【完結しました!】Askar 80ED/天リフ読者 リレーレビュー【高コスパのフォトビジュアル鏡筒】
Sharpstar社の高コスパのフォトビジュアル鏡筒「Askar 80ED」、「天リフ読者レビュー企画」が始まりました!天リフ読者の方々で天文機材を順にレビューいただく「リレーレビュー企画」です。
本記事では1月上旬まで、計5名の方にリレーされていくプロセスと同時並行で、それぞれのレビューア様が発信された情報を随時更新していきます。ぜひお見守りください!!
目次
レビューアー様ご紹介とレビュー状況
「TAKA」さん(12月下旬〜1月上旬)
2/17 レビュー更新しました!
機材到着・小型経緯台で眼視観望
いらっしゃいました〜🙌
よろしくお願いします!!#askar80ED https://t.co/B46lySbZVb pic.twitter.com/BvaXL4rvuc — TAKA (@TAKA_cy5) December 30, 2025
リレーレビューのトリはTAKAさん。社会人1年目の若い方です。
家の前でK型経緯台を使ってお月見+木星観測してみました。
私の中でこの経緯台は、1〜2kgの小型機材に使用するイメージがありましたが、askar80EDは難なく載りました🔭
お手軽観測において軽さは正義ですので、K型で難なく使えるのは大変素晴らしく感じました🤔#askar80ED pic.twitter.com/yfPUv0LlHK — TAKA (@TAKA_cy5) January 5, 2026
ファーストライトは小型の経緯台マウント「K型経緯台」に搭載して月と木星の観望。このマウントは小型の望遠鏡や双眼鏡を搭載することを想定した製品ですが、重量2kgのAskar80EDなら余裕で搭載できたようです。まさに「軽さは正義」。
肝心の見え味ですが、この日の天候条件が良好であった事を加味しても、良い眼視体験が出来ました。 25mmで月面を見ていましたが、とてもカリカリしていて満足でした。 木星はプローセル6.4mmで見ていましたが、縞模様がくっきり見えていて、大赤斑もはっきり見えるであろう鮮明さでした!
EDレンズを使用したAskar80EDは見え味も良好だったようです。口径比「F7」の屈折望遠鏡では、EDレンズを使用しているかどうかで大きく見え味が変わってきます(*)。クラス最安級のAksar80EDはコスパも高い。
(*)EDレンズを使用しない「アクロマート望遠鏡」の場合、F値が十分大きい(F11〜15)場合は良好な見え味を示しますが、F7くらいになると色にじみや結像の甘さ(球面収差)が目立ってきます。
AZ-EQ AVANTで
軽いならこんな事やれるのでは🤔って事で、Sky Watcher AZ-EQ AVANTを使ってアレコレしてみようと思います。
https://t.co/wa22uRrntl#askar80ED https://t.co/iFtrhcxM3A pic.twitter.com/39nFQoyDSh — TAKA (@TAKA_cy5) January 7, 2026
Sky Watcher AZ-EQ AVANT
https://www.syumitto.jp/SHOP/SWA11086.html
高コスパ・小型軽量のAskar80EDに適した架台は何か?TAKAさんがチョイスされたのは「Sky Watcher AZ-EQ AVANT」。この架台は赤道儀としても経緯台としても使用できる小型の手動式マウントですが、別売のモータードライブキットで一軸追尾も可能な製品です。
移動は電車で。三脚以外はカメラバッグに一式収納できたようです。鏡筒が軽くなると架台も軽くなり、装備全体が軽量化できる。まさに「軽さは正義」!
使用感ですがとても相性がよいと感じました。
フリーストップができて、微動も備わっているので非常に快適です。
ただ、少しトップヘビーになってしまうので、バッグを吊り下げたり、三脚の開止めの位置を上げて、開幅を大きくするなどの工夫をしてみると良いかもしれません(ただし自己責任です)。 pic.twitter.com/TzLfKBYMaW — TAKA (@TAKA_cy5) January 8, 2026
「Sky Watcher AZ-EQ AVANT」での使用感はなかなか良好だったようです。眼視用途の場合、フリーストップで軽快に操作できることがまず重要で、微動装置で対象を細かく導入できればなお良し。さらに自動追尾してくれれば最高です。そこでTAKAさんは、、、
自動追尾化にチャレンジ
昨晩のファーストライトでモーターがうまく動作しないことが判明しました。
色んな原因が考えられますが、同じモーターでの改良はここで終了になりそうです…(モーターが壊れているor壊した可能性) https://t.co/9JRE2sklXs pic.twitter.com/YvkRTQlHKh — TAKA (@TAKA_cy5) January 18, 2026
さらにこの赤道儀が自動追尾してくれたら、バッグ1つで天体撮影ができてしまうのではないかと思いましたが、ケチって自前でモーターを取り付けた結果がこちらでございます…
なんと、別売の「アップグレードキット」を使うのではなく、あえて自動追尾機構の自作にトライ。残念ながら時間切れで稼働までには至らなかったそうですが、ナイスチャレンジでしたね!
