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写真展・見てほしい 守ってほしい 私たちの大切な風景 50 [九州・沖縄]

写真展に行ってきました。

写真展・見てほしい 守ってほしい
私たちの大切な風景 50 [九州・沖縄]
https://www.fujifilm.co.jp/photosalon/fukuoka/17032401.html

現在福岡市博多区の富士フイルムフォトサロンで開催されています。
九州・沖縄の様々な美しい風景が一堂に会した様は圧巻。
作品のクオリティもプリントも素晴らしく、大いに楽しめました。

作品が展示されているASPJのS村さんとTN内さんともお会いすることができました。その節はありがとうございましたm(_ _)m

隔月刊「風景写真」編集長・石川薫氏によるギャラリートーク。
この写真展に対する熱い思いを語られていました。

石川氏によると、日本のアマチュア風景写真愛好家は地元の風景を軽視?する傾向があって、フォトコンの応募作品に信州の風景が2割以上を占めた時期もあったそうです。

マスメディアの情報や先入観?にとらわれて、いわゆる「有名」な絶景を追いかけるのではなく、地元ならではの自然や風土、人々の暮らしにもっと目を向け、多くの人に未来に残す価値のある作品に触れてもらいたい、何よりも九州にはそれに値する対象が数多くあって、この写真展でそれを示すことができたのではないか、とのことでした。

全くもって同感。
自分も昨年はいろんな場所に行きましたが、そこで感じたのは「有名なスポットを数多く訪れても、結局通り過ぎるだけで消化不良になってしまう」ような感覚でした。

大事なのは、既存の「風景の情報」をなぞるのではなく、自分の足と眼で見つけた風景を自分の感性で表現すること。

そう思いつつ、今年になって星景はほとんど撮っていないのですが^^;;これからの桜のシーズンは地元をあちこち回ってみたいと思っています。

2017年にあたって

2017年の目標設定をしました。
長文の自己メモですので、読み流していただければと^^

2016年は時間にまかせていろんなことをランダムにやってきましたが、今年はもう少しテーマを明確にしてそれぞれを掘り下げていきたいと考えています。

 

A.長焦点(300mm 〜500mm)

この焦点距離の特長を生かした撮影に取り組みます。
一つ目は、複数のDSOの入った星野撮影です。


EF300mmF2.8L IS 総露出70分 DSS Drizzle 2x
長崎県白木峰にて

惑星状星雲も系外星雲も小さいものの輝度が高いため、ある程度の街灯りがあっても写し取ることができます。
また、DSSのDrizzleを使えば、小さいなりにもそれなりの解像感で撮ることができることがわかりました。

この路線で、M65,66やM81,82、マルカリアンチェーン、M27やM57などの惑星状星雲を周辺の星との関連がみえるような形でもっとコレクションしていきたいと思っています。

 

二つ目は、銀河や分子雲のモザイクです。


EF300mmF2.8LIS 総露出107min 3枚モザイク
宮崎県五ヶ瀬ハイランドスキー場

この作例など、散発的に数枚のモザイクを試行しましたが、空が安定しなかったり時間が足りなかったりで、満足行くものはまだ得られていません。

今年は、計画的に領域を決めて、4枚以上、8枚程度までのモザイクに取り組みます。対象候補はさそり、バンビ周辺、北アメリカ周辺、ケフェウス周辺、勾玉周辺、などがありますが、なるべくマイナーでw、「お、こんなとこにこんな面白い領域があるのか」的なところをセレクトしたいです。(とはいってもそんなところは実際はないんですけどね^^)

 

B.Hαナローバンド

昨年は「デジタルカメラナローバンド元年」ということでSAO合成にも手を出したりしましたが、

今年はSAOカラー化はいったん封印し、Hαモノクロ撮影に専念したいと思います。
O3はデジタルカメラだと広がりのある星雲はS/Nが充分に出なくてなかなか大変なんですよね・・小さくて明るい対象を大口径長焦点でねらうならいいんですが。

 


