星ナビ2023年9月号ご紹介
アストロアーツHPで星ナビ2023年9月号の内容が告知されています。発売は8月4日 木曜日です。
目次
今月の内容は!?
憧れの「スワロフスキー機」を贅沢に見比べて見え味を解説。メニューから天体を注文する「電視観望カフェ」で星空の新たな楽しみ方が見えてきました。
星ナビ9月号は「スワロフスキーで視福の星空時間」と「電視観望カフェ」
https://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/13135_hoshinavi
■表紙
今月の表紙は本誌記事「スワロフスキーと過ごす視福の星空時間」との連動。「普通の人」にはなかなか手が届かないスワロフスキーの特集記事とはこれまた攻めて?るな(星ナビもブルジョア誌になったのか・・)などとタイトルを見て思いましたが、記事を読んで考えを改めました。”視福の星空の体験”をここまで熱く濃く語った記事は眼視ヲタクの天リフ編集長もこれまで読んだことがありません。「超高級双眼鏡のレビュー記事」の体裁を取ることでこのような記事を実現された星ナビ編集部と飯島さんには敬服するばかりです。
で、表紙画像はその”視福の星空体験”の図です。ぜひ本誌記事を読んだ後、まじまじとこの表紙を眺めてくださいね!
■機材セレクション スワロフスキーと過ごす視福の星空時間(解説/飯島 裕)
眼視フリークも眼視未体験者も必読。双眼鏡フリークの飯島裕さんならでは、双眼鏡マニアも必見の濃いレビュー記事です。「視福」とは、意味としては「至福」であり、記事中では「眼の幸せ」とも表現されています。ご存じない方に補足しておくと、「(双眼鏡の)スワロフスキー」はツァイス・ライカと並ぶ超・高級双眼鏡・フィールドスコープの「御三家」ブランド。たいへん高価な製品ですが、性能は折り紙付き。しかも記事中で紹介されている製品は、どれも他社にはない尖った特徴とスペックを持つものばかり。
そして、記事に一貫して流れるのは「視福」のコンセプト。マニアックに濃いだけでなく「この眼で星を見る楽しさと幸せ」が熱く語られています。「夜の空間全体を感じる」「肉眼で見るリアルな星の光の本当の感動」「両眼視の楽しさ、気持ちよさ」。星と宇宙を、夜の世界を、2つの眼で体験することの素晴らしさ。
そんな「視福」の時は、実はスワロフスキーほどの高級品を使わなくても体験できます。ぜひ、本誌記事をお読みになった「視福」未体験の方は、手ごろな価格の双眼鏡やフィールドスコープをお求めください。そして「視福」の時間を何度も経験すると、「一番眼が幸せになる双眼鏡を選びたい」という境地に達します。その時こそ・・・いつかは、スワロフスキー。
ちなみに、筆者は本記事でも紹介されているスワロフスキーの「BTX」フィールドスコープを一昨年の「小海星フェス」で体験することができました。スゴかったですよ。今夏の各地の星まつりでも展示されるかもしれません。ぜひ体験してみてください!
■デジタルカメラで高精細な月を撮る3 撮影方法と注意点(撮影・解説/山野泰照)
山野泰照さんの連載3回目。今回は「脳内で処理された心地よい月の姿」を得るための画像処理のお話です。前半はアドビのraw現像ソフト「Camera Raw」を月に対してどう適用するかのさまざまなテクニックが、後半はより高い解像度を得るための画像スタックについて詳しく解説されています。
「心地よい」という言葉はとても主観的なものですが、飯島さんのスワロフスキーの記事の「視福」というキーワードともある部分通ずるものではないでしょうか。天文趣味のさまざまな「体験」の中のひとつが「美しく心地よい月の姿」であり、それをいかに心地良く「写真」として再現するかが、本記事のテーマだといえるでしょう。
■晴れた夜は星をオーダー 電視観望カフェ(レポート/梅本真由美)
茨城県石岡市のカフェ「ぽうざ」。晴れた日には、電視観望によるリアルタイムの天体映像を「オーダー」できるという、日本でたぶん唯一の「電視観望カフェ」です。マスターの堀野さんは古くからの天文ファンだそうですが、定年退職を期に始められたカフェで「電視観望」をメニューに加えることを考えつかれたそうです。
建物から内装・珈琲・料理・デザートまで、すべてにこだわり尽くした上に電視観望。これはぜひ行ってみたいですね!ただし、営業日は日曜のみ(平日は予約営業のみ)。星空カフェの開催はさらに日が限られているそうなので事前にご予約を!
