パノラマ合成による富士山にかかった天の川アーチ。

フジGFX Sigma 14mm 五枚パノラマ合成

撮影:Hal Hiroyuki Kai様

編集部ピックアップ、今日の一枚。「天リフギャラリー」へのご投稿です。

広角レンズで写野をずらしながら複数の画像を撮影し、それらをソフトウェアでつなぎ合わせる(ステッチ)手法「パノラマ合成」による作品です。

パノラマ合成はセンサーのサイズが大きくなったのと同様の効果があり、より広い範囲を1枚撮りよりもはるかに精細な画質で撮影することが可能です。

この作品では中判サイズのセンサーを持つフジのカメラGFXにシグマの14mmF1.8レンズを使用して撮影されたもの。横1m越えのサイズでの出力を想定して撮影されたそうです。最終プリントを拝見したいものです^^

ぜひクリックして大きな画像(といっても長辺2048pxですが)をごらん下さい。

追記3/30)

シグマ14mmをGFXで使用した際のイメージサークルについて、Kai様より情報を頂戴しましたので補足します。

(C)Hal Hiroyuki Kai

 

広い範囲の画像がGFX+シグマ14mmによるもの。内側の画像が
EOS 6D+シグマ14mmによるものです。

さすがにGFXの44mm*33mmのセンサーサイズを均等にカバーするというわけにはいかないようです。花形フードによるケラレが大きく出ていますね。

Kai様は、1枚撮りの場合は35ミリクロップモードで、パノラマの場合はケラレ前提でクロップなしで撮影されているそうです。元々、パノラマ撮影の場合はコマ同士の「のりしろ(重ね合わせる部分)」を大きめに取ります。これは、のりしろ部分の映像をたよりにソフトがステッチを行うため。のりしろ部分は最終画像には含まれないため、少々蹴られていても実害はない、という考え方です。

中判カメラでのパノラマ撮影に、35mmフルサイズ用の広角レンズを使うという方法はなかなか合理的ですね!

https://reflexions.jp/tenref/gallery/wp-content/uploads/sites/3/2018/03/0330kai-1024x543.jpghttps://reflexions.jp/tenref/gallery/wp-content/uploads/sites/3/2018/03/0330kai-150x150.jpg編集部星景自然富士山,天の川,夏の銀河,GFX,シグマ14mmF1.8Art,パノラマパノラマ合成による富士山にかかった天の川アーチ。 撮影:Hal Hiroyuki Kai様 編集部ピックアップ、今日の一枚。「天リフギャラリー」へのご投稿です。 広角レンズで写野をずらしながら複数の画像を撮影し、それらをソフトウェアでつなぎ合わせる(ステッチ)手法「パノラマ合成」による作品です。 パノラマ合成はセンサーのサイズが大きくなったのと同様の効果があり、より広い範囲を1枚撮りよりもはるかに精細な画質で撮影することが可能です。 この作品では中判サイズのセンサーを持つフジのカメラGFXにシグマの14mmF1.8レンズを使用して撮影されたもの。横1m越えのサイズでの出力を想定して撮影されたそうです。最終プリントを拝見したいものです^^ ぜひクリックして大きな画像(といっても長辺2048pxですが)をごらん下さい。 追記3/30) シグマ14mmをGFXで使用した際のイメージサークルについて、Kai様より情報を頂戴しましたので補足します。   広い範囲の画像がGFX+シグマ14mmによるもの。内側の画像が EOS 6D+シグマ14mmによるものです。 さすがにGFXの44mm*33mmのセンサーサイズを均等にカバーするというわけにはいかないようです。花形フードによるケラレが大きく出ていますね。 Kai様は、1枚撮りの場合は35ミリクロップモードで、パノラマの場合はケラレ前提でクロップなしで撮影されているそうです。元々、パノラマ撮影の場合はコマ同士の「のりしろ(重ね合わせる部分)」を大きめに取ります。これは、のりしろ部分の映像をたよりにソフトがステッチを行うため。のりしろ部分は最終画像には含まれないため、少々蹴られていても実害はない、という考え方です。 中判カメラでのパノラマ撮影に、35mmフルサイズ用の広角レンズを使うという方法はなかなか合理的ですね!読者の傑作画像をピックアップ