アストロアーツHPで星ナビ2023年6月号の内容が告知されています。発売は5月2日 火曜日です。

今月の内容は!?

夏が見ごろの「惑星状星雲」の仕組みや構造を研究者が解説。天文VTuberがニュースを語るコーナーがスタート。今回は4月26日に月面着陸に挑戦した「HAKUTO-R」プロジェクトを「宇推くりあ」さんが紹介。

星ナビ6月号は「ときめく惑星状星雲」と「天文系VTuberが解説!HAKUTO-R」
https://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/13017_hoshinavi

■表紙

今回の表紙はハッブル宇宙望遠鏡が撮影した「キャッツアイ星雲」です。幾重にも重なる構造は、1500年ごとに中心星がダストを放出したことで生まれました。

表紙は今月の特集「ときめく惑星状星雲」にちなんだ、複雑な構造を持つ惑星状星雲の一つ「キャッツアイ星雲」です。年輪のような同心円模様は中心星が一定の時間間隔でダストを噴き出したことでできたと考えられています。新連載の「ニュースを深掘り!V宙部」の「宇推くりあ」さんの姿も!

Wikipedia・キャッツアイ星雲
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%83%E3%83%84%E3%82%A2%E3%82%A4%E6%98%9F%E9%9B%B2

■恒星の最期を解き明かす ときめく惑星状星雲(解説/甘田 渓)

こと座のリング星雲(M57)や、こぎつね座のあれい状星雲(M27)といった「惑星状星雲」が見ごろを迎える夏。この美しい天体たちの形には、中心にある「白色矮星」が大きく関係しています。惑星状星雲を見たり撮ったりしながら、これらの天体がどのように生まれたのか考えてみませんか?

多様な色彩と形状で、宇宙の宝石ともいえる惑星状星雲。若手の天文研究者である甘田渓さんが科学的な見地で惑星状星雲を解説する10ページ。



惑星状星雲は太陽の質量程度の「あまり重くない星(中・小質量星)」の進化過程の最後の姿。星の「芯」となる部分を残して多くの物質を四方に放出(質量放出)し、残された高温の白色矮星が放出された物質を電離させて光っている、というのが基本的なしくみです。

ところが、質量放出は恒星の寿命と比較するととても短い期間に一気に起きる(スーパーウィンド)ことや、「連星系」では相互の重力により非常に複雑な形状がもたらされることなど、様々な「多様性」の要素をはらんでいます。そんな結果、様々な美しい「宝石」が生まれたことは、まさに宇宙の神秘といえるでしょう。

■シーイング抜群のフィリピンに開設 阿久津セブ観測所(報告/阿久津富夫)

3月4日、アマチュア天文家の阿久津富夫さんがフィリピン・セブ島に観測所をオープン! 観測所の建設には、候補地選定・望遠鏡移送などさまざまな難関が待ち構えていました。記事内では、阿久津さんが魅せられた、フィリピンの美しい星空や惑星も紹介します!

抜群のシーイングを求めて。大気が極めて安定しているフィリピン・セブ島に、アマチュア天文家の阿久津富夫さんが観測所を建設されました。コロナ禍による2年間もの中断もありましたが、昨年2月の工事再開から1年、3月に開所式が行われました。

阿久津さんはご自身の観測をここで行われるだけでなく、地元の学校とも協力して天文学習の場をして活用していかれるそうです。今後の様々な成果が楽しみです。

■天文機材セレクション F1.0クラスのレンズの魅力 大口径レンズの星味(作例・解説/飯島 裕)

近ごろ、さまざまなカメラシステムから開放F数の小さな大口径レンズが続々と発表されています。今回はコシナ・LAOWA・OMデジタルソリューションズによる計4本のレンズを星空撮影で撮り比べ。作例やレンズの印象を紹介します。

レンズのF値が「1.0」あると、通常のF2.8レンズと比較して3段も明るくなり、手持ち撮影が現実のものになるなど、星空撮影の自由度が大幅に増してきます。フィルム時代ではこの明るさのレンズは「まともに結像しない」ことが普通でしたが、最新のレンズでは驚くほど「まとも」な星像に。