まとめ
askar80ED×AZ-EQ AVANTの組み合わせはかなり良いと感じました。眼視運用は胸を張ってお勧めできます。上手に扱えば撮影も可能な気もします。
最後はモーター動かず、机上の空論を語るだけのグダグダ展開ではありましたが、私はとっても楽しかったです(笑)@tenmonReflexion 以上になります! https://t.co/8HWTFCxnBa — TAKA (@TAKA_cy5) January 24, 2026
小型軽量高性能のAskar80EDから始まる宇宙への冒険^^ 「全部入りの高級機材」は天文愛好家の夢ですが、工夫とアイデアで機材を使いこなすのも、また大きな楽しみです。TAKAさん、楽しいレビューをありがとうございました!
「TAKA」さんのご紹介
理論的なレビューは知識が乏しいので難しいです。
けれども、学生を含む仲間達を巻き込んで、いろんな視点からこの望遠鏡を見れたらいいなと思います!
私自身は所有する唯一のEDレンズ鏡筒であるFOT85との眼視と撮影(できたら)の比較をしてみたいです。
よろしくお願いいたします
Twitter(現X) TAKA
https://x.com/TAKA_cy5
TAKAさんはつい最近まで学生だった方。天リフ編集長はDSPなどでリアルでも面識がありますが(*)、中部の若手天文界隈を牽引されている存在とお見受けしております^^
(*)その節はベルトを貸していただきありがとうございました^^ ガチ度はご所有の鏡筒からお察しです^^
意気込み欄に書かれている通り、学生の視点と若手社会人の両方の視点でのレビューを楽しみにしております!
「RYUCAM」さん(12月上旬〜12月中旬)
2/2 レビューを更新しました!
機材到着!
Gear is comming🔥
この度、天文リフレクションズ様主催のAskar80EDリレーレビューに選ばれました!
写真学生ならではの望遠鏡レビューをできればと思います🔭 pic.twitter.com/1npmOkotXd — RYUCAM (@ryucam_photo) December 14, 2025
12月中旬。機材到着時のスナップです。今回、スカイメモSで撮影されるということは事前に伺っていましたが、こちらがそのセットアップ。スカイメモSはいわゆる「(日本では)ポータブル赤道儀」と呼ばれる小型赤道儀で、Askar 80EDのような本格的な天体望遠鏡と組み合わせる例はあまり見かけません。
しかし、鏡筒重量わずか2kgのAskar 80EDなら・・さてその結果はいかに?!
ファーストライト
レビュー第一弾!
まずは肩慣らしに、家族と軽く庭で眼視。オリオン大星雲と木星を観ました。
久々に望遠鏡で見る天体、初心に帰ったような感覚でした✨️
木星の縞や淡い星雲の存在が見れて満足。
微動フォーカスノブも使いやすかったです! https://t.co/subotQoCnO pic.twitter.com/vrmx1cADw0 — RYUCAM (@ryucam_photo) December 16, 2025
まずはご自宅の庭から眼視+スマホで。いいですねえ、ご家族と星見^^ 天体望遠鏡の原点は「眼視」なのです^^
自宅庭からオリオン大星雲
レビュー第二弾!
なんと!光害地の!!自宅庭から!!!
星雲モックモクに炙り出せました🔥
シャープに写るおかげで強調しても星がうるさくなく、星雲のディティールがしっかり解像していました。
本当はバンドパス等入れたかったですが、金欠学生なのでノーフィルターで勝負です! https://t.co/iK8EIlmrZK pic.twitter.com/vgV5B2C97A — RYUCAM (@ryucam_photo) December 17, 2025
おお。素晴らしい!1.0xフラットナー、ニコンのミラーレス一眼Z6(天体改造)で20秒180枚、総露光1時間。光害地からの撮影とは思えないほど、大星雲のディテールが写っていますね!
露光時間を20秒に抑えたのがさすがの好判断。追尾精度を上げるには「重くて頑丈な赤道儀」を使うのが正義ではありますが、1コマ当たりの露光時間を「適切に短くする」のもまた大正義です。赤道儀を「倍」重い頑丈なものを使っても精度が倍上がるとは限りませんが、露光時間を半分に短縮すれば、ほぼ確実に追尾精度(誤差)は倍(半分)になります。これぞ「安い機材」の活用方法!

素晴らしいです。画像処理も的確、いきなりAskar 80EDのフル性能を発揮されたと言えるでしょう。これは「安い機材でも撮り方次第!」と、多くの方を勇気づけるマスターピースになると思います!
