Nobuaki Itoさんの作品。天リフギャラリーFB分室へのご投稿です。みんな大好き、オリオン座。大星雲と分子雲、馬頭星雲、燃える木星雲、M78、そして三つ星。この領域は天体写真ファンの一番人気といってよいでしょう。色、星雲の形状の多様さ、明るさ、星の色、淡い分子雲。被写体として実に多様性に富み、お手軽撮影でもガチ撮影でもたっぷり楽しめる領域です。

この作品は焦点距離250mmのRedCat51にフルサイズ天体用一眼レフのニコンD810Aによるものです。露出時間はたっぷり210分。短秒露出のコマを重ねて大星雲の高輝度部分の白トビを抑制し、構図のバランスも良く、天体写真のお手本のような仕上がりです。

■カメラ / レンズ  Nikon D810A / RedCat51 ■ISO / 露光時間  3200 / 300s×42枚  3200 / 60s×30枚  3200 / 10s×30枚 ■ 赤道儀  スカイメモRS+MGEN ■SW  RAP2,CCDStack2,PixInsight,Photoshop CC ■撮影地 星の村天文台 、 南房総

そんな「みんな大好き」のオリオン座中心部ですが、私たちの「天の川銀河」の「同じ腕に住む仲間」でもあります。

WIkipedia 銀河系より  https://ja.wikipedia.org/wiki/銀河系

上の画像は天の川銀河の中の「太陽」と、主な「腕」の図ですが、太陽は「Orion Spur(オリオン腕)」の中にあります。Itoさんの作品で見える星雲・分子雲はだいたい1600光年の先。直径10万光年の天の川銀河のなかでは「すぐ近く」といえる距離です。(ちなみにηカリーナ星雲は6500〜1万光年、北アメリカ星雲は2200光年です。いずれもWikipediaによる)

このスケールでの天の川銀河の全体感をイメージしつつItoさんの作品を眺めると、また違った味わいが出てきますね(*)。

(*)天の川銀河の中を移動して、いろんなところにある天体をクローズアップできれば楽しいでしょうねえ^^

星空も天体も、別に知識がなくても楽しめるのですが、こういった「トリビア」的な知識があると、いろいろな角度にさらに楽しみが広がります。Wikipediaひとつだけでもずいぶんといろいろ遊べます。ご興味のある方はいろいろとググってみてください。

https://reflexions.jp/tenref/gallery/wp-content/uploads/sites/3/2019/12/b62400378c45ea92e6573d41f0819822.jpghttps://reflexions.jp/tenref/gallery/wp-content/uploads/sites/3/2019/12/b62400378c45ea92e6573d41f0819822-150x150.jpg編集部新着散光星雲オリオン座Nobuaki Itoさんの作品。天リフギャラリーFB分室へのご投稿です。みんな大好き、オリオン座。大星雲と分子雲、馬頭星雲、燃える木星雲、M78、そして三つ星。この領域は天体写真ファンの一番人気といってよいでしょう。色、星雲の形状の多様さ、明るさ、星の色、淡い分子雲。被写体として実に多様性に富み、お手軽撮影でもガチ撮影でもたっぷり楽しめる領域です。 この作品は焦点距離250mmのRedCat51にフルサイズ天体用一眼レフのニコンD810Aによるものです。露出時間はたっぷり210分。短秒露出のコマを重ねて大星雲の高輝度部分の白トビを抑制し、構図のバランスも良く、天体写真のお手本のような仕上がりです。 そんな「みんな大好き」のオリオン座中心部ですが、私たちの「天の川銀河」の「同じ腕に住む仲間」でもあります。 上の画像は天の川銀河の中の「太陽」と、主な「腕」の図ですが、太陽は「Orion Spur(オリオン腕)」の中にあります。Itoさんの作品で見える星雲・分子雲はだいたい1600光年の先。直径10万光年の天の川銀河のなかでは「すぐ近く」といえる距離です。(ちなみにηカリーナ星雲は6500〜1万光年、北アメリカ星雲は2200光年です。いずれもWikipediaによる) このスケールでの天の川銀河の全体感をイメージしつつItoさんの作品を眺めると、また違った味わいが出てきますね(*)。 (*)天の川銀河の中を移動して、いろんなところにある天体をクローズアップできれば楽しいでしょうねえ^^ 星空も天体も、別に知識がなくても楽しめるのですが、こういった「トリビア」的な知識があると、いろいろな角度にさらに楽しみが広がります。Wikipediaひとつだけでもずいぶんといろいろ遊べます。ご興味のある方はいろいろとググってみてください。読者の傑作画像をピックアップ