アストロアーツHPで、星ナビ2018年12月号の内容が告知されています。ちょっと出遅れてしまいましたが、11月5日に発売済み。

今月の内容は!?

観望や撮影で、スマホやタブレットで便利に使えるアプリを特集しました。晩秋から冬にかけて訪れる流星群の季節には、流星のスペクトル撮影がおすすめ。毎年好評の「星空カレンダー2019」も付いてます!

アストロアーツ・月刊星ナビ2018年12月号
https://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/10274_hoshinavi

表紙

表紙は三本松尚雄さんによる、10月10日のジャコビニ・チンナー彗星21P。IC2177カモメ星雲のど真ん中、長い尾を引く素晴らしい彗星の作品です。6行の短いコメントにも三本松節全開。氏は天文ガイド11月号でも同じ彗星の作品で表紙を飾られていて、なんと天文雑誌2号連続表紙掲載の偉業を達成です^^



本誌には書かれていませんが、こちらも併せてご紹介しておきます。三本松さんによる講演会です。

いわき天文同好会 三本松 尚雄さんによる中上級者天体写真講話と星空観測ツアー
http://www.city.tamura.lg.jp/soshiki/20/hosihomura-osirase.html

日時: 平成30年11月10日(土)
場所: 星の村天文台、プラネタリウム館
時間: 16:00~17:00
参加費: 講演会のみ500円、講演会と星空観測ツアー4,000円

■流星スペクトル「虹色の流星」と「流星の物理」(解説/川村晶・阿部新助)

実は「燃えて光っているのではない」流星。虹色の流星、つまりスペクトル撮影をすることで、なぜ流星は光るのか、そしてどのようなプロセスで輝いているのかをさぐることができます。秋から冬の流星群シーズンで、スペクトル撮影に挑戦しませんか。

これは興味深い。「流れ星のスペクトル」にテーマを絞った記事。阿部新助さんの記事が科学的な流星の発光メカニズムとスペクトルの解説。流星は「燃えている」んじゃありません。じゃあ「燃えていない」のになぜ光るの?それがなぜか、記事を読めばわかります。

川村晶さんの記事が天文アマチュア向けの流星スペクトルの撮影法。回折格子を装着したEOS M5連装カメラでのスペクトル撮影事例。記事冒頭の文がなかなか硬派。超意訳すると「流星や流星雨っぽい写真なんてもう誰でも撮れるよ。人は斜め上とか言うかもしれないけど、一工夫して流星の謎に科学的にアプローチしてみない?」

ところで、記事中には「ふたご群は色彩に乏しい」とあります。編集子が撮影した動画ではふたご群も緑の短痕がしっかり見えるんですが、その定量的な違いを知りたくなってきます。短痕と本体の明るさの比率が違うのでしょうか?編集部撮影の動画へのリンクを貼っておきます。動画でスペクトル撮りたい・・・(個人的な思い入れ)。

2017ふたご座流星群・YouTube

2018年ペルセウス座流星群・YouTube

■今すぐ使ってみたい「星のスマホアプリ」(構成・紹介/山口千宗)

スマホやタブレットは天体観測でも大活躍。天体の位置を教えてくれる定番の星座アプリから、お天気や方位、太陽や月の出没時刻がわかるアプリ、極軸合わせに便利なアプリまで、今夜から役立つツールを紹介します。

現場に簡単に持ち出せて操作も簡単なスマートフォンとタブレット。天文にもいろいろ活用ができます。定番アプリからマニア向けまでのアプリを広くまとめた紹介記事。

この記事、不肖、天リフ編集長の山口が書かせていただきました^^ つい先日の遠征でも、ここで紹介したアプリをほとんど全部駆使してまいりました。どれも使えるアプリばかり、ぜひご活用下さい。

ちなみに、音声認識の操作はほんとに便利ですよ!「画面を一番暗くして」「ナイトシフトオン」これ、基本。ちょっとメモしたいことがあれば「ボイスメモ」。放置撮影を開始したら「30分後にアラーム」。自動導入も音声認識でできるようになるといいですね!