カメラバッグに収納
カメラリュックに縦で収まる!
望遠レンズのような感覚で持ち運べます♪ https://t.co/subotQo4yg pic.twitter.com/atTeS3ySIG — RYUCAM (@ryucam_photo) December 17, 2025
小型軽量の正義は、こんなところにも。Askar 80EDはF値が7・焦点距離560mmですが、フードを収納状態にすれば全長が40cmほどにまで短くなります。こんな風に望遠レンズのようにカメラバッグに収納することも可能。
天体望遠鏡でスナップ&ポートレート
【ただのレビューには興味ありません!】
まさかの日中撮影☀スナップ&ポートレート!?
80EDの圧倒的な圧縮効果で切り取ればこの通り。
ただ微ブレとピン甘はご用心!
モデル協力:クラスメイト https://t.co/oIVxXhyRnS pic.twitter.com/HK611S8HqM — RYUCAM (@ryucam_photo) December 22, 2025
Askar 80EDで日中撮影。さすが、写真学校の学生さんですね^^ 560mmの高性能望遠レンズとして活用していただきました!
手振れ補正もAFもありませんので、使いこなす「腕」が要求されますが、逆に「腕」さえあれば格安で超望遠撮影もできるということ。クラスメイトの方もありがとうございました!
M33銀河(新星景)
望遠鏡を使った新星景🌌
さんかく座銀河(M33)を撮りました。
渦の構造までしっかり分かる解像感。
ポタ赤なので導入は野生の勘で頑張りました! https://t.co/GLMkNMdga3 pic.twitter.com/njfMpj2wwg — RYUCAM (@ryucam_photo) December 18, 2025
こちらは遠征地での撮影でしょうか。x0.7レデューサー構成で392mmF4.9、さんかく座M33銀河を「新星景(*)」で。スカイメモSで導入するのはなかなか大変だったと推察しますが、「野生の勘」もさすがです。若いっていいなあ^^
(*)固定撮影で撮影した地上の風景と、赤道儀による追尾撮影をスタックした天体写真を重ね合わせることで、地上風景も天体もぶらさずに1枚の作品に仕上げる手法。
まとめ
天体観測、写真ではポータブル赤道儀での運用でしたが軽量なおかげで問題なく運用できました。
またシンプルに交換できるため、眼視と撮影を簡単に切り替えられます。
日中撮影でもカメラリュックに入るコンパクトさと圧倒的な圧縮効果と解像度で、ポートレートから風景まで可能性が感じられました。 pic.twitter.com/jKdFIxkFY3 — RYUCAM (@ryucam_photo) December 27, 2025
王道の眼視と撮影から、意表を突いた使い方まで、さまざまにご活用いただきました!
改善点をあえて挙げるしたら
・フード先端などにラバーが付いたらキズを気にせず置けるから楽かも。あと着脱がネジ込みなので楽にできたら嬉しい(カメラレンズ比)
・プレートの1/4ネジにカメラプレートを付けようとしたら、深くて付かなかったので浅いと嬉しい。アルカスイスとリバーシブルなら最高!
改善要望も頂戴しています。「カメラプレートを付けようとしたら、深くて付かなかった」という件は、アリガタが肉抜きされているため長いネジでないとネジ穴に届かない、という意味です(上画像参照)。
ユーザーの慣れや工夫次第でどうにかできるレベルなので、本当に文句の無いクオリティーでした。
低価格であることが1つの存在理由でもある製品なので、製品企画としては難しいトレードオフかもしれません。「ユーザーの慣れや工夫次第」がファイナルアンサーになるかもしれませんが、購入される方はぜひ参考にしてくださいね!
RYUCAMさん、素晴らしいレビューをありがとうございました!
「RYUCAM」さんのご紹介
最近ディープスカイの撮影に取り組んでいるので、とても気になっています。Askar 80EDも注目している機材の一つで、使用感や撮影できるイメージを発信できればと思っています。在学中の写真学校でも天体写真に興味のあるクラスメイトがいるので、望遠鏡で撮る天体写真の魅力を伝えられればと思っています。
Instagram ryucam_photography
https://www.instagram.com/ryucam_photography
RYUCAMさんは、写真の専門学校の学生の方。インスタのタイムラインを拝見すると、天体以外のハイレベルな写真作品も多数。「天文趣味は老人の趣味」という偏った言説を跳ね飛ばす、若い感性のレビューを楽しみにしております^^
「satoshi」さん(11月中旬〜11月下旬)
1/25 レビューを更新しました!
