OIIIとSIIの写りが悪いとお嘆きの貴兄へ
ブログ「まーちゃる雑記帳」に、SAOナローバンドの波長域別の写り方の違いを、わかりやすく作例で解説した記事がアップされています。
まーちゃる雑記帳・月夜はみんなでナローマン!
https://blogs.yahoo.co.jp/ma_charu3/35423485.html
そんなブームの中、あちこちで漏れ聞こえてくるのが
「SIIとOIIIの写りが悪い」
「SIIとOIIIは月が出てると写りにくい」
と言う声。
やったことのある方はわかると思うのですが、SAOナローバンドでの撮影では、多くの対象で感じるのがまさに「SIIとOIIIの写りが悪い(悪く感じる)」こと。Hαはびっくりするほど良く出てくるのに、それとくらべて圧倒的に「写りが悪い」OIIIとSII。
元記事では、完成作品の元になったHα、OIII、SIIの画像が掲載されています。ナローをこれからはじめたい方や、始めたばかりの方にはぜひごらん頂きたい画像です。
ナロー始めたばかりの人が不安になる
「SII、OIIIが写らない!」
は、
「そんなもんなんだ!」
って思って画像処理でがんばるといいんじゃないかなと思う次第です(^-^)
そうなんです。何が・誰が(笑)悪いわけでもない。そういうものなんです。
筆者の経験では、SIIが特にひどいw。なんですか、この何もない画像は?的な・・でもそれが事実。宇宙には硫黄なんてほんの少ししかないんです。
また、光害地ではOIIIもなかなか厳しいものがあります。これは、赤いHαとSIIよりも、青緑色のOIIIはより影響を受けるから。これもそんなものだとあきらめて、画像処理でがんばってください^^;
(対象にもよりますが)HαをL画像と考えてS/Nを稼ぎ、OIIIとSIIで微妙な色出しをするような感じですかね(けっこう適当)。
慣れている人はともかく、折角ナローに興味を持った人が、写らないことに不安を感じてナローを敬遠したら勿体ないなぁと思って今回記事にしました(^-^)
写ってないように見えても合成して適切に処理すればしっかりデータは出てくるのでみんなで月夜はナローマンになりましょう!(*•̀ᴗ•́*)و ̑̑
まーちゃるさんからのメッセージ。元記事には対象によるSAOの写り方の違いなどの作例もあり、ナロー入門者必読。ご興味のある方はぜひ「月夜でも撮れるので寝不足になってしまうナロー組」の仲間入りをしてみませんか?
補足)対象による写り方の違い
Hαが優勢
- 北アメリカ星雲
- バラ星雲
- その他数多くのHII領域
HαO3が同じくらい
- タランチュラ星雲
- M27あれい星雲
- M57リング星雲
O3優勢
- トールのかぶと星雲
- ミルクポット星雲
ナローバンド、波長域による写り方の違い、タランチュラ星雲の場合。S2は弱いがO3とHaは写りにあまり差がない。「以前自宅で北アメリカ星雲を撮った時はO3の写りは良くなかったと記憶していますが対象によってかなり変わるようです」
K-ASTEC BLOGよりピックアップ。https://t.co/iParvoejyd— 天リフ編集部 (@tenmonReflexion) October 31, 2018
https://reflexions.jp/tenref/orig/2018/10/31/6762/https://reflexions.jp/tenref/orig/wp-content/uploads/sites/4/2018/10/0bba507b7255969989af6f9732753826.jpghttps://reflexions.jp/tenref/orig/wp-content/uploads/sites/4/2018/10/0bba507b7255969989af6f9732753826-150x150.jpg画像処理ブログ「まーちゃる雑記帳」に、SAOナローバンドの波長域別の写り方の違いを、わかりやすく作例で解説した記事がアップされています。 まーちゃる雑記帳・月夜はみんなでナローマン! https://blogs.yahoo.co.jp/ma_charu3/35423485.html そんなブームの中、あちこちで漏れ聞こえてくるのが 「SIIとOIIIの写りが悪い」 「SIIとOIIIは月が出てると写りにくい」 と言う声。 やったことのある方はわかると思うのですが、SAOナローバンドでの撮影では、多くの対象で感じるのがまさに「SIIとOIIIの写りが悪い(悪く感じる)」こと。Hαはびっくりするほど良く出てくるのに、それとくらべて圧倒的に「写りが悪い」OIIIとSII。 元記事では、完成作品の元になったHα、OIII、SIIの画像が掲載されています。ナローをこれからはじめたい方や、始めたばかりの方にはぜひごらん頂きたい画像です。 ナロー始めたばかりの人が不安になる 「SII、OIIIが写らない!」 は、 「そんなもんなんだ!」 って思って画像処理でがんばるといいんじゃないかなと思う次第です(^-^) そうなんです。何が・誰が(笑)悪いわけでもない。そういうものなんです。 筆者の経験では、SIIが特にひどいw。なんですか、この何もない画像は?的な・・でもそれが事実。宇宙には硫黄なんてほんの少ししかないんです。 また、光害地ではOIIIもなかなか厳しいものがあります。これは、赤いHαとSIIよりも、青緑色のOIIIはより影響を受けるから。これもそんなものだとあきらめて、画像処理でがんばってください^^; (対象にもよりますが)HαをL画像と考えてS/Nを稼ぎ、OIIIとSIIで微妙な色出しをするような感じですかね(けっこう適当)。 慣れている人はともかく、折角ナローに興味を持った人が、写らないことに不安を感じてナローを敬遠したら勿体ないなぁと思って今回記事にしました(^-^) 写ってないように見えても合成して適切に処理すればしっかりデータは出てくるのでみんなで月夜はナローマンになりましょう!(*•̀ᴗ•́*)و ̑̑ まーちゃるさんからのメッセージ。元記事には対象によるSAOの写り方の違いなどの作例もあり、ナロー入門者必読。ご興味のある方はぜひ「月夜でも撮れるので寝不足になってしまうナロー組」の仲間入りをしてみませんか? 補足)対象による写り方の違い Hαが優勢 北アメリカ星雲 バラ星雲 その他数多くのHII領域 HαO3が同じくらい タランチュラ星雲 M27あれい星雲 M57リング星雲 O3優勢 トールのかぶと星雲 ミルクポット星雲 https://twitter.com/tenmonReflexion/status/1057774742478893057編集部山口 千宗kojiro7inukai@gmail.comAdministrator天文リフレクションズ編集長です。天リフOriginal
コメントを残す