アストロアーツHPで、星ナビ2020年5月号の内容が告知されています。発売は4月3日金曜日です。

今月の内容は!?

特集は赤道儀の新しい技術潮流「波動駆動赤道儀」。さらに、3月26日に新発売の「ステラショット2」に搭載された充実の新機能は必見です。

星ナビ5月号は「波動駆動赤道儀」と「ステラショット2」
http://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/11183_hoshinavi

■表紙

野々村和洋さんが撮影した、二重星団に近づくパンスターズ彗星です。本誌では急増光で話題のアトラス彗星についても紹介します。

「大彗星の予感」の文字がさりげない?今月の表紙は、野々村和洋さんによる二重星団とパンスターズ彗星(C/2017 T2)です。本誌が発売される4月3日には7等台の明るさが予想される「アトラス彗星」はちょうどこんな感じの姿かもしれませんね!過去のトラウマ?から、なかなか「大彗星」を認めない天文界隈ですが^^;;; 控えめな予想でも最大光度の予想は1等級前後。何が起きるかはわかりませんが、この先が大いに楽しみです。



■望遠鏡架台の新しい技術潮流 波動駆動赤道儀(解説/山口千宗)

近年登場の「波動駆動赤道儀」はオートガイドで精度をカバーすることができ、さらにウエイトが不要かつコンパクトで注目されています。しくみと使いこなし方を含め、さらなる展開が楽しみな波動駆動赤道儀について紹介します。

特集8P、不肖・天リフ編集長が担当させていただきました。ここ数年各社から新製品が発売されている「波動歯車装置(*)」を使用した赤道儀の解説です。

(*)天文ファンにとっては「ハーモニックドライブ®赤道儀」という名前の方が通りがよいのですが、「ハーモニックドライブ®」はハーモニック・ドライブ・システムズ社の登録商標です。同等の機構を持つ他社のドライブを使用した製品もあるため、記事では「波動駆動赤道儀」という呼称を使用しています。

長所も短所もある赤道儀なのですが、オートガイド・自動導入と組み合わせた際の操作性と機動性には素晴らしいものがあります。各社の製品についても広く網羅しました。かなり気合を入れて書いた記事なので、ぜひごらん頂ければと思います。

なお、記事中にある参考記事リンクをこちらにも貼っておきます。

https://reflexions.jp/tenref/orig/2020/04/03/10646/

■星雲・星団撮影は「ステラショット2」でスマートに(紹介/上山治貴)

天体撮影ソフトウェア「ステラショット2」は「GearBox」使用による操作の無線化や、極軸望遠鏡なしでの極軸合わせ、インターバル撮影、人工衛星の待ち伏せ撮影など天体写真撮影者が欲しかった機能が満載です。実際の撮影手順を辿りながら、新機能を中心に紹介します。

先月号でも紹介されたステラショットのメジャーバージョンアップ「ステラショット2」。開発者である上山浩貴さんによる詳細の解説です。

「赤道儀を接続しなくても(昼間に)撮影計画が立てられる」「お気に入り登録した天体の星図上の強調表示」「北極星が見えなくても可能な極軸合わせ」「子午線反転を行わない自動導入」「撮影プロシージャを考慮したファイル名のプリセット登録」「撮像画像の任意の位置を指定して自動中心導入が可能」「過去画像を指定してその通りに自動中心導入」「オートガイド時の曇り自動判定」「オートガイドなしでのディザリング」「月食撮影を想定したインターバル撮影」「赤道儀よりも高速な人工天体を撮るための待ち伏せ撮影」。ずらずら列挙しましたが、ガチ天マニアなら「うんうん、それ欲しかった!」と頷く機能ばかりでしょう(*)。

(*)筆者はステラショットは実は未体験なのですが、実はこれらの機能は全部、天リフでもレビューした「ASI AIR(Pro)」では実現されていない機能です。ASI AIRも大変使いやすいシステムなのですが、おそらくコンセプト的にステラショットとはかぶらないのでしょう。天リフではステラショット2とGear Boxのレビューも近日?予定しています。

上記以外にもさまざまな新機能が豊富な画像で解説されています。ステラショットユーザー、PC派天体写真マニア必読です。

■宇宙で働く2 プラネタリウム解説者編(解説/三浦飛未来)

