【天文ショップ訪問】(7)ビックカメラ池袋東口カメラ館
全国の天文ショップをお訪ねする「天文ショップ訪問」。
第7回は東京都池袋の「ビックカメラ池袋東口カメラ館」さんです!
ビックカメラ 池袋東口カメラ館(Facebook公式)
https://www.facebook.com/bic.camerakan/
目次
なぜビックカメラ?
「家電量販店」のビックカメラは皆さんご存じでしょう。でもなぜ「天文ショップ訪問」でビックカメラなの?
天文情報の充実した公式Facebookページ
ビックカメラ池袋東口カメラ館の公式Facebookから。
「BORG107FL」「SWAT-350」ですよ?これってまぎれもない「天文ファン」向け記事ですよね!
こちらは先日の皆既月食。ビクセンさんとのコラボでTwiiterで動画生放送。機材協力は富士フィルムさん。
ごらんの通り、ビックカメラ池袋東口カメラ館さんは天文ファンの目から見ても、いわゆる量販店のイメージを越えた、ひと味違う尖り方なのです。
天文セミナーが充実
ビックカメラ池袋東口カメラ館さんは、さまざまな写真セミナーを実施されていますが、特筆すべきは天文関係のセミナーの充実ぶり。
こちらは昨年の11月に実施されたセミナー。カメラ・望遠鏡メーカーのスタッフと最新の製品が一同に揃い、専門家を招いた座学+実技の本格的なものです。しかも参加無料!
ビックカメラHP 池袋東口カメラ館・しゃしんセミナー教室
http://www.biccamera.co.jp/shopguide/news/seminar/camera.html
池袋東口カメラ館では、楽しくて役立つ「写真セミナー」を開催しています。毎回講師を迎え、カメラの基本的な選び方や正しい使い方から、高度な撮影テクニックに至るまで、カメラに関するさまざまな講義を行っています。
HPより。「未就学児・小学生向け」に、スタッフが機材を携えて「出張」するという「写真・天文教育セミナー」。これは素晴らしい取り組みだと思いました!
店舗をお訪ねしてきました!
こんなユニークな活動をされている池袋東口カメラ館。店舗に実際に出かけてみました!
エレベーターのドアに星景写真が
まず驚いたのが・・・
エレベーターを出て振り返ると、扉には天の川のペイントがお出迎え(お見送り?)。
火星大接近!
天体望遠鏡コーナーの入り口、今年夏の火星大接近に向けて力が入っています。
天体望遠鏡売り場の全景。入門者向けの低価格の製品の品揃えが充実しているのが特徴。
火星大接近では、どのクラスの製品が売れ筋になるのでしょうか。この夏、天体望遠鏡が欲しい人は売り切れる前に早めに量販店へ^^
(ちなみに15年前の大接近では「日本全国のあらゆるショップの望遠鏡の在庫が全て空になった」という伝説が・・)
充実の星景写真コーナー
最近ますます人気の高まってきた、星空のある風景写真、「星景写真」。ポラリエ、スカイメモをはじめポータブル赤道儀の品揃えもワンストップ。
各社各種の双眼鏡の数々
ほとんどのメーカーの双眼鏡が揃っているのも広い店舗面積を誇る量販店の強み。ビクセン、サイトロン、ニコン、キヤノン、コーワ、ライカ、ツァイスなんでもござれ。
個人的にさすがと思ったのがこれ。コンサート会場のこの席ならこの倍率が最適、というチャート。双眼鏡のニーズは今や「鳥」と並んで「コンサート」が大とか。
量販店ならではの特徴
ディープな天文ファンは、量販店のカメラ売り場は覗いても、天体望遠鏡コーナーにはあまり立ち寄ることはないのではないでしょうか。でも、今回ビックカメラ池袋東口カメラ館さんをお訪ねして、量販店ならではの特徴、いいところを発見することができました。
カメラはやっぱり量販店
ビック「カメラ」の名前の通り、ビックさんは元々カメラのお店。取扱量も価格も圧倒的です。さまざまなカメラを実際に手に触れて比較できるのが量販店の魅力。