カフェぽうざ
https://cafe-pausa.business.site
「ほしぞloveログ」のSamさんが昨年の春に訪問された際の記事。間接的ですが、天リフも今回の記事のきっかけになったのかと思うと感無量^^
ほしぞloveログ「カフェぽうざ」訪問
http://hoshizolove.blog.jp/archives/48833644.html
◎天リフ独断ピックアップ
■広告ピックアップ・スワロフスキー・オプティック ハクバ写真産業株式会社
本誌記事でも紹介されているスワロフスキーの双眼鏡とフィールドスコープ。左は口径42mm双眼鏡。8倍モデルで実視界が9.1°とダハ式では群を抜いて広視界(*)。
(*)光軸がストレートな形状ですが、ダハプリズムではこれほどの広視界は実現困難なため、特別なプリズムを使用しているものと推測します。なお、商品仕様には「ダハ」「アッベ・ケーニッヒ」など光学系の種別に関する記述はありません。
右は口径56mm・17-40倍のズーム式フィールドスコープ。本誌記事でも紹介されていますが、低倍率側でも見かけ視界が57°もあります。
ぜひ本誌記事とあわせてごらんください!
スワロフスキーオプティック
https://swarovskioptik-j.jp
■News Watch ミオリネが「みお」を応援 (紹介●村上 豪 JAXA宇宙科学研究所 ベビコロンボプロジェクト)
「もうこれは運命ですよね」。ミオリネが「みお」を応援^^ 彗星磁気圏探査機「みお」×「機動戦士ガンダム 彗星の魔女」のコラボ。巡り合わせと関係者の尽力で実現したそうです。JAXAの村上さんはこれをきっかけに30年ぶりにガンプラ制作に復帰されたとか。ぜひ本誌記事をごらんください!
水星磁気圏探査機「みお」×『機動戦士ガンダム 水星の魔女』コラボコンテンツを公開
https://www.isas.jaxa.jp/topics/003427.html
■ネットよ今夜もありがとう
今月はT-StudioさんのSalon de Astronomy(星空を楽しむ部屋)。天リフブログでもおなじみ。T-Studioさんの天文とのこれまでの関わりは存じ上げなかったので、本コラムを興味深く拝見しました。電子系の工作や画像処理などで、オリジナリティの高い情報をその道の素人でもわかるような形で発信されています。
つい最近では「VRゴーグルを使用した天文シミュレーター」に取り組まれているそうです。今後の展開にも注目です!
Salon de Astronomy(星空を楽しむ部屋)
https://tstudioastronomy.blog.fc2.com
■星ナビギャラリー
今回のトップ下はFさんの「ISSと黒点」。ISSのシルエットが黒点群の一部であるかのよう。選評にもありますが、黒点とISSの接近は直前に黒点の位置予測し撮影地を選択しないと、ここまで見事なタイミングは得られないように思えます。明記されてはいないので当方の推測ですが、計算の上の撮影なのでしょう。
個人的イチオシはTさんの「コートハンガー星団と暗黒星雲」。隣のKさんの「こぎつね座〜や座にかけて」の部分拡大になっています。この付近は目立った大きい星雲はないものの、暗黒星雲が入り乱れる中に小さいカラフルな星雲が点在していて「数寄者」にはたまらないエリアです。
■ウクライナの星あかり2 宇宙へ続くルート(文/オレナ・ゼムリヤチェンコ)
戦争を逃れ日本に避難してきた、ウクライナ・ハルキウのプラネタリウム解説員オレナ・ゼムリヤチェンコさんによる連載記事第二回。前半はソビエト連邦のさらに前にさかのぼり、ソ連時代をへて独立国ウクライナに至るまで、宇宙開発やロケット工学、ミサイル開発に多大な成果を上げてきたウクライナ出身の科学者達(*)が紹介されています。
(*)物理学・天文学だけでなくさまざまな分野で業績を残したジョージ・ガモフも現ウクライナのオデーサ出身(この記事を読むまで知りませんでした)。天リフ編集長は小学生の頃に「ガモフ全集」をチョー背伸びして読んだ記憶があります。
後半では、戦争により大きな打撃と破壊を受けた、ウクライナ各地の天文台の胸痛む実情が淡々と綴られています。「破壊できるものはすべて破壊された」状態でも、懸命に再起と研究の継続と目指す科学者たち。重い読後感を感じずにはいられません。
ハルキウ天文台 チェグイフ観測所
http://www.astron.kharkov.ua/fond/index.html
UTR-2電波天文台(IRA NASU)
http://rian.kharkov.ua/index.php/en/rian-news-en
記事中にも記載されていますが、上記のリンク先で被害を受けた施設への募金先の情報を知ることができます。
■ブラック星博士のB級天文学研究室 拡大版 113発目 キラリと光るお宝プラネタ
プラネタリウム100周年記念企画、おなじみブラック星博士の連載が大増3ページに!各地のプラネタリウム関係者からの3つの研究報告、「プラネ愛に満ちた広島のプラネタリウム番組」「茨木のプラネタリウム、引退の最終投影」「復活したプラネタリウム 山口県下松市立豊井小学校」が掲載されています。
研究報告はいたってまじめなものですが、「わははははははは!」のブラック星博士節が随所に。楽しく読めるレポートです。
まとめ
いかがでしたか?