星空の魅力を案内する「プラネタリウム解説者」。そんな姿に憧れる人は多いですが、憧れだけでは務まらない実態があります。解説以外の仕事やプラネタリウム業界での就職事情について若手解説員が語ります。

これは読み応えのある記事。「プラネタリウム解説者」という職業の夢とリアルな現実、日々のお仕事、「なる」ための具体的なノウハウが、若々しい熱い文章で語られています。プラネタリウム解説者を職業として意識しはじめた人は必読でしょう。そうでない人も、天文界を支える「プラネタリウム」について、これまで知らなかった多くの気づきがあることでしょう。

■海洋生物学で探る かに座の蟹の正体(解説/小島 敦)

黄道12星座のひとつで、春に見頃を迎えるかに座。実は星座絵によってさまざまな姿で描かれています。海洋生物学の観点からカニの種類の特定に挑戦します。

こ、これは・・・素晴らしい記事です。必読です。記事を書かれた小島敦さんは海洋学部の大学4年生だそうですが、天文界に新たなタレントが降臨したといってもよいのではないでしょうか。ユーモアあふれる軽妙な文体、ロジカルで徹底した分析、何よりも「いい加減な星座絵を書きやがった適当な先人ども」に対する生暖かな「フフフ」な目線と、その背景にある「星座」の歴史と本質に対する目線が素晴らしい。ぜひ続篇を読みたいです^^

◎広告ピックアップ

■アトラス彗星(C/2019 Y4)を待ち受ける「FSQ-85EDP」

へール・ボップ彗星が広告誌面に登場。みんなで待ち受けよう、大彗星アトラス。「近日点距離0.25天文単位」「彗星は来てみないとわかりません」データで語りつつも、決して煽らない「タカハシ」ならではの広告ですね!

◎天リフ独断ピックアップ

■1844年大彗星の再来なるか・C/2019 Y4アトラス彗星が急激に増光中

タカハシの広告の見開き。「みんな期待」のアトラス彗星、吉田誠一さんによる解説。「5月半ばには一等級の明るさ」とあります。主にネットの天文クラスタでは、過去のトラウマ?から彗星に過剰な期待をすることを強く避ける傾向があるのですが、人間ごときが騒ごうが騒がまいが、それで彗星が明るくなったり暗くなったりすることはありません。そろそろ、正当な期待と評価をしてもいいのでは?!

いずれにしても楽しみです。筆者はすでに全力期待モードです。

■ネットよ今夜もありがとう

今月はサダルテミスさんの「星空の覚え方−ソラのソムリエから自由を目指す」と、「なよろ市立天文台きたすばる」です。



サダルテミスのブログは筆者は初見。星空案内人、科学館のサポーター、プラネタリウム解説などで広くアウトリーチ活動をされているようです。

開館10周年のなよろ市立天文台は、市街地に近いのにもかかわらず素晴らしい星空が見える天文台として知られています。市民・有志と一体となった運営も活発。HPも充実しています。いつか行ってみたい公共天文台の一つですね!解説文は台長の村上恭彦さんです。

■星ナビギャラリー

今月のトップ下はKさんのオリオン座。震災復興イベントで設置された鹿のオブジェとのコラボ。この作品を含めて、今月号も星景の秀作が目白押しです。個人的イチオシはOさんとKさんの2トップ。このお二人は独自の世界観と表現で、「あっ!〜さんのだ!」と見ただけでわかる(こともある^^;;)作品を、精力的に発表されています(*)。

(*)日本でオリオンを逆立ちさせるとは・・この距離で自撮りとは・・・^^

■カメラ&天文機材が目白押し! CP+バーチャルレポート(レポート/川村 晶)

2月末の「CP+2020」が新型コロナウイルスの感染拡大を受けて中止になりました。メーカーからの公表情報や出店メーカーへの独自取材をもとに、カメラや天文機材についてバーチャルレポートします。

天リフでは一足先に特集記事を組んだ「中止になったCP+2020の再現」。つぶさに同業者?として星ナビ記事を拝見すると、いろいろ「負けた・・」と思うところ(*)も多数^^;;; 基本的にあんまり中身はかぶっていないようで、天リフ記事をごらんになった方にも必見の記事です!