そんな「超明るい」レンズ4本を、「マイクロフォーサーズ使い」の飯島裕さんがレビュー。星の実写による中央/四隅の星像や周辺減光の比較に加えて、ボケ味や絞りによる光芒(光条)の出方、使いこなしのヒントにも言及。特徴ある記事になっています。

M.ZUIKO DIGITAL ED25 mm F1.2 PRO
https://jp.omsystem.com/product/lens/single/pro/25_12pro/index.html
LAOWA Argus 25 mm F0.95 MFT APO
https://www.laowa.jp/cat1/93018e49425233b490c4956b23146997f31533d4.html
コシナ SUPER NOKTON 29 mmF0.8 Aspherical
https://www.cosina.co.jp/voigtlander/micro-four-thirds-mount/super-nokton-29mm-f0-8-aspherical/
コシナ NOKTON 10.5 mm F0.95 Aspherical
https://www.cosina.co.jp/voigtlander/micro-four-thirds-mount/nokton-10-5mm-f0-95-aspherical/

◎天リフ独断ピックアップ

■広告ピックアップ・みんなと見上げる星のふるさと・八塔寺望ヶ丘天文台(紹介◎松島彩)

 

「天文王国おかやま」のPR記事の四回目。岡山のアマチュア天文家の聖地でもある「八塔寺」と「八塔寺星を観る会」の紹介。今年は8月26日に「八塔寺星を観る会 大観望会」が開催されるそうです。

備前八塔寺星を見る会
http://www.kct.ne.jp/~mizukun/bizenhattoji/top.html
レストラン&キャンプ場 望ヶ丘
https://nozomigaoka.info

■広告ピックアップ・星の村天文台☆星まつり

福島の「星の村天文台☆星まつり(旧名:スターライトフェスティバル)」が6月2日〜4日で開催。詳細は未定だそうですが、ホームページを要チェック!

田村市HP
https://www.city.tamura.lg.jp/soshiki/20/entry.html 

■ネットよ今夜もありがとう

今月は「天文楽者のページ」のRYOさん。天リフ・Twitter界隈でもおなじみ。ライブ配信・VTuberから都会での天の川撮影まで、ちょっと「変わった」コンセプトの天文遊びが全開のブログです。

天文活動における長い空白期間を「(天文)ダークマター」と呼ばれたのもRYOさんが最初と記憶しています。今後のますますのご活躍が楽しみです!

天文楽者のページ
https://hdv-blog.blogspot.com/

■星ナビギャラリー



今回のトップ下はNさんの「星空で一休み」。この見開きは「星空記念写真(*)」的な作品を集めたそうです。『応募用紙のコメント欄に、写っている人物がご友人なのか、撮影者本人がポーズをとった「自撮り」なのかを明記してくださるようお願いします』とのこと。

(*)天リフ編集長も「記念写真」が大好き。「その人にとって」の最高の写真は「記念写真」であると信じています。

個人的イチオシはMさんの「下弦のコペルニクス」。久しぶりのスケッチ作品の応募だそうです。「印象を再現することができるのがスケッチの強み」と講評にありますが、まさにその通り。そしてスケッチでなく「写真」でも印象を再現できるのが、昨今のデジタル写真でもあります。優れた「印象型」の天体写真も見てみたいものです。

■ニュースを深掘り!V宙部 #1 月面着陸HAKUTO-Rプロジェクト(解説/宇推くりあ)

天文系VTuberが気になるニュースを届ける新コーナー。第1回の担当はロケット打ち上げ実況で話題の宇推くりあさん! 今回は月面への着陸に挑戦する民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」を紹介します。

新連載。天文系VTuberによるニュース解説記事。初回は月面に無人の探査機を送り込もうという、日本の民間企業・株式会社ispaceによるHAKUTO-Rプロジェクトについて。担当は宇推くりあさん。最近の宇宙開発はプレイヤーの数も動きも速いので、このような解説記事は嬉しいですね。

実はちょうどこの記事の校了後?の4月26日に月面着陸が行われたのですが、残念ながらうまくいかなかったそうです。2024年に打ち上げを控えている次の「Mission 2」で、ぜひ挽回してほしいものですね!

