさです。右上の里山のさりげない風景を美しく切り取った作品も(こちらも別のKさん)素晴らしいできばえ。

個人的イチオシはトップ下右、こちらもKさんの、「宙玉」での「universe」。F22に絞り込んで20分の追尾撮影は、発想と技術のたまものですね!

「デコンボリューション」などの「画像のディテールを最大限に絞り出す系」の技術を駆使し、銀河のディテールを追求した作品も複数取り上げられています。合言葉は「打倒ハッブル!」。

■愛され続けるアマチュア天文学の聖地 復活の花山天文台(紹介/柴田一成)

京都大学花山天文台は大学天文台としては国内で2番目に古い歴史的な天文台です。アマチュア天文学にも大きく貢献してきた天文台ですが、運営費の削減により存続の危機に陥っていました。支援の輪によって閉鎖の危機を乗り越えたアマチュア天文学の聖地が目指す夢とは何でしょうか。

合言葉は「keep Kwasan alive!」。90年の歴史をもち、アマチュア天文学の聖地でもあった京都大学の花山天文台。しかし、20年にもおよぶ国立大学の予算削減の流れの中、もう閉鎖するしかないところまで追い込まれてしまいました。そんな状態から、さまざまな人たちの協力によって人的に資金的にも支援を受け、新たな「市民のための天文台・宇宙科学館」を目指そうとしています。

花山天文台の最新情報はこちらから。
https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp

冒頭の「keep Kwasan alive!」は、記事中にも詳細な経緯とエピソードがありますが、2020年1月に花山天文台を訪れた「Queen」のブライアン・メイさんのメッセージです。コロナで止まってはいるものの、毎週土曜日の一般公開も始まります。大きな波に流されるだけでは現状は変わりません。攻めの姿勢に転じた花山天文台の今後に注目です。

※連載「銀ノ星」では、こちらも予算削減で揺れる水沢観測所が取り上げられています。胸を打つ20cm電波望遠鏡の姿が必見です。

■ステラショットで撮らなきゃ損!vol2.機材セッティングと撮影準備(紹介/上山治貴)

アストロアーツの屋上ch」との連動企画です。

合言葉は「極軸」。連載第2回。星ナビ編集部の新人「石川さん」が、ステラショットの開発者のお一人「上山先生」と天体写真に挑戦する企画です。今回は機材のセッティング、ピント合わせ、極軸合わせ。

ステラショット2では、北極星が見えなくても極軸合わせが可能。北極星が見えない(主に)南向きのベランダ向けの機能といえるでしょう。

まとめ

いかがでしたか?

今月は「コロナ」から全方位的に意識から離れない号になりました。コロナには3つの側面があると感じています。一つは「(最凶レベルの)感染症の流行」という医学・疫学的、そして経済的なインパクト。二つ目はウィルスそのものは「見えない」のに、それがもたらす「社会の動揺」はこれまで以上に可視化されてしまうという、現代社会が未経験だった不安と混乱。三つ目は社会が大きく揺さぶられたが故に露見する、ウィルス以前からあったはずの様々な歪みと可能性です。

ここで、天文ファンとして・天文メディアとして注目すべきことはやはり三番目、そのプラスの部分です。発想の転換と新しいツールの利用によって「禍転じて福となす」。合言葉「新しい星活」で、そんな可能性を実現したいものです。

そんな中でも毎日一度は天文リフレクションズ。そして毎月5日は天文雑誌!7月号も楽しみですね!

星ナビ7月号は「おうちで天文」と「オーストラリア遠征記」
http://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/11280_hoshinavi

