編集部ピックアップ、今日の一枚。

Hα(ASI1600MM-COOL)360秒×18枚 L(ASI1600MM-COOL)240秒×18枚 RGB(D810A) ISO2000 300秒×5枚 KOWA プロミナー500mm

撮影:徳川謙治郎様

オリオン座の馬の首星雲です。
水素輝線のHαの画像とL画像をモノクロ冷却CMOSカメラで、RGBの色情報をデジタル一眼カメラでそれぞれ撮影しLRGB合成したものです。

ナローバンドによる画像を使用したカラー合成は、SAOのハッブルパレットだけでなく、さまざまなバリエーションが用いられるようになってきました。
この作品は、HαをLに50%ブレンド(加算平均)し、RGBはデジタルカメラを使用していることが特徴です。

Hα(ASI1600MM-COOL)360秒×18枚 プロミナー500mm

撮影:徳川謙治郎様

こちらはHαのみのモノクロ画像。
Hαの赤い星雲は、モノクロ化することで視覚的により細部が露わになります。この作品は控えめな画像処理ながらも、馬頭星雲から水平方向に延びる細かな筋状の構造や、南側の淡い「モクモク」構造が、カラー画像よりも明瞭になっています。

ナローバンドの撮影はベイヤーセンサーのデジタルカメラよりも、モノクロセンサーの天体用カメラがやはり優位です。
今回使用された「ASI1600MM-Cool」は4/3サイズのセンサーですが、冷却機能が付いて実売16万円弱。
PCから制御するなど敷居の高い部分はありますが、ディープスカイの撮影に新たな自由度をもたらしてくれるものでしょう。

 

https://reflexions.jp/tenref/gallery/wp-content/uploads/sites/3/2017/09/0928tokugawa.jpghttps://reflexions.jp/tenref/gallery/wp-content/uploads/sites/3/2017/09/0928tokugawa-150x150.jpg編集部散光星雲深宇宙編集部ピックアップ、今日の一枚。 撮影:徳川謙治郎様 オリオン座の馬の首星雲です。 水素輝線のHαの画像とL画像をモノクロ冷却CMOSカメラで、RGBの色情報をデジタル一眼カメラでそれぞれ撮影しLRGB合成したものです。 ナローバンドによる画像を使用したカラー合成は、SAOのハッブルパレットだけでなく、さまざまなバリエーションが用いられるようになってきました。 この作品は、HαをLに50%ブレンド(加算平均)し、RGBはデジタルカメラを使用していることが特徴です。 撮影:徳川謙治郎様 こちらはHαのみのモノクロ画像。 Hαの赤い星雲は、モノクロ化することで視覚的により細部が露わになります。この作品は控えめな画像処理ながらも、馬頭星雲から水平方向に延びる細かな筋状の構造や、南側の淡い「モクモク」構造が、カラー画像よりも明瞭になっています。 ナローバンドの撮影はベイヤーセンサーのデジタルカメラよりも、モノクロセンサーの天体用カメラがやはり優位です。 今回使用された「ASI1600MM-Cool」は4/3サイズのセンサーですが、冷却機能が付いて実売16万円弱。 PCから制御するなど敷居の高い部分はありますが、ディープスカイの撮影に新たな自由度をもたらしてくれるものでしょう。  読者の傑作画像をピックアップ