写真の「スゴい」は正義か?
写真の「スゴい」は正義か?
YouTubeチャンネル「よっちゃん宇宙カメラ雑楽談」に「写真の『スゴい』は正義か?」というトーク動画がアップされています。
写真の「スゴい」は正義か?「見る側の感覚が麻痺」「数字を追い求める弊害」「自分が美しいと考えるもの」「創作活動とSNSをごっちゃにしない」「写真と純粋に一対一で向き合う」「悔いのない自分らしい表現」
よっちゃん宇宙カメラ雑楽談よりピックアップ。
https://t.co/C6sb5cRcYy— 天リフ編集部 (@tenmonReflexion) July 16, 2022
聞きやすく10分ほどの尺なので、ぜひ通して視聴されてみてください。天体写真・星景写真を含めた、昨今の写真界隈に対するストレートなメッセージになっています。
「星は一人で見るものです」
「創作活動とSNSをごっちゃにしない」これ刺さった。藤井旭さんの「星は一人で見るものです」に通じる。
— 黒・天リフ (@black_tenref) July 16, 2022
個人的に刺さったのは「創作活動とSNSをごっちゃにしない」でした。誰しも他者に共感・承認されることはモチベーションになります。しかし、SNSという巨大な存在が出現した現在、その「承認力」に振り回されるのではなく、ある時は意識的に切り離して「写真と純粋に一対一で向き合う」ことが必要なのではないか?「ウケるために撮るのではなく、自分の撮りたいものを撮ろうよ」 というメッセージだと受け止めました。
星と純粋に一対一で向き合うこと。筆者の脳裏に藤井旭さんの「星は、ひとりで見るものです」という言葉がよぎりました。上の画像がその出典ですが、こちらもなかなか含蓄のある分析になっています。クリックすると画像が大きくなりますのでぜひご一読ください。
この文章を書かれた三田誠広さんは「僕って何?」で芥川賞を受賞された作家ですが、「星の手帖」誌の企画で白河天体観測所の訪問記を書かれました。その縁から広がって上記の対談本の刊行に至りました。
「小説を書くという作業もまた、実は、想像力のレンズを通して、宇宙と向き合うことに他ならないのだ」という一文には、「藤井旭」「天文ファン」「作家」という3つの存在の共通部分があり、そして「写真と純粋に一対一で向き合う」という山中師のメッセージとも繋がってくると感じました。
まとめ
いかがでしたか?
そう、天体写真は自分のために自分で撮るものです。その自分の喜びの共有で、共感をいただけると嬉しい場合もあるのではないでしょうか。 https://t.co/b06mxnpPN1
— M&M (@656nm_freak) July 16, 2022
とはいっても、いいね数は気になります^^ たった一人で延々と山ごもりするのもオススメしません^^;; 上のツイートにもあるように、「自分の喜び」が「共感」されることは、紛れもなく「小さくても確かな幸せ」の一つです。
ゆるく考えると「SNSの、いいねの奴隷になるのはイヤだよね」くらいがいいのかもしれませんね!
https://reflexions.jp/tenref/orig/2022/07/17/14031/https://reflexions.jp/tenref/orig/wp-content/uploads/sites/4/2022/07/fc6927a4cd7fc6f068de9eb5d3ae4aff-2-1024x625.jpghttps://reflexions.jp/tenref/orig/wp-content/uploads/sites/4/2022/07/fc6927a4cd7fc6f068de9eb5d3ae4aff-2-150x150.jpg特選ピックアップ天文コラム写真の「スゴい」は正義か? YouTubeチャンネル「よっちゃん宇宙カメラ雑楽談」に「写真の『スゴい』は正義か?」というトーク動画がアップされています。 写真の「スゴい」は正義か?「見る側の感覚が麻痺」「数字を追い求める弊害」「自分が美しいと考えるもの」「創作活動とSNSをごっちゃにしない」「写真と純粋に一対一で向き合う」「悔いのない自分らしい表現」 よっちゃん宇宙カメラ雑楽談よりピックアップ。 https://t.co/C6sb5cRcYy — 天リフ編集部 (@tenmonReflexion) July 16, 2022 聞きやすく10分ほどの尺なので、ぜひ通して視聴されてみてください。天体写真・星景写真を含めた、昨今の写真界隈に対するストレートなメッセージになっています。 「星は一人で見るものです」 「創作活動とSNSをごっちゃにしない」これ刺さった。藤井旭さんの「星は一人で見るものです」に通じる。 — 黒・天リフ (@black_tenref) July 16, 2022 個人的に刺さったのは「創作活動とSNSをごっちゃにしない」でした。誰しも他者に共感・承認されることはモチベーションになります。しかし、SNSという巨大な存在が出現した現在、その「承認力」に振り回されるのではなく、ある時は意識的に切り離して「写真と純粋に一対一で向き合う」ことが必要なのではないか?「ウケるために撮るのではなく、自分の撮りたいものを撮ろうよ」 というメッセージだと受け止めました。 星と純粋に一対一で向き合うこと。筆者の脳裏に藤井旭さんの「星は、ひとりで見るものです」という言葉がよぎりました。上の画像がその出典ですが、こちらもなかなか含蓄のある分析になっています。クリックすると画像が大きくなりますのでぜひご一読ください。 この文章を書かれた三田誠広さんは「僕って何?」で芥川賞を受賞された作家ですが、「星の手帖」誌の企画で白河天体観測所の訪問記を書かれました。その縁から広がって上記の対談本の刊行に至りました。 「小説を書くという作業もまた、実は、想像力のレンズを通して、宇宙と向き合うことに他ならないのだ」という一文には、「藤井旭」「天文ファン」「作家」という3つの存在の共通部分があり、そして「写真と純粋に一対一で向き合う」という山中師のメッセージとも繋がってくると感じました。 まとめ いかがでしたか? そう、天体写真は自分のために自分で撮るものです。その自分の喜びの共有で、共感をいただけると嬉しい場合もあるのではないでしょうか。 https://t.co/b06mxnpPN1 — M&M (@656nm_freak) July 16, 2022 とはいっても、いいね数は気になります^^ たった一人で延々と山ごもりするのもオススメしません^^;; 上のツイートにもあるように、「自分の喜び」が「共感」されることは、紛れもなく「小さくても確かな幸せ」の一つです。 ゆるく考えると「SNSの、いいねの奴隷になるのはイヤだよね」くらいがいいのかもしれませんね! 編集部山口 千宗kojiro7inukai@gmail.comAdministrator天文リフレクションズ編集長です。天リフOriginal
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