天リフ編集長はこの8月に12年ぶりに(*)新潟の地を踏む予定です。そして胎内星まつりに初参加。胎内は種々縁がなく、これまで行ったことがなかったので楽しみです。
(*)このフレーズは星ナビ今月号編集後記のオマージュです^^ そして「KAGAYA通信」に前回新潟(佐渡)でいたく印象に残った宿根木の集落を見つけて嬉しくなりました^^
見て嬉しい「視福」。気持ちがリラックスする「心地よい」という感覚。せめて趣味の世界では、そういった「全身で感じる幸せ」を大事にしたいものですね。でも、残念ながら世界には「その逆のもの」もたくさんあります。生き残るためには、それと闘うしかありません。多くの人が「幸せ」になれますように!
そんな中でも毎日一度は天文リフレクションズ、今月は4日の天文雑誌!9月号も楽しみですね!
星ナビ9月号は「スワロフスキーで視福の星空時間」と「電視観望カフェ」
https://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/13135_hoshinavi
※アストロアーツ様より告知文・内容サンプル画像の転載許可をいただいています。
天文ガイドも合わせて読みたいですね!!
https://reflexions.jp/tenref/orig/2023/08/03/15623/https://reflexions.jp/tenref/orig/wp-content/uploads/sites/4/2023/08/fc6927a4cd7fc6f068de9eb5d3ae4aff-1024x538.jpghttps://reflexions.jp/tenref/orig/wp-content/uploads/sites/4/2023/08/fc6927a4cd7fc6f068de9eb5d3ae4aff-150x150.jpg雑誌・書籍星ナビアストロアーツHPで星ナビ2023年9月号の内容が告知されています。発売は8月4日 木曜日です。 今月の内容は!? 憧れの「スワロフスキー機」を贅沢に見比べて見え味を解説。メニューから天体を注文する「電視観望カフェ」で星空の新たな楽しみ方が見えてきました。 星ナビ9月号は「スワロフスキーで視福の星空時間」と「電視観望カフェ」 https://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/13135_hoshinavi ■表紙 今月の表紙は本誌記事「スワロフスキーと過ごす視福の星空時間」との連動。「普通の人」にはなかなか手が届かないスワロフスキーの特集記事とはこれまた攻めて?るな(星ナビもブルジョア誌になったのか・・)などとタイトルを見て思いましたが、記事を読んで考えを改めました。”視福の星空の体験”をここまで熱く濃く語った記事は眼視ヲタクの天リフ編集長もこれまで読んだことがありません。「超高級双眼鏡のレビュー記事」の体裁を取ることでこのような記事を実現された星ナビ編集部と飯島さんには敬服するばかりです。 で、表紙画像はその”視福の星空体験”の図です。ぜひ本誌記事を読んだ後、まじまじとこの表紙を眺めてくださいね! ■機材セレクション スワロフスキーと過ごす視福の星空時間(解説/飯島 裕) 眼視フリークも眼視未体験者も必読。双眼鏡フリークの飯島裕さんならでは、双眼鏡マニアも必見の濃いレビュー記事です。「視福」とは、意味としては「至福」であり、記事中では「眼の幸せ」とも表現されています。ご存じない方に補足しておくと、「(双眼鏡の)スワロフスキー」はツァイス・ライカと並ぶ超・高級双眼鏡・フィールドスコープの「御三家」ブランド。たいへん高価な製品ですが、性能は折り紙付き。しかも記事中で紹介されている製品は、どれも他社にはない尖った特徴とスペックを持つものばかり。 そして、記事に一貫して流れるのは「視福」のコンセプト。マニアックに濃いだけでなく「この眼で星を見る楽しさと幸せ」が熱く語られています。「夜の空間全体を感じる」「肉眼で見るリアルな星の光の本当の感動」「両眼視の楽しさ、気持ちよさ」。星と宇宙を、夜の世界を、2つの眼で体験することの素晴らしさ。 そんな「視福」の時は、実はスワロフスキーほどの高級品を使わなくても体験できます。ぜひ、本誌記事をお読みになった「視福」未体験の方は、手ごろな価格の双眼鏡やフィールドスコープをお求めください。