■綴じ込み特別付録「星空カレンダー2019」

毎年恒例のカレンダーが特別付録。印象的な表紙は「スーパームーン後日のパール富士」です。ほかにも山の稜線から顔を出すカノープスや、桜と天の川、輝く灯台と昇るさそり座、凍りつく滝と北天の日周運動など、過去1年間の「星ナビギャラリー」掲載作から季節感あふれる9点をピックアップ。

天リフ本社ビル(笑)の壁面も飾っている、年末恒例のカレンダー。今年も傑作ぞろいです。個人的なイチオシは二年連続で3/4月のページを飾ったK村H輝さんの「桜と天の川撮影中」でしょうか。このカレンダーだけでも買う価値があります!(ちょっと盛りすぎ?!)

◎広告ピックアップ

天文雑誌の広告はいつも同じ・・だなんて思っていませんか?!今月目に付いた広告をピックアップ。

コニカミノルタプラネタリウム、今月は「福岡市科学館ドームシアター」

昨年10月にオープンした「福岡市科学館ドームシアター」ですが、年間利用者数がなんと30万人を突破。実はこのプラネタリウムを中核に福岡市の「六本松」エリアが大変貌をとげつつあります。

プレジデントオンライン・福岡で今一番熱い街”マツロッポン”の魅力
https://president.jp/articles/-/23486

福岡にいらした際は、ぜひこの「コニカミノルタのプラネタリウム」を観てくださいね!ちなみに編集部では年間パスポートを買っています(3回で元が取れるという優れもの)。

ニコンWX双眼鏡は白尾元理さんのレビュー

50万超の価格も納得?のニコンWX双眼鏡。仮に買わなくても、これを一度は覗かないと一生後悔します。それくらいのインパクトのあるすごい双眼鏡です。白尾さんのレビューを超訳すると「月とか惑星とか雲とか、これで見ると超広角の視野で大迫力!都会でも感動。まあ重いけどね。僕は専用の台を工夫してすぐ出して見られるようにしてるよ」。

シュミット新宿移転



アキバの天文ショップシュミットが新宿に移転(最寄り駅は落合南長崎)。広々とした店舗の写真をごらんください。ショールームは一度お伺いしたことがありますが、いや、ほんとに広いです。今週土曜日まで新装オープンセール中です。

岡部隕石60年記念イベント

星ナビも後援の「岡部隕石」。記念イベントが行われます。お近くの方はぜひどうぞ!

訂正とおわび)阿部→岡部、埼玉大学→埼玉工業大学と間違いだらけでした・・・申し訳ありませんでした。

◎天リフ独断ピックアップ

目に留まった記事をいくつかご紹介します。

由女(ゆめ)のゆるゆる星空レポ 星の召すまま「愛知県のてっぺん星空カフェ「てんくう」

「愛知県の星の聖地」奥三河。知名度と星空の見え方は決して比例しません。その最右翼のひとつが奥三河(最左翼がどこかはあえて書きませんがこの近くです)。「奥三河初めて来た〜〜〜(遠かった〜)」どこから行っても遠いです^^;;地図を広げればわかりますが、これで星がよく見えないはずがない立地。その地になんとわずか「月1回」だけオープンするという星空カフェ「てんくう」。その紹介記事です。次回オープンは11月23日です!

ビジュアル天体図鑑166. 超新星残骸E0102

小マゼラン星雲の中の超新星残骸。19万光年の彼方、2000年前の爆発。これがカニ星雲くらいの距離(7000光年)にあったら、一般天文ファンにとっても楽しいでしょうね。昭和のおじさんにはこういう科学図鑑風のビジュアルは萌え萌えなんですが、最近の子供達にとってはどうなのでしょうか。ぜひ息子さん・娘さんに見せてあげてください!反応を教えてもらえると嬉しいです!

