星ナビ2025年4月号ご紹介
アストロアーツHPで星ナビ2025年4月号の内容が告知されています。発売は3月5日 水曜日です。
目次
今月の内容は!?
16年ぶりに「土星の環が消える」シーズンが到来。今年も観測チャンスがある「低緯度オーロラ」を研究者が解説します。
星ナビ4月号は「土星の環が消失」と「オーロラの色の謎」https://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/13948_hoshinavi
■表紙
今回の表紙は廣瀬宗孝さん撮影の「馬頭星雲」(星ナビギャラリー応募作品)。オリオン座の三つ星の左端にある暗黒星雲です。近くの恒星の光を受けて、背景の星雲は赤く光っています。
今月の表紙はギャラリー応募作からの「馬頭星雲」。半世紀ぶりに天体写真を再開されたという廣瀬宗孝さんの作品。コメントでは特に触れられていないのですが、市街地から撮影されたディープスカイ天体が天文雑誌の表紙を飾るのは画期的なことではないでしょうか(*)。広めの光害カットフィルター(Optolong L-Pro)と狭帯域3nmのデュアルナローバンドフィルター(L-Ultimate)を使用し、カラーカメラASI6200MC Proによる撮影です。
(*)天リフ編集長のダメダメ記憶力ですが、記憶にございません。
総露光11時間、Edge1100(口径28cmF10)を使用し、若干「口径の暴力」は入っていますが「市街地からでも天文雑誌の表紙が狙える」。大事なことなので2回言いました^^
■消失のシーズン到来 土星の環が消える(解説/早水 勉)
2025年は、16年ぶりに土星の環の消失現象が起こる年。今年最も注目したい天文現象のひとつです。いったい、土星の環が消えるってどういうこと? この希少な天文現象がなぜ起こるのか、2025年の見え方や観察の方法についても紹介します。
ざっくり言って15年に1回(*)「環が消える」土星。土星の環はわずか数十mしかない「極薄」のため、①地球が環を真横から見るとき②太陽の光が環を真横から照らすとき の2つの条件で見えなくなります。
(*)土星の公転周期は29.5年。単純計算すると14.75年に1回となります。記事中に「16年ぶり」とありますが、環の消失には地球・太陽・土星の位置関係が関係してくるため、公転周期とは微妙に一致しないためです。本誌記事には土星環消失の年譜がありますが、次回の消失は2038年10月15日。今回の消失の約13.5年後です。
本記事では 土星環消失のメカニズムの詳細と、2025年の観測のポイント、土星環の消失のこれまでと今後の日時などを解説。さらにステラナビゲータを使用し「土星からの視点」でこの現象を再現する方法(*)も紹介されています。
(*)土星環にきわめて近い衛星「ディオネ」の軌道を土星中心視点で表示することで、地球・太陽・土星環の関係がシミュレーションできます。
■地球がまとう眩いベール オーロラの謎(解説/細川敬祐・片岡龍峰)
2024年の春と夏、日本の空に突如現れた「低緯度オーロラ」。「赤い」姿をしていることでも話題になり、広範囲で多くの人に目撃・撮影されました。そもそもなぜオーロラは光り、そのとき地球と太陽では何が起こっているのでしょうか。オーロラの色に着目して解説していきます。
2024年5月11日と8月13日は「特別な日」となりました。日本各地で低緯度オーロラが観測されたのです。そして、多くの人たちによってオーロラの姿がカメラで捉えられ、SNS上を拡散しました。本記事はそんなオーロラが巻き起こした様々な現象を、発光メカニズムとそれによる色の違いや、「市民科学」の側面からも解説します。
さらに、ステラナビゲータ12に追加された低緯度オーロラのシミュレーション機能についても紹介。低緯度オーロラの出現は各方面にインパクトを与えたようですね!
■連載小説「オリオンと猫 野尻抱影と大佛次郎物語」第2回 三つ星のころ(作/瀬名秀明)
「パラサイト・イヴ」などの著書を持つ瀬名秀明さんによる天文小説の第2回。主人公は大佛次郎記念館に勤めて半年の新人・西宮千里。横浜の大佛次郎記念館に天文雑誌編集者と作家が取材に訪れたことから物語が始まります。
新企画「連載小説」の第二回。前回のラストでは、主人公・千里(ちさと)が「物語が始まる」予兆に心を震わせましたが、その後の展開は?!