特にビックカメラ池袋東口カメラ館さんでは「天文屋目線」がたっぷり。赤に強い富士のカメラのPOPには、なんと「Hα」の文字が。
カメラの作例にも天体写真が。こちらは1月の皆既月食の作例。
「専門店」と「量販店」の補完関係
若年層の天文離れ・科学離れが叫ばれてはや「ン十年」。今回のショップ訪問で多くの方のリアルな声をお聞きしました。天体望遠鏡に限らず、様々な分野で「専門店」はどんどん少なくなり、流通の中心は大手の家電量販店に集中し、さらにネット化の嵐が吹き荒れているのが今の時代。
そんな中、天体望遠鏡の専門店のスタッフの方は、皆口を揃えて「量販店は競合ではない」とおっしゃいます。天文に興味を持った人が、量販店でさまざまな製品に触れることで天文人口が増えてゆけば、それは両者にとってのメリットだ、という意味です(*)。
(*)もちろん「マニア向けの専門機材はウチにしかない」という自負(それは事実でもあります)もあるかと推測します。
何よりも、天体望遠鏡に気軽に触れることができる場所は、一部のエリア的にも限られた専門店以外には、もうほとんど量販店しかありません。その意味でも、量販店と専門店は競合関係ではないといえるでしょう。
特に、低価格帯(数万円以下)の製品の品揃えは、専門店では逆に不十分。ビックカメラ池袋東口カメラ館さんなら、「限られた予算の中で望遠鏡を買って宇宙を経験したい」というニーズにもしっかり応えられるのではないかと感じました。
「楽しみ方」を広く見つけられる空間
天体望遠鏡は、カメラ以上に使いこなしが重要な製品です。
このPOPは「天体望遠鏡を使えば、どんな倍率で、何がどんなふうに見えるのか」を説明したもの。
例えばビクセンの製品カタログにも多くのページが割かれていることなのですが、こんなふうに多くの来店者の目に触れる場所に置かれているのは、量販店ならではといえるでしょう。
星空観望のためのバッグ、チェアー、ライトなどの小物類のコーナー。星空を楽しむことをトータルにとらえて様々な商品を売り場に置けるのも量販店ならではの強み。
専門書籍・雑誌の品揃えも充実しています。星ナビと天文ガイドはもちろん、天文以外の本がたくさんあるのが量販店のいいところ。天文に限定せず、「自然」「カメラ」「望遠鏡」といったキーワードの周辺にある「自分なりの楽しみ方」を見つけることができる空間です。
担当の玉川さんにお話をお聞きしました!
編集部:ビックさんは天文関係のセミナーをいろいろ開催されていますね。
玉川:はい、カメラ館ではまず星空の楽しさを多くの方に知っていただきたいと考えています。
星空撮影や望遠鏡のセミナーやイベントはもちろん、昨年は小中学生を対象とした『手動赤道儀を作ってみようセミナー』や未就学児を対象とした『出張☆星空セミナー』等を開催しました。
☆和光workwork(わくわく)ママの会☆【イベントレポート】出張★星空セミナー
http://wakoworkworkmamas.blog.fc2.com/blog-entry-132.html
編集部:これですね。楽しそうですねえ。
玉川:たくさんの小学生が参加してくれました!
編集部:店舗にはどんなお客様が多くいらっしゃるのでしょうか。
玉川:カメラ館では『星空を撮影したいんですけど…』というお客様が多く、ご購入いただいた後カメラの設定や星空撮影の注意点を、販売員が実際に撮影してきた作例を見ながらご案内しています。
編集部:なるほど、天文関係はサポートも重要ですね。
玉川:はい、ビックカメラでは購入後のケアにも力を入れております。購入したカメラに合うアクセサリーが欲しい方や、使い方が分からない方など、どんなご用件でもお気軽にお問い合わせ下さい!
(編集部)イベントレポートを拝見すると、子供たちももちろんですが、親御さんたちもすごく楽しそうですね!