星雲に色彩を感じ(見え)るか・川越天文同好会「小江戸の星」より

ディープスカイの色。M42のピンク色は視認できるのかについてのレポート。「眼が暗順応する前に見れば赤色が見られる」というネット情報の流布に一役買っているのが天リフでございます^^

いや、見えます。見えますよ。見えるんじゃないかな?興味のある方はぜひこの体験談もお読み下さい^^

ネットよ今夜もありがとう

今月は「まーちゃる雑記帳」の「まーちゃる」さんと「偉大なるノッポとプリン」の「のりきゅう」さんです!まーちゃるさんは「ナロバン(ナローバンド)」のエキスパートのお一人。のりきゅうさんは、INDIやonstepなどの最新の望遠鏡制御環境を実践されている方です。お二人のブログは天リフからもアクセスできますのでぜひご覧下さいね!

星ナビギャラリー

今月のトップ下「最優秀枠」は各所にファンも多いO野さん。ロマンチックな選評通りの作品。この作品、黄・緑色の街灯りの色をあえて補正していません。星景写真入門書には「背景光の色をニュートラルに補正する方法」が書いてあるものですが、補正技術は技術として、それを使うかどうかは本人の感性次第。編集子は黄色・緑色っぽい雲を見ると「あ、このむこうに街があるんだ」と想像が膨らむのでこっちが好みです。

今月も傑作揃いですが、個人的イチオシはF海さんのIC1396とSh2-129でしょうか。最近「ナロバン(ナローバンド)」でSh2-129の中にある「イカ」を狙うのが一部で流行っているのですが、ブロードバンドの200mmF4、しかも「たったの」48分露出で浮き出しているような気が!!(それとも、イカに取り憑かれた編集子の幻覚?)

■星の都の物語〜ドイツ・前編〜「ロケットの生まれた街」(案内/中山満仁)

ドイツには、私たちと宇宙を結びつけるふたつの“機械”が生まれた場所があります。近代ロケット発祥の地ペーネミュンデと、プラネタリウムが生まれた街イエナ。前編では、ベルリンで開かれた国際航空宇宙ショーとペーネミュンデを訪れます。

不定期連載「星の都の物語」第18.19回はドイツ編。前編はロケットの生まれた街「ペーネミュンデ」。第二次世界大戦の末期に打ち上げられた「V2ロケット」の足跡を中山満仁さんがたどります。

この記事、鉄ヲタも必見。「ウーゼドム海岸鉄道」で予期せぬSLの運行に遭遇した、作者様大興奮のエピソードも!

■「はやぶさ2」ミッションレポート3(報告/中野太郎)

小型機「MINERVA-II1」の2機のローバーと、「MASCOT」の着陸を成功させた「はやぶさ2」運用チーム。順調に進んでいるかのようにみえたミッションでしたが、ここにきて本体の着陸(タッチダウン)を延期するとの発表が。そのわけは?

「はやぶさ2」本体のリュウグウへの着陸が延期になってしまいました。それに至るまでの経過と今後の詳細レポート。「岩だらけ」のリュウグウの画像は各種メディアで皆さんご覧になっているかと思います。実はこのことが想定外。より確実に安全に着陸するには・・・という作戦変更。詳細はぜひ記事でごらんいただきたいのですが、こんな臨機応変で精密な対応ができること自体が凄いですね。

まとめ

いかがでしたか?

天リフ編集部の独自レビュー、今月は若干出遅れてしまいました^^;;
来月からはしっかり「発売日前」に出せるようにしますので、よろしくお願いいたします!

