おうし座の超新星残骸(Sh2-240, Simeis147)
編集部ピックアップ、今日の一枚。
おうし座の超新星残骸Sh2-240です。
見かけの大きさが月の8倍ほどもある大きな星雲ですが、非常に淡い「難物」のひとつです。この星雲は「淡い」とはいっても、実はごく細いフィラメント構造の集まりになっています。このため、細部を描出する解像度と淡い星雲を捉えるための明るい光学系による長時間露出の両方が要求されます。
この作品は200mmF2.8のカメラレンズと4/3サイズのモノクロセンサーの天体用冷却CMOSカメラの組み合わせですが、色収差がほぼ無視できるHαナローバンドの特徴を生かした非常にシャープなピントで、短い焦点距離にもかかわらずフィラメントの微細構造が見事に描き出されています。
「小サイズセンサー+明るいカメラレンズ+モノクロ冷却CMOSカメラ」の組み合わせのメリットをフルに生かした作品と言えるでしょう。
https://reflexions.jp/tenref/gallery/2017/12/29/3237/https://reflexions.jp/tenref/gallery/wp-content/uploads/sites/3/2017/12/1229yoshimura-1024x788.jpghttps://reflexions.jp/tenref/gallery/wp-content/uploads/sites/3/2017/12/1229yoshimura-150x150.jpg散光星雲深宇宙Hαナローバンド編集部ピックアップ、今日の一枚。 おうし座の超新星残骸Sh2-240です。 見かけの大きさが月の8倍ほどもある大きな星雲ですが、非常に淡い「難物」のひとつです。この星雲は「淡い」とはいっても、実はごく細いフィラメント構造の集まりになっています。このため、細部を描出する解像度と淡い星雲を捉えるための明るい光学系による長時間露出の両方が要求されます。 この作品は200mmF2.8のカメラレンズと4/3サイズのモノクロセンサーの天体用冷却CMOSカメラの組み合わせですが、色収差がほぼ無視できるHαナローバンドの特徴を生かした非常にシャープなピントで、短い焦点距離にもかかわらずフィラメントの微細構造が見事に描き出されています。 「小サイズセンサー+明るいカメラレンズ+モノクロ冷却CMOSカメラ」の組み合わせのメリットをフルに生かした作品と言えるでしょう。 編集部山口 千宗kojiro7inukai@gmail.comAdministrator天文リフレクションズ編集長です。天リフギャラリー
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