編集部ピックアップ、今日の一枚。

撮影:三木信彦様

おおぐま座の銀河、NGC3718、NGC3729、HCG56です。
中央左の棒状の暗黒部をもつのが約5200万光年彼方のNGC3718、その右の眼のような銀河が同じ「銀河群」に属するNGC3729。

NGC3718の上に小さな銀河がかたまっているのがヒクソン・コンパクト・グループ(HCG)56番の密集銀河群で、こちらははるかに遠く4億光年の彼方。いずれも11-12等級の暗い銀河で、アマチュアサイズの望遠鏡では、所在を確認することすら困難な天体です。

この作品は口径50cmの反射望遠鏡と27mm角のセンサーサーズの冷却CCDカメラPL09000で撮影されたもので、宇宙の彼方にぽっかり浮かんだ銀河の姿と色彩が美しくとらえられています。

宇宙は美しい。
特に、このような様々な色と形をしたはるか彼方の銀河が宇宙に浮かぶ姿を見ると、なんともいえぬ感動がじわじわきます。
特にこの作品の場合、HCG56と他の2つは「たまたま同じ方向」に見えているだけで、実際にはまったく関係ないほどお互いに離れています。銀河を見るとき、距離感も合わせてイメージすると、その神秘がさらにかきたてられますね。

このような銀河のうち明るいものは、アマチュアでも入手できる口径20cm・10万円前後の望遠鏡でも、その小さな光芒を肉眼でも確認することができます。ただの光の「シミ」といってしまえばそれまでなのですが、経験を積むとそれぞれの個性が見えてきて、なかなか味わい深いものがあります。

https://reflexions.jp/tenref/gallery/wp-content/uploads/sites/3/2018/02/0211miki.jpghttps://reflexions.jp/tenref/gallery/wp-content/uploads/sites/3/2018/02/0211miki-150x150.jpg編集部深宇宙銀河編集部ピックアップ、今日の一枚。 撮影:三木信彦様 おおぐま座の銀河、NGC3718、NGC3729、HCG56です。 中央左の棒状の暗黒部をもつのが約5200万光年彼方のNGC3718、その右の眼のような銀河が同じ「銀河群」に属するNGC3729。 NGC3718の上に小さな銀河がかたまっているのがヒクソン・コンパクト・グループ(HCG)56番の密集銀河群で、こちらははるかに遠く4億光年の彼方。いずれも11-12等級の暗い銀河で、アマチュアサイズの望遠鏡では、所在を確認することすら困難な天体です。 この作品は口径50cmの反射望遠鏡と27mm角のセンサーサーズの冷却CCDカメラPL09000で撮影されたもので、宇宙の彼方にぽっかり浮かんだ銀河の姿と色彩が美しくとらえられています。 宇宙は美しい。 特に、このような様々な色と形をしたはるか彼方の銀河が宇宙に浮かぶ姿を見ると、なんともいえぬ感動がじわじわきます。 特にこの作品の場合、HCG56と他の2つは「たまたま同じ方向」に見えているだけで、実際にはまったく関係ないほどお互いに離れています。銀河を見るとき、距離感も合わせてイメージすると、その神秘がさらにかきたてられますね。 このような銀河のうち明るいものは、アマチュアでも入手できる口径20cm・10万円前後の望遠鏡でも、その小さな光芒を肉眼でも確認することができます。ただの光の「シミ」といってしまえばそれまでなのですが、経験を積むとそれぞれの個性が見えてきて、なかなか味わい深いものがあります。読者の傑作画像をピックアップ