吉田光雄さんの作品。白川郷の合掌造の家と天の川。

星:iso1600 f4 ss180、 前景:多段階露光、別撮りの新星景

超メジャー観光地となった白川郷。ライトアップなどの人工光も多くなり、なかなか「満天の星」の場所ではなくなってしまったのは残念ですが、この作品は星と風景をそれぞれ別に撮影、合成することで「かつてこの地で見られたであろう星空と集落の印象」を描き出しています。

集落の灯りのハイライトを全く飛ばすことなくコントロールされ、昼間の太陽の光を受けて青々とすくすく育つたんぼの緑を柔らかく照らしているのがこの作品の秀逸なところ。おそらく1枚撮りだと強烈な光で破綻してしまっていたことでしょう。

このような技法をどう使うのか、どこまで使うのかについては意見が分かれるところもあるかもしれませんが、デジタルで飛躍的に自由度が上がった写真表現を「どう使うか」それを「どう評価するか」は、多くの作品と鑑賞者の間で作り上げられていくものと考えています。

https://reflexions.jp/tenref/gallery/wp-content/uploads/sites/3/2018/07/37724642_649206245452004_6783049220736679936_o-1024x683.jpghttps://reflexions.jp/tenref/gallery/wp-content/uploads/sites/3/2018/07/37724642_649206245452004_6783049220736679936_o-150x150.jpg編集部星景自然吉田光雄さんの作品。白川郷の合掌造の家と天の川。 超メジャー観光地となった白川郷。ライトアップなどの人工光も多くなり、なかなか「満天の星」の場所ではなくなってしまったのは残念ですが、この作品は星と風景をそれぞれ別に撮影、合成することで「かつてこの地で見られたであろう星空と集落の印象」を描き出しています。 集落の灯りのハイライトを全く飛ばすことなくコントロールされ、昼間の太陽の光を受けて青々とすくすく育つたんぼの緑を柔らかく照らしているのがこの作品の秀逸なところ。おそらく1枚撮りだと強烈な光で破綻してしまっていたことでしょう。 このような技法をどう使うのか、どこまで使うのかについては意見が分かれるところもあるかもしれませんが、デジタルで飛躍的に自由度が上がった写真表現を「どう使うか」それを「どう評価するか」は、多くの作品と鑑賞者の間で作り上げられていくものと考えています。読者の傑作画像をピックアップ