そして「視福」の時間を何度も経験すると、「一番眼が幸せになる双眼鏡を選びたい」という境地に達します。その時こそ・・・いつかは、スワロフスキー。 ちなみに、筆者は本記事でも紹介されているスワロフスキーの「BTX」フィールドスコープを一昨年の「小海星フェス」で体験することができました。スゴかったですよ。今夏の各地の星まつりでも展示されるかもしれません。ぜひ体験してみてください! ■デジタルカメラで高精細な月を撮る3 撮影方法と注意点(撮影・解説/山野泰照) 山野泰照さんの連載3回目。今回は「脳内で処理された心地よい月の姿」を得るための画像処理のお話です。前半はアドビのraw現像ソフト「Camera Raw」を月に対してどう適用するかのさまざまなテクニックが、後半はより高い解像度を得るための画像スタックについて詳しく解説されています。 「心地よい」という言葉はとても主観的なものですが、飯島さんのスワロフスキーの記事の「視福」というキーワードともある部分通ずるものではないでしょうか。天文趣味のさまざまな「体験」の中のひとつが「美しく心地よい月の姿」であり、それをいかに心地良く「写真」として再現するかが、本記事のテーマだといえるでしょう。 ■晴れた夜は星をオーダー 電視観望カフェ(レポート/梅本真由美) 茨城県石岡市のカフェ「ぽうざ」。晴れた日には、電視観望によるリアルタイムの天体映像を「オーダー」できるという、日本でたぶん唯一の「電視観望カフェ」です。マスターの堀野さんは古くからの天文ファンだそうですが、定年退職を期に始められたカフェで「電視観望」をメニューに加えることを考えつかれたそうです。 建物から内装・珈琲・料理・デザートまで、すべてにこだわり尽くした上に電視観望。これはぜひ行ってみたいですね!ただし、営業日は日曜のみ(平日は予約営業のみ)。星空カフェの開催はさらに日が限られているそうなので事前にご予約を! カフェぽうざ https://cafe-pausa.business.site 「ほしぞloveログ」のSamさんが昨年の春に訪問された際の記事。間接的ですが、天リフも今回の記事のきっかけになったのかと思うと感無量^^ ほしぞloveログ「カフェぽうざ」訪問 http://hoshizolove.blog.jp/archives/48833644.html ◎天リフ独断ピックアップ ■広告ピックアップ・スワロフスキー・オプティック ハクバ写真産業株式会社 本誌記事でも紹介されているスワロフスキーの双眼鏡とフィールドスコープ。左は口径42mm双眼鏡。8倍モデルで実視界が9.1°とダハ式では群を抜いて広視界(*)。 (*)光軸がストレートな形状ですが、ダハプリズムではこれほどの広視界は実現困難なため、特別なプリズムを使用しているものと推測します。なお、商品仕様には「ダハ」「アッベ・ケーニッヒ」など光学系の種別に関する記述はありません。 右は口径56mm・17-40倍のズーム式フィールドスコープ。本誌記事でも紹介されていますが、低倍率側でも見かけ視界が57°もあります。 ぜひ本誌記事とあわせてごらんください! スワロフスキーオプティック https://swarovskioptik-j.jp ■News Watch ミオリネが「みお」を応援 (紹介●村上 豪 JAXA宇宙科学研究所 ベビコロンボプロジェクト) 「もうこれは運命ですよね」。ミオリネが「みお」を応援^^ 彗星磁気圏探査機「みお」×「機動戦士ガンダム 彗星の魔女」のコラボ。巡り合わせと関係者の尽力で実現したそうです。JAXAの村上さんはこれをきっかけに30年ぶりにガンプラ制作に復帰されたとか。ぜひ本誌記事をごらんください! 水星磁気圏探査機「みお」×『機動戦士ガンダム 水星の魔女』コラボコンテンツを公開 https://www.isas.jaxa.jp/topics/003427.html ■ネットよ今夜もありがとう 今月はT-StudioさんのSalon de Astronomy(星空を楽しむ部屋)。天リフブログでもおなじみ。T-Studioさんの天文とのこれまでの関わりは存じ上げなかったので、本コラムを興味深く拝見しました。電子系の工作や画像処理などで、オリジナリティの高い情報をその道の素人でもわかるような形で発信されています。 つい最近では「VRゴーグルを使用した天文シミュレーター」に取り組まれているそうです。