これから星空を楽しんでみたいというご家族から、ちょっとマニアな天文ファンまで、ビックカメラさんの今後に期待です。
店舗へのアクセス
ビックカメラ池袋東口カメラ館さんの地図。池袋はビックカメラの本店をはじめたくさんの店舗がありますが、今回ご紹介したのは「池袋東口カメラ館」ですので、お間違えなく。
(定休日/年中無休 営業時間/10時~21時)
まとめ
いかがでしたか?
ビックカメラ池袋東口カメラ館さんは、専門の天文ショップにある部分ではひけをとらない充実ぶりでした。ディープ・ライトにかかわらず、天文ファンなら「一度は行ってみたい・行ってみるべき」お店だと感じました!
※本記事はビックカメラ池袋東口カメラ館様に取材協力いただき、天文リフレクションズ編集部が独自に制作したものです。出典のない写真は編集部で撮影したものです。一部画像は店舗レイアウト変更があったため、ビックカメラ池袋東口カメラ館様より後日(三月下旬)にご提供頂いたものです。
また本記事に掲載した情報は取材時(2018/3/2)・執筆時のものです。展示されている商品および価格はこの記事の内容から変更されている場合があります。
https://reflexions.jp/tenref/orig/2018/04/12/4263/https://reflexions.jp/tenref/orig/wp-content/uploads/sites/4/2018/04/34ce8412128342eb39b35a2addb20a15-1024x768.jpghttps://reflexions.jp/tenref/orig/wp-content/uploads/sites/4/2018/04/34ce8412128342eb39b35a2addb20a15-150x150.jpg天文ショップ天文ショップ訪問全国の天文ショップをお訪ねする「天文ショップ訪問」。 第7回は東京都池袋の「ビックカメラ池袋東口カメラ館」さんです! ビックカメラ 池袋東口カメラ館(Facebook公式) https://www.facebook.com/bic.camerakan/ https://www.facebook.com/bic.camerakan/photos/a.240952039343267.43607.232904036814734/645664038872063/?type=1&theater なぜビックカメラ? 「家電量販店」のビックカメラは皆さんご存じでしょう。でもなぜ「天文ショップ訪問」でビックカメラなの? 天文情報の充実した公式Facebookページ ビックカメラ池袋東口カメラ館の公式Facebookから。 「BORG107FL」「SWAT-350」ですよ?これってまぎれもない「天文ファン」向け記事ですよね! こちらは先日の皆既月食。ビクセンさんとのコラボでTwiiterで動画生放送。機材協力は富士フィルムさん。 ごらんの通り、ビックカメラ池袋東口カメラ館さんは天文ファンの目から見ても、いわゆる量販店のイメージを越えた、ひと味違う尖り方なのです。 天文セミナーが充実 ビックカメラ池袋東口カメラ館さんは、さまざまな写真セミナーを実施されていますが、特筆すべきは天文関係のセミナーの充実ぶり。 こちらは昨年の11月に実施されたセミナー。カメラ・望遠鏡メーカーのスタッフと最新の製品が一同に揃い、専門家を招いた座学+実技の本格的なものです。しかも参加無料! ビックカメラHP 池袋東口カメラ館・しゃしんセミナー教室 http://www.biccamera.co.jp/shopguide/news/seminar/camera.html 池袋東口カメラ館では、楽しくて役立つ「写真セミナー」を開催しています。毎回講師を迎え、カメラの基本的な選び方や正しい使い方から、高度な撮影テクニックに至るまで、カメラに関するさまざまな講義を行っています。 HPより。「未就学児・小学生向け」に、スタッフが機材を携えて「出張」するという「写真・天文教育セミナー」。これは素晴らしい取り組みだと思いました! 