Wikipedia 瀬名秀明
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%80%AC%E5%90%8D%E7%A7%80%E6%98%8E
連載小説の「中見レビュー」は難題ですね^^;; 一言でいうと今回もまだ「起」。野尻抱影と大佛次郎の兄弟の物語が語られます。そして、ラストで主人公・千里が手にした「ウェブで注文した小包」の中味は「DVDパッケージに入った星空の動きを見るシミュレーションソフト」。これはもしかしてアレか?!
◎天リフ独断ピックアップ
■広告ピックアップ・株式会社リコー・リコリモⓇアンケート参加募集
リコーの「リモート撮影サービス」リコリモⓇ(*)。PENTAXの双眼鏡などが当たるアンケート募集中。
(*)リコリモにⓇマークが付きました。商標登録されたようです。
リコリモのサービスは、簡単な撮影指示フォームを送信するだけで、ダーク・フラット減算済みの撮影データがfitsファイルで送られてくるものですが(*)、それにとどまらない様々な展開を構想されているようです。ぜひ本アンケートにご回答頂き、リコリモⓇが日本発のユニークなサービスになるように、応援していこうではありませんか!?
(*)ご利用には会員登録が必要です。
■三鷹の森/渡部潤一(国立天文台上席教授)
春川昆(はるかわ・こん)役/渡部潤一 謎の清掃員。フランスに対する思いが強い。(NHK番組ページより)
あの渡部潤一先生がドラマにご出演。これまで天文学者という専門家の立場でテレビに多数ご出演されているる渡部先生ですが、今回役者としてもデビュー!出演依頼時の驚きのエピソードも。記事もドラマも必見です!
特集ドラマ「どうせ死ぬなら、パリで死のう。」
https://www.nhk.jp/p/ts/K88J9G5X65/
実在した悲観主義者、エミール・シオランに触発されたオリジナルドラマ!
■NHK総合 3月16日(日)23:00~(45分)
■星ナビギャラリー
今回のトップ下は小林慶二朗さんの「NGC2170〜NGC2183」。タカハシCCA250にモノクロカメラQHY600、LRGB総露光時間16時間弱。濃い目の画像処理ではありますが「ついにここまで」との選評。本作含め、ディープスカイ天体写真全体の近年のレベルも「ついにここまで」感がありますね。
個人的注目は永井秀明さんの「カノープスと月光富士」。40分間のカノープスの光跡が激しく揺れ動いています。フルサイズ250mm相当の短焦点・長秒露光でこれですから、いわゆる「星のまたたき」のような揺らぎではなく、もっと時間成分の長い大きなゆらぎなのでしょうか。現象としても興味深いですね!
