アストロアーツHPで、星ナビ2019年5月号の内容が告知されています。発売は4月5日金曜日です。

今月の内容は!?

天文少年だった宇宙飛行士 油井亀美也さんがISSから撮影した「宇宙絶景」を堪能してください。機材レポートでは、小さくても高性能な小口径望遠鏡の活用を提案します。

アストロアーツ・月刊星ナビ 2019年5月号
http://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/10566_hoshinavi

■表紙

宇宙飛行士の油井亀美也さんが、国際宇宙ステーション(ISS)長期滞在ミッション中に撮影した夜の日本列島と星空です。右に写っているのは日本のISS補給機「こうのとり」。

表紙は特集記事の油井亀美也さんがISSから撮影された日本列島の夜景と星空。この画像がCGではなく、生撮影というのが胸熱です。



■地上400kmのISSからとらえた絶景「宇宙の星」(撮影/油井亀美也 インタビュー・文/梅本真由美)

「宇宙へ行って星空を眺める」「宇宙から星の写真を撮る」…という星好きにとっての究極の夢を叶えてしまった人が、油井亀美也宇宙飛行士です。ISSから見た数々のすばらしい宇宙写真とともに、その撮影秘話から有人宇宙開発の未来まで、話題満載のスペシャルインタビューをお届けします。

宇宙飛行士油井亀美也さんがISSから撮影した絶景の数々。大増10ページの総力企画。根っからの天文ファンだった油井さんが宇宙飛行士になるまでのお話、ISSという「特殊な環境」での天体撮影の貴重なノウハウ!や、宇宙空間から見る星の美しさなど、体験しないと気がつかないお話と異次元の天体写真が満載。

90分で地球を周回するISSからの天体撮影では、星の動きが速くて地球がまぶしいんですね。でも無重力なので重い機材でも楽勝(むしろ安定する?)。いずれ宇宙から星を見る機会があるかもしれない若い世代の方は、特に必見ですよ!

長野県川上村 金峰川西俣沢から。2017年11月撮影。

油井さんは長野県川上村のご出身。川上村で撮った星景を1枚貼っておきます。筆者は1980年代の後半にたびたび川上村の「小川山(廻り目平)」と呼ばれるエリアに通っていました。このエリアは標高が1500m近くあって、今でも素晴らしい星空が見られます。

■小型鏡筒を望遠レンズにしてダウンサイジング(レポート/山口千宗)

近年の光学設計の進歩によって「小さくても高品質」を実現した製品が増えてきています。小さな機材のメリットは、システムを軽量化して「身軽になれる」機動性。コンパクトになれば、車の相乗りや、飛行機・電車による遠征も容易です。

「小型鏡筒でダウンサイジング」。星ナビ様から記事執筆のお話をいただき、常々考えていたことでもあったので、書かせていただきました!200mm〜300mmの焦点距離の「小さな天体望遠鏡」で天体を楽しむためのガイドです。装備を小さくしてライトに楽しむ星空。もちろんディープに取り組むことも可能!「大は小を兼ねない」機材選びを提案します!

◎広告ピックアップ

記事中でも紹介されているWilliam Opticsの「RedCat51」ですが、販売店アストロストリートさんからの新規広告が掲載されています(上画像の左)。大人気で生産が追いつかず、初回出荷が少し遅れてしまっているようですが、楽しみな鏡筒です!

右は「船上で流星群+青森ねぶたまつり」という斬新な組み合わせの豪華客船9日間のツアー。「船」という移動手段・滞在手段は、特に高齢者のライフイベントとして、ますます増えてくるのかもしれませんね。

◎天リフ独断ピックアップ

■五藤テレスコープのハーモニックドライブ赤道儀

Masuyama10mmアイピースも注目ですね!

昨年の星祭りで参考出品されていた五藤テレスコープの「ハーモニックドライブ」駆動赤道儀の新たな情報が。詳しくはぜひ本誌をごらんになってください!

