アストロアーツのHPに、これから明るくなってくる「ウィルタネン彗星46P」の予想図が掲載されています。

アストロアーツ・2018年11月 ウィルタネン彗星が6等前後
http://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/10216_ph1811al
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11/1現在はまだ南に低く地味な星域の中にあり、明るさもまだ7等台後半。しかし、この後明るくなってゆき、次の新月期には7等前後、さらに12月以降には4等台まで明るくなります。

エリダヌスバブルの横を通過

SkyGuideの画面をキャプチャ。「ワータネン彗星」が46Pです。

先般のジャコビニ・ツィナー彗星21Pでは、彗星が数々のメジャー天体をかすめてゆき、天体写真ファンを大いに楽しませてくれましたが、ウィルタネン彗星(46P)の場合はどうでしょうか。

編集部独断の変態志向でいうと、12/10前後の新月期に「エリダヌスバブル」をかすめてゆくのが第1のハイライト。彗星は4等台。RGBでたっぷり露光すれば彗星の長い尾と赤いエリダヌスバブル、淡い分子雲の3点セットが撮れるかもしれません。ナローバンドのHαをブレンドしてさらに派手に狙うのもありかも。

ふたご座流星群の日に

SkyGuideの画面をキャプチャ。

今年の双子座流星群の極大は12/14の21時ごろ(国立天文台による)。この時点の彗星の位置がこちら。この時間帯はまだ西空に月齢7の月が残っていますが、ほどなく沈みます。流星群と彗星、そして赤いHII領域とモワモワ分子雲の4点セット可能。極大の前日・前々日もそれなりに流星は飛ぶでしょうから、大いに狙い目。

ぎょしゃ座の通過はナローバンドで

SkyGuideの画面をキャプチャ。

12月中旬をすぎると、カリフォルニア星雲からぎょしゃ座のカペラのすぐ横を通過していきます。満月が12月23日、月明かりの影響が大きくなってきますが、彗星が十分明るければ、通常のRGBでもけっこう写せるかもしれませんが、ここは潔く?ナローで狙ってみたいところ。イオンテールとダストテールが分離して見えている場合、ナローで撮るとどうなるのでしょうか。

撮影計画はお早めに

すこし気の早い話でしたが、心の準備と機材の準備、そして平日出撃の準備はお早めに^^ 46Pウィルタネン彗星がどんな姿を見せてくれるのか、楽しみですね!

 

SkyGuideについて

AppStore スカイガイド
https://itunes.apple.com/jp/app/スカイ-ガイド/id576588894?mt=8
マイクロ波で見た星空。もわもわした領域は、可視光の連続光で撮影したときに出てくるいわゆる「分子雲」とほぼ一致しています。SkyGuideの画面をキャプチャ。

SkyGuideはiOS用のプラネタリウムアプリ(*)。360円の有料ですが、波長域別の星空が見られることが大きな特長。Hαのほか、ガンマ線から電波まで、さまざまな波長域で星空を見ることができます。特に「マイクロ波」は可視光連続光の分子雲とかなり良く一致します。

(*)ちなみに同じ開発会社から別の名前の類似Android用アプリも出ていますが、波長別画像のクオリティがiOS版よりかなり見劣りがします。

http://reflexions.jp/tenref/orig/wp-content/uploads/sites/4/2018/11/IMG_1693-768x1024.jpghttp://reflexions.jp/tenref/orig/wp-content/uploads/sites/4/2018/11/IMG_1693-150x150.jpg編集部天体撮影新着TPODアストロアーツのHPに、これから明るくなってくる「ウィルタネン彗星46P」の予想図が掲載されています。 アストロアーツ・2018年11月 ウィルタネン彗星が6等前後 http://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/10216_ph1811al 11/1現在はまだ南に低く地味な星域の中にあり、明るさもまだ7等台後半。しかし、この後明るくなってゆき、次の新月期には7等前後、さらに12月以降には4等台まで明るくなります。 エリダヌスバブルの横を通過 先般のジャコビニ・ツィナー彗星21Pでは、彗星が数々のメジャー天体をかすめてゆき、天体写真ファンを大いに楽しませてくれましたが、ウィルタネン彗星(46P)の場合はどうでしょうか。 編集部独断の変態志向でいうと、12/10前後の新月期に「エリダヌスバブル」をかすめてゆくのが第1のハイライト。彗星は4等台。RGBでたっぷり露光すれば彗星の長い尾と赤いエリダヌスバブル、淡い分子雲の3点セットが撮れるかもしれません。ナローバンドのHαをブレンドしてさらに派手に狙うのもありかも。 ふたご座流星群の日に 今年の双子座流星群の極大は12/14の21時ごろ(国立天文台による)。この時点の彗星の位置がこちら。この時間帯はまだ西空に月齢7の月が残っていますが、ほどなく沈みます。流星群と彗星、そして赤いHII領域とモワモワ分子雲の4点セット可能。極大の前日・前々日もそれなりに流星は飛ぶでしょうから、大いに狙い目。 ぎょしゃ座の通過はナローバンドで 12月中旬をすぎると、カリフォルニア星雲からぎょしゃ座のカペラのすぐ横を通過していきます。満月が12月23日、月明かりの影響が大きくなってきますが、彗星が十分明るければ、通常のRGBでもけっこう写せるかもしれませんが、ここは潔く?ナローで狙ってみたいところ。イオンテールとダストテールが分離して見えている場合、ナローで撮るとどうなるのでしょうか。 撮影計画はお早めに すこし気の早い話でしたが、心の準備と機材の準備、そして平日出撃の準備はお早めに^^ 46Pウィルタネン彗星がどんな姿を見せてくれるのか、楽しみですね!   SkyGuideについて AppStore スカイガイド https://itunes.apple.com/jp/app/スカイ-ガイド/id576588894?mt=8 SkyGuideはiOS用のプラネタリウムアプリ(*)。360円の有料ですが、波長域別の星空が見られることが大きな特長。Hαのほか、ガンマ線から電波まで、さまざまな波長域で星空を見ることができます。特に「マイクロ波」は可視光連続光の分子雲とかなり良く一致します。 (*)ちなみに同じ開発会社から別の名前の類似Android用アプリも出ていますが、波長別画像のクオリティがiOS版よりかなり見劣りがします。編集部発信のオリジナルコンテンツ