(*)天文ガイドの類似企画もそうですが「全員勢揃い!」の絵が雑誌的には非常に重要度が高いということを認識しました。カメラには手が回らなかったので意図的にペンタックス様のみにしたのですが、やっぱりやるべきでしたね^^;;それと・・・取材写真の技術にはまだまだ修業が必要ですね(大汗。

■エーゲ海の風14 輝けるハイスペック男神アポロン(解説/早水 勉)

太陽神アポロンは予言や医療、音楽など多くを司る人気の神です。アポロンが司る「予言」に注目し、彼が人気になるまでの道筋や聖地、星座神話を紹介します。

今回の主人公は「太陽神アポロン」。かに座の星座絵ではないですが、神話の世界も時代とともにさまざまな変遷がありました。元々、太陽の神は「ヘリオス」だったものが、その座がアポロンに置き換わってゆくのです。アポロンの聖地である「デルフォイ(Delphi)」の神託、オイディプスの父殺し、スフィンクスのなぞなぞなど、良く知られたエピソードとともにアポロン像を描きます。記事最後の「からす座」の2つの物語にも注目。神話はそれが根ざす時代と社会によって形を変えてゆくのでしょう。

■日食カウントダウン アフリカ〜台湾金環日食の全体像(解説/石井 馨)

6月21日の日食の行き先は決まりましたか?今回の日食は太陽と月の見かけの大きさの差が小さい「極細金環日食」。さらにアフリカからインド、中国、台湾と、金環食帯の8割が陸上を占める珍しい経路です。日食の全体像に加え、オマーン、インド、台湾での見え方を紹介します。

6.21の金環日食まであと2ヶ月。コロナで厳しい状況ですが、それはさておき今回の金環日食の全体像とみどころの紹介。ツアーが無事何事もなく催行されると良いのですが・・

まとめ

いかがでしたか?

「コロナ」については、もううかつに口にできないくらいの状況になってしまいました。先月は「世の中が静かになるのは逆にチャンスかもしれません」と書きましたが、そうも言ってはいられない状況になってしまうのかもしれません。

とはいえ、私たちの日常・非日常は淡々と続きます。いつも心に星空を。見上げればそこに星。そして下旬には、「振り向けばほうき星」。健康と「3密」にはしっかり気をつけつつも、可能な範囲の天文活動にいそしみたいものですね!

そんな中でも毎日一度は天文リフレクションズ。そして毎月5日は天文雑誌!5月号も楽しみですね!

星ナビ5月号は「波動駆動赤道儀」と「ステラショット2」
http://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/11183_hoshinavi

 