※アストロアーツ様より告知文・内容サンプル画像の転載許可をいただいています。

天文ガイドも合わせて読みたいですね!! https://reflexions.jp/tenref/orig/wp-content/uploads/sites/4/2020/06/fc6927a4cd7fc6f068de9eb5d3ae4aff-1024x546.jpghttps://reflexions.jp/tenref/orig/wp-content/uploads/sites/4/2020/06/fc6927a4cd7fc6f068de9eb5d3ae4aff-150x150.jpg編集部雑誌・書籍アストロアーツHPで、星ナビ2020年7月号の内容が告知されています。発売は6月5日金曜日です。 今月の内容は!? 特集の「おうちで天文」では自宅や近所での星空の楽しみ方を紹介。一方「オーストラリア遠征記」では、星ナビギャラリーでお馴染みの3人が南天の星空とともに遠征の様子をレポートします。 星ナビ7月号は「おうちで天文」と「オーストラリア遠征記」 http://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/11280_hoshinavi ■表紙 合言葉は「南十字星」。三本松尚雄さんによるオーストラリアで撮影した南十字星ですが、アクルックス(みなみじゅうじ座α星、右下)の青い輝きに注目(*)。本誌記事の「星嵐のオーストラリア」も必読。 (*)地球大気が照らされて青く見えるのか、星の近傍のガス星雲の輝きなのか、どちらなのでしょうね。なんとなく後者のような気がします。 ■今、頭上に輝く星空を見上げる おうちで天文(解説・作例/藤井龍二・山口千宗・川村晶、レポート◎畑中俊平・宮川治) 合言葉は「#うち天」。コロナが変えてしまった社会と人々の暮らし。遠征に行くのもなかなか難しい状況ですが、「けれども、地球の外に広がる宇宙は何も変わっていない」。そんな時だからこそやれる遊び方もあるのではないか。そんな「おうちで天文#うち天」特集です。 「窓ぎわ観測」「ベランダ撮影」「お散歩星景」そして「オンライン星見会」。若者から超ベテランまで、そこに星があれば・星がなくても楽しめる事例が満載。天リフ編集長は「ベランダ撮影」編を担当させていただきました。ぜひご一読ください!記事の補足を以下に公開しています! https://reflexions.jp/tenref/orig/2020/06/05/11164/ ■Deepな天体写真 豪州遠征記1 星嵐のオーストラリア(報告・撮影◎三本松尚雄・崎山義夫・荒井俊也) 日本のトップクラスのド○○(伏せ字)の3氏(記事は3氏ですが、もう一人超ド○態のTさんを加えた4人のご一行)によるオーストラリア遠征記。悪天候に見舞われながらも、天使はド変○に微笑みました^^ これでもかといわんばかりの南天の星空と、各人が持ち込んだ機材への思いと悪戦苦闘がたっぷり詰まっています。マニア必読の6ページ、合言葉は「ド○○」次回も楽しみですね! ■6月21日 全国で部分日食(解説/浅田英夫、解説・作例/谷川正夫) 合言葉は「次は2030年」。近くでは台湾で金環日食が見られる今年6月21日の日食ですが、コロナで観測ツアーは全滅。でも日本国内でも沖縄本島で最大食分0.837の深い部分日食になります。食の全貌と楽しみ方をたっぷりガイド。それこそ「#うち天」で楽しみたいですね。しかも観測しやすい日曜日の夕方。東京では食の最大は17時10分、食分0.47、地平高度20°。大きめのランドマークと合わせて撮るのも面白そう。 ちなみにこの後10年間は日本国内では「日食ロス」に近い状態がつづきます。全国で見られる日食は2030年6月1日の北海道金環日食を待たなくてはなりません。10年後の自分に想いを馳せつつ、メモリアルな日食にしたいものですね!あとはお天気次第・・です! ■天文外史 刻々の100年<後編>'秒'の意識と天文学(解説/井上 毅) 合言葉は「1秒」。時の記念日100周年の特別企画記事の後編。時間を測る手段が、古代日本の水時計「漏刻」から「原子時計」、そして「光格子時計」にと進化する中で、地球の自転を基準に決められていた「時間の定義」も変遷していきました。 その結果、今や最も正確に測定できる物理量の一つとなった「時間」を武器に、宇宙を解き明かす最新の観測技術が登場。木曽「トモエゴゼン」による動画掃天観測や、1秒・ミリ秒の世界で勝負する「マルチメッセンジャー天文学」など。 これらの2つの観点から、時と科学、そして人々との生活の関係をあらためて見直した、ユニークな天文学の読み物です。 ◎広告ピックアップ ■星ナビ電子版 合言葉は「ワイヤレス」。1987年発売の「EM-10」赤道儀から33年、2002年発売の「EM-10TEMMA2」から18年。第3世代のTEMMAシリーズの第一弾「EM-11TEMMA3」が満を侍して発売されました。ポイントは「ワイヤレス」と「外部アプリ(SkySafari6Plus以上)制御」の2つです。