アストロアーツ・月刊星ナビ2018年12月号
https://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/10274_hoshinavi

 


※アストロアーツ様より告知文・内容サンプル画像の転載許可をいただいています。

天文ガイドも合わせて読みたいですね!! 星ナビ2018年12月号ご紹介。https://reflexions.jp/tenref/orig/wp-content/uploads/sites/4/2018/11/d1101af0f3849814acf566167a7c91c9-1024x636.jpghttps://reflexions.jp/tenref/orig/wp-content/uploads/sites/4/2018/11/d1101af0f3849814acf566167a7c91c9-150x150.jpg編集部雑誌・書籍アストロアーツHPで、星ナビ2018年12月号の内容が告知されています。ちょっと出遅れてしまいましたが、11月5日に発売済み。 今月の内容は!? 観望や撮影で、スマホやタブレットで便利に使えるアプリを特集しました。晩秋から冬にかけて訪れる流星群の季節には、流星のスペクトル撮影がおすすめ。毎年好評の「星空カレンダー2019」も付いてます! アストロアーツ・月刊星ナビ2018年12月号 https://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/10274_hoshinavi 表紙 表紙は三本松尚雄さんによる、10月10日のジャコビニ・チンナー彗星21P。IC2177カモメ星雲のど真ん中、長い尾を引く素晴らしい彗星の作品です。6行の短いコメントにも三本松節全開。氏は天文ガイド11月号でも同じ彗星の作品で表紙を飾られていて、なんと天文雑誌2号連続表紙掲載の偉業を達成です^^ 本誌には書かれていませんが、こちらも併せてご紹介しておきます。三本松さんによる講演会です。 いわき天文同好会 三本松 尚雄さんによる中上級者天体写真講話と星空観測ツアー http://www.city.tamura.lg.jp/soshiki/20/hosihomura-osirase.html 日時: 平成30年11月10日(土) 場所: 星の村天文台、プラネタリウム館 時間: 16:00~17:00 参加費: 講演会のみ500円、講演会と星空観測ツアー4,000円 ■流星スペクトル「虹色の流星」と「流星の物理」(解説/川村晶・阿部新助) 実は「燃えて光っているのではない」流星。虹色の流星、つまりスペクトル撮影をすることで、なぜ流星は光るのか、そしてどのようなプロセスで輝いているのかをさぐることができます。秋から冬の流星群シーズンで、スペクトル撮影に挑戦しませんか。 https://twitter.com/AvellSky/status/1059639149244776448 これは興味深い。「流れ星のスペクトル」にテーマを絞った記事。阿部新助さんの記事が科学的な流星の発光メカニズムとスペクトルの解説。流星は「燃えている」んじゃありません。じゃあ「燃えていない」のになぜ光るの?それがなぜか、記事を読めばわかります。 川村晶さんの記事が天文アマチュア向けの流星スペクトルの撮影法。回折格子を装着したEOS M5連装カメラでのスペクトル撮影事例。記事冒頭の文がなかなか硬派。超意訳すると「流星や流星雨っぽい写真なんてもう誰でも撮れるよ。人は斜め上とか言うかもしれないけど、一工夫して流星の謎に科学的にアプローチしてみない?」 ところで、記事中には「ふたご群は色彩に乏しい」とあります。編集子が撮影した動画ではふたご群も緑の短痕がしっかり見えるんですが、その定量的な違いを知りたくなってきます。短痕と本体の明るさの比率が違うのでしょうか?編集部撮影の動画へのリンクを貼っておきます。動画でスペクトル撮りたい・・・(個人的な思い入れ)。 2017ふたご座流星群・YouTube 2018年ペルセウス座流星群・YouTube ■今すぐ使ってみたい「星のスマホアプリ」(構成・紹介/山口千宗) スマホやタブレットは天体観測でも大活躍。