「HAKUTO-R」、民間初の月面着陸ならず
https://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/13016_hakutor

■エーゲ海の風 第29回 古代ギリシアの死生観 デメテルとオルフェウスの意外な共通点(案内/早水 勉)

今回フォーカスするのは、おとめ座のモデル「デメテル」と、こと座のモデルとなった竪琴を持つ「オルフェウス」です。他の古代地域の神話と比べてギリシア神話は宗教性の薄いことが特徴ですが、これらふたりのキャラクターには、珍しいことに宗教色が見られます。デメテルとオルフェウスにはどのような物語があるのでしょうか?

おとめ座のモデル「デルメル」と、こと座のモデル「オルフェウス」。宗教性が薄いギリシア神話の中にあって、このふたりのお話は例外的に「死後の世界」が描かれたものになっています。

ギリシア神話は「通俗的な挿話に事欠かない」「宗教的な挿話であっても、それを感じさせないオブラートに包まれたものになっている」「そのことが世界に広く受け入れられていった理由の一つではないか」と筆者は書かれています。ある考え方を広く長い時間に渡って伝えていくことにおいては「教義性」を濃くすることは逆の効果をもたらすこともある、ということでしょうか。そんな視点で「神話」を読んでみるのも面白いですね。

まとめ

 

いかがでしたか?

先日4月20日、西オーストラリアのエクスマウスまで皆既日食を見にいってきました!(*)

(*)星ナビの川口編集人やアストロアーツ上山さん、天文ガイド6月号の表紙を撮影された沼澤さんもいらしていたようです。

実は天リフ編集長は初の皆既日食で、いたく感動しました!子どもの頃から頭に刷り込まれていた皆既日食とコロナの映像は、皆既日食という全五感的イベントの中のほんの一部でしかないということをつくづく感じました。宇宙という存在を実感として多くの人に伝えるためには、まず自身が体験することが重要だということも再認識。この経験を今後に役立てていきたいと思います!

そんな中でも毎日一度は天文リフレクションズ、毎月5日は天文雑誌!6月号も楽しみですね!

 

星ナビ6月号は「ときめく惑星状星雲」と「天文系VTuberが解説!HAKUTO-R」
https://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/13017_hoshinavi

※アストロアーツ様より告知文・内容サンプル画像の転載許可をいただいています。

天文ガイドも合わせて読みたいですね!!

 

