高いマイコン技術でユニークな発想の製品を数多く世に出しているSS-oneブランドの赤道儀「SS-oneトラベラー」の製作状況がアップされています。

デジタル星野写真撮影記・トラベラーの製作、順調です。
http://honmaka.cocolog-nifty.com/blog/2018/09/post-4dba.html

4つ積み重なった部品がありますが、これが一番時間がかかるので、まず最初にこれから手をつけています。この部品を切削するのに丸一日かかります。一日一個をペースに頑張っております。ちなみに、1セット分の部品を切削するのに1週間かかります。月あたりの生産ペースは3~4個です。10台完了するには3~4か月かかります。

SS-oneトラベラーとは

http://honmaka.cocolog-nifty.com/blog/2018/09/post-4dba.html

 



SS-oneトラベラーは、自動導入・オートガイドなど天体撮影に必要なさまざまな機能を「Simple」「Smart」に、オールインワン(all in one)パッケージで実現するというコンセプトの製品。

SS-one ショップ・SS-oneトラベラー(注・試作機です)
http://ss-one.net/ssonemini.html

こちらにあるのは先代の試作機ですが、4キロを切る軽量コンパクトでありながら、ユニークなレイアウトで子午線越えにも強く、電子系部品もコンパクトに内蔵。「SS-one」のコンセプトを実現したものになっていました。

2つのブレークスルー

そこで課題だったのが、筐体やギアなどの機械部分の製作。工業製品として独自の形状をもち、高い精度を要求されるパーツの多い赤道儀を、少量生産で製作すると多くの費用がかかります。

その課題の解決の鍵は2つ。ひとつは「CNC工作機械(フライス盤)」の導入。CADで図面を引けば、時間がかかってもそのとおりに作ってくれるため、複雑でスマートな形状のパーツを自社で製作可能になったそうです。

時間はかかるのですが、セットしてしまえば、後は機械が自動でやってくれるので楽です。
むしろ、研磨や塗装の方が大変です。



もうひとつは、ハーモニックドライブの採用。ハーモニックドライブは非常に高価なパーツではありますが、架台の回転軸と微動機構をこのパーツだけで実現できるのが大きなメリット。さらに、ハーモニックドライブ版ではさらに軽量になるそうです。

ハーモニックドライブなので、ウオームギアのような微妙な調整がいらないのもいい。一度ハーモニックをやってしまうと、めんどくさいウオームギアに戻る気がなくなってしまうところが悩みどころ。

今後への期待

SS-oneトラベラー HD版最終試作機完成
http://honmaka.cocolog-nifty.com/blog/2018/08/ss-one-hd-bc91.html

「SS-oneトラベラー」はユニークで優れたコンセプトの製品ですが、ここまでこぎつけるまでの道のりは全くもって平坦ではありませんでした。編集子はウォームギア版の試作機の段階でお話を伺ったことがありますが、そのときの状況を見事に打破されたことに驚き、控えめに言っても感動しています。

仮受注分の10台の生産が無事終わり、ユーザーに届けられた製品が活躍を始めたとき、さらに次のフェーズに進まれることでしょう。今後に大いに期待するものです。

 

 

 

「SS-oneトラベラー」の近況https://reflexions.jp/tenref/orig/wp-content/uploads/sites/4/2018/09/1809202.jpghttps://reflexions.jp/tenref/orig/wp-content/uploads/sites/4/2018/09/1809202-150x150.jpg編集部マウントハーモニックドライブ高いマイコン技術でユニークな発想の製品を数多く世に出しているSS-oneブランドの赤道儀「SS-oneトラベラー」の製作状況がアップされています。 デジタル星野写真撮影記・トラベラーの製作、順調です。 http://honmaka.cocolog-nifty.com/blog/2018/09/post-4dba.html 4つ積み重なった部品がありますが、これが一番時間がかかるので、まず最初にこれから手をつけています。この部品を切削するのに丸一日かかります。一日一個をペースに頑張っております。ちなみに、1セット分の部品を切削するのに1週間かかります。月あたりの生産ペースは3~4個です。10台完了するには3~4か月かかります。 SS-oneトラベラーとは   SS-oneトラベラーは、自動導入・オートガイドなど天体撮影に必要なさまざまな機能を「Simple」「Smart」に、オールインワン(all in one)パッケージで実現するというコンセプトの製品。 SS-one ショップ・SS-oneトラベラー(注・試作機です) http://ss-one.net/ssonemini.html こちらにあるのは先代の試作機ですが、4キロを切る軽量コンパクトでありながら、ユニークなレイアウトで子午線越えにも強く、電子系部品もコンパクトに内蔵。「SS-one」のコンセプトを実現したものになっていました。 2つのブレークスルー そこで課題だったのが、筐体やギアなどの機械部分の製作。工業製品として独自の形状をもち、高い精度を要求されるパーツの多い赤道儀を、少量生産で製作すると多くの費用がかかります。 その課題の解決の鍵は2つ。ひとつは「CNC工作機械(フライス盤)」の導入。CADで図面を引けば、時間がかかってもそのとおりに作ってくれるため、複雑でスマートな形状のパーツを自社で製作可能になったそうです。 時間はかかるのですが、セットしてしまえば、後は機械が自動でやってくれるので楽です。 むしろ、研磨や塗装の方が大変です。 もうひとつは、ハーモニックドライブの採用。ハーモニックドライブは非常に高価なパーツではありますが、架台の回転軸と微動機構をこのパーツだけで実現できるのが大きなメリット。さらに、ハーモニックドライブ版ではさらに軽量になるそうです。 ハーモニックドライブなので、ウオームギアのような微妙な調整がいらないのもいい。一度ハーモニックをやってしまうと、めんどくさいウオームギアに戻る気がなくなってしまうところが悩みどころ。 今後への期待 SS-oneトラベラー HD版最終試作機完成 http://honmaka.cocolog-nifty.com/blog/2018/08/ss-one-hd-bc91.html 「SS-oneトラベラー」はユニークで優れたコンセプトの製品ですが、ここまでこぎつけるまでの道のりは全くもって平坦ではありませんでした。編集子はウォームギア版の試作機の段階でお話を伺ったことがありますが、そのときの状況を見事に打破されたことに驚き、控えめに言っても感動しています。 仮受注分の10台の生産が無事終わり、ユーザーに届けられた製品が活躍を始めたとき、さらに次のフェーズに進まれることでしょう。今後に大いに期待するものです。      編集部発信のオリジナルコンテンツ