※アストロアーツ様より告知文・内容サンプル画像の転載許可をいただいています。

天文ガイドも合わせて読みたいですね!! https://reflexions.jp/tenref/orig/wp-content/uploads/sites/4/2020/03/EUciT2EUUAEzcD8-1024x576.jpghttps://reflexions.jp/tenref/orig/wp-content/uploads/sites/4/2020/03/EUciT2EUUAEzcD8-150x150.jpg編集部雑誌・書籍アストロアーツHPで、星ナビ2020年5月号の内容が告知されています。発売は4月3日金曜日です。 今月の内容は!? 特集は赤道儀の新しい技術潮流「波動駆動赤道儀」。さらに、3月26日に新発売の「ステラショット2」に搭載された充実の新機能は必見です。 星ナビ5月号は「波動駆動赤道儀」と「ステラショット2」 http://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/11183_hoshinavi ■表紙 「大彗星の予感」の文字がさりげない?今月の表紙は、野々村和洋さんによる二重星団とパンスターズ彗星(C/2017 T2)です。本誌が発売される4月3日には7等台の明るさが予想される「アトラス彗星」はちょうどこんな感じの姿かもしれませんね!過去のトラウマ?から、なかなか「大彗星」を認めない天文界隈ですが^^;;; 控えめな予想でも最大光度の予想は1等級前後。何が起きるかはわかりませんが、この先が大いに楽しみです。 ■望遠鏡架台の新しい技術潮流 波動駆動赤道儀(解説/山口千宗) 特集8P、不肖・天リフ編集長が担当させていただきました。ここ数年各社から新製品が発売されている「波動歯車装置(*)」を使用した赤道儀の解説です。 (*)天文ファンにとっては「ハーモニックドライブ®赤道儀」という名前の方が通りがよいのですが、「ハーモニックドライブ®」はハーモニック・ドライブ・システムズ社の登録商標です。同等の機構を持つ他社のドライブを使用した製品もあるため、記事では「波動駆動赤道儀」という呼称を使用しています。 長所も短所もある赤道儀なのですが、オートガイド・自動導入と組み合わせた際の操作性と機動性には素晴らしいものがあります。各社の製品についても広く網羅しました。かなり気合を入れて書いた記事なので、ぜひごらん頂ければと思います。 なお、記事中にある参考記事リンクをこちらにも貼っておきます。 https://reflexions.jp/tenref/orig/2020/04/03/10646/ ■星雲・星団撮影は「ステラショット2」でスマートに(紹介/上山治貴) 先月号でも紹介されたステラショットのメジャーバージョンアップ「ステラショット2」。開発者である上山浩貴さんによる詳細の解説です。 「赤道儀を接続しなくても(昼間に)撮影計画が立てられる」「お気に入り登録した天体の星図上の強調表示」「北極星が見えなくても可能な極軸合わせ」「子午線反転を行わない自動導入」「撮影プロシージャを考慮したファイル名のプリセット登録」「撮像画像の任意の位置を指定して自動中心導入が可能」「過去画像を指定してその通りに自動中心導入」「オートガイド時の曇り自動判定」「オートガイドなしでのディザリング」「月食撮影を想定したインターバル撮影」「赤道儀よりも高速な人工天体を撮るための待ち伏せ撮影」。ずらずら列挙しましたが、ガチ天マニアなら「うんうん、それ欲しかった!」と頷く機能ばかりでしょう(*)。 (*)筆者はステラショットは実は未体験なのですが、実はこれらの機能は全部、天リフでもレビューした「ASI AIR(Pro)」では実現されていない機能です。ASI AIRも大変使いやすいシステムなのですが、おそらくコンセプト的にステラショットとはかぶらないのでしょう。天リフではステラショット2とGear Boxのレビューも近日?予定しています。 上記以外にもさまざまな新機能が豊富な画像で解説されています。ステラショットユーザー、PC派天体写真マニア必読です。 ■宇宙で働く2 プラネタリウム解説者編(解説/三浦飛未来) これは読み応えのある記事。「プラネタリウム解説者」という職業の夢とリアルな現実、日々のお仕事、「なる」ための具体的なノウハウが、若々しい熱い文章で語られています。プラネタリウム解説者を職業として意識しはじめた人は必読でしょう。そうでない人も、天文界を支える「プラネタリウム」について、これまで知らなかった多くの気づきがあることでしょう。 ■海洋生物学で探る かに座の蟹の正体(解説/小島 敦) こ、これは・・・素晴らしい記事です。必読です。記事を書かれた小島敦さんは海洋学部の大学4年生だそうですが、天文界に新たなタレントが降臨したといってもよいのではないでしょうか。