SAOナローバンドでの流星
ブログ「あぷらなーと」で、三連装カメラによる「SAO ナローバンド」の流星のカラー画像がアップされています。
飛び出した「隠し球」、世界初?!SAOナローバンドによる流星写真。「いやー。たまにこんなことがあるから、天文はやめられない♪」ちなみにOIIIのバースト部をよく見ると少し右に流れている。本体よりも短痕が優位なものと推測。
「あぷらなーと」よりピックアップ。https://t.co/uDrhW68CkY— 天リフ編集部 (@tenmonReflexion) August 21, 2018
あぷらなーと・『隠し球』公開♪
https://apranat.exblog.jp/30003126/
いつか試してみたかったのですよー。ナローバンドで流星を撮るとどうなるのか・・・ってね。しかし、こればかりは運が無いとねぇ。しかも、物理的に、ビームスプリッタ方式か多連装方式じゃないと撮影はできない。・・・で、数年間くらいコツコツやってれば、いつかヒットするんじゃないかと思ってた矢先の出来事でした。
変態筋の読者からは大人気のブログ「あぷらなーと」ですが、SAOナローバンドを「同時に」撮影することが可能な三連装BORGシステムで北アメリカ星雲を撮影中に流星が飛び込んだもの。いきなりアガリを引くとは、さすが日頃の鍛錬?の賜物。
画像を見ると、OIII(画像右)で顕著な増光(爆発?)が確認できます。
望遠で流星が写った場合、「より緑色」「緑が片方向に滲む」傾向がある。写真は300mmでの例。これは流星の「短痕」が流星本体よりもセンサー当たりに蓄積される光が多くなることが原因ではないだろうか。片方向に滲むのは流星痕同様に励起された大気が対流で移動するものと推測。 pic.twitter.com/PW8D7RFzEX
— 天リフ編集部 (@tenmonReflexion) August 21, 2018
流星をカラー動画や望遠レンズで撮影すると、顕著な「緑色」の短痕が確認できます。OIII(500nm前後)の色は、緑ではなく「青緑色」なので、この緑色がOIIIのものであるかどうかは定かではないのですが(オーロラと同じ「酸素原子第2励起準位緩和の558nm」という説もあるようです)、ブログ主様のとらえた画像は非常に貴重な研究材料になるかもしれませんね。
今年のペルセウス座流星群、8/12・13の晩の動画です。シグマ105mmF1.4とα7Sで動画撮影しました。微光流星が大半ですが、40個ほど写っています。緑の短痕を引いて流れる流星の姿をごらんください^^https://t.co/UM53dJNyjb
— 天リフ編集部 (@tenmonReflexion) August 21, 2018
編集部では今年も動画でペルセ群を撮影したのですが、残念ながら大物は確認できませんでした。
今年のふたご群では、なんとかして「動画によるスペクトル」を撮影したいと思っています。流星は本体と短痕では恐らく発光のメカニズムが異なっており、1枚撮りのスペクトル写真ではこの2つを分離できないからです。
https://reflexions.jp/tenref/orig/2018/08/21/6088/https://reflexions.jp/tenref/orig/wp-content/uploads/sites/4/2018/08/f0346040_01041544-1024x516.jpghttps://reflexions.jp/tenref/orig/wp-content/uploads/sites/4/2018/08/f0346040_01041544-150x150.jpg天体写真ブログ「あぷらなーと」で、三連装カメラによる「SAO ナローバンド」の流星のカラー画像がアップされています。 https://twitter.com/tenmonReflexion/status/1031699708702384129 あぷらなーと・『隠し球』公開♪ https://apranat.exblog.jp/30003126/ いつか試してみたかったのですよー。 ナローバンドで流星を撮るとどうなるのか・・・ってね。 しかし、こればかりは運が無いとねぇ。 しかも、物理的に、ビームスプリッタ方式か多連装方式じゃないと撮影はできない。 ・・・で、数年間くらいコツコツやってれば、いつかヒットするんじゃないかと思ってた矢先の出来事でした。 変態筋の読者からは大人気のブログ「あぷらなーと」ですが、SAOナローバンドを「同時に」撮影することが可能な三連装BORGシステムで北アメリカ星雲を撮影中に流星が飛び込んだもの。いきなりアガリを引くとは、さすが日頃の鍛錬?の賜物。 画像を見ると、OIII(画像右)で顕著な増光(爆発?)が確認できます。 https://twitter.com/tenmonReflexion/status/1031701629626531840 流星をカラー動画や望遠レンズで撮影すると、顕著な「緑色」の短痕が確認できます。OIII(500nm前後)の色は、緑ではなく「青緑色」なので、この緑色がOIIIのものであるかどうかは定かではないのですが(オーロラと同じ「酸素原子第2励起準位緩和の558nm」という説もあるようです)、ブログ主様のとらえた画像は非常に貴重な研究材料になるかもしれませんね。 https://twitter.com/tenmonReflexion/status/1031809558149091328 編集部では今年も動画でペルセ群を撮影したのですが、残念ながら大物は確認できませんでした。 今年のふたご群では、なんとかして「動画によるスペクトル」を撮影したいと思っています。流星は本体と短痕では恐らく発光のメカニズムが異なっており、1枚撮りのスペクトル写真ではこの2つを分離できないからです。 編集部山口 千宗kojiro7inukai@gmail.comAdministrator天文リフレクションズ編集長です。天リフOriginal
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