■ネットよ今夜もありがとう

今月は星景写真家の成澤広幸さんの「成澤広幸HP」と「北海道の凡人日記」の「nam_world」さんです!

nam_worldさんは筆者は今回が初見。反射望遠鏡でのディープスカイ撮影、マイコンなどの電子工作、リモコンヘリなど多彩な内容^^「凡人と書いて○ンタイと読む」系の方とお見受けしました^^

成澤さんはビクセン営業兼・星景写真家兼・タイムラプスクリエータと、これまた多彩に活動中。「フィニッシュは天体望遠鏡で」のコンセプトは天リフ的にも大いに賛同です!

昨年の5月に成澤さんと阿蘇でご一緒した際の写真を貼っておきます。天の川撮影中の一コマ。成澤さんが這いつくばって構図調整中^^



星ナビギャラリー

今月のギャラリーは「まれにみる激戦」。トップ下「最優秀枠」は「星ナビ応募作では過去一番」との評のM63。Iさんの銀河は「銀河の個性」のディテールの描写がいつも凄い。ブログでいつもその深いこだわりと精緻な処理に感嘆しています。その右はこれまた「過去一番」のAさんのマルカリアンチェーン。こんなに色の豊かなマルカリアンチェーンは見たことがない!

総評のとおり、今月は特に傑作揃い。個人的イチオシはKさんのM42と馬頭星雲でしょうか。Kさんの生プリントを拝見させていただいたことがありますが、これがまたほんとに美しいんですよ。色のセンス、仕上げのセンスと技術にこれまた感嘆。上の画像には含まれていませんが、分子雲の大家の「3」さんの岩本彗星も凄い。筆者は「小型望遠鏡」の作例候補に同じ日の岩本彗星を含めていたのですが、「これはイマイチ」とK編集長に却下されてしまいました。でも却下されて良かった^^;; まるでできばえが違いました!

星ナビひろば

「星好きな仲間が出会う、読者限定誌上掲示板」星ナビひろば。「ハレー彗星来訪備忘録」「日本海側初のプラネ解説員に思うこと」「系外惑星HATS-18bのトランジット」「さよならインフォニウムL-OSAKA」「君にはその星が見えるのか」どれも読み応え十分。

上の画像では読めないと思いますが^^;; 本誌でごらんになってくださいね!系外惑星のトランジット観測は、アマチュア機材で可能な本格的な観測の分野として特に注目。

■ミッションの山場、「はやぶさ2」人工クレーター生成へ

リュウグウは水や有機物に富むC型小惑星とされており、「はやぶさ2」の赤外線による観測から岩石に取り込まれた形で水が存在することが判明しました。小惑星に人工クレーターを作り、そこに降りて試料を採るという人類初の試みは、世界からも大いに注目されています。

第1回のタッチダウンを「完璧」に終えたはやぶさ2。「ぞくぞくして感動した」「舞い上がる岩石」の動画。次のミッションは本誌発売の4月5日、はやぶさに「銅の弾丸」が打ち込まれます。次はどんな映像と成果が得られるのでしょうか。

■エーゲ海の風-星座神話の向こうに広がる古代ギリシアの天文学 第8回(水先案内人/早水 勉)

おおぐま座にふたご座、はくちょう座やおうし座……ギリシア神話には、ゼウスの浮気を原因とする挿話が数多くあります。なぜゼウスには恋人が多いのでしょう。そのわけは都市国家の集合体である古代ギリシアの歴史と関係しています。

浮気者ゼウス。恋多き全能神。または「ただのエロ親父」。えっ、そこまで言い切っていいんですか?!

5月号の表紙から。 本誌記事の見出しには「トップに君臨するゼウスが恋多き全能神になった理由」と穏当な表現になっています。

記事中に「プラネタリウムの番組でゼウスの不道徳をうまくオブラートに包んで紹介する学芸員さんの技量にいつも敬服するばかりです」とあるように、身も蓋もない「業」を多々為されたゼウス様。記事中の表にあるだけで愛人12人、子が18人。ギリシャ神話はゼウスとその親族?の物語、といっても過言ではないかもしれません。その事実を淡々と語り、その「理由」を古代ギリシアの歴史から読み解きます。

まとめ

いかがでしたか?