EOS6D FSQ106ED+645RD 総露出72分
福岡県小石原

センサー面積的に不利なデジタルカメラでも、この作例のように、明るめの広がった天体なら星雲のディテールをかなりの解像感で写し出すことができることがわかりました。

この路線を継続し、「なめらかでディテールの豊富なモノクロナローバンド」を追求します^^
当面の目標はまずくらげ星雲です。

また、短焦点のカメラレンズでのナローも継続します。

α7S 50mmF2.8 総露出20分
奈良県みつえ高原牧場

短焦点のナローは手持ち機材ではα7Sでしか撮れない関係で昨年は広角ナローはあまり撮影機会がありませんでした(遠征してナローはなんかもったいない気がしてカラーに流れてしまうんです- – ;;)
今年は主に小石原ではHαナローに取り組みます^^

 

C.短焦点カメラレンズ星野


EOS6D 85mm F2.8 総露出64分
和歌山県すさみ町

昨年は50mmや24mmでの星野写真ではぱっとした結果を残せませんでした。空の条件が素晴らしければそれなりに写るのですが、1枚撮りでは長焦点のモザイクには到底かないません。

今年は短焦点の1枚撮り星野は封印し、85mmのモザイク星野に専念したいと思います。
上の作例のように、F2.8/30分でもある程度十分なS/Nが確保できます。これを4枚、8枚モザイクすることで、35mm級の広い画角での銀河や分子雲の高精細写真に取り組みます。

D.パノラマ撮影

昨年末に始めた取組ですが、なかなか面白いので2017年の重点課題です。


24mm 20sec*60枚パノラマ合成
和歌山県すさみ町にて

広角レンズで全天をなめるように等間隔で多数枚撮影しソフトウェアで合成するもので、超解像度の全天写真が得られます。

この手法をもう少し練習して、八重山や北アルプスの稜線のような降るような星空の下で、迫力あるパノラマ撮影をしてみたいと思っています。

また、「地上景色のない」360度の全天パノラマにもいずれ取り組んでみたいですね。

E.星景

昨年は南に北に、いろんな場所に出かけて撮影する機会を持つことができました。
旅の星空は一期一会。期待していた風景や予期せぬ風景との様々な出会いがありました。


2
4mm 大分県長者原

今年も何度か遠方への撮影行には出かけたいのですが、それよりも今年は「九州」をメインに撮っていきたいと思っています。
遠くの絶景より地元のさりげない美しい星空を。
地元ロケハンによりいっそう励みます^^

F.観望

実のところ昨年の後半は、撮影メインでほとんど観望をしませんでした。
大枚はたいたNAV-HW 12.5mmが泣いています- -;;

Hα撮影の際はSXPの眼視稼働の機会をもっと増やしたいと思います。

今年の目標は、C8で春の主なDSOを見まくること、四季を通じて惑星状星雲を見まくることです^^
とはいえ、眼視は肩肘はってやるものではないので、遠征の際に「C8とアイピースと観望用イスを車に積み込むあと一往復」をいとわないようにすることですね^^;;;

G.ブログほか

昨年はブログをエキサイトからレンタルサーバのwordpressに移行しました(まだ完全移行できていませんが- -;;)

移行に伴ってカテゴリインデックスや月別インデックスが劇的に不便になったのでw、今年の早い内にテンプレートに手を入れて、もう少し見やすくします- -;;

また、ブログの更新は引き続き「ほぼ毎日」がんばります。
目標は月間1.5万pvです。

それと、昨年構想だけでまだ実現していない、「天文ニュースのキュレーションサイト」を春頃までには立ち上げたいと思っています。その際は是非ご購読のほどよろしくお願いいたしますm(_ _)m

H.機材拡張

昨年はArt85mmやタムロン15-30を拡充し、稼働頻度の低いレンズを手放した以外、大きな機材変更はありませんでした。

今年も特に大きな追加変更はしないつもりです。
もう一台改造機が欲しいとか、C8をC11にアップグレードしたいとかアポゾナーが欲しいとかポラリエがもう一台欲しいとか欲望はあるのですが。

まずは、パノラマ用機材と露よけヒーターを拡充することくらいですかね^^

さしあたっては、水平だし用のレベラーが欲しい^^

 