店舗をお訪ねしてきました! こんなユニークな活動をされている池袋東口カメラ館。店舗に実際に出かけてみました! エレベーターのドアに星景写真が まず驚いたのが・・・ エレベーターを出て振り返ると、扉には天の川のペイントがお出迎え(お見送り?)。 火星大接近! 天体望遠鏡コーナーの入り口、今年夏の火星大接近に向けて力が入っています。 天体望遠鏡売り場の全景。入門者向けの低価格の製品の品揃えが充実しているのが特徴。 火星大接近では、どのクラスの製品が売れ筋になるのでしょうか。この夏、天体望遠鏡が欲しい人は売り切れる前に早めに量販店へ^^ (ちなみに15年前の大接近では「日本全国のあらゆるショップの望遠鏡の在庫が全て空になった」という伝説が・・) 充実の星景写真コーナー 最近ますます人気の高まってきた、星空のある風景写真、「星景写真」。ポラリエ、スカイメモをはじめポータブル赤道儀の品揃えもワンストップ。 各社各種の双眼鏡の数々 ほとんどのメーカーの双眼鏡が揃っているのも広い店舗面積を誇る量販店の強み。ビクセン、サイトロン、ニコン、キヤノン、コーワ、ライカ、ツァイスなんでもござれ。 個人的にさすがと思ったのがこれ。コンサート会場のこの席ならこの倍率が最適、というチャート。双眼鏡のニーズは今や「鳥」と並んで「コンサート」が大とか。 量販店ならではの特徴 ディープな天文ファンは、量販店のカメラ売り場は覗いても、天体望遠鏡コーナーにはあまり立ち寄ることはないのではないでしょうか。でも、今回ビックカメラ池袋東口カメラ館さんをお訪ねして、量販店ならではの特徴、いいところを発見することができました。 カメラはやっぱり量販店 ビック「カメラ」の名前の通り、ビックさんは元々カメラのお店。取扱量も価格も圧倒的です。さまざまなカメラを実際に手に触れて比較できるのが量販店の魅力。 特にビックカメラ池袋東口カメラ館さんでは「天文屋目線」がたっぷり。赤に強い富士のカメラのPOPには、なんと「Hα」の文字が。 カメラの作例にも天体写真が。こちらは1月の皆既月食の作例。 「専門店」と「量販店」の補完関係 若年層の天文離れ・科学離れが叫ばれてはや「ン十年」。今回のショップ訪問で多くの方のリアルな声をお聞きしました。天体望遠鏡に限らず、様々な分野で「専門店」はどんどん少なくなり、流通の中心は大手の家電量販店に集中し、さらにネット化の嵐が吹き荒れているのが今の時代。 そんな中、天体望遠鏡の専門店のスタッフの方は、皆口を揃えて「量販店は競合ではない」とおっしゃいます。天文に興味を持った人が、量販店でさまざまな製品に触れることで天文人口が増えてゆけば、それは両者にとってのメリットだ、という意味です(*)。 (*)もちろん「マニア向けの専門機材はウチにしかない」という自負(それは事実でもあります)もあるかと推測します。 何よりも、天体望遠鏡に気軽に触れることができる場所は、一部のエリア的にも限られた専門店以外には、もうほとんど量販店しかありません。その意味でも、量販店と専門店は競合関係ではないといえるでしょう。 特に、低価格帯(数万円以下)の製品の品揃えは、専門店では逆に不十分。ビックカメラ池袋東口カメラ館さんなら、「限られた予算の中で望遠鏡を買って宇宙を経験したい」というニーズにもしっかり応えられるのではないかと感じました。 「楽しみ方」を広く見つけられる空間 天体望遠鏡は、カメラ以上に使いこなしが重要な製品です。 このPOPは「天体望遠鏡を使えば、どんな倍率で、何がどんなふうに見えるのか」を説明したもの。 例えばビクセンの製品カタログにも多くのページが割かれていることなのですが、こんなふうに多くの来店者の目に触れる場所に置かれているのは、量販店ならではといえるでしょう。 星空観望のためのバッグ、チェアー、ライトなどの小物類のコーナー。星空を楽しむことをトータルにとらえて様々な商品を売り場に置けるのも量販店ならではの強み。 専門書籍・雑誌の品揃えも充実しています。星ナビと天文ガイドはもちろん、天文以外の本がたくさんあるのが量販店のいいところ。