全天カメラのネットワーク・AllSkyCam Serverプロジェクト
じゃあそれを実際にやってみよう!というわけで、24時間の全天監視カメラの画像を一画面から見られるようにするプロジェクト「AllSkyCam Server」が有志によって始まっています。
このネットワークが全国各地に広がることを期待して、その概要をご紹介します!
AllSkyCam Serverプロジェクトとは?
このプロジェクトの発案者は古くからリモート天文台を運用されていた「はやぶさ」の上坂さん。上坂さんの呼びかけで、現在8台の全天カメラのデータが一覧で見られるようになっています。
AllSkyCam Server
http://www.miekuwana.net/AllSkyCam/
こちらは昨日(3/12)の夕方。Webカメラでも星がちゃんと写っていますね。夏の大三角が南中している時間帯です。東日本はほぼ快晴、三重・桑名には少々雲が、北広島は快晴。
このネットワークがもっと全国に広がってゆけば・・・あのいまいましい?GPVに勝る、もしくは補い合うような晴天監視ツールになるのではないか?という気がしますね!
あくまで私見ですが、GPVが「今実際に見えている空」と、非常にしばしば、大きく食い違うのはなんとかしてほしいですね。空は快晴なのにGPVではベタ曇りとか・・
ちなみに上の写真の90分後のGPV。これはまあまあよく一致していますね。
GPV気象予報
http://weather-gpv.info
こちらは昼間の画像。
自分が行こうとしている地点が快晴なら・・・やる気も増すというもの^^
全天カメラの設置例
これらの画像はどうやって撮影されているのでしょう?
AllSkyCam Serverプロジェクトのメンバーで、AllSlyCamのHPの管理をされている「くわなのほしぞら」の「まっかち」さんの例をご紹介します。
これが全天カメラ本体。Moonglow TechnologiesのAll Sky Camという製品です。
リモート天文台では「今晴れているかどうか」が確認できることが超重要なので、多くの方がこのような全天カメラを設置し、天候をモニターできるようにされているのです。
こちらは別の設置例。
くわなのほしぞら 日記
https://kuwana.exblog.jp/17048714/
それは、きたさんからの一通のTweetが始まりでした。
「All sky camera で良いのご存知ですか?
SBIGのは高いし、以前QHYにあった様な記憶なんですが見当たりません」
ちょうどその時は、私は某大学の講演ホールで機器の調整中でした。
こちらはまっかちさんの全天カメラ設置時のブログ記事。
プロジェクトに参加するメンバー募集中!
AllSkyCam Serverプロジェクトでは、現在参加メンバー大募集中とのこと。以下に要項を簡単にまとめました。
- 24時間運用の全天カメラであること。機種は問いません。
- 画像は北を上にし、方位を表示することが望ましい。
- 画像の公開方法は、URLでアクセスできるようにしていただくか、FTPで指定サーバにアップロードいただくかのどちらかになります。
- 場所はカメラの位置が特定されてしまわないように、県・市レベルのみ公開します(緯度経度は不要)。公開者のお名前はハンドル名となります。例)「makkachiz@三重県 桑名」など。
- 参加希望の方は以下の事務局アドレスまでメールをお送り下さい。
現在8地点のカメラが登録されています。地点が増えれば、この画面のレイアウトも見直して、より見やすいものに改善される予定だそうです。
リモート天文台だけでなく、流星・火球の監視用に24時間稼働しているカメラも各地にあるようです。そういったものを含め、このネットワークが大きくなると、さまざまな用途での活用が進みそうな気がしますね!