■ 予言から発見、直接撮像までの半世紀 銀河中心に渦巻く巨大質量ブラックホール (解説/中井直正)
1931年、カール・ジャンスキーによって宇宙から電波がやってきていることが発見されました。電波観測の発展により、銀河の中心に存在する巨大質量ブラックホールの存在が予言され、ブラックホールシャドウの直接撮像に手が届くまでになりました。ブラックホール研究の第一人者がその発見にまつわるエピソードを語ります。
かつては空想?の存在だったブラックホール。さまざまな観測事実と理論研究が積み上げられ、今ではその存在を疑う人はほとんどいないものとなりました。今月の天文外史は、銀河中心の巨大ブラックホール観測の歴史です。
極めて狭い領域に質量が集中しているブラックホールの観測では、「空間分解能」の高い観測が重要。そのためには光学望遠鏡では限界があります。そこで電波による観測(水メーザー)が大きく研究を進歩させました。執筆者の中井直正さんはその分野の先駆者です。
ブラックホールの存在の予言から直接撮像(*)に至るまで、その歴史と天文学・物理学にもたらした知見がわかりやすく解説されています。
(*)直接撮像に対しては否定的な論文もあります。
■エーゲ海の風 第32回 今なお吹き続ける新しい風 (案内/早水 勉)
2019年から始まった連載、「エーゲ海の風」の最終回。古代ギリシアの歴史は、古くて今なお新しい研究分野です。今後も意外な事実や驚くべき発見がきっとあることでしょう。
32回、長期にわたった連載も最終回。今回の話題の1つは、古代ギリシア文明は「白い文明」ではなく、実は極彩色に彩られていたという「人為的に生み出された誤った解釈」についてのお話。私たちが眼にするギリシア時代の彫刻などは確かに「白い」ものが多いのですが、実はこれは「洗浄」と称して表面を削り取られたものがあったそうです。
本連載でたびたび登場するのが、このような「わかっていたようで、実はそうではなかった」という事象。歴史の研究も自然科学同様に、常に新しい発見とそれによる知識のアップデートがあります。
星のギリシア神話研究 星座を彩る物語と文化 ~エーゲ海の風~ https://www.astroarts.co.jp/products/aegean_sea/index-j.shtml
本連載をもとにまとめられたムックが現在発売中。ギリシア神話という「物語が生まれた背景を広く俯瞰する」古くて新しい知識の集大成です!
■ほのかな天体の輝きを引き出す「ステライメージ10」3月発売(紹介/上山治貴)
ロングセラー天体画像処理ソフトウェア「ステライメージ」が、大幅にブラッシュアップされて3月25日に発売予定です。今回は「ステライメージ10」から搭載された、天体画像処理の新機能をピックアップして紹介します。
3月発売予定の「ステライメージ10」。あぷらなーとさん考案の「ピクセルマッピング」が搭載されています。
この機能は、ホットピクセルなどの「異常な挙動」をするピクセルを、複数のダークファイルの情報から特定し無効化(周囲のピクセルの輝度値で補間)するものですが、天体写真の処理として画期的なものです。天リフ編集長の私見ですが、用途によっては従来のダークファイル減算を置き換えうるインパクトがあるものと考えています。
そのほかには「ピンポイント・トーンカーブ補正」と天体撮影に特化した科学性を損なわない新しい輝度・カラーノイズ低減処理が紹介されています。
まとめ
いかがでしたか?
土星の環の消失は今回を逃すと次は2038年。天文も人生も一期一会、ぜひ見とどけておきたいものですね!そして2025年も低緯度オーロラが見られますように、願わくば大彗星がまた来ますように!
そんな中でも毎日一度は天文リフレクションズ、毎月5日は天文雑誌!今月号も楽しみですね!
星ナビ4月号は「土星の環が消失」と「オーロラの色の謎」https://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/13948_hoshinavi
※アストロアーツ様より告知文・内容サンプル画像の転載許可をいただいています。
天文ガイドも合わせて読みたいですね!!
https://reflexions.jp/tenref/orig/2025/03/06/17515/https://reflexions.jp/tenref/orig/wp-content/uploads/sites/4/2025/03/fc6927a4cd7fc6f068de9eb5d3ae4aff-1024x538.jpghttps://reflexions.jp/tenref/orig/wp-content/uploads/sites/4/2025/03/fc6927a4cd7fc6f068de9eb5d3ae4aff-150x150.jpg雑誌・書籍星ナビアストロアーツHPで星ナビ2025年4月号の内容が告知されています。発売は3月5日 水曜日です。
今月の内容は!?