天文に限定せず、「自然」「カメラ」「望遠鏡」といったキーワードの周辺にある「自分なりの楽しみ方」を見つけることができる空間です。 担当の玉川さんにお話をお聞きしました! 編集部:ビックさんは天文関係のセミナーをいろいろ開催されていますね。 玉川:はい、カメラ館ではまず星空の楽しさを多くの方に知っていただきたいと考えています。 星空撮影や望遠鏡のセミナーやイベントはもちろん、昨年は小中学生を対象とした『手動赤道儀を作ってみようセミナー』や未就学児を対象とした『出張☆星空セミナー』等を開催しました。 ☆和光workwork(わくわく)ママの会☆【イベントレポート】出張★星空セミナー http://wakoworkworkmamas.blog.fc2.com/blog-entry-132.html 編集部:これですね。楽しそうですねえ。 玉川:たくさんの小学生が参加してくれました! 編集部:店舗にはどんなお客様が多くいらっしゃるのでしょうか。 玉川:カメラ館では『星空を撮影したいんですけど…』というお客様が多く、ご購入いただいた後カメラの設定や星空撮影の注意点を、販売員が実際に撮影してきた作例を見ながらご案内しています。 編集部:なるほど、天文関係はサポートも重要ですね。 玉川:はい、ビックカメラでは購入後のケアにも力を入れております。購入したカメラに合うアクセサリーが欲しい方や、使い方が分からない方など、どんなご用件でもお気軽にお問い合わせ下さい! (編集部)イベントレポートを拝見すると、子供たちももちろんですが、親御さんたちもすごく楽しそうですね! これから星空を楽しんでみたいというご家族から、ちょっとマニアな天文ファンまで、ビックカメラさんの今後に期待です。 店舗へのアクセス ビックカメラ池袋東口カメラ館さんの地図。池袋はビックカメラの本店をはじめたくさんの店舗がありますが、今回ご紹介したのは「池袋東口カメラ館」ですので、お間違えなく。 (定休日/年中無休 営業時間/10時~21時) まとめ いかがでしたか? ビックカメラ池袋東口カメラ館さんは、専門の天文ショップにある部分ではひけをとらない充実ぶりでした。ディープ・ライトにかかわらず、天文ファンなら「一度は行ってみたい・行ってみるべき」お店だと感じました! ※本記事はビックカメラ池袋東口カメラ館様に取材協力いただき、天文リフレクションズ編集部が独自に制作したものです。出典のない写真は編集部で撮影したものです。一部画像は店舗レイアウト変更があったため、ビックカメラ池袋東口カメラ館様より後日(三月下旬)にご提供頂いたものです。 また本記事に掲載した情報は取材時(2018/3/2)・執筆時のものです。展示されている商品および価格はこの記事の内容から変更されている場合があります。 編集部山口 千宗kojiro7inukai@gmail.comAdministrator天文リフレクションズ編集長です。天リフOriginal
驚きました
量販店の天文コーナーとは思えない充実ぶりですね。
実は私も一年くらい前に東京のある量販店と近所の有名望遠鏡専門店を立て続けに訪問してことがありました。
平日の午後にもかかわらず、量販店の天文コーナーは大賑わい。
一方、天文専門店は私以外のお客はなく、業界の人と店の人がお茶を飲んでました。
天文専門店から見たら、量販店は競合ではない⁈
それは慢心ですね。
いずれ、天文専門店は淘汰されてしまうと思います。
現実にここ数年でいくつかの天文専門店が看板を下ろしました。
ショップ訪問の取材で感じたことは、業界の大きな流れを一番実感しているのは一番の当事者であるショップの人たちです。
その流れに抗おうと奮闘している人たちもいれば、なすすべなく見守るだけの人たちもいます。
今天文業界に起きていることは、日本の社会と産業の全てにおいて起きていることであり、今後より多くの業界で様々な形で起きてくることでしょう。
今の業界のありようは、メーカー・販売店・ユーザのすべてが結果として作ってしまったものだと思います。誰がそれを「慢心」と切って捨てることができるのでしょうか?