コスパは抜群、過剰な期待は禁物
satoshiの天文部屋・Askar80ED レビュー ミラーあり、高倍率
https://munysatoshi.livedoor.blog/archives/29087444.html
最近使っていた #askar80ed は天リフさんのリレーレビューでお借りしたものでした
色々試して本日送り返してきたところ
ざーっくりまとめるとコスパは抜群、過剰な期待は禁物、という感じ
送られてきたセットは至れり尽くせりという感じ
動画とかも撮っているのでまとめていかないと〜 pic.twitter.com/A5HoVjqeZH — satoshi🦇🐙🎼🚀 (@muny_satoshi) December 6, 2025
「コスパは抜群、過剰な期待は禁物」この表現はレビュー案件では若干微妙なところもあります。Disっているわけではありませんし基本的には「真」の命題なのですが、ユーザー様に少しでも「ネガティブ」に受け止められる表現は極力避けるのが一般的です(*)。
(*)レビュー案件は企業様が対価を支払う代わりに「製品がより売れること」を期待して存在するものです。その企業様の期待値に応えるのは「天リフの」責任であります。
しかし、本レビューはユーザー様の「生の声」をお届けするのが使命であり、「このような表現はNGです」というバイアスは基本かけていません(一方的にDisらないでください、というお願いはしています)。本節末で触れていますが、satoshiさんのご指摘は、有益な製品改善要望と思われます。
読者の皆様におかれましては、ご自身の期待値とさまざまなレビューアー様の評価を、ご自身の眼でご判断いただきますようにお願いいたします。また、鋭いレビューをいただきましたSatoshi様に感謝申し上げます!
超高倍率での恒星観望
幸い数夜しっかり晴れた夜がありましたので、観望したレビューをしていきます
いくつかのアイピースで試した際、気になったことがありましたのでいきなりですが超高倍率での恒星観望をしてみまました
観望スタイルはAM5経緯台モード AsiAirとガイドカメラを使って自動導入できる形で行いました
恒星の焦点内外像を高倍率で比較するというかなり厳しいチェック。
#askar80ed 過剰倍率での恒星観望
ピント位置で光芒の偏りが360°中70°くらいになる pic.twitter.com/kZwxHTIz7Z — satoshi🦇🐙🎼🚀 (@muny_satoshi) December 19, 2025
使用したミラーは笠井の2in ミラー、アイピースは Vixen SLV4mm、バローレンズはExplore Scientific Focal extender 2x
実質焦点距離2mm、Askar80EDの焦点距離が560mmのため、280倍
80mm対物レンズからして明らかな過剰倍率は承知の上
こちらはAskar 80EDの焦点内外像。内外像を含む結像状況を動画で収録する方法は最近増えてきたとはいえ、まだまだネット上の情報が少ないので貴重です(*)。
(*)スマホを接眼レンズに当てて撮影されたものでしょう。実際やってみるとわかるのですが、なかなか難度の高い撮影です。
このチェックでは、内外像が若干対称でないこと、合焦位置近傍での光芒が若干軸対称ではない結果となりました。推測ですが、後述の2インチ接続リングに起因するものと思われます。
「完璧な天体望遠鏡」の場合、内外像は焦点位置に対しても、星像に対しても対称となるのですが、最安クラスの天体望遠鏡でこの内外像は充分「高コスパ」であるといえます(*)。解釈の余地は広いのですが、一つの検証事例としてお読みいただければと思います。
(*)他社製品との比較も掲載されています。ひと目、負けているように見えますが、対物レンズの焦点距離の差(倍率の差)は考慮したほうがいいかもしれません。
補正レンズを使用した撮影
フラットナーではピントを合わせるためには随分フォーカサーを伸ばした位置になります
ただでさえかなり軽い鏡筒、カメラが重く重心が後ろにいくのでバランスを撮るのが大変でした
「軽い鏡筒」は基本的にメリットなのですが、撮影用のセットアップの場合、前後のバランスが取りにくい場合があります。特に冷却タイプのCMOSカメラはそれなりの重量があるため、鏡筒バンドの標準セットアップではバランスが取りにくいかもしれません(*)。
(*)トッププレートを外してアリガタを接眼部側に伸ばせば若干改善するとは思いますが、あんまりやりたくはない調整ですね。「ガイドスコープ用のアリミゾが重心近くに別途あるともう少しバランスとりやすくなるなと思いました」とご指摘いただいています。このへんは軽量化のトレードオフと考えたほうがよいかもしれません。
ライブスタック
あら不思議、伸びていた光芒がおさまり綺麗な丸に
ライブスタックでもそこそこ綺麗に撮影することができました
天体撮影を始めるための入門機としてはかなりおすすめできると言えます
