昴~カリフォルニア星雲
編集部ピックアップ、今日の一枚。
撮影:打木陸夫様
おうし座のカリフォルニア星雲と昴の間に広がる分子雲です。
F2.8の明るい光学系で3時間弱たっぷり露出したこともあり、淡い複雑な構造がくっきりと浮かび上がりました。
この作品で特筆すべき点は、IR改造をしていない「ノーマル機」で撮影されたということ。この手の広範囲に広がった分子雲はHαの水素輝線をあまり含んでいないためですが、、カリフォルニア星雲の淡い部分もしっかり描写されていて、一見ノーマル機とは思えない素晴らしい仕上がりです。
天体撮影の裾野を広げていく意味では、カメラの「天体改造」は大きな壁です。天体改造したカメラはカラーバランスが大きく崩れてしまうため、ほぼ天体専用になってしまいます。金銭的にも大きな負担になるばかりか、メーカー保証も受けられなくなってしまいます。
天体改造や天体用モデルが、一部の金銭的に余裕のあるマニアのものだけである現状は、ぜひとも改善されてほしいものです。せめてあと30%、波長656nmの感度を上げることはできないものなのでしょうか?フジができているのですから、他のメーカーができないはずはないと思うのですが・・・
https://reflexions.jp/tenref/gallery/2017/10/18/2443/https://reflexions.jp/tenref/gallery/wp-content/uploads/sites/3/2017/10/1018uchiki2-682x1024.jpghttps://reflexions.jp/tenref/gallery/wp-content/uploads/sites/3/2017/10/1018uchiki2-150x150.jpg散光星雲深宇宙星野星団編集部ピックアップ、今日の一枚。 撮影:打木陸夫様 おうし座のカリフォルニア星雲と昴の間に広がる分子雲です。 F2.8の明るい光学系で3時間弱たっぷり露出したこともあり、淡い複雑な構造がくっきりと浮かび上がりました。 この作品で特筆すべき点は、IR改造をしていない「ノーマル機」で撮影されたということ。この手の広範囲に広がった分子雲はHαの水素輝線をあまり含んでいないためですが、、カリフォルニア星雲の淡い部分もしっかり描写されていて、一見ノーマル機とは思えない素晴らしい仕上がりです。 天体撮影の裾野を広げていく意味では、カメラの「天体改造」は大きな壁です。天体改造したカメラはカラーバランスが大きく崩れてしまうため、ほぼ天体専用になってしまいます。金銭的にも大きな負担になるばかりか、メーカー保証も受けられなくなってしまいます。 天体改造や天体用モデルが、一部の金銭的に余裕のあるマニアのものだけである現状は、ぜひとも改善されてほしいものです。せめてあと30%、波長656nmの感度を上げることはできないものなのでしょうか?フジができているのですから、他のメーカーができないはずはないと思うのですが・・・ 編集部山口 千宗kojiro7inukai@gmail.comAdministrator天文リフレクションズ編集長です。天リフギャラリー
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