編集部ピックアップ、今日の一枚。

撮影:川村浩輝様

海の上、水平線から昇る天の川です。

昇る天の川はこの季節の定番ですが、この作品はあえて天の川銀河の中心部が水平線の上に顔を出した直後の状態を狙ったのが渋い着想。この角度のさそり座を見ながら「まだか、まだか」と天の川の出を待ち焦がれているタイミング。それでも半分顔を出した天の川銀河が非常に精細に表現されています。

水平線近くまで澄み切った暗い空は、気象条件が揃わないとなかなか出会えないもの。まだ気温が低く水蒸気の少ない2月、3月で、しかも春霞が出ていない時でなければなりません。数少ないチャンスを見事に捉えられています。

撮影者の川村様は、数多くの素晴らしい作品をSNSや天文雑誌などで発表されています。また、上記リンク先、今月5日発売の「星ナビ」誌では「天の川を撮る」と題した特集企画に「天の川のパノラマ撮影」について寄稿されているそうです。ご興味のある方はぜひごらんになってください。

https://reflexions.jp/tenref/gallery/wp-content/uploads/sites/3/2018/04/0403kawamura-1024x683.jpghttps://reflexions.jp/tenref/gallery/wp-content/uploads/sites/3/2018/04/0403kawamura-150x150.jpg編集部星景自然天の川,海編集部ピックアップ、今日の一枚。 撮影:川村浩輝様 海の上、水平線から昇る天の川です。 昇る天の川はこの季節の定番ですが、この作品はあえて天の川銀河の中心部が水平線の上に顔を出した直後の状態を狙ったのが渋い着想。この角度のさそり座を見ながら「まだか、まだか」と天の川の出を待ち焦がれているタイミング。それでも半分顔を出した天の川銀河が非常に精細に表現されています。 水平線近くまで澄み切った暗い空は、気象条件が揃わないとなかなか出会えないもの。まだ気温が低く水蒸気の少ない2月、3月で、しかも春霞が出ていない時でなければなりません。数少ないチャンスを見事に捉えられています。 撮影者の川村様は、数多くの素晴らしい作品をSNSや天文雑誌などで発表されています。また、上記リンク先、今月5日発売の「星ナビ」誌では「天の川を撮る」と題した特集企画に「天の川のパノラマ撮影」について寄稿されているそうです。ご興味のある方はぜひごらんになってください。読者の傑作画像をピックアップ