眼視チェックでは若干伸びていた合焦位置での星像が、ライブスタックではキレイな点に!元記事ではこの前段で、天頂ミラーを使用した「SmartEye(私の別記事参照)のためのセットアップ」の撮影の際に若干星像が変形していた、という記述がありますが、スリーブ接続ではないねじ込み接続の構成では問題なかったようです。こちらも推測ですが、2インチ接続リング部でスケアリングが若干ズレたのかもしれません(*)
(*)一般的に「スリーブを横から締め込むネジ止め方式」は、形状の相性もあり意外とずれることがあります。しかも天頂ミラーの対物側・接眼側両方に「3点ネジ止め」があるため、影響も最大で倍になります。
2枚玉 Askar80ED vs 4枚玉 Askar80PHQ
satoshiの天文部屋/2枚玉 Askar80ed vs 4枚玉 Askar80phq
https://munysatoshi.livedoor.blog/archives/29308533.html
何故か手元にある()Askar80phq との比較を行いました
スペックと定価(シュミットさん税抜き)を比較すると以下の通り
80qph 80mm F7.5 FL600 4枚玉 5万7千円
80ed 80mm F7 FL560mm 2枚玉 20万4千円
同じ口径、F値も近しいですが、2枚玉と4枚玉、3.5倍の価格差がどう出るかと気になりました
同じAskar社のフォトビジュアルモデルのハイエンド機「80PHQ」とのサイドバイサイド比較^^ 結論がどうだったかは、ぜひ元記事でご確認ください。一言引用すると「望遠鏡って、2割性能を上げるのに3倍お金がかかるというか」です。
まとめ
前 askar80phq 後 #askar80ed
微妙に色収差の有無あるけれど、それほど気にならない
目で見ると前者の方がクリアな像だった pic.twitter.com/iLxcw1yXia — satoshi🦇🐙🎼🚀 (@muny_satoshi) January 2, 2026
satoshiさんのレビューまとめを引用させていただきます。
製品クオリティ:ところどころ安さを感じ、所有欲寄りではなく実用向き
撮影を主とした場合:屈折撮影入門としては十二分な性能 コスパ良
眼視を主とした場合:惑星観望のような高倍率では不足を感じる
低倍率でも差は感じるものの、十分実用的
惜しい点:2in ホルダーが残念 自分で鏡筒を購入していたら、社外品を検討するところ
総評:本体税抜き5万7千円という低価格でも、高級機と「似た」体験ができる高コスパな鏡筒
2inホルダーを良いものに取り換えればより全体のクオリティが上がるなと感じたところ
ふだんから「ハイエンド機」を駆使されているsatoshiさんの眼から見ても、Askar80EDのコスパは高く評価いただいたものと思います。satoshiさん、ありがとうございました!
Askar 80EDの2インチ接続リングについて
最後にフォーカサーまわり比較
80phqは文句のつけようのないしっかりとした作り
80ed、フォーカサーは十分な性能なんですが、2inホルダーが弱点…
笠井のミラーやプリズムのように根元にくびれのある機器はそもそもしっかり取りつきません
動画で使ったEMSは比較するとしっかり取りつけられているのですが、
それでもネジを締め切っていても手で動かせてしまいます
satoshiさんがレビューで指摘された「接眼部の2インチアダプタ」ですが、天リフ編集部でもあらためてチェックしてみました。

よくある真鍮製のスペーサーリングを介して3点止めねじで固定するものですが、横幅が短め・内径がやや太めなため、使用する2インチスリーブの形状によってはしっかり光軸を再現できない場合があるようです。

例えば上の例のように、2インチスリーブが脱落防止のためにテーパー状になっている場合、3点止めねじをしっかり締め込んでも若干遊びが残りました。このような場合、接続が若干傾いてしまう可能性があります。一方で、テーパー構造でないパーツの場合は、若干締め込みに力は必要ですが、しっかり固定することができました。
非常に高コスパなAskar 80EDですが、この部分はぜひ改良されるとよいですね!satoshiさん、鋭いご指摘をありがとうございました!
「satoshi」さんのご紹介
楽しんでレビューしたいと思います
Twitter(現X)
https://x.com/muny_satoshi
satoshiさんは眼視も撮影もがっつりやられている方。ブログを拝見すると、太陽望遠鏡や双眼装置など、かなりディープに楽しんでいらっしゃるようです。さらに↑のプロフ欄を見てもわかるように、天文以外にも多趣味の方のよう。
そんな方に「口径80mm高コスパフォトビジュアル鏡筒」は、どのように刺さるのでしょうか?!
「follow8801」さん(10月下旬〜11月上旬)
12/1 レビュー結果を更新しました!
レモン彗星を捉えた!
今回のAskar80EDリレーレビューで、夕空のレモン彗星を狙えるのは期間的に私がベスト。遠征出来ないので申し訳ないと思いながら、何とか捉えました。

これは何としても撮りたい!!
