櫻井崇さんの作品。天の川をはさんで対峙する木星と大接近間近の火星です。

撮影地:石垣島

火星・天の川・木星が、シンメトリックで迫力のある構図で収まりました。次にこの条件で2つの惑星が見られるのは単純計算で180年後。私たちが生きている間にはほぼありません。

ちなみに、天の川の真ん中には小さく(^^)土星も見られます。土星も含めてこの位置になるのは・・ざっくり5000年後です。

つるちゃんのプラネタリウム・惑星の光度曲線(2018年)
http://turupura.com/new/2018/planet/all_mag.html

この作品の正確な撮影日は不明ですが、7/15時点では木星は-2.3等級、火星が-2.6等級。ふだんはさそり座のアンタレスがライバルの火星ですが、大接近のころには木星をも凌ぐ明るさ。

太陽の回りを規則的に回り続ける火星ですが、それらの位置や明るさの関係は、人間の一生レベルでは常に一期一会です。古代以来、人間が惑星と宇宙に抱いた畏れと畏敬の念の原点を感じる作品です。

『対岸のライバル』/火星と木星https://reflexions.jp/tenref/gallery/wp-content/uploads/sites/3/2018/07/37856394_1760326557396377_7562487125266923520_n.jpghttps://reflexions.jp/tenref/gallery/wp-content/uploads/sites/3/2018/07/37856394_1760326557396377_7562487125266923520_n-150x150.jpg編集部星景自然惑星太陽系櫻井崇さんの作品。天の川をはさんで対峙する木星と大接近間近の火星です。 火星・天の川・木星が、シンメトリックで迫力のある構図で収まりました。次にこの条件で2つの惑星が見られるのは単純計算で180年後。私たちが生きている間にはほぼありません。 ちなみに、天の川の真ん中には小さく(^^)土星も見られます。土星も含めてこの位置になるのは・・ざっくり5000年後です。 つるちゃんのプラネタリウム・惑星の光度曲線(2018年) http://turupura.com/new/2018/planet/all_mag.html この作品の正確な撮影日は不明ですが、7/15時点では木星は-2.3等級、火星が-2.6等級。ふだんはさそり座のアンタレスがライバルの火星ですが、大接近のころには木星をも凌ぐ明るさ。 太陽の回りを規則的に回り続ける火星ですが、それらの位置や明るさの関係は、人間の一生レベルでは常に一期一会です。古代以来、人間が惑星と宇宙に抱いた畏れと畏敬の念の原点を感じる作品です。読者の傑作画像をピックアップ