  https://reflexions.jp/tenref/orig/wp-content/uploads/sites/4/2023/05/fc6927a4cd7fc6f068de9eb5d3ae4aff-1024x538.jpghttps://reflexions.jp/tenref/orig/wp-content/uploads/sites/4/2023/05/fc6927a4cd7fc6f068de9eb5d3ae4aff-150x150.jpg編集部雑誌・書籍星ナビアストロアーツHPで星ナビ2023年6月号の内容が告知されています。発売は5月2日 火曜日です。 今月の内容は!? 夏が見ごろの「惑星状星雲」の仕組みや構造を研究者が解説。天文VTuberがニュースを語るコーナーがスタート。今回は4月26日に月面着陸に挑戦した「HAKUTO-R」プロジェクトを「宇推くりあ」さんが紹介。 星ナビ6月号は「ときめく惑星状星雲」と「天文系VTuberが解説!HAKUTO-R」 https://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/13017_hoshinavi ■表紙 表紙は今月の特集「ときめく惑星状星雲」にちなんだ、複雑な構造を持つ惑星状星雲の一つ「キャッツアイ星雲」です。年輪のような同心円模様は中心星が一定の時間間隔でダストを噴き出したことでできたと考えられています。新連載の「ニュースを深掘り!V宙部」の「宇推くりあ」さんの姿も! Wikipedia・キャッツアイ星雲 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%83%E3%83%84%E3%82%A2%E3%82%A4%E6%98%9F%E9%9B%B2 ■恒星の最期を解き明かす ときめく惑星状星雲(解説/甘田 渓) 多様な色彩と形状で、宇宙の宝石ともいえる惑星状星雲。若手の天文研究者である甘田渓さんが科学的な見地で惑星状星雲を解説する10ページ。 惑星状星雲は太陽の質量程度の「あまり重くない星(中・小質量星)」の進化過程の最後の姿。星の「芯」となる部分を残して多くの物質を四方に放出(質量放出)し、残された高温の白色矮星が放出された物質を電離させて光っている、というのが基本的なしくみです。 ところが、質量放出は恒星の寿命と比較するととても短い期間に一気に起きる(スーパーウィンド)ことや、「連星系」では相互の重力により非常に複雑な形状がもたらされることなど、様々な「多様性」の要素をはらんでいます。そんな結果、様々な美しい「宝石」が生まれたことは、まさに宇宙の神秘といえるでしょう。 ■シーイング抜群のフィリピンに開設 阿久津セブ観測所(報告/阿久津富夫) 抜群のシーイングを求めて。大気が極めて安定しているフィリピン・セブ島に、アマチュア天文家の阿久津富夫さんが観測所を建設されました。コロナ禍による2年間もの中断もありましたが、昨年2月の工事再開から1年、3月に開所式が行われました。 阿久津さんはご自身の観測をここで行われるだけでなく、地元の学校とも協力して天文学習の場をして活用していかれるそうです。今後の様々な成果が楽しみです。 ■天文機材セレクション F1.0クラスのレンズの魅力 大口径レンズの星味(作例・解説/飯島 裕) レンズのF値が「1.0」あると、通常のF2.8レンズと比較して3段も明るくなり、手持ち撮影が現実のものになるなど、星空撮影の自由度が大幅に増してきます。フィルム時代ではこの明るさのレンズは「まともに結像しない」ことが普通でしたが、最新のレンズでは驚くほど「まとも」な星像に。 そんな「超明るい」レンズ4本を、「マイクロフォーサーズ使い」の飯島裕さんがレビュー。星の実写による中央/四隅の星像や周辺減光の比較に加えて、ボケ味や絞りによる光芒(光条)の出方、使いこなしのヒントにも言及。特徴ある記事になっています。 M.ZUIKO DIGITAL ED25 mm F1.2 PRO https://jp.omsystem.com/product/lens/single/pro/25_12pro/index.html LAOWA Argus 25 mm F0.95 MFT APO https://www.laowa.jp/cat1/93018e49425233b490c4956b23146997f31533d4.html コシナ SUPER NOKTON 29 mmF0.8 Aspherical https://www.cosina.co.jp/voigtlander/micro-four-thirds-mount/super-nokton-29mm-f0-8-aspherical/ コシナ NOKTON 10.5 mm F0.95 Aspherical https://www.cosina.co.jp/voigtlander/micro-four-thirds-mount/nokton-10-5mm-f0-95-aspherical/ ◎天リフ独断ピックアップ ■広告ピックアップ・みんなと見上げる星のふるさと・八塔寺望ヶ丘天文台(紹介◎松島彩)   「天文王国おかやま」のPR記事の四回目。岡山のアマチュア天文家の聖地でもある「八塔寺」と「八塔寺星を観る会」の紹介。今年は8月26日に「八塔寺星を観る会 大観望会」が開催されるそうです。 