天体の位置を教えてくれる定番の星座アプリから、お天気や方位、太陽や月の出没時刻がわかるアプリ、極軸合わせに便利なアプリまで、今夜から役立つツールを紹介します。 現場に簡単に持ち出せて操作も簡単なスマートフォンとタブレット。天文にもいろいろ活用ができます。定番アプリからマニア向けまでのアプリを広くまとめた紹介記事。 この記事、不肖、天リフ編集長の山口が書かせていただきました^^ つい先日の遠征でも、ここで紹介したアプリをほとんど全部駆使してまいりました。どれも使えるアプリばかり、ぜひご活用下さい。 ちなみに、音声認識の操作はほんとに便利ですよ!「画面を一番暗くして」「ナイトシフトオン」これ、基本。ちょっとメモしたいことがあれば「ボイスメモ」。放置撮影を開始したら「30分後にアラーム」。自動導入も音声認識でできるようになるといいですね! ■綴じ込み特別付録「星空カレンダー2019」 毎年恒例のカレンダーが特別付録。印象的な表紙は「スーパームーン後日のパール富士」です。ほかにも山の稜線から顔を出すカノープスや、桜と天の川、輝く灯台と昇るさそり座、凍りつく滝と北天の日周運動など、過去1年間の「星ナビギャラリー」掲載作から季節感あふれる9点をピックアップ。 天リフ本社ビル(笑)の壁面も飾っている、年末恒例のカレンダー。今年も傑作ぞろいです。個人的なイチオシは二年連続で3/4月のページを飾ったK村H輝さんの「桜と天の川撮影中」でしょうか。このカレンダーだけでも買う価値があります!(ちょっと盛りすぎ?!) ◎広告ピックアップ 天文雑誌の広告はいつも同じ・・だなんて思っていませんか?!今月目に付いた広告をピックアップ。 コニカミノルタプラネタリウム、今月は「福岡市科学館ドームシアター」 昨年10月にオープンした「福岡市科学館ドームシアター」ですが、年間利用者数がなんと30万人を突破。実はこのプラネタリウムを中核に福岡市の「六本松」エリアが大変貌をとげつつあります。 プレジデントオンライン・福岡で今一番熱い街'マツロッポン'の魅力 https://president.jp/articles/-/23486 福岡にいらした際は、ぜひこの「コニカミノルタのプラネタリウム」を観てくださいね!ちなみに編集部では年間パスポートを買っています(3回で元が取れるという優れもの)。 ニコンWX双眼鏡は白尾元理さんのレビュー 50万超の価格も納得?のニコンWX双眼鏡。仮に買わなくても、これを一度は覗かないと一生後悔します。それくらいのインパクトのあるすごい双眼鏡です。白尾さんのレビューを超訳すると「月とか惑星とか雲とか、これで見ると超広角の視野で大迫力!都会でも感動。まあ重いけどね。僕は専用の台を工夫してすぐ出して見られるようにしてるよ」。 シュミット新宿移転 アキバの天文ショップシュミットが新宿に移転(最寄り駅は落合南長崎)。広々とした店舗の写真をごらんください。ショールームは一度お伺いしたことがありますが、いや、ほんとに広いです。今週土曜日まで新装オープンセール中です。 岡部隕石60年記念イベント 星ナビも後援の「岡部隕石」。記念イベントが行われます。お近くの方はぜひどうぞ! https://twitter.com/tenmonReflexion/status/1059900911361810432 訂正とおわび)阿部→岡部、埼玉大学→埼玉工業大学と間違いだらけでした・・・申し訳ありませんでした。 ◎天リフ独断ピックアップ 目に留まった記事をいくつかご紹介します。 由女(ゆめ)のゆるゆる星空レポ 星の召すまま「愛知県のてっぺん星空カフェ「てんくう」 「愛知県の星の聖地」奥三河。知名度と星空の見え方は決して比例しません。その最右翼のひとつが奥三河(最左翼がどこかはあえて書きませんがこの近くです)。「奥三河初めて来た〜〜〜(遠かった〜)」どこから行っても遠いです^^;;地図を広げればわかりますが、これで星がよく見えないはずがない立地。その地になんとわずか「月1回」だけオープンするという星空カフェ「てんくう」。その紹介記事です。次回オープンは11月23日です! ビジュアル天体図鑑166. 