今月の星ナビは、例月に増してオススメ。詳しくはご紹介できませんでしたが、「天文台マダムがゆく」の「油井画伯展」、「星が好きな人のための新着情報」を運営されている福原直人さんの「第9回星仲間の集い〜天文楽サミット〜」レポート、「大学生プラネタリウム」生解説、など盛り沢山です。「由女のゆるゆる星空レポ」で紹介されている島根の「メテオプラザ」は不覚にも知りませんでした。島根に行くときは是非立ち寄りたいですね!

毎日一度は天文リフレクションズ。そして毎月5日は天文雑誌!6月号も楽しみですね!

アストロアーツ・月刊星ナビ 2019年5月号
http://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/10566_hoshinavi


※アストロアーツ様より告知文・内容サンプル画像の転載許可をいただいています。

天文ガイドも合わせて読みたいですね!! https://reflexions.jp/tenref/orig/wp-content/uploads/sites/4/2019/04/71P9VLLsaqL-777x1024.jpghttps://reflexions.jp/tenref/orig/wp-content/uploads/sites/4/2019/04/71P9VLLsaqL-150x150.jpg編集部雑誌・書籍アストロアーツHPで、星ナビ2019年5月号の内容が告知されています。発売は4月5日金曜日です。 今月の内容は!? 天文少年だった宇宙飛行士 油井亀美也さんがISSから撮影した「宇宙絶景」を堪能してください。機材レポートでは、小さくても高性能な小口径望遠鏡の活用を提案します。 アストロアーツ・月刊星ナビ 2019年5月号 http://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/10566_hoshinavi ■表紙 表紙は特集記事の油井亀美也さんがISSから撮影された日本列島の夜景と星空。この画像がCGではなく、生撮影というのが胸熱です。 ■地上400kmのISSからとらえた絶景「宇宙の星」(撮影/油井亀美也 インタビュー・文/梅本真由美) 宇宙飛行士油井亀美也さんがISSから撮影した絶景の数々。大増10ページの総力企画。根っからの天文ファンだった油井さんが宇宙飛行士になるまでのお話、ISSという「特殊な環境」での天体撮影の貴重なノウハウ!や、宇宙空間から見る星の美しさなど、体験しないと気がつかないお話と異次元の天体写真が満載。 90分で地球を周回するISSからの天体撮影では、星の動きが速くて地球がまぶしいんですね。でも無重力なので重い機材でも楽勝(むしろ安定する?)。いずれ宇宙から星を見る機会があるかもしれない若い世代の方は、特に必見ですよ! 油井さんは長野県川上村のご出身。川上村で撮った星景を1枚貼っておきます。筆者は1980年代の後半にたびたび川上村の「小川山(廻り目平)」と呼ばれるエリアに通っていました。このエリアは標高が1500m近くあって、今でも素晴らしい星空が見られます。 ■小型鏡筒を望遠レンズにしてダウンサイジング(レポート/山口千宗) 「小型鏡筒でダウンサイジング」。星ナビ様から記事執筆のお話をいただき、常々考えていたことでもあったので、書かせていただきました!200mm〜300mmの焦点距離の「小さな天体望遠鏡」で天体を楽しむためのガイドです。装備を小さくしてライトに楽しむ星空。もちろんディープに取り組むことも可能!「大は小を兼ねない」機材選びを提案します! ◎広告ピックアップ 記事中でも紹介されているWilliam Opticsの「RedCat51」ですが、販売店アストロストリートさんからの新規広告が掲載されています(上画像の左)。大人気で生産が追いつかず、初回出荷が少し遅れてしまっているようですが、楽しみな鏡筒です! 右は「船上で流星群+青森ねぶたまつり」という斬新な組み合わせの豪華客船9日間のツアー。「船」という移動手段・滞在手段は、特に高齢者のライフイベントとして、ますます増えてくるのかもしれませんね。 ◎天リフ独断ピックアップ ■五藤テレスコープのハーモニックドライブ赤道儀 昨年の星祭りで参考出品されていた五藤テレスコープの「ハーモニックドライブ」駆動赤道儀の新たな情報が。