昔「マミヤ」ありけり。APOレンズの天体適性
K-ASTEC BLOGで、マミヤの67版用の望遠APOレンズについて触れられています。非常に高性能でありながら中古市場では捨て値同然で流通しており、天文用途として活用できるのではないか、という趣旨です。
昔「マミヤ」ありけり。RZ(RB)67用の望遠APOレンズが現在中古市場で驚異のコスパ、捨て値同然。天体適性の極めて高いこのレンズを逃す手はない。K-ASTECから鏡筒バンドの制作を受付中、8/31まで。
K-ASTEC BLOGよりピックアップ。https://t.co/MXdPrcqkNl— 天リフ編集部 (@tenmonReflexion) August 20, 2018
Google検索「マミヤ APO 中古」
https://www.google.com/search?q=%E3%83%9E%E3%83%9F%E3%83%A4+APO+%E4%B8%AD%E5%8F%A4
マミヤのAPOシリーズがどれほどの性能で、今どれほど不遇であるかは涙なしには語れません。元記事の中にカタログのキャプチャ画像がありますが、技術の粋を尽くした定価25万、35万、50万クラスのレンズが、当時の1/10くらいの値段で売りに出され、しかも売れていないというのは悲しい限りです。
FL55SSフルサイズでの試写
http://k-astec.cocolog-nifty.com/main/2018/08/post-4.html
フィルム時代の望遠レンズ、特に中判用のレンズは色収差が多く使い物にならないものが多かったのですが、マミヤのAPOシリーズはそうではありません。最新の鏡筒ビクセンFL55SSとMAMIYA250mmF4.5の対決結果がこちら。若干赤ハロがあるものの、周辺まで像の崩れはありません(*)。
(*)元々中判用なので35mm版フルサイズの「周辺」で荒れないのは当たり前と言えば当たり前ですが。
マミヤという、真面目でカメラバカで日本のもの作りを体現していたような会社の、変転のドラマとノスタルジー、そして今のフェーズ・ワンにどう至ったのかも興味深いのですが、それはさておき。
MAMIYA APOレンズ用の固定バンドについて
http://k-astec.cocolog-nifty.com/main/2018/08/post-5.html
私感もありますがこのレンズの特長は以下のとおりです。
・光学性能が高い(私が過去にテストしたカメラレンズの中ではトップクラス)
・鏡筒バンドで固定できる(全て89φが適合)
・バックフォーカスが長い(=スケアリング調整が容易)
・67用なので余裕で36mmスクエアの冷却CCDに対応する
・中古価格が下落している(250mmは2万円前後)
・個体差が殆どない(インナーフォーカス機構が無いから?)
我々の前には、このマミヤレンズを数万円で手に入れられる可能性が開けています。そして、さらに数万円追加投資すれば、天体用としてかなりイケている性能を発揮できる。200mmから350mmの焦点レンジをこんなに安くカバーできるソリューションは他にはないでしょう。
と煽ってみましたが、1本いかがですか?
https://reflexions.jp/tenref/orig/2018/08/20/6068/昔「マミヤ」ありけり。APOレンズの天体適性https://reflexions.jp/tenref/orig/wp-content/uploads/sites/4/2018/08/b1808192.jpghttps://reflexions.jp/tenref/orig/wp-content/uploads/sites/4/2018/08/b1808192-150x150.jpgカメラレンズK-ASTEC BLOGで、マミヤの67版用の望遠APOレンズについて触れられています。非常に高性能でありながら中古市場では捨て値同然で流通しており、天文用途として活用できるのではないか、という趣旨です。 https://twitter.com/tenmonReflexion/status/1031337859280588800 Google検索「マミヤ APO 中古」 https://www.google.com/search?q=%E3%83%9E%E3%83%9F%E3%83%A4+APO+%E4%B8%AD%E5%8F%A4 マミヤのAPOシリーズがどれほどの性能で、今どれほど不遇であるかは涙なしには語れません。元記事の中にカタログのキャプチャ画像がありますが、技術の粋を尽くした定価25万、35万、50万クラスのレンズが、当時の1/10くらいの値段で売りに出され、しかも売れていないというのは悲しい限りです。 FL55SSフルサイズでの試写 http://k-astec.cocolog-nifty.com/main/2018/08/post-4.html フィルム時代の望遠レンズ、特に中判用のレンズは色収差が多く使い物にならないものが多かったのですが、マミヤのAPOシリーズはそうではありません。最新の鏡筒ビクセンFL55SSとMAMIYA250mmF4.5の対決結果がこちら。若干赤ハロがあるものの、周辺まで像の崩れはありません(*)。 (*)元々中判用なので35mm版フルサイズの「周辺」で荒れないのは当たり前と言えば当たり前ですが。 マミヤという、真面目でカメラバカで日本のもの作りを体現していたような会社の、変転のドラマとノスタルジー、そして今のフェーズ・ワンにどう至ったのかも興味深いのですが、それはさておき。 MAMIYA APOレンズ用の固定バンドについて http://k-astec.cocolog-nifty.com/main/2018/08/post-5.html 私感もありますがこのレンズの特長は以下のとおりです。 ・光学性能が高い(私が過去にテストしたカメラレンズの中ではトップクラス) ・鏡筒バンドで固定できる(全て89φが適合) ・バックフォーカスが長い(=スケアリング調整が容易) ・67用なので余裕で36mmスクエアの冷却CCDに対応する ・中古価格が下落している(250mmは2万円前後) ・個体差が殆どない(インナーフォーカス機構が無いから?) 我々の前には、このマミヤレンズを数万円で手に入れられる可能性が開けています。そして、さらに数万円追加投資すれば、天体用としてかなりイケている性能を発揮できる。200mmから350mmの焦点レンジをこんなに安くカバーできるソリューションは他にはないでしょう。 と煽ってみましたが、1本いかがですか? 編集部山口 千宗kojiro7inukai@gmail.comAdministrator天文リフレクションズ編集長です。天リフOriginal
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