というわけで2017年の念頭所感wでした。
ここに書いたことの3割くらいは達成したい・・・

天文宇宙検定2級・たぶん合格。

天文宇宙検定2級を受けてみました。
自己採点では95点。
受験番号まちがいとか、マークシートの行列まちがいとか、
よっぽどのミスがない限りたぶん合格です。

2級は「銀河博士・高校生が学ぶ程度の天文学知識を基本とし、天文学の歴史や時事問題等を学びたい方を対象」
となっています。
例年20%前後の合格率なのですが、
昨年は妙に難しくなって合格率5%。
でも今年の問題は元に戻って易しくなり、
ややこしい計算問題もなし。
感覚では過去で最も易しかったように思いました。
試験対策は、「公式テキスト」を3回ほど通読し、
過去問をすべてやりました。
改暦の話とか宇宙探査とか、妙な枝?知識を問われたりするんですが、
大抵は「テキストのどこか」に書いてあります。
まあ試験の常ですが、前日にテキストを再読しておいたのは効果的でした。
これで5問分くらいは拾いました。
落第生だったとはいえ大学で宇宙系を専攻wしたことになっているのですが、
卒業以降、天文学の進歩をまったくキャッチアップできていなかったので、
なかなか新鮮な経験でした。
宇宙の膨張が加速していることって観測事実からほぼ確定してたんですねえ。
超新星すごい。宇宙望遠鏡は偉大なり。
天文系の検定にはもうひとつ、
星空宇宙検定というのもあるのですが、
受験会場が東京だけ。
さすがにこれだけのために東京に行くのはもったいないのでパス・・
天文宇宙検定は福岡でも受験できます。
試験場は自宅からチャリで10分なのでらくちん^^
来年は地の利wを生かして、1級にチャレンジします。
1級は過去合格率が1%〜7%と相当に難しいので、
(1級受験は2級取得が前提)
まあ気長に宇宙物理系の本を読んで勉強します。
これはこれですごく楽しいので^^

 

間違えた問題をひとつ。
小惑星探査機「はやぶさ2」の模型を作ることにした。
金色に塗るべき場所はどこか。
1本体
2アンテナ
3太陽電池パネルの表
4太陽電池パネルの裏

知らんがな^^;

選択問題の基本で3か4と睨んで4にしましたが、不正解。
共通一次試験初期の問題には、
選択肢だけで正答にたどりつける出題が多かったのですが、
最近の選択問題は対策済みのようで、
知ってないと間違う仕組みになっています–;
テキストにはしっかり写真がありました。
本体が金色。
知っている人からすると、
シャアザクの赤色に塗るべき場所を間違えるはずはないようなものでしょうか。

雲の小石原

ようやく記事の更新が追いついてきました^^;

8月最後の日、小石原に行ってきました。
家を出るときはいい天気だったのですが、
着いて見るとこのとおりベタ曇り・・・
EOS5D3 SIGMA24mmF1.4Art F2.0 30sec ISO3200

この日の小石原は、平日にもかかわらず3組が出撃中でした。
小石原では有名な、NJP+C14の巨砲のM我U宙さんと初遭遇。
薄明終了から1時間ほどは晴れたそうです。



EOS5D3 SIGMA24mmF1.4Art F2.0 30sec ISO3200
こちらはGS250RCをファーストライト中のK田さん。



EOS5D3 SIGMA24mmF1.4Art F2.0 30sec ISO3200

FSQ106+SXPセットを設置して、
いざカメラを取り付けようとすると、
なんとカメラ接続リングがない・・
リングを付けると防湿庫に入らないので外していたんだった・・・
気を取り直してJILVA-170を設置したものの、
すっかりやる気なしモード。
23時過ぎまで粘りましたが晴れる兆候がなく、
撤収して家路へ。
ところが嘉麻市あたりで少し雲が晴れてきたので星景撮影を開始。
EOS5D3 SIGMA24mmF1.4Art F2.0 10sec ISO3200
生コン車とフォーマルハウト。
小石原から北へ15キロほど、さすがに空は明るくなってきています。


信州ツアー(2)原村星まつり

今回の信州行きの一つの動機は「原村星まつり」でした。
既に30年続いている天文界の最大のイベントですが、
自分的には長い冬眠期間だったので一度も行ったことがありませんでした。