当初は北西の見える場所が見つからなかったが、近所の新築マンション駐車場付近が開けている事をロケハンして発見。
follow8801さんへの機材発送は10月22日。夕方のレモン彗星を狙うにはベストタイミングです。ただ、follow8801さんはご家族の事情から遠征ができず、ベランダないしは近隣での撮影に限られます。そんな制限のある中ですが、無事その姿を捉えられました!カメラは1/1.2型のセンサーIMX585搭載のSV705Cです。
勝負!!w 西空には雲が広がっているが、所々切れ間がある状態。早速1スターアライメント後にレモン彗星を導入。
捉えた!!
架台はなんと「トラバース」。「最大搭載可能重量約2.5kg」のトラバースですが、Askar 80EDは約2.0kg。x0.7レデューサー、カメラを合わせるとほとんどギリギリの搭載重量ですが、フレーム当たりの露光時間を8秒にしたのが好判断で(*)、星が流れることなく点像になっています。
(*)他の作例ではフレーム当たり15秒でも撮影に成功されています。自動追尾経緯台は方角(架台の体勢)によっても追尾の歩留まりが微妙に違ってくるので、どこまでフレーム当たり露光時間を延ばせるかはケースバイケースになります。
この後、レモン彗星は雲間に隠れて出てきませんでした。
チャンスは自らが作り、掴み取るもの。そんなfollow8801さんの姿勢に敬意を表します!
わずかな晴天日に怒濤の撮影
到着から12日目まで全滅w
雲間を通して撮影もしましたが、一晩中晴れたのは僅か2日間のみでした・・・。
予定が全て狂いw、月・惑星は僅か1日(雲間の数時間)、2日間をDSO(0.7レデューサーのみ)となりました。
あいにく悪天の連続で「一晩晴れたのは僅か2日間のみ」とのことですが、2日間の晴れ間で怒濤の撮影をされています。

土星と木星。土星は細くなった環が串団子のよう。ピクセルピッチ1.45μmの高精細なCMOSカメラとはいえ、口径80mmF7ですから「惑星を撮影するにはバロー必須」とのこと。
昨夕(10/30)、レモン彗星再チャレンジ。
位置が西よりになってマンション照明の影響が・・・。
面倒なので、白黒反転w
sirilでメトカーフコンポジットしました。
頑張ったね、トラバースw
10.0s露光 総露光300s
0.7レデューサー
392mm F4.9#SV705C #Askar80ED #SVBONY #レモン彗星 #c2025a6 pic.twitter.com/lfjxe4RiVs — follow8801 (@follow8801) October 31, 2025
レモン彗星、10/30の撮影。まさに「頑張ったね、トラバース」!

撮りまくられたディープスカイ天体。赤い星雲だけでなく、銀河・惑星状星雲・散開星団・難物の淡物まで、秋冬天体総まくり。まさに「頑張ったね、follow8801さん!」。
気になった点
3点フィードバックをいただきました。以下、筆者の私見で^^;; コメントします。
気になった点は3点。
1.鏡筒ハンドルが細くて持つと痛いw
Askar 80EDの鏡筒バンド・ハンドルは確かに「細身」ですが、それにより全体が軽量化されているメリットもありますし、剛性的には十分ではないかと感じました。「痛い」というのは、ハンドルの角が鋭角であるからではないかと推察します。コストが増加しすぎない範囲で角丸になるとよいかもしれません。ラバーを巻くのも手ですが、そうするとパーツを装着しにくくなるので微妙なトレードオフになりますね。
2.レデューサーの装着に細心の注意を。フラットナーと交換した時に、星像が写野の左右で大きく違っていた事がありました。
撮影画像見て分かったのですが、当初原因が分からず悩みました。
フラットナー使用して、その後レデューサー再度装着した事以外変更点が無かったので、念の為に再度装着し締め直すと治りました。
要注意です。
補正レンズのねじ込みの際に細心の注意が必要なことは当方も感じていました。普通のねじ込みなのですが、対物側が突き出た構造なので、装着時にナナメになりやすく、ねじ込み始めのポイントが若干発見しづらい気がします。鏡筒を立てた状態でねじ込むのが一番確実でしょう。
3.フォーカサーが若干重い。現在使用しているMK90も同様機構ですが、とても軽いです。架台がしっかりしている場合は気にならないかもしれませんが、トラバースでは動きまくりw
もう少し軽くても良い気がします。

補足すると、「フォーカサー(ピント調整ハンドル)が重い」と「しっかりしていない架台」で使用する際に、ピント調整の際に「ブレる」のが問題になります。像が暴れてピントの山がわからなくなるのです。重めのフォーカサーはその分遊びやガタつきが少ないので「しっかりした架台で写真撮影する」ような場合は「重め」の方が良いのでしょうが、「トラバースで使用する」ような場合は軽めの方が良いのかもしれませんね。
貴重なご意見、ありがとうございました!
