ビクセン「Moon Book」がアップデート
ビクセンの無料アプリ「Moon Book」がアップデートされています。
ビクセン・Moon Book
https://www.vixen.co.jp/app/moon-book/
ビクセンのアプリ Moon Book にアプデが入って、月面地図の表示機能がついた。明暗境界線上にだけ地名が表示されるのおもしろい。時刻の変更は、上の時計アイコンを押すのかと思ったら、明暗境界線をドラッグするUI pic.twitter.com/SjxKGC9MuQ
— Jiro Sakanaka (@Jiro_) January 11, 2019
Jiro Sakanakaさんのツイートでこのアップデートのことを知りました。ありがとうございます。
Moon Bookの新機能
Moon Bookの詳細は次項に譲るとして、今回の目玉機能である「月面地図」の機能をご紹介しましょう。
表示時点の月の欠け際の地名を見ることができるようになりました。ここで「欠けぎわの地名だけが表示される」というのがなかなか渋い工夫です。月面観望初心者に向けたナイスな配慮というべきでしょう。
これならば、望遠鏡を月に向けたときに「とりあえずMoon Bookに出ている地形を一通りたどってみる」という使い方ができそうです。
一つ残念なのは、月の「秤動」に対応していないこと。このため、欠け際の表示も厳密ではありません。ここは「厳密であるべき」という意味よりも、「月には秤動という現象があるんだ」ということに気づかせる意味で、対応して欲しかったところです。
もうひとつ、「月面X、A、L、V」といった話題になる地形は欲しかったですね。こちらは見られる時間がかなり限定されるため、ユーザの期待を裏切らないようにする意味で入らなかったのでしょうか。
少し文句を垂れましたが、月面観望において初級者に大いに役に立つアプリであることには間違いありません!
Moon Bookでできること
ビクセンの天文アプリは、どれも「シンプル」「単機能」をコンセプトに開発されているようで、ほとんどややこしい操作は必要ありません(*)。
(*)「PC的文化」の発想でアプリを作るとやたら高機能でボタンやメニューが多くなり複雑化してしまいますが。その点大いに評価できます。
Moon Bookの基本機能は、今回拡張された「月面地図」の機能を除けばたった4つ。上の画像の左から、
- 月食表示機能(1)2010年から2025年までの全ての月食の、全経過における天球上での月の位置をを見ることができます。
- 月食の表示機能(2)月食の全過程を指定した分の間隔で表示できます。間隔を自由に変更できるのが便利です。
- 現在の月の位置を表示。日付と時刻を指定して、天球上の月の位置を見ることができます。
- 月齢のカレンダー表示。月単位での月齢の一覧、日を選択して月の出没時刻などを見ることができます。
文字で説明するよりも、インストールして5分くらいあれこれ触って見るのが一番。すぐに簡単に使えるようになります。
まとめ
今回の「月面地図」表示で、Moon Bookはますます使えるアプリになったと感じました。「月を眺めて」「クレーターを楽しむ」という出発点から一歩進んで、「月のあの地形が」「いつ見えるか」という風に関心が広がってゆくと、月面散歩の楽しみが一層増してゆくことでしょう。
何はともあれ、インストール大推奨のアプリです。
ビクセン・Moon Book
https://www.vixen.co.jp/app/moon-book/
https://reflexions.jp/tenref/orig/2019/01/12/7568/ビクセン「Moon book」がアップデートhttps://reflexions.jp/tenref/orig/wp-content/uploads/sites/4/2019/01/IMG_0362-1024x603.jpghttps://reflexions.jp/tenref/orig/wp-content/uploads/sites/4/2019/01/IMG_0362-150x150.jpgソフトビクセンの無料アプリ「Moon Book」がアップデートされています。
ビクセン・Moon Book
https://www.vixen.co.jp/app/moon-book/
https://twitter.com/Jiro_/status/1083586747374551040
Jiro Sakanakaさんのツイートでこのアップデートのことを知りました。ありがとうございます。
Moon Bookの新機能
Moon Bookの詳細は次項に譲るとして、今回の目玉機能である「月面地図」の機能をご紹介しましょう。
表示時点の月の欠け際の地名を見ることができるようになりました。ここで「欠けぎわの地名だけが表示される」というのがなかなか渋い工夫です。月面観望初心者に向けたナイスな配慮というべきでしょう。
これならば、望遠鏡を月に向けたときに「とりあえずMoon Bookに出ている地形を一通りたどってみる」という使い方ができそうです。
一つ残念なのは、月の「秤動」に対応していないこと。このため、欠け際の表示も厳密ではありません。ここは「厳密であるべき」という意味よりも、「月には秤動という現象があるんだ」ということに気づかせる意味で、対応して欲しかったところです。
もうひとつ、「月面X、A、L、V」といった話題になる地形は欲しかったですね。こちらは見られる時間がかなり限定されるため、ユーザの期待を裏切らないようにする意味で入らなかったのでしょうか。
少し文句を垂れましたが、月面観望において初級者に大いに役に立つアプリであることには間違いありません!
Moon Bookでできること
ビクセンの天文アプリは、どれも「シンプル」「単機能」をコンセプトに開発されているようで、ほとんどややこしい操作は必要ありません(*)。
(*)「PC的文化」の発想でアプリを作るとやたら高機能でボタンやメニューが多くなり複雑化してしまいますが。その点大いに評価できます。
Moon Bookの基本機能は、今回拡張された「月面地図」の機能を除けばたった4つ。上の画像の左から、
月食表示機能(1)2010年から2025年までの全ての月食の、全経過における天球上での月の位置をを見ることができます。
月食の表示機能(2)月食の全過程を指定した分の間隔で表示できます。間隔を自由に変更できるのが便利です。
現在の月の位置を表示。日付と時刻を指定して、天球上の月の位置を見ることができます。
月齢のカレンダー表示。月単位での月齢の一覧、日を選択して月の出没時刻などを見ることができます。
文字で説明するよりも、インストールして5分くらいあれこれ触って見るのが一番。すぐに簡単に使えるようになります。
まとめ
今回の「月面地図」表示で、Moon Bookはますます使えるアプリになったと感じました。「月を眺めて」「クレーターを楽しむ」という出発点から一歩進んで、「月のあの地形が」「いつ見えるか」という風に関心が広がってゆくと、月面散歩の楽しみが一層増してゆくことでしょう。
何はともあれ、インストール大推奨のアプリです。
ビクセン・Moon Book
https://www.vixen.co.jp/app/moon-book/編集部山口
千宗kojiro7inukai@gmail.comAdministrator天文リフレクションズ編集長です。天リフOriginal
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