https://reflexions.jp/tenref/orig/2018/03/13/4073/https://reflexions.jp/tenref/orig/wp-content/uploads/sites/4/2018/03/ce457f6307ec6c65858f4630d78a4200-625x1024.jpghttps://reflexions.jp/tenref/orig/wp-content/uploads/sites/4/2018/03/ce457f6307ec6c65858f4630d78a4200-150x150.jpgサイト紹介 この記事の内容今夜、星見・星撮りに行こうかどうか・・天気予報とGPVをにらみながら、いつも悩みますよね。そんな時、実際に撮影地の空をリアルタイムで見ることができたら・・・そう思ったことは一度や二度ではないはす。 じゃあそれを実際にやってみよう!というわけで、24時間の全天監視カメラの画像を一画面から見られるようにするプロジェクト「AllSkyCam Server」が有志によって始まっています。 このネットワークが全国各地に広がることを期待して、その概要をご紹介します! AllSkyCam Serverプロジェクトとは? このプロジェクトの発案者は古くからリモート天文台を運用されていた「はやぶさ」の上坂さん。上坂さんの呼びかけで、現在8台の全天カメラのデータが一覧で見られるようになっています。 AllSkyCam Server http://www.miekuwana.net/AllSkyCam/ こちらは昨日(3/12)の夕方。Webカメラでも星がちゃんと写っていますね。夏の大三角が南中している時間帯です。東日本はほぼ快晴、三重・桑名には少々雲が、北広島は快晴。 このネットワークがもっと全国に広がってゆけば・・・あのいまいましい?GPVに勝る、もしくは補い合うような晴天監視ツールになるのではないか?という気がしますね! あくまで私見ですが、GPVが「今実際に見えている空」と、非常にしばしば、大きく食い違うのはなんとかしてほしいですね。空は快晴なのにGPVではベタ曇りとか・・ ちなみに上の写真の90分後のGPV。これはまあまあよく一致していますね。 GPV気象予報 http://weather-gpv.info こちらは昼間の画像。 自分が行こうとしている地点が快晴なら・・・やる気も増すというもの^^ 全天カメラの設置例 これらの画像はどうやって撮影されているのでしょう? AllSkyCam Serverプロジェクトのメンバーで、AllSlyCamのHPの管理をされている「くわなのほしぞら」の「まっかち」さんの例をご紹介します。 これが全天カメラ本体。Moonglow TechnologiesのAll Sky Camという製品です。 リモート天文台では「今晴れているかどうか」が確認できることが超重要なので、多くの方がこのような全天カメラを設置し、天候をモニターできるようにされているのです。 こちらは別の設置例。 くわなのほしぞら 日記 https://kuwana.exblog.jp/17048714/ それは、きたさんからの一通のTweetが始まりでした。 「All sky camera で良いのご存知ですか? SBIGのは高いし、以前QHYにあった様な記憶なんですが見当たりません」 ちょうどその時は、私は某大学の講演ホールで機器の調整中でした。 こちらはまっかちさんの全天カメラ設置時のブログ記事。 プロジェクトに参加するメンバー募集中! AllSkyCam Serverプロジェクトでは、現在参加メンバー大募集中とのこと。以下に要項を簡単にまとめました。 24時間運用の全天カメラであること。機種は問いません。 画像は北を上にし、方位を表示することが望ましい。 画像の公開方法は、URLでアクセスできるようにしていただくか、FTPで指定サーバにアップロードいただくかのどちらかになります。 場所はカメラの位置が特定されてしまわないように、県・市レベルのみ公開します(緯度経度は不要)。公開者のお名前はハンドル名となります。例)「makkachiz@三重県 桑名」など。 参加希望の方は以下の事務局アドレスまでメールをお送り下さい。 現在8地点のカメラが登録されています。地点が増えれば、この画面のレイアウトも見直して、より見やすいものに改善される予定だそうです。 リモート天文台だけでなく、流星・火球の監視用に24時間稼働しているカメラも各地にあるようです。そういったものを含め、このネットワークが大きくなると、さまざまな用途での活用が進みそうな気がしますね! 編集部山口 千宗kojiro7inukai@gmail.comAdministrator天文リフレクションズ編集長です。天リフOriginal
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