編集部ピックアップ、今日の一枚。

セレストロンC5 ASI1600MM-cool Hαフィルター

撮影:徳川謙治郎様

モノクロHαナローバンドによる、はくちょう座北アメリカ星雲の「シグナスウォール」です。

この北アメリカ星雲の中米・メキシコに相当する部分は、星間ガスや塵に満ちていて、新しい星が活発に形成される領域と言われています。その複雑な形状を見事にとらえています。

この作品は水素の出す波長656nmの赤い光付近のみを通すHαフィルターを使用された、いわゆるモノクロHαナローバンド撮影です。

光学系は焦点距離1250mm・口径127mmの小型のシュミットカセグレン望遠鏡。

カメラは、デジタルカメラと同じCMOSセンサーを搭載した、天体専用モノクロカメラ。モノクロセンサーは赤の単色光の被写体に対しては、ベイヤー配列のカラーセンサーの4倍分有利。
さらに冷却機構を備えており、熱ノイズを押さえることが可能。

ASI1600MM-Cool・星見屋.com
http://www.hoshimiya.com/?pid=100992994


 

専門的な機材の組み合わせではありますが、それぞれの機材は天文マニア的にはどちらかといえばライト級の機材です。
にもかかわらず、このようなディープスカイの深淵に触れるような画像を得られるのは、モノクロHαナローバンド撮影ならではのものと言えるでしょう。

間もなく始まる当サイトの連載にもご期待ください^^

【新連載予告】モノクロナローバンドで星雲を撮る

NASA  Astronomy Picture of the Day
https://apod.nasa.gov/apod/ap130122.html

こちらは2013年のAPODから。
水素の赤い光だけでなく、酸素(OIII)・硫黄(SII)といった他の波長での画像も使用したカラー合成写真です。


天文リフレクションズ・ギャラリーへのオリジナル投稿はこちらです。

承認していただき、ありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。Hαフィルターを装着してセレストロンC5 + ASI1600MM-coolで撮影した、北アメリカ星雲のシグナスウォールです。

德川 謙治郎さんの投稿 2017年9月4日(月)

天文リフレクションズ・ギャラリーでは、読者の皆様からの「記録・記憶に残る1枚」を絶賛募集中です。

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https://reflexions.jp/tenref/gallery/wp-content/uploads/sites/3/2017/09/0906tokugawa.jpghttps://reflexions.jp/tenref/gallery/wp-content/uploads/sites/3/2017/09/0906tokugawa-150x150.jpg編集部散光星雲深宇宙Hαナローバンド編集部ピックアップ、今日の一枚。 撮影:徳川謙治郎様 モノクロHαナローバンドによる、はくちょう座北アメリカ星雲の「シグナスウォール」です。 この北アメリカ星雲の中米・メキシコに相当する部分は、星間ガスや塵に満ちていて、新しい星が活発に形成される領域と言われています。その複雑な形状を見事にとらえています。 この作品は水素の出す波長656nmの赤い光付近のみを通すHαフィルターを使用された、いわゆるモノクロHαナローバンド撮影です。 光学系は焦点距離1250mm・口径127mmの小型のシュミットカセグレン望遠鏡。 カメラは、デジタルカメラと同じCMOSセンサーを搭載した、天体専用モノクロカメラ。モノクロセンサーは赤の単色光の被写体に対しては、ベイヤー配列のカラーセンサーの4倍分有利。 さらに冷却機構を備えており、熱ノイズを押さえることが可能。 ASI1600MM-Cool・星見屋.com http://www.hoshimiya.com/?pid=100992994   専門的な機材の組み合わせではありますが、それぞれの機材は天文マニア的にはどちらかといえばライト級の機材です。 にもかかわらず、このようなディープスカイの深淵に触れるような画像を得られるのは、モノクロHαナローバンド撮影ならではのものと言えるでしょう。 間もなく始まる当サイトの連載にもご期待ください^^ http://reflexions.jp/blog/ed_tenmon/archives/1989 NASA  Astronomy Picture of the Day https://apod.nasa.gov/apod/ap130122.html こちらは2013年のAPODから。 水素の赤い光だけでなく、酸素(OIII)・硫黄(SII)といった他の波長での画像も使用したカラー合成写真です。 天文リフレクションズ・ギャラリーへのオリジナル投稿はこちらです。 https://www.facebook.com/photo.php?fbid=1588430947893649 天文リフレクションズ・ギャラリーでは、読者の皆様からの「記録・記憶に残る1枚」を絶賛募集中です。 Facebookアカウントをお持ちの方は、このリンクから参加申請してご投稿ください。読者の傑作画像をピックアップ