月面探訪

欠け際も分かるようにHDR処理しました。
月の全体を捉えるには0.7レデューサーで丁度良い大きさですね。(IMX585の場合)
月面も多数撮影されています。センサーのサイズにもよるのですが、月の全体像を撮るには、1/1.2インチセンサーのIMX585の場合は0.7レデューサーが良いようです。

Askar80EDでも楽しめる月面をお送りしました。
カメラとの組み合わせ、レデューサー、フラットナーとの組み合わせで楽しく月面探訪が可能です。
私はとにかく撮影して、後で地図と照合しての探訪が大好きです。
(中略)
月面探訪も十分に威力を発揮するAskar80EDでした。
もっと使いたかったな・・・w
こちらはカメラと補正レンズを換装して拡大撮影。「とにかく撮影して、後で地図と照合しての探訪」。これって月面の楽しみの原点ですよね!天リフ編集長も↑のタイル画像に地名を入れながら楽しませていただきました!
さまざまなジャンルでご活用いただき、ありがとうございました!
「follow8801」さんのご紹介
月・惑星限定でMK90との比較など試してみたい。復帰初心者目線でのレビューを行いたいと思います。
Twitter(現X) follow8801
https://x.com/follow8801
宙の窓から
https://soranomadokara.hatenablog.com/
follow8801さんは、いわゆる「復帰組」。フィルム天体写真〜冷却CCDの黎明期には今で言う?「ガチ天」として活動されていたそうですが、長いブランクの後、最近天文復帰されました。
ご家族の事情で家を離れることができず「ベランダ固定」の制限がある中、口径90mmのマクストフ望遠鏡と天体用CMOSカメラを中心に、月や惑星など「ベランダから見られるもの」にチャレンジ中。Askar 80EDの「ベランダ適性」の実感値のレポートが楽しみですね!
「とり五目」さん(10月上旬〜10月下旬)
11/22 レビュー結果を更新しました!
ファーストライト
とりあえず軽めの1枚…
20秒1枚撮りをちょこっと触っただけの言うなれば天体写真スナップショット(*ˊᵕˋo📷o
軽くて取り回しやすいし焦点距離も良いからメシエマラソンとかこれでやりたい https://t.co/R2cf7RskSn pic.twitter.com/npwemtuIuI — とり五目 (@trgm_sk) October 7, 2025
20秒1枚目の「軽めの1枚」とのことですが、トラペジウムを飛ばさず(*)星雲を持ち上げるなど天体画像処理はなかなかの腕前と推察^^
(*)1枚撮りですが多段階露光されているとのこと。使用補正レンズはレデューサーx0.85です。
遠征
い っ て き ま す 😇 😇 😇 pic.twitter.com/Srbk04zEls — とり五目 (@trgm_sk) October 17, 2025
Askar 80EDを車に積んで仲間と遠征に出発。黄色の丸の中の段ボール箱がAskar 80EDです^^ キャリングケースが付属するとよいのですが、梱包用の段ボールと緩衝材でも無問題!?
撮影中の様子。架台はStar Adventurer GTiマウント、このくらいの架台であれば軽量なAskar 80EDは楽勝で搭載可能。
彗星むずいーーーーー核近くの構造はなんとなく分かるけど結局あんまし出なかった_| ̄|○ il||li
いつか必ずリベンジ🔥🔥🔥
🗺南知多
⏰10/17 4:17
📷CANON EOS 6D
🔭ASKER 80ED + 1.0xフラットナー
#asker80ed pic.twitter.com/QSFbkWoPBm — とり五目 (@trgm_sk) November 9, 2025
この日のリザルト、レモン彗星(C/2025 A6)。彗星の画像処理は難しいですね・・^^ x1.0フラットナー使用。

こちらは彗星基準スタック。イオンテールの噴き出しがキレイに出てきていますね!
ディープスカイ撮影
リレーレビュー二枚目,プレアデス星団
途中画角がずれてるけど枚数多いに越したことはないので強行。撮って出し画像を二枚目に添付してあります。
レビュー企画は次の方へバトンタッチしましたが,私はこれからどんどん編集して乗せていくのでもうしばらくお付き合いくださいm(_ _”m)#Asker80ed pic.twitter.com/OFCW2XDjkw — とり五目 (@trgm_sk) October 21, 2025

プレアデス星団。Askar 80ED x1.0フラットナー、30秒122枚です。途中で画角がずれてしまっているそうですが、逆に臨場感ある作品になりました^^ 撮って出し画像も合わせて投稿頂いているので、天体写真初心者にも参考になる作例です。
実は、この17日の一連の撮影の翌日に機材をご返送頂きました。ぎりぎりまでご活用いただき、楽しさが伝わってくるレビューのご投稿、ありがとうございました!
