橋本正広さんの作品。天リフギャラリーFB分室へのご投稿です。ほ座・とも座にまたがって40度角にも広がるガム星雲を135mmの望遠レンズで切り取りました。日本からは南中高度が低い難易度の高い対象ですが、Hαのナローバンドフィルターを使用し、複雑なディテールを見事にとらえています。

使用されているレンズはフィルム時代の「オールドレンズ」ですが、色収差から逃れることができる単色光のナローバンド撮影のためか、非常にシャープな星像です。最近流行の「アクロマート+ワンショットナローバンド」の撮影と同様、比較的安価な機材でも良い結果を得ることができます。

Nikkor-Q Auto 135mm F2.8 Canon EOS6D(SEO-SP4) Takahashi NJP(NS-5000BeltDrive Mod.) Baader Planetarium Ha7nm Filter(48mm) ISO3200 F2.8 600sec. x9
Wikipedia ガム星雲
https://ja.wikipedia.org/wiki/ガム星雲

ガム星雲は距離1300光年、100万年ほど前の超新星爆発の残骸だと言われています。下の画像は星座アプリ「スカイガイド」によるHα画像。緑色の枠が橋本さんの作品の範囲です。ガム星雲はこのとおりおおいぬ座の足元からカノープス、ηカリーナ星雲の近くにまで広がっています。

最近話題の「ベテルギウス」は600光年。ガム星雲の半分くらいの距離になります。いずれ超新星爆発を迎えると、ガム星雲よりもはるかに大きな超新星残骸として見られるようになるかもしれません。「100万年後」にどうなっているかはわかりませんが・・・^^;;

【新連載】モノクロHαナローバンドで星雲を撮る【第1回】ココがスゴい!

https://reflexions.jp/tenref/gallery/wp-content/uploads/sites/3/2020/01/ddb5f57bf64eab5e39f46d9086b69916.jpghttps://reflexions.jp/tenref/gallery/wp-content/uploads/sites/3/2020/01/ddb5f57bf64eab5e39f46d9086b69916-150x150.jpg編集部新着散光星雲橋本正広さんの作品。天リフギャラリーFB分室へのご投稿です。ほ座・とも座にまたがって40度角にも広がるガム星雲を135mmの望遠レンズで切り取りました。日本からは南中高度が低い難易度の高い対象ですが、Hαのナローバンドフィルターを使用し、複雑なディテールを見事にとらえています。 使用されているレンズはフィルム時代の「オールドレンズ」ですが、色収差から逃れることができる単色光のナローバンド撮影のためか、非常にシャープな星像です。最近流行の「アクロマート+ワンショットナローバンド」の撮影と同様、比較的安価な機材でも良い結果を得ることができます。 Wikipedia ガム星雲 https://ja.wikipedia.org/wiki/ガム星雲 ガム星雲は距離1300光年、100万年ほど前の超新星爆発の残骸だと言われています。下の画像は星座アプリ「スカイガイド」によるHα画像。緑色の枠が橋本さんの作品の範囲です。ガム星雲はこのとおりおおいぬ座の足元からカノープス、ηカリーナ星雲の近くにまで広がっています。 最近話題の「ベテルギウス」は600光年。ガム星雲の半分くらいの距離になります。いずれ超新星爆発を迎えると、ガム星雲よりもはるかに大きな超新星残骸として見られるようになるかもしれません。「100万年後」にどうなっているかはわかりませんが・・・^^;; http://reflexions.jp/tenref/orig/2017/09/11/2008/読者の傑作画像をピックアップ