EOS5D3 24mmF2.2 10sec
観望広場には50cmクラスの巨大ドブがずらり。
この筒はM57に向いています。
夏休みのいい思い出になったことでしょう。
「何の前提もない小さな子供が感動してくれる」
巨大ドブで見るDeep Skyには強烈なインパクトがありました。
暗い空にぽっかり浮かんだまぶしいくらいのリング。
宇宙には人を問答無用に感動させる何かがある。
生の光を目で感じることもその一つ。
さらにもっと様々な「感動の引き出し」が眠っているはず。
自分がやりたいと思っていることは、
その引き出しをひとつひとつ丁寧に訪ねていくことだと。
初心に帰った夜でした。

 


 

 

北軽井沢観測所の20cm長焦点ニュートン。
小さな斜鏡に長い筒、眼視を極めた逸品。
アイピースもオリジナルの63mm。
ここのアイピースは抜けが素晴らしく、一本欲しくなりました。

和風総本家、高橋製作所のブース。
裸電球のテントに無造作に置かれたTOAとFSQ130ED。
当然、鏡筒バンドはK-ASTEC製ではありません^^;;

 

ジャンク品?も多数様々。

カートン製の10cm?反射。
昔の望遠鏡は高橋五藤以外はみんなこんなのでした。
GOTOのDNAが現代に送る逸品。
すごく良く見えてびっくり、値段を見て二度びっくり。
GTL125/1200APOの一号機をお持ちのFさんは会場で購入されたそうです^^
巨大15cm屈折赤道儀。
レンズは中華製の4万円のアクロマートだそうですが、
接眼部にはすごく高価なスライド装置?を3つ使っているそうです。
国際光器のアルミ箔みたいなフィルターを着けて太陽を見せてもらいました。
真っ白な太陽に黒点が。
無メッキ鏡+ハーシュルプリズムで見る太陽ってこんなのだったんでしょうね。
ちなみに、昼間太陽を見せているのは熱対策だそうです^^
プロ仕様、星景タイムラプス用スライドレール。
世の中こんなことになっていたのかと思わせる凄い仕掛け。
車でないと持ち運び不可能なので、
山に登る人はレール長1/3の別製品をお使いになるそうです。
自分もお世話になったテレスコ工作工房のブース。
エプロンをかけた方がS藤さんです。
実はペンタックスの掘り出し物アイピースがいくつか隠れていたらしい。
テレスコ工作工房の軒を借りたPEXTAXブース。
地味にTHETA Sが展示されていました。
観望エリアの大筒を前に記念selfee。
いつかは40cm級が欲しい・・・
所狭しと大筒中筒が並ぶ観望エリア。
21時に街灯が消えるまではけっこう明るくて、
皆さん遮光に苦労されていました。
ようやく街灯も消えて本格的星見タイム。
時折雲は通過するもののまあまあの星空。
方々で歓声が上がります。
夜になるとブース群は夏祭りの夜店状態。
金魚すくいはやっていませんでした^^;;
会場付近は人と望遠鏡と灼熱の太陽でムンムンですが、
すこし離れるとこんな静かで涼しげな森が。
星祭りの期間中だけ、指定場所でテント泊ができます。
手前の黄色がMyテント。
奥の名古屋のグループの方に、ドブでいろいろ見せていただきました。
MさんTさんKさんありがとうございました。
名古屋のTさんの太陽望遠鏡。
今回太陽望遠鏡初体験でかなり感動。
田中千秋さんはかつて愛用の様々なブツを出品中。
ブラックのアイレベルのニコンFはあこがれの品でしたね。
右のバル自由雲台は自分は今でも現役ですが^^;;
なんだか地味目の誠文堂新光社ブース。
物欲うずまく会場。
現金を持ち歩かなくて良かったと痛感。
これはセレストロンの10cm双眼鏡。
4万円、思わず欲しくなる!?

 

星祭りは最後までいるつもりだったのですが、
昼間の暑さが半端なく、2日目の昼に離脱。
中部の聖地、しらびそ高原に向かいました。