「とり五目」さんのご紹介
ずっと気になっていたaskerの鏡筒を試すことが出来るかもしれないと聞いてワクワクしております((o(。>ω<。)o))
当方眼視鏡筒はいくつか所有しているのですが撮影鏡筒はまだ所有していないため、価格、性能ともに興味を引かれるAsker 80EDをぜひ自ら吟味してみたいと考えております。
Twitter(現X) とり五目
https://x.com/trgm_sk
とり五目さんは、名古屋大学天体研究会に所属される大学生。眼視に天体撮影に、オールラウンドにバリバリ活動されています。天リフ編集長的にも「DSP2025」や「天文冬の陣」でお世話になっております^^
天リフさんの配信を見てようやく投稿漏れに気づく…
レモン彗星の使用レデューサーは x0.85 です。
フルサイズ一眼を使用しているので焦点距離は476㎜,総露光は投稿のとおり162sです。
露光少なくて尾がノイズに埋もれてあまり炙りだせなかった(´꒪⌓꒪)#Asker80ed https://t.co/dZ064n8t0j — とり五目 (@trgm_sk) October 14, 2025
なんとすでにレモン彗星(C/2025 A6)もゲット済み。レビュー終了までにどんなリザルトを見せていただけるのでしょうか^^楽しみですね!
Askar 80EDとは?
シュミット・Askar 80ED鏡筒
https://www.syumitto.jp/SHOP/SHA0110.html
Askar 80ED鏡筒は2025年に株式会社サイトロンジャパンから発売された、Sharpstar Optics社の「Askar」ブランドの天体望遠鏡です。EDレンズを1枚使用した、天体望遠鏡の原点ともいえる「F値7(焦点距離560mm)」の2枚玉鏡筒。高コスパ・軽量で初心者に優しいだけでなく、EDレンズを使用した3種類の専用補正レンズが用意され、写真性能も非常に高いのが特徴。まさに「高コスパの入門者向けフォトビジュアル鏡筒」といえるでしょう。
【予告】Askar 80ED鏡筒リレーレビュー企画【レビューア募集!】
Askar 80EDの詳細については、この天リフ記事と天体望遠鏡販売店「シュミット」の商品ページをぜひご参照ください!
シュミット・Askar 80ED鏡筒
https://www.syumitto.jp/SHOP/SHA0110.html
今回のレビュー企画の概要
ざっくり今回のレビュー企画の流れは以下のようなものです。
- メーカー様は、レビュー対象製品を一定期間天リフに貸与する
- 天リフが対象製品に対するレビューアーを募る
- 天リフからレビューアー様に一定期間製品を貸与
- レビューアー様はレビュー結果を自分のブログ・SNS等にアップ、ないしはレビュー結果を天リフにレポート
- 天リフはレビューアー様のリザルトを適宜記事化する
メーカー様のメリットは「評価してほしい製品を貸し出す」だけで、様々な視点のレビュー記事がネットに放流されること。レビューアー様のメリットは、興味のある製品を実際に試すことができること。天リフのメリットは、読者に広く製品紹介を発信できることです。まさに「win-win-win」のスキーム!(*)
(*)このようなレビュー企画の実施をご希望されるメーカー・販売店様、ご興味がございましたら天リフ編集部までお問い合わせください!
まとめ

いかがでしたか?
超高性能鏡筒からエントリモデルまで。Sharpstar社のAskarブランドのラインナップの充実振りはめざましいものですが、その中で「エントリモデル」をしっかり固めるのがこの「Askar 80ED鏡筒」。
天体望遠鏡は「性能が高いほどよい」のは言うまでもありませんが、使用目的とのマッチングや、お財布とのバランスもとても大事。ご自分のライフスタイルの中で、総合的な満足度を最大にすることを考えたとき、「Askar 80ED鏡筒」はより多くの人に対する最適解となるに違いありません。
この仮説に対する「実感値」を、5人のレビューアー様の生の声でお届けしたいと思います。お楽しみに!Clear Sky!
- 本記事は株式会社サイトロンジャパン様より機材貸与と協賛を受け、天文リフレクションズ編集部が独自の判断で作成したものです。文責は全て天文リフレクションズ編集部にあります。
- 記事に関するご質問・お問い合わせなどは天文リフレクションズ編集部宛にお願いいたします。
- 製品の購入およびお問い合わせはメーカー様・販売店様にお願いいたします。
- 本記事によって読者様に発生した事象については、その一切について編集部では責任を取りかねますことをご了承下さい。
- 記事中の製品仕様および価格は執筆時(2025年10月)のものです。
- 記事中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標です。





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