16年ぶりに「土星の環が消える」シーズンが到来。今年も観測チャンスがある「低緯度オーロラ」を研究者が解説します。
星ナビ4月号は「土星の環が消失」と「オーロラの色の謎」https://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/13948_hoshinavi
■表紙
今月の表紙はギャラリー応募作からの「馬頭星雲」。半世紀ぶりに天体写真を再開されたという廣瀬宗孝さんの作品。コメントでは特に触れられていないのですが、市街地から撮影されたディープスカイ天体が天文雑誌の表紙を飾るのは画期的なことではないでしょうか(*)。広めの光害カットフィルター(Optolong L-Pro)と狭帯域3nmのデュアルナローバンドフィルター(L-Ultimate)を使用し、カラーカメラASI6200MC Proによる撮影です。
(*)天リフ編集長のダメダメ記憶力ですが、記憶にございません。
総露光11時間、Edge1100(口径28cmF10)を使用し、若干「口径の暴力」は入っていますが「市街地からでも天文雑誌の表紙が狙える」。大事なことなので2回言いました^^
■消失のシーズン到来 土星の環が消える(解説/早水 勉)
ざっくり言って15年に1回(*)「環が消える」土星。土星の環はわずか数十mしかない「極薄」のため、①地球が環を真横から見るとき②太陽の光が環を真横から照らすとき の2つの条件で見えなくなります。
(*)土星の公転周期は29.5年。単純計算すると14.75年に1回となります。記事中に「16年ぶり」とありますが、環の消失には地球・太陽・土星の位置関係が関係してくるため、公転周期とは微妙に一致しないためです。本誌記事には土星環消失の年譜がありますが、次回の消失は2038年10月15日。今回の消失の約13.5年後です。
本記事では 土星環消失のメカニズムの詳細と、2025年の観測のポイント、土星環の消失のこれまでと今後の日時などを解説。さらにステラナビゲータを使用し「土星からの視点」でこの現象を再現する方法(*)も紹介されています。
(*)土星環にきわめて近い衛星「ディオネ」の軌道を土星中心視点で表示することで、地球・太陽・土星環の関係がシミュレーションできます。
■地球がまとう眩いベール オーロラの謎(解説/細川敬祐・片岡龍峰)
2024年5月11日と8月13日は「特別な日」となりました。日本各地で低緯度オーロラが観測されたのです。そして、多くの人たちによってオーロラの姿がカメラで捉えられ、SNS上を拡散しました。本記事はそんなオーロラが巻き起こした様々な現象を、発光メカニズムとそれによる色の違いや、「市民科学」の側面からも解説します。
さらに、ステラナビゲータ12に追加された低緯度オーロラのシミュレーション機能についても紹介。低緯度オーロラの出現は各方面にインパクトを与えたようですね!
■連載小説「オリオンと猫 野尻抱影と大佛次郎物語」第2回 三つ星のころ(作/瀬名秀明)
新企画「連載小説」の第二回。前回のラストでは、主人公・千里(ちさと)が「物語が始まる」予兆に心を震わせましたが、その後の展開は?!
Wikipedia 瀬名秀明https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%80%AC%E5%90%8D%E7%A7%80%E6%98%8E
連載小説の「中見レビュー」は難題ですね^^;; 一言でいうと今回もまだ「起」。野尻抱影と大佛次郎の兄弟の物語が語られます。そして、ラストで主人公・千里が手にした「ウェブで注文した小包」の中味は「DVDパッケージに入った星空の動きを見るシミュレーションソフト」。これはもしかしてアレか?!
◎天リフ独断ピックアップ
■広告ピックアップ・株式会社リコー・リコリモⓇアンケート参加募集
リコーの「リモート撮影サービス」リコリモⓇ(*)。PENTAXの双眼鏡などが当たるアンケート募集中。
(*)リコリモにⓇマークが付きました。商標登録されたようです。
リコリモのサービスは、簡単な撮影指示フォームを送信するだけで、ダーク・フラット減算済みの撮影データがfitsファイルで送られてくるものですが(*)、それにとどまらない様々な展開を構想されているようです。ぜひ本アンケートにご回答頂き、リコリモⓇが日本発のユニークなサービスになるように、応援していこうではありませんか!?
(*)ご利用には会員登録が必要です。
■三鷹の森/渡部潤一(国立天文台上席教授)
あの渡部潤一先生がドラマにご出演。これまで天文学者という専門家の立場でテレビに多数ご出演されているる渡部先生ですが、今回役者としてもデビュー!出演依頼時の驚きのエピソードも。記事もドラマも必見です!