ユーモアあふれる軽妙な文体、ロジカルで徹底した分析、何よりも「いい加減な星座絵を書きやがった適当な先人ども」に対する生暖かな「フフフ」な目線と、その背景にある「星座」の歴史と本質に対する目線が素晴らしい。ぜひ続篇を読みたいです^^ ◎広告ピックアップ ■アトラス彗星(C/2019 Y4)を待ち受ける「FSQ-85EDP」 へール・ボップ彗星が広告誌面に登場。みんなで待ち受けよう、大彗星アトラス。「近日点距離0.25天文単位」「彗星は来てみないとわかりません」データで語りつつも、決して煽らない「タカハシ」ならではの広告ですね! ◎天リフ独断ピックアップ ■1844年大彗星の再来なるか・C/2019 Y4アトラス彗星が急激に増光中 タカハシの広告の見開き。「みんな期待」のアトラス彗星、吉田誠一さんによる解説。「5月半ばには一等級の明るさ」とあります。主にネットの天文クラスタでは、過去のトラウマ?から彗星に過剰な期待をすることを強く避ける傾向があるのですが、人間ごときが騒ごうが騒がまいが、それで彗星が明るくなったり暗くなったりすることはありません。そろそろ、正当な期待と評価をしてもいいのでは?! いずれにしても楽しみです。筆者はすでに全力期待モードです。 ■ネットよ今夜もありがとう 今月はサダルテミスさんの「星空の覚え方−ソラのソムリエから自由を目指す」と、「なよろ市立天文台きたすばる」です。 サダルテミスのブログは筆者は初見。星空案内人、科学館のサポーター、プラネタリウム解説などで広くアウトリーチ活動をされているようです。 開館10周年のなよろ市立天文台は、市街地に近いのにもかかわらず素晴らしい星空が見える天文台として知られています。市民・有志と一体となった運営も活発。HPも充実しています。いつか行ってみたい公共天文台の一つですね!解説文は台長の村上恭彦さんです。 ■星ナビギャラリー 今月のトップ下はKさんのオリオン座。震災復興イベントで設置された鹿のオブジェとのコラボ。この作品を含めて、今月号も星景の秀作が目白押しです。個人的イチオシはOさんとKさんの2トップ。このお二人は独自の世界観と表現で、「あっ!〜さんのだ!」と見ただけでわかる(こともある^^;;)作品を、精力的に発表されています(*)。 (*)日本でオリオンを逆立ちさせるとは・・この距離で自撮りとは・・・^^ ■カメラ&天文機材が目白押し! CP+バーチャルレポート(レポート/川村 晶) 天リフでは一足先に特集記事を組んだ「中止になったCP+2020の再現」。つぶさに同業者?として星ナビ記事を拝見すると、いろいろ「負けた・・」と思うところ(*)も多数^^;;; 基本的にあんまり中身はかぶっていないようで、天リフ記事をごらんになった方にも必見の記事です! (*)天文ガイドの類似企画もそうですが「全員勢揃い!」の絵が雑誌的には非常に重要度が高いということを認識しました。カメラには手が回らなかったので意図的にペンタックス様のみにしたのですが、やっぱりやるべきでしたね^^;;それと・・・取材写真の技術にはまだまだ修業が必要ですね(大汗。 ■エーゲ海の風14 輝けるハイスペック男神アポロン(解説/早水 勉) 今回の主人公は「太陽神アポロン」。かに座の星座絵ではないですが、神話の世界も時代とともにさまざまな変遷がありました。元々、太陽の神は「ヘリオス」だったものが、その座がアポロンに置き換わってゆくのです。アポロンの聖地である「デルフォイ(Delphi)」の神託、オイディプスの父殺し、スフィンクスのなぞなぞなど、良く知られたエピソードとともにアポロン像を描きます。記事最後の「からす座」の2つの物語にも注目。神話はそれが根ざす時代と社会によって形を変えてゆくのでしょう。 ■日食カウントダウン アフリカ〜台湾金環日食の全体像(解説/石井 馨) 6.21の金環日食まであと2ヶ月。コロナで厳しい状況ですが、それはさておき今回の金環日食の全体像とみどころの紹介。ツアーが無事何事もなく催行されると良いのですが・・ まとめ いかがでしたか? 「コロナ」については、もううかつに口にできないくらいの状況になってしまいました。先月は「世の中が静かになるのは逆にチャンスかもしれません」と書きましたが、そうも言ってはいられない状況になってしまうのかもしれません。 とはいえ、私たちの日常・非日常は淡々と続きます。いつも心に星空を。見上げればそこに星。そして下旬には、「振り向けばほうき星」。健康と「3密」にはしっかり気をつけつつも、可能な範囲の天文活動にいそしみたいものですね! そんな中でも毎日一度は天文リフレクションズ。そして毎月5日は天文雑誌!5月号も楽しみですね! 星ナビ5月号は「波動駆動赤道儀」と「ステラショット2」 http://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/11183_hoshinavi   ※アストロアーツ様より告知文・内容サンプル画像の転載許可をいただいています。 天文ガイドも合わせて読みたいですね!!編集部発信のオリジナルコンテンツ