スマホからアプリで無線制御が単体のみで可能となり、一気に世界標準をキャッチアップしたといえるかもしれません。 ◎天リフ独断ピックアップ ■今後を見据えてピンチをチャンスに・新型コロナウイルスに負けず星空を届けよう(レポート●高梨直紘) 合言葉は「オンライン」。パオナビ(PAONAVI)掲載の「おうちで天文#うち天」記事の一つです。日本各地で天文施設の休館やイベントの中止が相次ぐ中、オンラインでの活動がおのずと注目される結果になりました。コロナ以前から様々なネット活動に取り組まれてきた方々が、この状況下でどんな活動を展開したかの紹介です。 ■ネットよ今夜もありがとう 今月はチャオさんの「月への階段」と、レジェンド板垣公一さんの「SUPERNOVA」です。 「チャオ」さんのブログは筆者は初見。花、月、日常のさりげない風景などで綴られた、チャオさんの視点と生活を彩る好奇心が伝わってくるようなブログ。 ご存じ板垣さんのHPは、「メール添付ができない」というトラブルの対処として立ち上げられ、長らくそのままになっていたものだそうです。今回の掲載をきっかけに「修理」して多くの人に見てもらえるものにしたいとのこと。トップは本号の記事「”秒”の意識と天文学」でも取り上げられている、超新星(残骸)SN1987AのHST画像。最終更新は「2020-05-31」。まさにon goingですね!(*) (*)URLはぜひAタグでリンクに・・ ■星ナビギャラリー 今月のトップ下はKさんの「峠の千本桜」。「教科書に出てきそうな安定した構図」との選評、桜のディテールも大伸ばしして飾りたくなるような素晴らしさです。右上の里山のさりげない風景を美しく切り取った作品も(こちらも別のKさん)素晴らしいできばえ。 個人的イチオシはトップ下右、こちらもKさんの、「宙玉」での「universe」。F22に絞り込んで20分の追尾撮影は、発想と技術のたまものですね! 「デコンボリューション」などの「画像のディテールを最大限に絞り出す系」の技術を駆使し、銀河のディテールを追求した作品も複数取り上げられています。合言葉は「打倒ハッブル!」。 ■愛され続けるアマチュア天文学の聖地 復活の花山天文台(紹介/柴田一成) 合言葉は「keep Kwasan alive!」。90年の歴史をもち、アマチュア天文学の聖地でもあった京都大学の花山天文台。しかし、20年にもおよぶ国立大学の予算削減の流れの中、もう閉鎖するしかないところまで追い込まれてしまいました。そんな状態から、さまざまな人たちの協力によって人的に資金的にも支援を受け、新たな「市民のための天文台・宇宙科学館」を目指そうとしています。 花山天文台の最新情報はこちらから。 https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp 冒頭の「keep Kwasan alive!」は、記事中にも詳細な経緯とエピソードがありますが、2020年1月に花山天文台を訪れた「Queen」のブライアン・メイさんのメッセージです。コロナで止まってはいるものの、毎週土曜日の一般公開も始まります。大きな波に流されるだけでは現状は変わりません。攻めの姿勢に転じた花山天文台の今後に注目です。 ※連載「銀ノ星」では、こちらも予算削減で揺れる水沢観測所が取り上げられています。胸を打つ20cm電波望遠鏡の姿が必見です。 ■ステラショットで撮らなきゃ損!vol2.機材セッティングと撮影準備(紹介/上山治貴) 合言葉は「極軸」。連載第2回。星ナビ編集部の新人「石川さん」が、ステラショットの開発者のお一人「上山先生」と天体写真に挑戦する企画です。今回は機材のセッティング、ピント合わせ、極軸合わせ。 ステラショット2では、北極星が見えなくても極軸合わせが可能。北極星が見えない(主に)南向きのベランダ向けの機能といえるでしょう。 まとめ いかがでしたか? 今月は「コロナ」から全方位的に意識から離れない号になりました。コロナには3つの側面があると感じています。一つは「(最凶レベルの)感染症の流行」という医学・疫学的、そして経済的なインパクト。二つ目はウィルスそのものは「見えない」のに、それがもたらす「社会の動揺」はこれまで以上に可視化されてしまうという、現代社会が未経験だった不安と混乱。三つ目は社会が大きく揺さぶられたが故に露見する、ウィルス以前からあったはずの様々な歪みと可能性です。 ここで、天文ファンとして・天文メディアとして注目すべきことはやはり三番目、そのプラスの部分です。発想の転換と新しいツールの利用によって「禍転じて福となす」。合言葉「新しい星活」で、そんな可能性を実現したいものです。 そんな中でも毎日一度は天文リフレクションズ。そして毎月5日は天文雑誌!7月号も楽しみですね! 星ナビ7月号は「おうちで天文」と「オーストラリア遠征記」 http://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/11280_hoshinavi ※アストロアーツ様より告知文・内容サンプル画像の転載許可をいただいています。 天文ガイドも合わせて読みたいですね!!編集部発信のオリジナルコンテンツ