特集ドラマ「どうせ死ぬなら、パリで死のう。」https://www.nhk.jp/p/ts/K88J9G5X65/
実在した悲観主義者、エミール・シオランに触発されたオリジナルドラマ!■NHK総合 3月16日(日)23:00~(45分)
■星ナビギャラリー
今回のトップ下は小林慶二朗さんの「NGC2170〜NGC2183」。タカハシCCA250にモノクロカメラQHY600、LRGB総露光時間16時間弱。濃い目の画像処理ではありますが「ついにここまで」との選評。本作含め、ディープスカイ天体写真全体の近年のレベルも「ついにここまで」感がありますね。
個人的注目は永井秀明さんの「カノープスと月光富士」。40分間のカノープスの光跡が激しく揺れ動いています。フルサイズ250mm相当の短焦点・長秒露光でこれですから、いわゆる「星のまたたき」のような揺らぎではなく、もっと時間成分の長い大きなゆらぎなのでしょうか。現象としても興味深いですね!
■ 予言から発見、直接撮像までの半世紀 銀河中心に渦巻く巨大質量ブラックホール (解説/中井直正)
かつては空想?の存在だったブラックホール。さまざまな観測事実と理論研究が積み上げられ、今ではその存在を疑う人はほとんどいないものとなりました。今月の天文外史は、銀河中心の巨大ブラックホール観測の歴史です。
極めて狭い領域に質量が集中しているブラックホールの観測では、「空間分解能」の高い観測が重要。そのためには光学望遠鏡では限界があります。そこで電波による観測(水メーザー)が大きく研究を進歩させました。執筆者の中井直正さんはその分野の先駆者です。
ブラックホールの存在の予言から直接撮像(*)に至るまで、その歴史と天文学・物理学にもたらした知見がわかりやすく解説されています。
(*)直接撮像に対しては否定的な論文もあります。
■エーゲ海の風 第32回 今なお吹き続ける新しい風 (案内/早水 勉)
32回、長期にわたった連載も最終回。今回の話題の1つは、古代ギリシア文明は「白い文明」ではなく、実は極彩色に彩られていたという「人為的に生み出された誤った解釈」についてのお話。私たちが眼にするギリシア時代の彫刻などは確かに「白い」ものが多いのですが、実はこれは「洗浄」と称して表面を削り取られたものがあったそうです。
本連載でたびたび登場するのが、このような「わかっていたようで、実はそうではなかった」という事象。歴史の研究も自然科学同様に、常に新しい発見とそれによる知識のアップデートがあります。
星のギリシア神話研究 星座を彩る物語と文化 ~エーゲ海の風~ https://www.astroarts.co.jp/products/aegean_sea/index-j.shtml
本連載をもとにまとめられたムックが現在発売中。ギリシア神話という「物語が生まれた背景を広く俯瞰する」古くて新しい知識の集大成です!
■ほのかな天体の輝きを引き出す「ステライメージ10」3月発売(紹介/上山治貴)
3月発売予定の「ステライメージ10」。あぷらなーとさん考案の「ピクセルマッピング」が搭載されています。
この機能は、ホットピクセルなどの「異常な挙動」をするピクセルを、複数のダークファイルの情報から特定し無効化(周囲のピクセルの輝度値で補間)するものですが、天体写真の処理として画期的なものです。天リフ編集長の私見ですが、用途によっては従来のダークファイル減算を置き換えうるインパクトがあるものと考えています。
そのほかには「ピンポイント・トーンカーブ補正」と天体撮影に特化した科学性を損なわない新しい輝度・カラーノイズ低減処理が紹介されています。
まとめ
いかがでしたか?
土星の環の消失は今回を逃すと次は2038年。天文も人生も一期一会、ぜひ見とどけておきたいものですね!そして2025年も低緯度オーロラが見られますように、願わくば大彗星がまた来ますように!
そんな中でも毎日一度は天文リフレクションズ、毎月5日は天文雑誌!今月号も楽しみですね!
星ナビ4月号は「土星の環が消失」と「オーロラの色の謎」https://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/13948_hoshinavi
※アストロアーツ様より告知文・内容サンプル画像の転載許可をいただいています。
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編集部山口
千宗kojiro7inukai@gmail.comAdministrator天文リフレクションズ編集長です。天リフOriginal
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