詳しくはぜひ本誌をごらんになってください! ■ネットよ今夜もありがとう 今月は星景写真家の成澤広幸さんの「成澤広幸HP」と「北海道の凡人日記」の「nam_world」さんです! nam_worldさんは筆者は今回が初見。反射望遠鏡でのディープスカイ撮影、マイコンなどの電子工作、リモコンヘリなど多彩な内容^^「凡人と書いて○ンタイと読む」系の方とお見受けしました^^ 成澤さんはビクセン営業兼・星景写真家兼・タイムラプスクリエータと、これまた多彩に活動中。「フィニッシュは天体望遠鏡で」のコンセプトは天リフ的にも大いに賛同です! 昨年の5月に成澤さんと阿蘇でご一緒した際の写真を貼っておきます。天の川撮影中の一コマ。成澤さんが這いつくばって構図調整中^^ 星ナビギャラリー 今月のギャラリーは「まれにみる激戦」。トップ下「最優秀枠」は「星ナビ応募作では過去一番」との評のM63。Iさんの銀河は「銀河の個性」のディテールの描写がいつも凄い。ブログでいつもその深いこだわりと精緻な処理に感嘆しています。その右はこれまた「過去一番」のAさんのマルカリアンチェーン。こんなに色の豊かなマルカリアンチェーンは見たことがない! 総評のとおり、今月は特に傑作揃い。個人的イチオシはKさんのM42と馬頭星雲でしょうか。Kさんの生プリントを拝見させていただいたことがありますが、これがまたほんとに美しいんですよ。色のセンス、仕上げのセンスと技術にこれまた感嘆。上の画像には含まれていませんが、分子雲の大家の「3」さんの岩本彗星も凄い。筆者は「小型望遠鏡」の作例候補に同じ日の岩本彗星を含めていたのですが、「これはイマイチ」とK編集長に却下されてしまいました。でも却下されて良かった^^;; まるでできばえが違いました! 星ナビひろば 「星好きな仲間が出会う、読者限定誌上掲示板」星ナビひろば。「ハレー彗星来訪備忘録」「日本海側初のプラネ解説員に思うこと」「系外惑星HATS-18bのトランジット」「さよならインフォニウムL-OSAKA」「君にはその星が見えるのか」どれも読み応え十分。 上の画像では読めないと思いますが^^;; 本誌でごらんになってくださいね!系外惑星のトランジット観測は、アマチュア機材で可能な本格的な観測の分野として特に注目。 ■ミッションの山場、「はやぶさ2」人工クレーター生成へ 第1回のタッチダウンを「完璧」に終えたはやぶさ2。「ぞくぞくして感動した」「舞い上がる岩石」の動画。次のミッションは本誌発売の4月5日、はやぶさに「銅の弾丸」が打ち込まれます。次はどんな映像と成果が得られるのでしょうか。 ■エーゲ海の風-星座神話の向こうに広がる古代ギリシアの天文学 第8回(水先案内人/早水 勉) 浮気者ゼウス。恋多き全能神。または「ただのエロ親父」。えっ、そこまで言い切っていいんですか?! 記事中に「プラネタリウムの番組でゼウスの不道徳をうまくオブラートに包んで紹介する学芸員さんの技量にいつも敬服するばかりです」とあるように、身も蓋もない「業」を多々為されたゼウス様。記事中の表にあるだけで愛人12人、子が18人。ギリシャ神話はゼウスとその親族?の物語、といっても過言ではないかもしれません。その事実を淡々と語り、その「理由」を古代ギリシアの歴史から読み解きます。 まとめ いかがでしたか? 今月の星ナビは、例月に増してオススメ。詳しくはご紹介できませんでしたが、「天文台マダムがゆく」の「油井画伯展」、「星が好きな人のための新着情報」を運営されている福原直人さんの「第9回星仲間の集い〜天文楽サミット〜」レポート、「大学生プラネタリウム」生解説、など盛り沢山です。「由女のゆるゆる星空レポ」で紹介されている島根の「メテオプラザ」は不覚にも知りませんでした。島根に行くときは是非立ち寄りたいですね! 毎日一度は天文リフレクションズ。そして毎月5日は天文雑誌!6月号も楽しみですね! アストロアーツ・月刊星ナビ 2019年5月号 http://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/10566_hoshinavi ※アストロアーツ様より告知文・内容サンプル画像の転載許可をいただいています。 天文ガイドも合わせて読みたいですね!!編集部発信のオリジナルコンテンツ