超新星残骸E0102 小マゼラン星雲の中の超新星残骸。19万光年の彼方、2000年前の爆発。これがカニ星雲くらいの距離(7000光年)にあったら、一般天文ファンにとっても楽しいでしょうね。昭和のおじさんにはこういう科学図鑑風のビジュアルは萌え萌えなんですが、最近の子供達にとってはどうなのでしょうか。ぜひ息子さん・娘さんに見せてあげてください!反応を教えてもらえると嬉しいです! 星雲に色彩を感じ(見え)るか・川越天文同好会「小江戸の星」より ディープスカイの色。M42のピンク色は視認できるのかについてのレポート。「眼が暗順応する前に見れば赤色が見られる」というネット情報の流布に一役買っているのが天リフでございます^^ いや、見えます。見えますよ。見えるんじゃないかな?興味のある方はぜひこの体験談もお読み下さい^^ ネットよ今夜もありがとう 今月は「まーちゃる雑記帳」の「まーちゃる」さんと「偉大なるノッポとプリン」の「のりきゅう」さんです!まーちゃるさんは「ナロバン(ナローバンド)」のエキスパートのお一人。のりきゅうさんは、INDIやonstepなどの最新の望遠鏡制御環境を実践されている方です。お二人のブログは天リフからもアクセスできますのでぜひご覧下さいね! 星ナビギャラリー 今月のトップ下「最優秀枠」は各所にファンも多いO野さん。ロマンチックな選評通りの作品。この作品、黄・緑色の街灯りの色をあえて補正していません。星景写真入門書には「背景光の色をニュートラルに補正する方法」が書いてあるものですが、補正技術は技術として、それを使うかどうかは本人の感性次第。編集子は黄色・緑色っぽい雲を見ると「あ、このむこうに街があるんだ」と想像が膨らむのでこっちが好みです。 今月も傑作揃いですが、個人的イチオシはF海さんのIC1396とSh2-129でしょうか。最近「ナロバン(ナローバンド)」でSh2-129の中にある「イカ」を狙うのが一部で流行っているのですが、ブロードバンドの200mmF4、しかも「たったの」48分露出で浮き出しているような気が!!(それとも、イカに取り憑かれた編集子の幻覚?) ■星の都の物語〜ドイツ・前編〜「ロケットの生まれた街」(案内/中山満仁) ドイツには、私たちと宇宙を結びつけるふたつの“機械”が生まれた場所があります。近代ロケット発祥の地ペーネミュンデと、プラネタリウムが生まれた街イエナ。前編では、ベルリンで開かれた国際航空宇宙ショーとペーネミュンデを訪れます。 不定期連載「星の都の物語」第18.19回はドイツ編。前編はロケットの生まれた街「ペーネミュンデ」。第二次世界大戦の末期に打ち上げられた「V2ロケット」の足跡を中山満仁さんがたどります。 この記事、鉄ヲタも必見。「ウーゼドム海岸鉄道」で予期せぬSLの運行に遭遇した、作者様大興奮のエピソードも! ■「はやぶさ2」ミッションレポート3(報告/中野太郎) 小型機「MINERVA-II1」の2機のローバーと、「MASCOT」の着陸を成功させた「はやぶさ2」運用チーム。順調に進んでいるかのようにみえたミッションでしたが、ここにきて本体の着陸(タッチダウン)を延期するとの発表が。そのわけは? 「はやぶさ2」本体のリュウグウへの着陸が延期になってしまいました。それに至るまでの経過と今後の詳細レポート。「岩だらけ」のリュウグウの画像は各種メディアで皆さんご覧になっているかと思います。実はこのことが想定外。より確実に安全に着陸するには・・・という作戦変更。詳細はぜひ記事でごらんいただきたいのですが、こんな臨機応変で精密な対応ができること自体が凄いですね。 まとめ いかがでしたか? 天リフ編集部の独自レビュー、今月は若干出遅れてしまいました^^;; 来月からはしっかり「発売日前」に出せるようにしますので、よろしくお願いいたします! アストロアーツ・月刊星ナビ2018年12月号 https://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/10274_hoshinavi   ※アストロアーツ様より告知文・内容サンプル画像の転載許可をいただいています。 天文ガイドも合わせて読みたいですね!!編集部発信のオリジナルコンテンツ