今後の展開にも注目です! Salon de Astronomy(星空を楽しむ部屋) https://tstudioastronomy.blog.fc2.com ■星ナビギャラリー 今回のトップ下はFさんの「ISSと黒点」。ISSのシルエットが黒点群の一部であるかのよう。選評にもありますが、黒点とISSの接近は直前に黒点の位置予測し撮影地を選択しないと、ここまで見事なタイミングは得られないように思えます。明記されてはいないので当方の推測ですが、計算の上の撮影なのでしょう。 個人的イチオシはTさんの「コートハンガー星団と暗黒星雲」。隣のKさんの「こぎつね座〜や座にかけて」の部分拡大になっています。この付近は目立った大きい星雲はないものの、暗黒星雲が入り乱れる中に小さいカラフルな星雲が点在していて「数寄者」にはたまらないエリアです。 ■ウクライナの星あかり2 宇宙へ続くルート(文/オレナ・ゼムリヤチェンコ) 戦争を逃れ日本に避難してきた、ウクライナ・ハルキウのプラネタリウム解説員オレナ・ゼムリヤチェンコさんによる連載記事第二回。前半はソビエト連邦のさらに前にさかのぼり、ソ連時代をへて独立国ウクライナに至るまで、宇宙開発やロケット工学、ミサイル開発に多大な成果を上げてきたウクライナ出身の科学者達(*)が紹介されています。 (*)物理学・天文学だけでなくさまざまな分野で業績を残したジョージ・ガモフも現ウクライナのオデーサ出身(この記事を読むまで知りませんでした)。天リフ編集長は小学生の頃に「ガモフ全集」をチョー背伸びして読んだ記憶があります。 後半では、戦争により大きな打撃と破壊を受けた、ウクライナ各地の天文台の胸痛む実情が淡々と綴られています。「破壊できるものはすべて破壊された」状態でも、懸命に再起と研究の継続と目指す科学者たち。重い読後感を感じずにはいられません。 ハルキウ天文台 チェグイフ観測所 http://www.astron.kharkov.ua/fond/index.html UTR-2電波天文台(IRA NASU) http://rian.kharkov.ua/index.php/en/rian-news-en 記事中にも記載されていますが、上記のリンク先で被害を受けた施設への募金先の情報を知ることができます。 ■ブラック星博士のB級天文学研究室 拡大版 113発目 キラリと光るお宝プラネタ プラネタリウム100周年記念企画、おなじみブラック星博士の連載が大増3ページに!各地のプラネタリウム関係者からの3つの研究報告、「プラネ愛に満ちた広島のプラネタリウム番組」「茨木のプラネタリウム、引退の最終投影」「復活したプラネタリウム 山口県下松市立豊井小学校」が掲載されています。 研究報告はいたってまじめなものですが、「わははははははは!」のブラック星博士節が随所に。楽しく読めるレポートです。 まとめ いかがでしたか? 天リフ編集長はこの8月に12年ぶりに(*)新潟の地を踏む予定です。そして胎内星まつりに初参加。胎内は種々縁がなく、これまで行ったことがなかったので楽しみです。 (*)このフレーズは星ナビ今月号編集後記のオマージュです^^ そして「KAGAYA通信」に前回新潟(佐渡)でいたく印象に残った宿根木の集落を見つけて嬉しくなりました^^ 見て嬉しい「視福」。気持ちがリラックスする「心地よい」という感覚。せめて趣味の世界では、そういった「全身で感じる幸せ」を大事にしたいものですね。でも、残念ながら世界には「その逆のもの」もたくさんあります。生き残るためには、それと闘うしかありません。多くの人が「幸せ」になれますように! そんな中でも毎日一度は天文リフレクションズ、今月は4日の天文雑誌!9月号も楽しみですね! 星ナビ9月号は「スワロフスキーで視福の星空時間」と「電視観望カフェ」 https://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/13135_hoshinavi ※アストロアーツ様より告知文・内容サンプル画像の転載許可をいただいています。 天文ガイドも合わせて読みたいですね!! 編集部山口 千宗kojiro7inukai@gmail.comAdministrator天文リフレクションズ編集長です。天リフOriginal
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