備前八塔寺星を見る会 http://www.kct.ne.jp/~mizukun/bizenhattoji/top.html レストラン&キャンプ場 望ヶ丘 https://nozomigaoka.info ■広告ピックアップ・星の村天文台☆星まつり 福島の「星の村天文台☆星まつり(旧名:スターライトフェスティバル)」が6月2日〜4日で開催。詳細は未定だそうですが、ホームページを要チェック! 田村市HP https://www.city.tamura.lg.jp/soshiki/20/entry.html  ■ネットよ今夜もありがとう 今月は「天文楽者のページ」のRYOさん。天リフ・Twitter界隈でもおなじみ。ライブ配信・VTuberから都会での天の川撮影まで、ちょっと「変わった」コンセプトの天文遊びが全開のブログです。 天文活動における長い空白期間を「(天文)ダークマター」と呼ばれたのもRYOさんが最初と記憶しています。今後のますますのご活躍が楽しみです! 天文楽者のページ https://hdv-blog.blogspot.com/ 『東京タワーと天の川』 東京のシンボル「東京タワー」と本物の天の川を同時に捉えました!そして天文雑誌の「星ナビ」2022年11月号に掲載@nopponotouto 東京タワーさん、念願の本物の天の川と共演できましたよ@ParksSiba 芝公園さん、夜中にお邪魔しました#東京タワー #天の川 #星ナビ #芝公園 pic.twitter.com/yR7FVgqr9c — 天文楽者のRYOさん🔭 🌟 (@HDV_blog) October 10, 2022 ■星ナビギャラリー 今回のトップ下はNさんの「星空で一休み」。この見開きは「星空記念写真(*)」的な作品を集めたそうです。『応募用紙のコメント欄に、写っている人物がご友人なのか、撮影者本人がポーズをとった「自撮り」なのかを明記してくださるようお願いします』とのこと。 (*)天リフ編集長も「記念写真」が大好き。「その人にとって」の最高の写真は「記念写真」であると信じています。 個人的イチオシはMさんの「下弦のコペルニクス」。久しぶりのスケッチ作品の応募だそうです。「印象を再現することができるのがスケッチの強み」と講評にありますが、まさにその通り。そしてスケッチでなく「写真」でも印象を再現できるのが、昨今のデジタル写真でもあります。優れた「印象型」の天体写真も見てみたいものです。 ■ニュースを深掘り!V宙部 #1 月面着陸HAKUTO-Rプロジェクト(解説/宇推くりあ) 新連載。天文系VTuberによるニュース解説記事。初回は月面に無人の探査機を送り込もうという、日本の民間企業・株式会社ispaceによるHAKUTO-Rプロジェクトについて。担当は宇推くりあさん。最近の宇宙開発はプレイヤーの数も動きも速いので、このような解説記事は嬉しいですね。 実はちょうどこの記事の校了後?の4月26日に月面着陸が行われたのですが、残念ながらうまくいかなかったそうです。2024年に打ち上げを控えている次の「Mission 2」で、ぜひ挽回してほしいものですね! 「HAKUTO-R」、民間初の月面着陸ならず https://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/13016_hakutor ■エーゲ海の風 第29回 古代ギリシアの死生観 デメテルとオルフェウスの意外な共通点(案内/早水 勉) おとめ座のモデル「デルメル」と、こと座のモデル「オルフェウス」。宗教性が薄いギリシア神話の中にあって、このふたりのお話は例外的に「死後の世界」が描かれたものになっています。 ギリシア神話は「通俗的な挿話に事欠かない」「宗教的な挿話であっても、それを感じさせないオブラートに包まれたものになっている」「そのことが世界に広く受け入れられていった理由の一つではないか」と筆者は書かれています。ある考え方を広く長い時間に渡って伝えていくことにおいては「教義性」を濃くすることは逆の効果をもたらすこともある、ということでしょうか。そんな視点で「神話」を読んでみるのも面白いですね。 まとめ   いかがでしたか? 先日4月20日、西オーストラリアのエクスマウスまで皆既日食を見にいってきました!(*) (*)星ナビの川口編集人やアストロアーツ上山さん、天文ガイド6月号の表紙を撮影された沼澤さんもいらしていたようです。 実は天リフ編集長は初の皆既日食で、いたく感動しました!子どもの頃から頭に刷り込まれていた皆既日食とコロナの映像は、皆既日食という全五感的イベントの中のほんの一部でしかないということをつくづく感じました。宇宙という存在を実感として多くの人に伝えるためには、まず自身が体験することが重要だということも再認識。この経験を今後に役立てていきたいと思います! そんな中でも毎日一度は天文リフレクションズ、毎月5日は天文雑誌!6月号も楽しみですね!   星ナビ6月号は「ときめく惑星状星雲」と「天文系VTuberが解説!HAKUTO-R」 https://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/13017_hoshinavi ※アストロアーツ様より告知文・内容サンプル画像の転載許可をいただいています。 天文ガイドも合わせて読みたいですね!!    編集部発信のオリジナルコンテンツ