国立天文台のアルマ望遠鏡ホームページが完全リニュアルされています。

アルマ望遠鏡・国立天文台

画面キャプチャ・編集部 (c)国立天文台

モバイル対応の今風のレスポンシブデザインになり、特集コラムも開始されました。

細かいところではいろいろ注文をつけたくなるところはありますが、天文学のような巨大科学が、一般の人への広報活動をますます強化しつつあるという歓迎すべき動きの表れでしょう。

 



国立天文台Facebookページより。
今回のリニュアルで、著作権利用規程が改定され、クリエイティブコモンズによる二次利用が可能になりました。
こちらも歓迎すべき改定です。

 

国立天文台
アルマ望遠鏡とは
画面キャプチャ・編集部 (c)国立天文台

ともすれば「そんなにカネを使う必要があるのか」という批判にさらされる宇宙科学。現代においては、国民の理解・支持が欠かせません。

そのためには短いスパンでの直接的な利益ではない、「なにをやるのか」「なぜやるのか」「なにが凄いのか」の説明が必要です。

上記ページでは、それらを10のテーマに整理して解説しているのですが、これがどれだけ国民の心に刺さるのか、どうすればさらなる大きな支持理解を得られるのかは今後の課題でしょう。

編集子の私見としては、10ページの冊子ならともかく、Webでこの形で見せられても写真の印象だけで終わってしまうような気がします。

 



国立天文台
よくある質問・アルマ望遠鏡とは
Q なにがわかるの?
A アルマ望遠鏡は3つの大きな謎の解明を目指しています。
1. 銀河の誕生の秘密、宇宙138億年の歴史を解き明かす。
2. 惑星誕生の現場を鮮明にとらえ、そのプロセスを解明する。
3. 宇宙に存在する物質を詳しく分析し、生命の起源との関連を探る。
この他にも様々な分野の研究に使われ、私たちが今まで思いもつかなかった成果を生み出すかもしれません。

画面キャプチャ・編集部 (c)国立天文台

 

編集子がある程度天文の前提知識のある古い世代の人間だからかも知れませんが、むしろテキストベースのFAQの方がアルマ望遠鏡について速く理解できるように感じました。

希望をいえば、上記「なにがわかるの」の項目は、一段レベルを上げてよくある質問のトップカテゴリにしたほうがよいのではないかと感じます。

アルマ望遠鏡
ライブカメラ

天文ファンに注目なのは、高感度・高画質のライブカメラ。
KRpano(^^;)による全天VR表示、パノラマ画像、全天円周魚眼画像の3種類が、1時間に1回更新されています。

たまたま上記をキャプチャしたときは曇った昼間だったので寂しい限りですが、星夜、月夜の画像を粘着して収集して、別途ご紹介したいと思います^^

それにしても、標高5000mのアルマなら連日快晴なのかと思っていましたが、こんな天気の日もあるんですね^^;


いかがでしたか?

ちょっと文句をつけてしまいましたが、今回のアルマ望遠鏡サイトのように、専門の研究者でない一般人の目線で、最先端の宇宙科学を解説したサイトが増えることは大歓迎です。

「天文リフレクションズ」では、アルマ望遠鏡をはじめ様々な宇宙科学に関する記事のご紹介にも今後よりいっそう力を入れ、最新情報をお伝えしていきたいと考えています。

  編集部サイト紹介国立天文台のアルマ望遠鏡ホームページが完全リニュアルされています。 アルマ望遠鏡・国立天文台 画面キャプチャ・編集部 (c)国立天文台 モバイル対応の今風のレスポンシブデザインになり、特集コラムも開始されました。 細かいところではいろいろ注文をつけたくなるところはありますが、天文学のような巨大科学が、一般の人への広報活動をますます強化しつつあるという歓迎すべき動きの表れでしょう。   国立天文台Facebookページより。 今回のリニュアルで、著作権利用規程が改定され、クリエイティブコモンズによる二次利用が可能になりました。 こちらも歓迎すべき改定です。   国立天文台 アルマ望遠鏡とは 画面キャプチャ・編集部 (c)国立天文台 ともすれば「そんなにカネを使う必要があるのか」という批判にさらされる宇宙科学。現代においては、国民の理解・支持が欠かせません。 そのためには短いスパンでの直接的な利益ではない、「なにをやるのか」「なぜやるのか」「なにが凄いのか」の説明が必要です。 上記ページでは、それらを10のテーマに整理して解説しているのですが、これがどれだけ国民の心に刺さるのか、どうすればさらなる大きな支持理解を得られるのかは今後の課題でしょう。 編集子の私見としては、10ページの冊子ならともかく、Webでこの形で見せられても写真の印象だけで終わってしまうような気がします。   国立天文台 よくある質問・アルマ望遠鏡とは Q なにがわかるの? A アルマ望遠鏡は3つの大きな謎の解明を目指しています。 1. 銀河の誕生の秘密、宇宙138億年の歴史を解き明かす。 2. 惑星誕生の現場を鮮明にとらえ、そのプロセスを解明する。 3. 宇宙に存在する物質を詳しく分析し、生命の起源との関連を探る。 この他にも様々な分野の研究に使われ、私たちが今まで思いもつかなかった成果を生み出すかもしれません。 画面キャプチャ・編集部 (c)国立天文台   編集子がある程度天文の前提知識のある古い世代の人間だからかも知れませんが、むしろテキストベースのFAQの方がアルマ望遠鏡について速く理解できるように感じました。 希望をいえば、上記「なにがわかるの」の項目は、一段レベルを上げてよくある質問のトップカテゴリにしたほうがよいのではないかと感じます。 アルマ望遠鏡 ライブカメラ 天文ファンに注目なのは、高感度・高画質のライブカメラ。 KRpano(^^;)による全天VR表示、パノラマ画像、全天円周魚眼画像の3種類が、1時間に1回更新されています。 たまたま上記をキャプチャしたときは曇った昼間だったので寂しい限りですが、星夜、月夜の画像を粘着して収集して、別途ご紹介したいと思います^^ それにしても、標高5000mのアルマなら連日快晴なのかと思っていましたが、こんな天気の日もあるんですね^^; いかがでしたか? ちょっと文句をつけてしまいましたが、今回のアルマ望遠鏡サイトのように、専門の研究者でない一般人の目線で、最先端の宇宙科学を解説したサイトが増えることは大歓迎です。 「天文リフレクションズ」では、アルマ望遠鏡をはじめ様々な宇宙科学に関する記事のご紹介にも今後よりいっそう力を入れ、最新情報をお伝えしていきたいと考えています。  編集部発信のオリジナルコンテンツ