編集部ピックアップ、今日の一枚。
撮影:永長英夫様
1999年から今年まで、毎年追い続けた土星。
惑星の撮像技術はデジタル化で大きく進歩しましたが、20年近く前の画像ですらC環が明瞭にとらえられているなど、素晴らしい写りに驚いてしまいます。
土星の公転周期は29.5年。この周期で、土星の輪の見え方は大きく変わります。7年後の2025年、みずがめ座の土星は一瞬輪が見えなくなります。そして10年後の2027年には、永長様の土星画像は1公転分が完成することになります^^
ずいぶん先のようですが、人生ぐらいの長さでいろいろな出来事を体験できる天文趣味ならでの楽しみですね。
このクラスの望遠鏡でも、土星の輪は十分に楽しめます。
この写真のようには細かい部分は見えませんが、肉眼で見る土星にはこのお値段分くらいの価値はじゅうぶんにあるでしょう^^
土星の自転(注1)軸は、土星の公転(注2)軌道面の垂直方向から、約26.7度傾いています。土星の環は、土星の赤道面に位置しますので、公転軌道面からやはり約26.7度傾いているのです。
土星は、その傾きを同じ方向に向けたまま太陽のまわりを、約30年かけて一周(公転)しています。そのため、地球から見たときの環の傾きは、約15年周期で大きくなったり小さくなったりします。(「真横→傾きが北に最大→真横→傾きが南に最大→真横」を約30年で繰り返すため、環の傾きの大きさの変化は、その半分の約15年周期となります。)
土星の輪の見え方が、自転軸の傾き(26.7度)によって29.5年周期で変わることの解説。
土星の環は年によって見え方が変わります。
約30年の公転周期を持つ土星は、お互いの自転軸の傾きと位置関係で環の傾き方が大きく変化します。
2037年までの土星の輪の変化。
ここ数年は、土星の北極側の輪が最も広く見えている時期ですが、徐々に薄くなり次の消失は2025年。
以降は土星の南極側が地球を向くため、「土星の北極の六角形」は15年ほど見られなくなります。
https://reflexions.jp/tenref/gallery/2017/09/20/2184/https://reflexions.jp/tenref/gallery/wp-content/uploads/sites/3/2017/09/21246590_762194633952175_7425442547162601835_o-1024x768.jpghttps://reflexions.jp/tenref/gallery/wp-content/uploads/sites/3/2017/09/21246590_762194633952175_7425442547162601835_o-150x150.jpg編集部惑星太陽系土星編集部ピックアップ、今日の一枚。
撮影:永長英夫様
1999年から今年まで、毎年追い続けた土星。
惑星の撮像技術はデジタル化で大きく進歩しましたが、20年近く前の画像ですらC環が明瞭にとらえられているなど、素晴らしい写りに驚いてしまいます。
土星の公転周期は29.5年。この周期で、土星の輪の見え方は大きく変わります。7年後の2025年、みずがめ座の土星は一瞬輪が見えなくなります。そして10年後の2027年には、永長様の土星画像は1公転分が完成することになります^^
ずいぶん先のようですが、人生ぐらいの長さでいろいろな出来事を体験できる天文趣味ならでの楽しみですね。
このクラスの望遠鏡でも、土星の輪は十分に楽しめます。
この写真のようには細かい部分は見えませんが、肉眼で見る土星にはこのお値段分くらいの価値はじゅうぶんにあるでしょう^^
国立天文台HP 環の消失現象の起こるしくみ
https://www.nao.ac.jp/phenomena/20090904/#Section2
土星の自転(注1)軸は、土星の公転(注2)軌道面の垂直方向から、約26.7度傾いています。土星の環は、土星の赤道面に位置しますので、公転軌道面からやはり約26.7度傾いているのです。
土星は、その傾きを同じ方向に向けたまま太陽のまわりを、約30年かけて一周(公転)しています。そのため、地球から見たときの環の傾きは、約15年周期で大きくなったり小さくなったりします。(「真横→傾きが北に最大→真横→傾きが南に最大→真横」を約30年で繰り返すため、環の傾きの大きさの変化は、その半分の約15年周期となります。)
土星の輪の見え方が、自転軸の傾き(26.7度)によって29.5年周期で変わることの解説。
すえなが君、ちょっと遊びすぎではないですか?
https://ameblo.jp/ngc253-ed71/entry-12167067759.html
土星の環は年によって見え方が変わります。
約30年の公転周期を持つ土星は、お互いの自転軸の傾きと位置関係で環の傾き方が大きく変化します。
2037年までの土星の輪の変化。
ここ数年は、土星の北極側の輪が最も広く見えている時期ですが、徐々に薄くなり次の消失は2025年。
以降は土星の南極側が地球を向くため、「土星の北極の六角形」は15年ほど見られなくなります。
Wilipedia 土星
https://ja.wikipedia.org/wiki/土星編集部山口
千宗kojiro7inukai@gmail.comAdministrator天文リフレクションズ編集長です。天リフギャラリー
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