宇宙から地球と月を見る
土星への突入まであと5ヶ月、最終ミッションに入ったNASAの土星探査機カッシーニですが、現在土星の輪を通過中で、土星の輪の間から垣間見た地球と土星の姿がNASAから公開されています。
ナショナルジオグラフィック日本語サイト 土星の環から地球が見えた、NASAが写真公開 |
明るい点が地球で、その左側にある小さなぼやけた点が月。(PHOTOGRAPH COURTESY NASA/JPL-CALTECH/SPACE SCIENCE INSTITUTE) |
土星の半径は地球の約9倍。地球から見た土星は視直径20秒角程度ですから、土星から見た地球の視直径は2秒角弱。地球から見た海王星(最大2.4秒角)よりもさらに小さく見えることになります。
美しい星地球も、土星から見るとほんの小さな円盤なんですね・・太陽系内でこれですから、宇宙の広さが伺えるというものです。
ナショナルジオグラフィック日本語サイト 土星の環から地球が見えた、NASAが写真公開 |
地球と月とを1枚に収めたこの写真は、2016年11月にNASAの探査機マーズ・リコネサンス・オービターが、地球から約2億キロ離れた場所から撮影したもの。(PHOTOGRAPH COURTESY NASA/JPL-CALTECH/UNIV. OF ARIZONA) |
こちらは上の写真よりもぐぐっと近づいて、地球から2億kmの先から見た地球と月。地球の視直径は推定15秒角程度。
小接近の際の火星と地球の距離が1億km程度ですから、火星軌道の少し外からでしょうか。
このぐらいの距離であれば、現在のアマチュア機材でも地球の「模様」を見ることができそうですね。
ナショナルジオグラフィック日本語サイト 土星の環から地球が見えた、NASAが写真公開 |
1992年12月16日にガリレオ探査機が地球から約600万キロ離れた地点から撮影した地球と月のツーショット。同探査機は、小惑星帯に接近し、木星の衛星を徹底的に観測した。(PHOTOGRAPH COURTESY NASA/JPL) |
さらに近づいて600万km先から。月・地球間の距離が約38万kmですから、その約16倍遠くからです。
地球の大きさは月の約4倍なので、この場所からの地球の見かけの大きさは月の約1/4、8分角弱となります。月は2分角ほど、木星の3倍弱。小口径の望遠鏡で眺めたとしても、さぞ美しい光景でしょう。
木星・火星・金星などの惑星を望遠鏡で眺めるのは美しい光景ですが、逆に地球を別の場所、別の惑星から眺めた姿も美しいものですね。
かつては想像だけの世界でしたが、今では様々な探査衛星からの画像によってよりリアルに疑似体験できるようになりました。
いつの日か、宇宙船から土星をこの目で間近で見てみたいものです^^ (こればかりは宝くじが当たっても無理そうですが- -;)
宇宙科学関連のニュースは、「天文リフレクションズ」のこのリンクからご覧下さい^^
https://reflexions.jp/tenref/orig/2017/04/26/248/サイエンス土星への突入まであと5ヶ月、最終ミッションに入ったNASAの土星探査機カッシーニですが、現在土星の輪を通過中で、土星の輪の間から垣間見た地球と土星の姿がNASAから公開されています。 ナショナルジオグラフィック日本語サイト 土星の環から地球が見えた、NASAが写真公開 明るい点が地球で、その左側にある小さなぼやけた点が月。(PHOTOGRAPH COURTESY NASA/JPL-CALTECH/SPACE SCIENCE INSTITUTE) 土星の半径は地球の約9倍。地球から見た土星は視直径20秒角程度ですから、土星から見た地球の視直径は2秒角弱。地球から見た海王星(最大2.4秒角)よりもさらに小さく見えることになります。 美しい星地球も、土星から見るとほんの小さな円盤なんですね・・太陽系内でこれですから、宇宙の広さが伺えるというものです。 ナショナルジオグラフィック日本語サイト 土星の環から地球が見えた、NASAが写真公開 地球と月とを1枚に収めたこの写真は、2016年11月にNASAの探査機マーズ・リコネサンス・オービターが、地球から約2億キロ離れた場所から撮影したもの。(PHOTOGRAPH COURTESY NASA/JPL-CALTECH/UNIV. OF ARIZONA) こちらは上の写真よりもぐぐっと近づいて、地球から2億kmの先から見た地球と月。地球の視直径は推定15秒角程度。 小接近の際の火星と地球の距離が1億km程度ですから、火星軌道の少し外からでしょうか。 このぐらいの距離であれば、現在のアマチュア機材でも地球の「模様」を見ることができそうですね。 ナショナルジオグラフィック日本語サイト 土星の環から地球が見えた、NASAが写真公開 1992年12月16日にガリレオ探査機が地球から約600万キロ離れた地点から撮影した地球と月のツーショット。同探査機は、小惑星帯に接近し、木星の衛星を徹底的に観測した。(PHOTOGRAPH COURTESY NASA/JPL) さらに近づいて600万km先から。月・地球間の距離が約38万kmですから、その約16倍遠くからです。 地球の大きさは月の約4倍なので、この場所からの地球の見かけの大きさは月の約1/4、8分角弱となります。月は2分角ほど、木星の3倍弱。小口径の望遠鏡で眺めたとしても、さぞ美しい光景でしょう。 木星・火星・金星などの惑星を望遠鏡で眺めるのは美しい光景ですが、逆に地球を別の場所、別の惑星から眺めた姿も美しいものですね。 かつては想像だけの世界でしたが、今では様々な探査衛星からの画像によってよりリアルに疑似体験できるようになりました。 いつの日か、宇宙船から土星をこの目で間近で見てみたいものです^^ (こればかりは宝くじが当たっても無理そうですが- -;) 宇宙科学関連のニュースは、「天文リフレクションズ」のこのリンクからご覧下さい^^ 編集部山口 千宗kojiro7inukai@gmail.comAdministrator天文リフレクションズ編集長です。天リフOriginal
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